「シンセミア」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

シンセミア」(2009/03/11 (水) 16:49:46) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

**シンセミア [#x6bc5de4] |#amazon(402257870X)|#amazon(4022578718)| -著者:[[阿部和重]] -出版:朝日新聞社 -価格:各\1,700 -発行日:2003年10月30日 -公式サイト:http://www.sin-semillas.com/ -エキサイト・インタビュー[[●:http://media.excite.co.jp/book/special/abe/index.html]] ---- いったい何が阿部和重の魅力だったのか、漠然として具体的に思い出せないほどに久しぶりの新作だ。しかも今回は長編。かなりのボリュームだ。とにかく登場人物が多い。読む前にそれを知って、「すごそう」だと思う反面、読むのが「やっかいだ」と少し引いていた。けれどいずれ読まなければ気が済まぬだろうと「知っていた」ので、それならば早い方がよい、善は急げだ。 少女があどけなく戯れる穏やかな表紙は、当然のごとく内容とは対局を示していた。もはや分かり切っているとは言え・・。しかし、あながち遠い世界ではないのかとも思った。恍惚としたものはこの物語にも無くはない。むしろ驚愕と紙一重に存在しうるのだから。 パン屋が主人公か。確かに出だしを飾り、主要な人物達ではある。けれどこの小説は(ほぼ)80人もの登場人物だれもが中心になり、それぞれに語る三人称の構成。まさに超多次元パラレルな世界。連作短編かとも思わせる前半のエントリー段階では、いちいち名前を覚えきれないほど。仕方なしに頭の名簿を見ながら読み進まねばならない。 はっきり言ってそういった読みは得意でなく煩わしさすら覚えるのだが、こまめに楽しませてくれる部分があり、ああこれが阿部和重だったと、徐々に記憶をたどるようにページを捲られるのだった。一つ一つの言葉尻が慎重で、まるで几帳面な人が起こしてしまう不器用な滑稽さを見るように。 恐らく個人的な妄想とは言葉にすればどうってことのないものばかりなのだろうが、その時分の切迫感は大きく、それ故、他人事になるほどに滑稽である。一つの窮地を乗り越えた安堵感が、他人の不幸を楽しませるのだ。それは残酷であるのだろうが、ひそやかにでも守るべき小市民の砦でもある。 この小説はそんな自分を見るように、または見てしまったようにショッキングである。80人もの登場人物がみな内面を語ってしまうから、誰もが自分になってしまい、切迫感と安堵感の繰り返しなのだ。それにしても恐ろしいほどに下品なやつらばかりだ。お互いを不振な目でばかり見つめ、なにかあれば直ぐにでも食らいつくように切迫している。一時の安堵すら得られないのかと思えば、子供のように警戒心のない破廉恥な振る舞いを日常にしてもいる。 けれどそのように誇張された人格を笑って過ごすことは出来ない。ワイドショーを斜めに見るように、うんざりする常識だけを頼りにコメントするマスコミをあざ笑ってしまうように、僕らはニヒルに装うことを盲目的に日常化している。ネットで繰り広げられる無数の人格に対して、暗黙につながっていく何か大きな力を一方で感じずにはいられない。 その時に覚える恐怖心が、どこかこの小説の中へ連続していることを薄々と感じてもいる。個々の限定された情報によってしか状況を考えることができないままに、複雑さだけは増していくばかりの日常を生きるぼくらにとって、解決の糸口を見つけていたつもりが、多くの妄想によってなされていたのだと、どおして分かるのだろうか。2003-11-01/k.m ***書評いろいろ [#ufa2ae9c] >>すげえぜ、阿部和重。とんでもない傑作書きやがってよ。ほんと、おれ、まいっちゃったぜ。あんまり興奮したので、ぶっ倒れそうになっちゃったぜ、くそ。今度会ったら、なんか、おごれ。(評者・高橋源一郎[[●:http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=4674]]) >>『シンセミア』はその土着性において中上健次の影響を指摘されており、阿部自身、中上と大江健三郎の名前をあげ二者の間での作品の接続と更新を述べている。或いは村上龍の名前などもあがっているようだ。だが私の中では、阿部和重は横光利一の延長線上に位置する作家なのである。