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「ラスト・ワルツ」(2008/04/11 (金) 08:11:50) の最新版変更点
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**ラスト・ワルツ [#yf48c51e]
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-島田虎之助
-本体1300円
-A5判並製
-装幀: 南伸坊
-「エンリケ小林のエルドラド」
-「ユーリー・ガガーリンの赤い地球」
-「モントリオールの聖アレクサンダー」
-「丸太の王エリクソン」
-「ミムラアサオ・ノスタルジア」
-「シャングリラのアメリカ人」
-「広島の聖アレクサンダー」
-「インタビュー・ウィズ・ログ・キャプテン」
-「火山の下で」
-「イワン・イワノビッチの青い地球」
-「ラスト・ワルツ」
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ほのぼのした絵(ちょっと手塚風で、ノスタルジックでもある)に緻密なストーリーが思わぬコントラストを持った作品。正直ストーリーはちょっと懲りすぎにも思えたが、あえてそこへ挑む意気込みを感じた。作者自身、草サッカーのチームメイト「キャラ」として登場し、様々なエピソードを展開していく。上記のように壮大な目次。
もともとこのような叙事詩的なテーマはまんがに適しているのではないか。様々なビジュアルと、ナレーション的活字のバランス、ファンタジーの具合など。文体と画風のバランスは難しいが、それゆえに成功すれば印象は強い。この作品はそのバランスがうまくとれていて、まんが独自の同時多発的セリフ展開もほどよい難解さを出し、格調の高い印象すら抱かせる。
ラストで色んな話がつながっていく「ヤマバ」は、映画「ビフォーザレイン」や、「マグノリア」を彷彿させる。こういう込み入った構成というのは、まんがではどのような位置づけなのだろう。映画ではたまに見かけるが、ミステリー小説とは違った高揚感なのではないか。たくさんの作品に触れて行くうちに色んな読みかたが出来そうだ。やはりまんがも面白い。2004-03-11/k.m
***コメントをぜひ [#sfd2430c]
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カテゴリー-[[マンガ]]