「どんてん生活」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「どんてん生活」(2008/04/11 (金) 08:00:50) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
**どんてん生活 [#w6ca1c59]
#amazon(B000F5GB1C)
-[監][脚][編][出]山下敦弘
-[脚][編]向井康介
-[音]赤犬
-[出]山本浩司 宇田鉄平 康季丹 前田博通 今枝真紀 柴田剛 神田新 加茂浩志
-[制作データ] 1999スローラーナー
-[上映時間] 90分
----
山下敦弘監督の作品をまさかDVDで見られるとは思わなかった。「リアリズムの宿」公開の影響だろうか。ともかくTUTAYAの新作コーナーにこの「どんてん生活」を見てちょっと感激した。なにをそんなに惹きつけられるのだろうか。自分でもよく分からないまま興味だけは尽きず、見逃していた映画にまたあえた満足感で見るのだった。
特にどうと言うわけでもない。あっさりしたものだ。けれど「カウリスマキ風」と語られるらしいが、そんな趣はある。アメリカン・ニューシネマの雰囲気もある。あの時代の倦怠感にいまの日本が近いのだろうか。成熟した社会と不景気の風が作り出す脱力感。登場人物達がなんとなく集まっていて、お互い心の内は明かすことはなく、それでいて何かを伝えたい。そんなもどかしさが漂う。
パチンコ屋へならぶ光景は時々朝に見かける。自分もあそこに並んでいるのかも知れない。そんな風に思うこともある。けれど同じ顔ぶれでいても、きっと輪に入れないだろうし、どこかで拒むのだろうかとも思う。何かを目指すでもなく、ただ日常をやり過ごすことを日課としているような生活。熱い者を拒み、それでいて共感を求める。もうひとつの、でもあり、今そうなのかも知れない、とか・・。
随所に小さな笑いがあって、暗い映像のなかで明かるさを感じるのだが、ベースに流れている部分はけっして笑っていないように見える。そう見ている自分を、もう一度外から見ている気分だ。ラストの花見はそんな「はかない」人間関係を浮き彫りにしている象徴的な場面だ。花吹雪にまみれた沢山のごちそうと、表面の笑いに満たされた細い関係とが、セリフの無いままただ続くのだから。2004-04-18/k.m
***コメントをぜひ [#z52653ad]
-[[YUKA]]>今これ見てる人いたらコメントください!!!!SIZE(10){2004-05-24 (月) 16:33:27}
-[[k.m]]>まずはYUKAさん、なんかコメント下さい。SIZE(10){2004-05-24 (月) 22:45:18}
#comment
----
カテゴリー-[[映画]]