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*近況-2004-4-2004-6 ***2004-06-16 セキュリティ社会。日経アーキテクチュア見ていたら、あの池田小学校新校舎のレポートが載っていた。既存校舎をメモリアルとして残したり、教育大附属という性格上求められる「新しさ」の追及など。結局オープンスクール(=新しさ)という考えは、見通しが良いので、避難しやすいということもあって準用されたようだ。ただし完全にオープンではない。保護者からオープンすぎる使用勝手に抵抗があったようだ。非常呼び出し装置は314ヶ所。警報ブザーは105ヶ所に設置されたそう。 ***2004-06-15 -中原昌也。さっきコンビニでSPA!の映画評を立ち読みしたら、今回は自虐ネタ99パーセント。まったく映画には言及していない。よくこれでOKだすよな。しかも気になっていた「21グラム」についてだったのに。自虐のスキマからにじみでた評価を結構参考に(そんなの参考にするほうが間違っているのかもしれないが・・)していたのに。まぁ。面白かったけど。 -都市公団の旧本社が理科大に買われたそう。拡張計画の一環だとか。数年前からへんな法律がなくなったおかげでどんどん都心に大学が戻ってきている。それにしても学校はお金持ってるよなぁ。 -クボヅカくんの記事をAERAで読んだ。あんなに徴候的な言動があったなんて・・。 -土曜日に神田の南洋堂へ行った。 目的は1.「建築批評」という東京藝大学生の批評文を集めたモノ。先週行ったとき気になりつつ買わなくて。結局。その他にも気になるのたくさんあったけどお金ないし読めないし。2.「インタラクション・デザインノート」と3.「デザインの生態学」の3冊にとどめた。1と2は共に大学が出したもので、2と3はアフォーダンス系だ。それにしても、もう一度学生に戻りたい。大学は常にエキサイティングなネタが満載だ。いや実務だって面白いのだけど。 ***2004-06-05 -大航海 -滅多に買わないとうか初めてかも知れない。特集は「精神分析の21世紀」。'''考える主体への科学的な問いかけであろうとした精神分析はいまどうなっているのか?。'''という興味深い特集なのだ。精神分析だとか言って別に読み混んでいる訳ではなく、まったく知らないに等しいのだけどそれでも、だからこそ分析という思索に対して「建築」との連続性というか同一性のようなものを感じてしまう。'''精神分析は、シニフィアンと主体との関係を出自としているが、この間系は、自己言及の無力に冒されている、あるいは自己言及そのものである。''' ***2004-06-03 毎週大阪行っているのに未だに「お好み焼き」すら食べていない。これは正にしがないサラリーマン出張なのだ。火曜も行くけどそれどころじゃあないし。せいぜい新大阪のドトールでお茶・・。 ***2004-06-02 うわっ。今年も半分終わりだよ。「長崎乱楽坂」を読んだ。 最初は中上健次っぽいなぁと思ったけど、 やはり[[吉田修一]]だったw。 あの血縁を巡った重層的な路地の物語とはうってかわって。 同じ地方の濃いドラマではあるのだけど、 現代の空気がはいっているなぁと思う。 ***2004-05-31 -先日竣工した音楽ホールが実はドラマに使われている。「仔犬のワルツ」という日テレの。正直「オレンジデイズ」とか(あれも大学が使われている)だったら自慢できるのだが、このドラマ。いまだに耐え切れずトータル30分くらいしか見ていない。野島伸司(企画)のシナリオ登竜門だかの優秀賞らしいが・・。しかも映されるホールにはどこかのちょっと古いもの混じっていて紛らわしい。あれだと思われても困る。最近では外観とかが多く使われていた。しかしその外観の前で拳銃を出したり、車で轢いたり・・やけに物騒なドラマだ。 ***2004-05-28 広告的な言葉はそれを分かって使っているのと無意識に信頼しているのとでは大きく違う。というかそんなことはまったく自明なことではないか。そして批評性のない言葉が面白くないように、そこには過剰なほどの意識が組み込まれているべきなのだ。デザインを詰めることと同じようにそんな部分にだって楽しみを見いだすべきだ。 ***2004-05-27 この本は妙に最近の映画が多いと思っていたら、中盤から5年前くらいに戻る。なるほど。最初は記憶に新しい映画でぐいぐいと読ませ、なじんだ頃にじっくりと過去の作品を論じる・・か。