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われら猫の子


  • 星野 智幸 (著)

最近どうも小説が読めなくって、それは作者の文体へ入り込む気力がないというか、世界観へ共鳴できないとういか、つまりコミュニケーションがちゃんと果たせないのだ。

人に対してもどこか投げやりな態度へ繋がっていき、自暴自棄になっていく気配を感じつつ同じところをグルグル回ってもいる。

こんなときでもなんとか読めてしまう星野智幸の小説へ惹かれる自分には破滅願望があって、前にも後ろにも進めないまま「今」という場所へ宙ぶらりんな状態を甘んじつつ受け入れてしまう弱さに響く風のようにそれは抵抗がない。

破滅願望とはそれを抱き妄想を膨らませていく中で既に果たしていて、必ずしも目に見えて崩壊していく姿に確認できるものではないと、昨日友人と話していて気付かされたような。

だから星野智幸の小説を読む中で果たされているかもしれない破滅願望によって、確実に変化している部分があるんじゃないか。そんな漠然とした不安を抱き、またそこへ溺れている自分を客観的に見ているような気がした。2006-11-25/k.m

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カテゴリー-小説