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「夜聖の少年」(2006/06/17 (土) 00:35:00) の最新版変更点
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*夜聖の少年(徳間デュアル文庫/2000)
**作品の情報
-SFジュブナイル長編
**あらすじ
-発光する体。それは人が〈大人〉になる儀式のためのシグナルだった。抑制遺伝子を移植され、清廉な社会の一員となるという義務―それを拒んだ少年たちは、土竜と呼ばれていた。日の当たらぬ地下に住み、いつも腹を空かせ、秩序をまもる炎人から逃げまわる日々。しかし、そんな土竜の一人だったカオルが、閉鎖された研究室で、謎の巨人を見つけた時、封印されていた真実が解き明かされはじめる。僕は誰なのか?この世界は正しいのか?少女マリアと二人で探索の旅に出たカオルが知ったこととは…。
**得点(10点満点)
-6
**良い点
-
**悪い点
-ケレン味がないため素朴
**ここがポイント!
-
**総評
-書きかけ
*夜聖の少年(徳間デュアル文庫/2000)
**作品の情報
-SFジュブナイル長編
**あらすじ
-発光する体。それは人が〈大人〉になる儀式のためのシグナルだった。抑制遺伝子を移植され、清廉な社会の一員となるという義務―それを拒んだ少年たちは、土竜と呼ばれていた。日の当たらぬ地下に住み、いつも腹を空かせ、秩序をまもる炎人から逃げまわる日々。しかし、そんな土竜の一人だったカオルが、閉鎖された研究室で、謎の巨人を見つけた時、封印されていた真実が解き明かされはじめる。僕は誰なのか?この世界は正しいのか?少女マリアと二人で探索の旅に出たカオルが知ったこととは…。(カバー裏より引用)
**得点(10点満点)
-6 (K2)
**良い点
-直球のSFジュブナイルを綺麗にまとめている。完成度は悪くない。(K2)
**悪い点
-ケレン味がないため素朴。
-盛り上がりに欠ける。(K2)
**ここがポイント!
-実はこれと言って突出しているところがなく、全体の完成度に目を向けて貰うほかない。(K2)
**総評
-筆者が述べている通りSFっぽいビルドゥングス・ロマン小説であり、間違ってもハードSFだと思ってはいけない(そんなやついないか)。浅暮の魅力は奇抜すぎる設定や世界観だが、それらのものは本作にはほとんど登場しない。至極真っ当すぎるほど真っ当なジュブナイル娯楽作品である。文章力や構成力は危なげないが、展開に意外性があまりなくやや盛り上がりに欠ける。全体の完成度としては高水準であるのだが、いかんせんパンチが利いてない。終盤明らかになる真実は、ややもするとありきたりでこれと言って凄いと思えなかった。
-一種の寓意的なディストピア譚であるのだが、優等生過ぎてケレン味がない。この分野でとりあえずやってみました、ということであろうか。浅暮の本来の魅力からは大きく外れているが、こういう話も書けるのだという話の種に。(06/06/17 K2)