まさに編集の技。映画にとって編集とはバラバラに撮影された映像の断片をあたかも連続性のもった連なりとしてモンタージュしていくことであって、しかし本来そのようなバラバラであることを隠さずにあっけらかんと出してしまっているのが「秋刀魚の味」ではないのかという、保坂氏の小津映画を分析した言葉が最近何度もリフレインして・・。 ***2004-05-26 やはり面白い映画本は、映画を見ているよりも楽しかったりする。いや、そもそも本を読む行為と映画を見るそれを同列に価値判断することが間違っているのだろうか。けれど映画本という事自体がすでにそんな矛盾を孕んでいるではないか。いや言葉はそもそももっとメタレベルの・・。眠い。 ***2004-05-25 #ref(05.jpg,left,around,国立国際美術館) 今日は大阪。朝6時に家を出た。先方が午後ほかの会議が入っていると聞いていたので午前中には終わる見込み。しかも今回は一人だし。[[321]]さんとランチの計画をたてる。しかし。会議は午後まで入り込み、場所を変えメンバーを絞りお昼抜きで4時過ぎまで続いた・・。321さんごめんね、残念でした(勉強会のこととか話したかった)。しっかしこちとら朝早く新幹線で東京からきているのに、お昼もなしかーい!。と愚痴りつつオンサイトさんと二人で遅い昼食をとった。 その後せっかくなので分かれてシーザ・ペリの国立国際美術館(まだ上屋だけ)を見に行った。想像していたよりも周辺の景観が貧粗だ。なんか可哀想な建築。帰りのチケットを買った直後に今日が阿部和重の「映画覚書VOL.1」発売日だったと思いだし即本屋で購入。我ながら絶妙のタイミングで思い出した。満足。これで帰りも楽しみ楽しみ。 しかし朝6時に家を出て新幹線で一睡もせず吉田修一の「東京湾景」を読みふけり昼抜きで打ち合わせした食後の身体囲む周辺のおっさん皆酒飲んで寝ているなかで自分に睡魔が訪れない訳がなかった。気がつけば名古屋。・・けれどがばっと起きてそこからこの何とも楽しい映画評に読みふけるのだった。 よく考えると帰り用に小川洋子の「偶然の祝福」を持っていた。「博士の愛した数式」を読まねばと思いつつ、以前購入して読んでいなかったこちらを先にと思いつつ。結局どんどん違う方向いっとるやんけ。 ***2004-05-23 -プンクトゥム -京橋に新しくフォトグラフィックギャラリー「Punctum」OPEN -http://www.punctum.jp/ -「写真の可能性を広げる」がテーマ。 -後藤繁雄プロデュースです。(http://www.gotonewdirect.com/) --[[引用元:http://d.hatena.ne.jp/Shun/20040520#p3]] つか、[[写真]]というページつくらないと・・。 ***2004-05-22 第1回の勉強会を渋谷にて行う。 僕は色んな方に出会えてそれだけで満足してしまっていた。 けれどそれだけでは納得いかない方もいるだろう。 今回はゼロ会である。 果てして次の「第1回」を今回きたメンバー全てが参加してくれるのだろうか・・。 けれど取り急ぎ続けてみたい。そう言うしかないのである。僕はね・・。いや。結構盛り上がりましたよ。 例えば僕が何かコア(かもしれないという思いこみ)な部分をさらけ出したとする。けれどそれがコアなのかどうかという議論は全く別のもの、というか一見本来的なものであるようでいて、僕自身が一人ではせっし得ないことではないか。「対話」にはのそのようなことが明らかにされる可能性がある。つまり自分が自身では見えないのだということを露呈させてくれるのではないか。 ならばこの会が自分への発見でしかないのでは。という至極閉じたものであるのか。たとえそうだとして、皆が求めているものを達成しうることなど出来ないのだし、何をそこへ、という問いにたいして相対的に述べられることなど果たして出来うるのだろうか(いったい僕はなにをいいたいのか)。 ***2004-05-21 2004-04-16の近況↓に載せている「水槽モデル」。さっきコンビニで「東京カレンダー」を見ていたら掲載されていた。ちなみに「都心に住む」にも載っている。今日の日経新聞にも載っていた。すべてデベロッパーから知らされたわけでもなく偶然発見した・・。 ***2004-05-20 多木浩二のベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読と、スティーブン・ピンカーの「心の仕組み」(上)を読んだ。