(リエさんの書評[[●:http://www.review-japan.com/folder/p1362.html]]) >>しかし、土着性や日本的なものは、中上健次ほど、強烈には感じられなかった。舞城王太郎が作品の中で、福井の町を記述しても、福井らしさが何も感じられなかったように。よくいわれるように、日本の地方都市は、均質化してしまったからなのだろうか。(ソネアキラさんの書評[[●:http://www.review-japan.com/factory/p.html?AID=236&MODE=3&ID=28384&GENRE=]]) ***コメントをぜひ [#h4f2d757] -[[りえ]]>ひゃー高橋源一郎氏のあとに私の書評が紹介されるなんて光栄です。でも横光なんて知らない人も多いですよね。ところで高橋源一郎はべた褒めしてますね。SIZE(10){2003-12-13 (土) 02:28:37} -[[k.m]]>いえ、とっても読みごたえありました!。「高橋源一郎のべた褒め」はちょっとあやしかったりもしますが、とにかく素早く批評する人ですね。小説は現在研究中ですが・・(って書評もそんなに読んでないけど)。阿部和重は直ぐにでも映画撮れるみたいなこと言ってますが、どうなんでしょうねぇ。そういう人って、結構たくさんいると思うけど。SIZE(10){2003-12-13 (土) 02:38:27} -[[ソネアキラ]]>k.mさん、reviewJapanへメッセージありがとうございました。『シンセミア』は、年末年始に読もうととってあります。舞台となった町は、義兄の実家でもあり、何度も訪ねたことがあります。中上の紀州、大江の内子、フォークナーの南部。わくわくだぜ。SIZE(10){2003-12-13 (土) 11:21:30} -[[k.m]]>ようこそ!。いやー。ソネさんのレビュー楽しみですー。SIZE(10){2003-12-13 (土) 13:17:06} -[[りえ]]>私もソネさんのレビュー楽しみですー。言ってますねー「その程度のもの」って。カメラさえあればって感じでしょうか。私も学生のときに映画制作に参加したことあります。出来すぎた話ですが、監督は阿部くんでした。SIZE(10){2003-12-13 (土) 19:05:04} -[[k.m]]>あれーりえさん「学生のときに映画制作に参加」されてたんですかー。どんな作品だったのですか。阿部監督。僕も一度は経験してみたい。というかデジタルビデオカメラが欲しい・・。SIZE(10){2003-12-16 (火) 01:42:42} -[[りえ]]>いえ参加したというほどのものでもなくて(汗)、映研は男どもばかりだったので頼まれて出ただけでして。それもまったく重要な役ではなく刺身のツマのような役でして。内容は誘拐事件が起きて実は自作自演だったというようなものだったと思います。8ミリでしたね。阿部監督は寡黙な人でした。SIZE(10){2003-12-17 (水) 13:58:33} -[[k.m]]>想像するにあの現場感覚みたいなのが独特で、そこが好きじゃないと映画つくれないのだろうなーと思います。でも一回やると病みつきになるようなところもあるのだろうか(経験ないので、分かりませんが・・)。阿部和重もあまり現場で怒鳴る絵が浮かびませんw。SIZE(10){2003-12-18 (木) 21:18:03} -[[りえ]]>現場はなんというかお金も人手も時間も足りずすごいことになっていたような記憶が・・・。撮影後の編集作業が結構大変なようでした。監督は黙々と作業していて好きじゃないとできないなーと思いました。SIZE(10){2003-12-20 (土) 18:17:48} -[[ソネアキラ]]>りえさん。ReviewJapanでのレビュー、拝読しています。ほんとは、ある食品のネーミングをせっせとしなきゃいけないのですが、『シンセミア』を息抜きで読んだら、止まらなくなりました。まだ、途中ですが、アルトマンの『ショート・カッツ』を思い浮かべました。やっぱり、映画っぽいなあ。読中経過報告でした。SIZE(10){2003-12-21 (日) 15:58:16} -[[りえ]]>ソネさん。私の拙いレビューを読んでくださって、ありがとうございます。私は読中デビット・リンチ『ツイン・ピークス』を思い浮かべました。登場人物のどいつこいも変態か変人なとことか、若木山が象徴的な役割をしていたりとか、阿部はリンチが好きなのかなーとか思って読んでました。SIZE(10){2003-12-21 (日) 23:43:22} -[[ソネアキラ]]>ようやっとReviewJapanに『シンセミア』レビューアップしました。http://www.review-japan.com/folder/p236.html SIZE(10){2004-01-07 (水) 09:17:37} -[[ももこ]]>今日、読み終わりました。シンセミアの意味が分からないまま・・。教えて下さい。SIZE(10){2004-01-11 (日) 11:27:17} -[[k.m]]>確か強いドラッグのことだったような・・?。SIZE(10){2004-01-11 (日) 18:43:41} -[[ソネアキラ]]>「※1/リーフとシンセミア・有効成分を微量しか含まない“アサ”を麻、大量に含む“アサ”を大麻(インド大麻)、ドラッグ使用を度外視した一般的な呼称をヘンプ(麻/大麻)、レクリエーションに供するために乾燥させたものをマリファナ(乾燥大麻)という。雌雄異株の一年草で、有効成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)の含有量により、リーフ、バット(バッズ)、トップと三つの部位に区別される。リーフとは文字通り葉のことで、含まれるTHCはそれほど多くない。次のバット(複数形のバッズで呼ぶことも)は、花房の部分で雌株にありリーフよりTHCの含有率は高い。そしてトップ。雌株のてっぺんについた巨大バットで多くのTHCを含む。さらにはトップの上に位置する極上スタッフであるシンセミア。受粉していない雌株のバットやトップであり、最高値のTHCを示すという。かつてタイ国には“ブッダ・スティック”と呼ばれるマリファナがあった。バッズに竹串を刺し赤い糸を巻き付けたものである。種付きにもかかわらず、その効果はシンセミアに劣らないものもある。よく「ヘロインをまぶしている」とまで言われた。事実はわからない。」だそうです。SIZE(10){2004-01-11 (日) 23:22:16} -[[ももこ]]>有難う御座いました。読んでれば、どこかに出てくるかと最後まで読みましたが分からず辞書まで調べたり・・。SIZE(10){2004-01-12 (月) 15:44:58} -[[k.m]]>第15回伊藤整文学賞を受賞しましたね[[●:http://www.akara.net/itousei/13kaisokuhou.htm]]!。色んな賞があるんですねぇ。SIZE(10){2004-05-23 (日) 21:25:51} #comment ---- カテゴリー-[[小説]] ---- 関連リンク #related
**シンセミア [#x6bc5de4] |#amazon(402257870X)|#amazon(4022578718)| -著者:[[阿部和重]] -出版:朝日新聞社 -価格:各\1,700 -発行日:2003年10月30日 -公式サイト:http://www.sin-semillas.com/ -エキサイト・インタビュー[[●:http://media.excite.co.jp/book/special/abe/index.html]] ---- いったい何が阿部和重の魅力だったのか、漠然として具体的に思い出せないほどに久しぶりの新作だ。しかも今回は長編。かなりのボリュームだ。とにかく登場人物が多い。読む前にそれを知って、「すごそう」だと思う反面、読むのが「やっかいだ」と少し引いていた。けれどいずれ読まなければ気が済まぬだろうと「知っていた」ので、それならば早い方がよい、善は急げだ。 少女があどけなく戯れる穏やかな表紙は、当然のごとく内容とは対局を示していた。もはや分かり切っているとは言え・・。しかし、あながち遠い世界ではないのかとも思った。恍惚としたものはこの物語にも無くはない。むしろ驚愕と紙一重に存在しうるのだから。 パン屋が主人公か。確かに出だしを飾り、主要な人物達ではある。けれどこの小説は(ほぼ)80人もの登場人物だれもが中心になり、それぞれに語る三人称の構成。まさに超多次元パラレルな世界。連作短編かとも思わせる前半のエントリー段階では、いちいち名前を覚えきれないほど。仕方なしに頭の名簿を見ながら読み進まねばならない。 はっきり言ってそういった読みは得意でなく煩わしさすら覚えるのだが、こまめに楽しませてくれる部分があり、ああこれが阿部和重だったと、徐々に記憶をたどるようにページを捲られるのだった。一つ一つの言葉尻が慎重で、まるで几帳面な人が起こしてしまう不器用な滑稽さを見るように。 恐らく個人的な妄想とは言葉にすればどうってことのないものばかりなのだろうが、その時分の切迫感は大きく、それ故、他人事になるほどに滑稽である。一つの窮地を乗り越えた安堵感が、他人の不幸を楽しませるのだ。それは残酷であるのだろうが、ひそやかにでも守るべき小市民の砦でもある。 