この2冊は先日読んだ保坂和志「私という演算」と、とてもかぶってくる。これこそがまさに触覚的受容なのだろうか。 -『複製技術時代の芸術作品』 --芸術の「礼拝的価値」から「展示的価値」への変化 --芸術がもつ一回性、唯一性の根拠となる「アウラの消滅」 --映画は、人間を疎外する技術に代わってあらわれた第2の技術 --スター崇拝と観客礼賛は大衆が真に望むものではなく、望んでいると思いこまされるものでしかない・・など ***2004-05-19 ドラマ化。[[角田光代]]の映画化の次は[[吉田修一]]の東京湾景がドラマ化の[[様子:http://www.sanspo.com/geino/top/gt200405/gt2004051908.html]]。 いやー。ウチにあるけどまだ読んでなかった。 急がないと(なんで?)。(なんか焦る)。 [[阿部和重]]はいつ映像化を果たすの?。いや、なんか彼の作品の場合、基本的にメジャーにおさまらないのだと思う・・。 ***2004-05-14 今日も大阪。やっとこさ先が見えてきた。そんな収穫を得た喜びをかみしめつつ上司と飲みに行く。新入社員くんもつれて3人で。彼はいい年こいて無垢な気分を無邪気にうったえるものだから、いくらフレッシュマンでもそれはどうかなとか、おっさん風?なつっこみを入れてしまうのだった。自分の信じていた真理がくつがえるときの恐怖とかいうもんだから。今の時代なにをそんな柱のような真理をもっているんだよ。とか聞きたくなったよ。ようするに彼は「いい人」なのだろう。 ***2004-05-13 勉強編へ予想以上にリアクションあり、驚きつつも楽しみになってきた。初めての試みで、しかも性格的にまったり系?なのでハキハキした展開には向かないだろう。人数的にも緊張感のある規模になってきた。意外と「間」の多い時間になってしまったり?。けれど素材が身のまわりの興味なのだから、参加メンバーさんも気軽にネタをだしてもらえればよいのだし。こういった会が望まれているのかもしれないということは、自分の興味へ共感をもってもらえるかもしれないということでもあり、それは表面上の接点から意外な展開を踏めるかもしれないというこどた。つまり発見があるということだろう。ものを見るときの角度の差は、人間性の多様さとパラレルに面白いのだから。 ***2004-05-12 今日はすごく暑かったようだが。1日事務所でガチガチ(CADいじるマウス)やっていたので、全く分からなかった。ああ金曜日。来週もだよ。 ***2004-05-05 「マグダレンの祈り」を見た。「奇跡の海」を見た時も思ったが、アイルランドのカトリック的道徳観がとても重たくのしかかってきた。特に性道徳。「パッション」もすごいようだが、この映画もかなりきている・・。 ***2004-05-03 日曜日は「新撰組!」と「オレンジデイズ」を見ている。我ながら結構ドラマを見ている方だと思う。「新撰組!」は2クールめ?に入って俄然面白くなってきた。土方が面白い。「オレンジデイズ」は妻夫木のいい人な演技がどこへ向かっていくのか気になる。 ***2004-05-01 連休だけど悩ましい。デザインが決まらない。うーむ・・。昨日のニュース23に出ていたペ・ヨンジュンはファンのことを「家族」と呼んでいた。新しい宗教家かと思った・・。ビルの清掃をしているおばちゃんはものすごい韓国ドラマファンで、給湯室で経理の女性へものすごい「韓国ドラマ見た?」攻撃をしかけていた。調査してみれば、事務所のほとんどはその攻撃にあっていた。ものすごい生き生きと攻撃していた。僕は「さりげなく」かわしておいた。 ***2004-04-18 ああやばい。群像と文藝とART ITを買ってしまった。いや、買うのはいいんだけど、ちゃんと読んどかないとなー。吉田修一と阿部和重と日本の写真とくれば買わずには・・。でも阿部和重の昔の写真とかは全く興味ない。作家の素顔なんて別にどうでも良い。むしろ中原昌也の短編とか生田紗代の新作とかに興味があったから。 ***2004-04-16 徹夜明け、一睡もせず大阪。らんらんとして新幹線でもろくに眠れなかった。さすがにシンド。そして来週も同じ日程で行くのだろう・・。水槽モデルも完成した。泡のスクリーン。そしてダイニングテーブルとローテーブルの間に組み込んだ大きな水槽。2つの水がなかなか良い。 ***2004-04-13 六本木のヴィレッジバンガードで魅力的に配置されていたので、まんまと手にしたポール・オースターの「幽霊たち」(新潮文庫)。以外とシンプルな作品。訳も読みやすく、すんなり入ってくる感じだ。なにも起こらないことを、まっすぐに真実を探求していく探偵の孤独な姿を通して描いている。それはとても抽象的な題材で、どこまでも普遍性へと向かっていく。開かれた小説だ。 ***2004-04-12 恐らく体力的にも疲れていたせいか。<のぞき>早大大学院の植草一秀教授を現行犯逮捕。の記事とか、「面白がりたいならマンガでも読めばいいのに」。という[[ニーツオルグ:http://www.neats.org/]]さんの書き込みなどを見ていたら、うんざりしてきた。かれは「吐きそうだ。早く終われよクソがと思う」とまで書いているが、それを読んでいる自分もなぜか消尽してしまう・・。たとえばこれによって「植草まつり」とかに関わっていることになるかと思うと。また。 ***2004-04-09 衝動買いでユリイカとEYESCREAMという雑誌を買ってしまった。どうも仕事がテンパッテくるとなんかよく分からない買い物をする。かわいい値段だけど。どうせなら衝動でカバンかったとかカメラかったとか車かったとか言いたいけど、小市民・小設計・小建築・・なんだか。阿部和重とか中原昌也なんかも書いていて意外とお得?だった。2人に共通しているのってエッセイとなると自虐的な文章ばかりかいていることかも。中原昌也にいたっては最近小説みないから、自虐エッセイ作家という印象でしかなくなりつつある。半分やけくそでガイドブックか大売り出しのチラシのごとく「売り」を並べたエレベーション。環境をつくるのですよ。外観は自ずと立ち上がってくるのですよ。部分から発想していくのですよ。結果としてバランスの良いものが出来るのですよ・・。こんな感じか?。 ***2004-04-08 今日も大阪へ行ってトンボ帰り。電車で女子大生?らしき3人の会話聞いて。というか飛び込んでくるのだ大阪弁が。「いぼできてん」・・「なおらへん」・・「なんかねむなった」・・。おお!まったり。「[[きょうのできごと]]」が目の前で再現!。大阪人はみんな吉本芸人みたいだとか言われてるけど、最近は[[柴崎友香]]のつくるセリフもライブなんだと関心出来ることが新鮮。さてそろそろ来週へ向けて地獄?・過酷な1週間が・・。すでに毎日疲れて本も読めず移動中ただ「くるり」を聞き続けているせいか、四六時中頭の中で音がなっているー。 ***2004-04-07 [[Wikiばな:http://wikibana.socoda.net/wiki.cgi?FrontPage]]というサイトを知る。こういうのを見ると、いわゆる「オフ会」とは違う会議のような座談会のような集まりも面白そうだ。テーマを決めて、事前にネットで議論しネタを作り、当日話し合い、発表し講評する。ワークショップのようなもの。なんか企画しようかなー。 ***2004-04-05 人は山を登るとき歩幅の大きさに斜面を分割して、身体のモジュールへ近づけていく。そんなことがアフォーダンス理論には書いてあったように思う。1000戸の集合住宅を形作るとき、小さなブロックへ分割して大きなデザインを避けるような分節化を図る。けれど結果としてそれは団地らしさを作り、画一的で均質な感情のない風景をつくるのだ。何十ものスパンが連続するエレベーションを立体的にゾーニングして、全体が一つのバランスのもとに作られている構成を考える。一見すると幾つものパターンが考えられ、まるで気まぐれに描かれた線引きの刹那のような。あまりにも感覚的な決定にリスクを感じさせてしまうだろうか。安定したコンセプトをそこへ張り付けてなんとかまとめたいのだが・・。 ***2004-04-01 いやいや。水曜日の花見ですっかり今日は集中出来なかった(そんなに飲むなよ、いつも)。ほぼ確実に記憶をなくすのに、ほぼ確実にその事実へ深いショックを受ける(進歩のない証拠)。なんか昨日1日で270通のウィルスメール来てるし(どおすればいいの?これ)。明日は1年検査と竣工検査。今日から4月で新入社員もいる。僕の隣で、まったく片づいていないけど、今日はそれどころじゃなかった。おまけに流れ上僕の担当jobを担当だから、なんか教育係りみたいか。でもそれは誰かにまかせて。というかもう何年いるのだ?彼は。大阪やんなきゃ。大阪。

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