この小説はそんな自分を見るように、または見てしまったようにショッキングである。80人もの登場人物がみな内面を語ってしまうから、誰もが自分になってしまい、切迫感と安堵感の繰り返しなのだ。それにしても恐ろしいほどに下品なやつらばかりだ。お互いを不振な目でばかり見つめ、なにかあれば直ぐにでも食らいつくように切迫している。一時の安堵すら得られないのかと思えば、子供のように警戒心のない破廉恥な振る舞いを日常にしてもいる。 けれどそのように誇張された人格を笑って過ごすことは出来ない。ワイドショーを斜めに見るように、うんざりする常識だけを頼りにコメントするマスコミをあざ笑ってしまうように、僕らはニヒルに装うことを盲目的に日常化している。ネットで繰り広げられる無数の人格に対して、暗黙につながっていく何か大きな力を一方で感じずにはいられない。 その時に覚える恐怖心が、どこかこの小説の中へ連続していることを薄々と感じてもいる。個々の限定された情報によってしか状況を考えることができないままに、複雑さだけは増していくばかりの日常を生きるぼくらにとって、解決の糸口を見つけていたつもりが、多くの妄想によってなされていたのだと、どおして分かるのだろうか。2003-11-01/k.m ***書評いろいろ [#ufa2ae9c] >>すげえぜ、阿部和重。とんでもない傑作書きやがってよ。ほんと、おれ、まいっちゃったぜ。あんまり興奮したので、ぶっ倒れそうになっちゃったぜ、くそ。今度会ったら、なんか、おごれ。(評者・高橋源一郎[[●:http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=4674]]) >>『シンセミア』はその土着性において中上健次の影響を指摘されており、阿部自身、中上と大江健三郎の名前をあげ二者の間での作品の接続と更新を述べている。或いは村上龍の名前などもあがっているようだ。だが私の中では、阿部和重は横光利一の延長線上に位置する作家なのである。(リエさんの書評[[●:http://www.review-japan.com/folder/p1362.html]]) >>しかし、土着性や日本的なものは、中上健次ほど、強烈には感じられなかった。舞城王太郎が作品の中で、福井の町を記述しても、福井らしさが何も感じられなかったように。よくいわれるように、日本の地方都市は、均質化してしまったからなのだろうか。(ソネアキラさんの書評[[●:http://www.review-japan.com/factory/p.html?AID=236&MODE=3&ID=28384&GENRE=]]) ***コメントをぜひ [#h4f2d757] -[[りえ]]>ひゃー高橋源一郎氏のあとに私の書評が紹介されるなんて光栄です。でも横光なんて知らない人も多いですよね。ところで高橋源一郎はべた褒めしてますね。SIZE(10){2003-12-13 (土) 02:28:37} -[[k.m]]>いえ、とっても読みごたえありました!。「高橋源一郎のべた褒め」はちょっとあやしかったりもしますが、とにかく素早く批評する人ですね。小説は現在研究中ですが・・(って書評もそんなに読んでないけど)。阿部和重は直ぐにでも映画撮れるみたいなこと言ってますが、どうなんでしょうねぇ。そういう人って、結構たくさんいると思うけど。SIZE(10){2003-12-13 (土) 02:38:27} -[[ソネアキラ]]>k.mさん、reviewJapanへメッセージありがとうございました。『シンセミア』は、年末年始に読もうととってあります。舞台となった町は、義兄の実家でもあり、何度も訪ねたことがあります。中上の紀州、大江の内子、フォークナーの南部。わくわくだぜ。SIZE(10){2003-12-13 (土) 11:21:30} -[[k.m]]>ようこそ!。いやー。ソネさんのレビュー楽しみですー。SIZE(10){2003-12-13 (土) 13:17:06} -[[りえ]]>私もソネさんのレビュー楽しみですー。言ってますねー「その程度のもの」って。カメラさえあればって感じでしょうか。私も学生のときに映画制作に参加したことあります。出来すぎた話ですが、監督は阿部くんでした。SIZE(10){2003-12-13 (土) 19:05:04} -[[k.m]]>あれーりえさん「学生のときに映画制作に参加」されてたんですかー。どんな作品だったのですか。阿部監督。僕も一度は経験してみたい。というかデジタルビデオカメラが欲しい・・。SIZE(10){2003-12-16 (火) 01:42:42} -[[りえ]]>いえ参加したというほどのものでもなくて(汗)、映研は男どもばかりだったので頼まれて出ただけでして。それもまったく重要な役ではなく刺身のツマのような役でして。内容は誘拐事件が起きて実は自作自演だったというようなものだったと思います。8ミリでしたね。阿部監督は寡黙な人でした。SIZE(10){2003-12-17 (水) 13:58:33} -[[k.m]]>想像するにあの現場感覚みたいなのが独特で、そこが好きじゃないと映画つくれないのだろうなーと思います。でも一回やると病みつきになるようなところもあるのだろうか(経験ないので、分かりませんが・・)。阿部和重もあまり現場で怒鳴る絵が浮かびませんw。SIZE(10){2003-12-18 (木) 21:18:03} -[[りえ]]>現場はなんというかお金も人手も時間も足りずすごいことになっていたような記憶が・・・。撮影後の編集作業が結構大変なようでした。監督は黙々と作業していて好きじゃないとできないなーと思いました。SIZE(10){2003-12-20 (土) 18:17:48} -[[ソネアキラ]]>りえさん。ReviewJapanでのレビュー、拝読しています。ほんとは、ある食品のネーミングをせっせとしなきゃいけないのですが、『シンセミア』を息抜きで読んだら、止まらなくなりました。まだ、途中ですが、アルトマンの『ショート・カッツ』を思い浮かべました。やっぱり、映画っぽいなあ。読中経過報告でした。SIZE(10){2003-12-21 (日) 15:58:16} -[[りえ]]>ソネさん。私の拙いレビューを読んでくださって、ありがとうございます。私は読中デビット・リンチ『ツイン・ピークス』を思い浮かべました。登場人物のどいつこいも変態か変人なとことか、若木山が象徴的な役割をしていたりとか、阿部はリンチが好きなのかなーとか思って読んでました。SIZE(10){2003-12-21 (日) 23:43:22} -[[ソネアキラ]]>ようやっとReviewJapanに『シンセミア』レビューアップしました。http://www.review-japan.com/folder/p236.html SIZE(10){2004-01-07 (水) 09:17:37} -[[ももこ]]>今日、読み終わりました。シンセミアの意味が分からないまま・・。教えて下さい。SIZE(10){2004-01-11 (日) 11:27:17} -[[k.m]]>確か強いドラッグのことだったような・・?。SIZE(10){2004-01-11 (日) 18:43:41} -[[ソネアキラ]]>「※1/リーフとシンセミア・有効成分を微量しか含まない“アサ”を麻、大量に含む“アサ”を大麻(インド大麻)、ドラッグ使用を度外視した一般的な呼称をヘンプ(麻/大麻)、レクリエーションに供するために乾燥させたものをマリファナ(乾燥大麻)という。雌雄異株の一年草で、有効成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)の含有量により、リーフ、バット(バッズ)、トップと三つの部位に区別される。リーフとは文字通り葉のことで、含まれるTHCはそれほど多くない。次のバット(複数形のバッズで呼ぶことも)は、花房の部分で雌株にありリーフよりTHCの含有率は高い。そしてトップ。雌株のてっぺんについた巨大バットで多くのTHCを含む。さらにはトップの上に位置する極上スタッフであるシンセミア。受粉していない雌株のバットやトップであり、最高値のTHCを示すという。かつてタイ国には“ブッダ・スティック”と呼ばれるマリファナがあった。バッズに竹串を刺し赤い糸を巻き付けたものである。種付きにもかかわらず、その効果はシンセミアに劣らないものもある。よく「ヘロインをまぶしている」とまで言われた。事実はわからない。」だそうです。SIZE(10){2004-01-11 (日) 23:22:16} -[[ももこ]]>有難う御座いました。読んでれば、どこかに出てくるかと最後まで読みましたが分からず辞書まで調べたり・・。SIZE(10){2004-01-12 (月) 15:44:58} -[[k.m]]>第15回伊藤整文学賞を受賞しましたね[[●:http://www.akara.net/itousei/13kaisokuhou.htm]]!。色んな賞があるんですねぇ。SIZE(10){2004-05-23 (日) 21:25:51} #comment ---- カテゴリー-[[小説]] ---- 関連リンク #related

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: