幻魔大戦(前編)


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「じゃあ、私はこっち。お前はそっちな。」
「大丈夫なのか? もししくじったら……。」
「誰に向かってものを言っている。私はお前だぞ? 自分を信じなくてどうする。」
「そうだったな。すっかり忘れてたけど。」
「たぶん、管理人が意図的に記憶を消していたんだろう。それだけ我々が恐れられていたということだ。」
「どうだかな……。単なるミスだったりして。」
「無駄口はその辺にしておけ。急ぐぞ。」
「はーいはい。」


◇ ◇ ◇


かに玉内部、HIMMELエリア。
数十分前に蟹座氏とツキノンが通過していった通路を、今度は爆弾達が駆ける。

「みんな、そろそろドSのいるところに着くよ!」
「みたいね。戦闘音がここまで聞こえてきてる! 戦ってるのは誰?」
「うーん、それが……。私のデータにない人なんだよねえ……。誰なんだろ、これ。」
「はあ? データにないってどういうこと? ジョーカーだってあんたのデータには入ってるんでしょ?」
「んー………。ブッチギルンジャーのみんなみたいなイレギュラーって事かなあ。とりあえず、行ってみればわかるよ。」

移動速度を速め、一行は通路を突き進む。やがて、彼女たちは開けた空間にたどり着いた。

「え? 何あれ……。」

そこで一同が見たもの。それは謎の少女と戦う、巨大化したDSRXであった。

「ちょっと待って、なんで巨大化してんのよあいつ。
 というか、あいつギガゾンビ城でしか存在できなかったんじゃなかったの? ねえ、どうなってんのよ……。」
「落ち着くんだ、クーちゃん。素数を数えて……。」
「数えとる場合かー!」

ロリスキーのツッコミパンチで吹き飛ぶ爆弾。もちろんギャグでやっていることであり、ダメージは皆無である。
そうこうしているうちに、少女が爆弾達に気づく。

「地図氏、皆さん! 来てくれましたか!」
「えーと、どちら様ですか?」
「ああ、そうか。あなた達は私のことを知らないんでしたね。
 私、ギャルゲロワのツキノンと申します。参加者ではありませんが、故あって皆さんを助けるために参上しました!」
「ああ、これはどうも。私、漫画ロワのクールなロリスキーと……って、自己紹介してる場合じゃないぃぃぃ!!」

律儀にツキノンに対して名乗り返すロリスキーだが、降り注ぐ弾丸がそれを中断させる。

「おやおや皆さん、お早いお着きですね。歓迎しますよ。」
「銃弾の歓迎なんか要らないわよ! というか、それ以前になんで平然としてられるわけ? ギガゾンビ城エリアでしか存在できないってのは嘘だったの?」
「いえ、嘘ではありませんよ。まあ訳については、そこにいるツキノンが知っていますので彼女に訊いてください。」

ロリスキーの詰問にそう答えながら、ドSは持ち主と同様に巨大化したリボルケインを振るう。

「こんな状況で訊いてられるかぁぁぁぁぁ!!」

雄叫びと共に、ロリスキーは攻撃を回避すべく走る。
彼女の身長よりも長い剣は、数秒前まで彼女たちがいた空間を蹂躙していった。

「ああもう、ただでさえ強いのに、なんで巨大化してんのよ!」
「実は、シャドームーンには巨大化能力があるんです!」
「何それ、聞いてないぃぃぃぃぃぃ!!」
「クーちゃん、あんまり叫んでばっかりいると喉が枯れちゃうよ?」
「そんなこと気にしてる場合かぁぁぁぁぁ!!」

爆弾の気遣い(?)もむなしく、ロリスキーはなおも声を張り上げる。

「とにかく、理由はどうであれあいつはピンピンしてて、しかも巨大化してると!
 どうするのよ、これ!」
「んー、こっちも巨大化するかね。」
「巨大化? ああ、ひょっとしてあれ?」
「そう、あれ。んじゃ、行くよー。変身!」

かけ声と共に、爆弾は仮面ライダーっぽい変身ポーズをとる。
なおあくまで「っぽい」だけなので、特に誰の変身ポーズというわけではない。ついでに意味もない。
ともかく、爆弾はその姿を大きく変える。泉こなたから巨大ロボ、キングゲイナーへと。

「何かと思えば、またそれですか。先程、私に完膚無きまでにやられたのを忘れましたか?」
「ちっちっちっ、あの時の私とは違うのだよ、ザクとグフほどにもね! それに……今の私には心強い仲間たちがいるのを忘れたのかな?」

ドSの挑発にも動じず、余裕を感じさせる声で爆弾は言う。その言葉と共に、彼女の背後から五つの人影が飛び出した。

『銀河の威光!』

チートキングのSの力に引きずられ、ブッチギルンジャーがSで始まる戦隊「星獣戦隊ギンガマン」の必殺技を発動させる。
光の塊となったブッチギルンジャーの五人は一つとなり、巨大ドSに激突した。

「ぬおっ!」

体重差をものともしない強烈な一撃に、吹き飛ぶドS。その隙を見逃さず、爆弾はチェーンガンの弾丸を叩き込む。

「容赦ないですね、あなた達……。繋ぎ師が死んだらどうする!」
「このぐらいで死ぬようなタマじゃないでしょ。」

平然と言い放ち、なおも弾丸を撃ち込み続ける爆弾。この光景だけ見ていると、どちらが悪役だかわかったもんじゃない。

「ふむ……。今のところ、ちぃちゃんたちが優勢ね。」

ロリスキーはツキノンと共に物陰から様子をうかがい、冷静に戦況を分析する。

「けど、あいつの言うとおり、繋ぎ師さんの体を解放しなければ本当の勝利とは言えないわよね……。
 一体どうすれば……。そうだ、ツキノンさんだったっけ?」
「は、はい! なんでしょう?」
「たしか、あいつがギガゾンビ城離れても存在できる理由を知ってるのよね? 教えてくれない?
 あいつを繋ぎ師さんから引き離すヒントになるかも知れない!」
「ああ、それですか。わかりました。」

ツキノンは、先程起こったことをありのままにロリスキーへと伝える。

「えーと、私はfateはあんまり知らないんだけど……。要するに、その聖杯の泥ってやつでドSは実体化してるわけね?」
「ええ、そういうことになるのです……。」
「やっかいなことになったわね……。けど、逆に考えればこれはチャンスかも知れない。」
「どういうことです?」
「今のあいつは、繋ぎ師さんの体以外に依り代が出来たって事でしょ?
 それなら、ドSの魂と繋ぎ師さんの肉体のつながりが弱まっているかも知れない。
 上手くやれば引きはがせるかも……。」
「なるほど、その発想はなかったのです。」
「といっても、具体的な策はないんですけどね……。」

ロリスキーは、気まずそうにポリポリと頭を掻いた。

「まあ、考えてるうちにやられちゃったら元も子もないしね。まずはぶちのめしておきますか!」
「え……? それでいいんですか?」
「いいのいいの。これでも私、熱血に定評のある漫画ロワ書き手の端くれだし。
 行き詰まったらバトルで解決よ! 繋ぎ師さんの強さなら、私ごときが全力でぶつかったところで死にはしないだろうしね。
 というわけで私も今行くよ、ちぃちゃん!」
「ちょ、ちょっと、ロリスキーさん!?」

呆然とするツキノンを置いて、ロリスキーはドSに向かって飛び出していく。

「そんな漫画ロワ書き手はみんな脳筋みたいな言い方をしたら、他の書き手さんたちに失礼だと思うのですが……。
 まあ、この際それは置いておきましょう。確かに、考えている間にやられるぐらいなら戦うべきですね!」

自らの武器であるGRトラペゾヘドロンを改めて握りしめ、ツキノンはロリスキーの後を追った。


◇ ◇ ◇


外で激闘が繰り広げられている頃、黒蟹座氏は大蟹杯の奥底、深い深い泥の中に沈んでいた。

(あはは……はは……。やっぱり私って、要らない子なんだ……。)

彼女の心は、どこまでも暗く、黒かった。ずっと求め続けた愛、それがようやく手に入ったというのに。

(私を愛してくれるのなんて、あんな外道だけなんだ……。私は悪の、汚いものの塊……。
 やっぱり私は、存在しない方がいいんだ……。あは、あはははははは……。)

彼女の魂は、どこまでも黒さを増していく。それに同調する聖杯の泥も、その量をどんどんと増していく。
彼女の周りにあるのは、ただ闇のみ。そこにいっさいの光もなく、また音もない。
だがその空間に、わずかな光と音をもたらす異物が飛び込んできた。

『いやっほぉぉぉおおおう、蟹座のONiぃ様、最高ーーーーーっ!!!!!』

(最高ボタンか……。なんでこんなところに落ちてきたのかわからないけど……不愉快だよ!)

最高ボタンが称え続けるのは、彼女の生みの親。彼女であって彼女でない存在。
それを聞かされ続けるのは、彼女にとって苦痛でしかない。
黒蟹座氏は耳障りな声を止めようと、最高ボタンに向かってけだるげに手を伸ばす。
だがその時突然、最高ボタンから光の球が飛び出した。

(えっ!?)

驚く黒蟹座氏の前で、光は形を変えていく。やがてそれは、一人の少女の姿となった。

「ふう、最高ボタンを媒体にして現世に戻ってくるってアイディアは、なんとか上手くいったか。
 まあ『最高ボタン』と『サイコドライバー』を引っかけるなんて、我ながら苦しすぎると思うがな。よく成功したもんだ。
 おまけに私の力はほとんど向こうに渡してしまったから、これといって使える能力もない……。
 まあ、泥の浸食を防ぐグラビティ・ウォールを張れているだけましか。」

黒蟹座氏を放置して、少女は長々と独り言を呟く。
さすがに無視するわけにもいかず、黒蟹座氏は彼女に話しかけた。

「あの……誰? 私の知ってる人じゃないよね?」
「ああ、名乗ってなかったか。私は闇その1。スパロワの書き手だ。」
「スパロワ……? そこに知り合いはいなかったと思うけど……。なんでこんなところに?」
「そう、私と蟹座氏には何の関係もない。だが、未来の私……正確には、私のオリジナルが君の同志となるんだ。ギャルゲロワ2ndでな。」
「あ……。」

蟹座氏が取り戻した2ndの記憶は、この黒蟹座氏も持っている。
確かにギャルゲロワ2ndは、他のロワから参入してくれた書き手が何人もいた。
彼女もその中の一人なのだろう。しかし、闇その1と呼ばれる書き手は記憶にない。

「もう一つの名前を出した方がいいか? 私の分身は、意外な影丸?だ。」
「影丸氏!? その名前ならわかるよ!」

蟹座氏の記憶に存在する名前を告げられ、わずかに表情をゆるめる黒蟹座氏。
だが、その顔はすぐに元の憂鬱なものに戻ってしまった。

「ふん、どうせあんたも私をいじめに来たんでしょ? 僕は要らない子なんだから、まともな人に愛してもらえるわけ……。」
「ああ、そうだな。今の君には、愛される価値などない。」
「なっ……!」

闇その1の口から飛び出した言葉に、黒蟹座氏は絶句する。
それもそうだろう。いくら自分で認めていたこととはいえ、他人から言われればそれはまた別の衝撃になる。

「あ……あんたに何がわかるのさ! 生まれた時から悪として定められ、まともな愛情なんて受けられないことを運命づけられた私の気持ちなんてわからないくせに!」
「ああ、わからないな。だが、逆に聞こう。君に私の気持ちがわかるのか?」
「え……。それは……。」
「わからないよな? 私と君は今会ったばっかりなんだから。初対面の相手の気持ちなんてわかるわけがないだろう、常識的に考えて。」
「う……。」
「いいか、そういうのを無茶振りというんだ。自分の不幸を嘆くのは結構。だが、その前に周りを見ろ。
 不幸なのは自分だけとでも思ったか?」
「う、うるさい! 周りに不幸な人がいたからって、私の不幸が薄くなる訳じゃない!
 それに、私みたいな特殊な立場の人間なんて他に……。」
「ああ、いないだろうな。だが、それがどうした。ここにいる人間は、みんな特殊な立場だ。」
「いや、だけど……。」
「だいたい、君は自分の境遇を嘆く以外に何かしたのか?」
「はい?」
「君が不幸な境遇に生まれたことは同情しよう。だが、君はそれをどうにかしようとしたのか?
 自分の境遇を変えようともせず、ただ愛してほしいと泣きわめいていただけじゃないのか?」
「そんなこと……ない……。」

いちおうの反論を口にする黒蟹座氏だが、その口調は弱々しい。
否定しきれない部分があることを、彼女自身も気づいているのだろう。

「努力を放棄して、ただ自分を認めてほしいと叫ぶだけ。それは虫がいい行動なんじゃないのか?」
「ふざけるなよ! こんな不幸を最初から背負わされて、努力も何もあるもんか!」
「甘い! 甘いぞ黒い蟹座氏! いいか、私の仲間にゲーム開始時点で瀕死の重傷を負っていた男がいた。
 だがやつは君のように自分の境遇にぐちぐち文句を言うだけじゃなかった。
 最後まで自分のやりたいことを貫き、そして死んでいったんだ! まあ、死んだ後に問題はあったが……。
 とにかく、黒い蟹座氏! 君はママっ子なんだ! 甘えを捨て切れていないんだよ!
 たとえスタート地点が最悪でも、努力すれば少しは状況がよくなるかも知れないだろう!
 それを努力もせずに落ち込んでいるだけ! それを甘えと言わずしてなんと言う!」
「うるさい……。うるさーーい!」

自分の心を抉る言葉を次々と浴びせられ、ついに黒蟹座氏は臨界点を超える。
握りしめられた小さな拳が、闇その1に向かって振るわれる。
だがそれは、あまりにあっけなく受け止められた。

「まあ、そうかんしゃくを起こすな。だから甘えてるなんて言われるんだ。」
「うるさい! うるさい! うるさい!」
「聞く耳持たないか……。なら、こちらも多少手荒くいかせてもらおう。」

あきれた表情を浮かべながら、闇その1は反撃の拳を振るう。
小さな拳は、無防備な黒蟹座氏のみぞおちに突き刺さった。

「ぐぅっ!」

低い声をあげて、黒蟹座氏の体が吹き飛ぶ。なんとか体勢を立て直す彼女だったが、そこにすかさず闇その1が蹴りを叩き込んだ。

「身体能力では、君の方が私より上だろう。ならば、なぜこうも一方的に私が攻撃できるのか。
 それは君の心が、これ以上なく乱れているからだ。今の君の精神状態では、子供にも勝てまい。」

よろける黒蟹座氏の頭をつかんで強引に体勢を立て直させ、その腹に膝蹴りを叩き込む。
非力な少女の、なんの変哲もない一撃。だが、黒蟹座氏には恐ろしく痛烈な一撃に感じられる。

「調子に乗るなあっ!!」

一方的に攻め続けられ、黒蟹座氏の苛立ちは加速度的に増していく。
その苛立ちを拳に乗せ、今一度闇その1に突き立てる。
今度はその拳は受け止められることなく、相手の顔面にめり込んだ。

「まあまあのパンチだが……。君のスペックはこんなものじゃないだろう。甘い、まだまだ甘い。」
「だから……何様なんだよ、あんたは!!」

絶叫と共に、黒蟹座氏は蹴りを繰り出す。しかし、闇その1もすかさず蹴りを放ってそれを相殺した。

「何様と聞かれたのなら、こう答えよう……。貴族様だ!!」

切れた唇からしたたる血を拭いながら、闇その1はにやりと笑った。


◇ ◇ ◇


一方、その頃のドS対チート連合。
こちらは、一時期追い込まれていたドSが再び勢いを取り戻してきていた。

「シャイニングライダーキック!」

ドSが放ったアギトの必殺技が、爆弾を捉える。ガードを固めてそれを受け止めた爆弾だが、その衝撃で大きく吹き飛ばされ壁に激突した。

「くっ……。よくもちぃちゃんを!」

宙に飛んだロリスキーが、ドSめがけて突っ込む。
それに対し、ドSはレーダーハンドからミサイルを発射して迎撃する。

「ええい、クロスファイアハリケーンスペシャル!」

無数の炎を一度に放ち、飛んでくるミサイルを打ち落としていくロリスキー。
だがその弾幕をすり抜け、一発のミサイルが彼女に迫る。

(しまった!)

回避は困難と判断し、ロリスキーはとっさに自分の頭部をかばう。
しかし、そのミサイルが彼女に命中することはなかった。

「はああ!!」

大きく跳び上がったツキノンが、GRトラペゾヘドロンでミサイルを切り裂く。
ミサイルは目標を捉えることなく、空中で爆発四散した。

「大丈夫でしたか、ロリスキーさん!」
「ええ、ダメージはないわ!」

ツキノンの小さな体をキャッチし、若干後退しながら床に降りるロリスキー。
彼女と入れ替わるように、今度はブッチギルンジャーがドSの前に躍り出る。

「RXキック!」
「ロボパンチ!」
「バイオアタック!」
「シャドーキック!」
「ドミニオン・ボール!」

怒濤の五連撃が、次々とドSにヒットする。たまらずよろけるドSだが、すぐさま体勢を立て直した。

「えーい! うるさいハエめ! シャイニングクラッシュ!」

手にした二本の剣を、超高速で振るうドS。その剣圧だけで、ブッチギルンジャーはまとめて吹き飛ばされる。

『うああああ!!』

若干の時間差を置いて、仮面ライダーたちの体が次々と床に叩きつけられた。

「みんな、大丈夫!?」
「ええ、なんとか……。むっ、危ない!」

駆け寄ってきたロリスキーの気遣いに返答するチートキング。
しかしその直後、近くにいたチートブラックめがけてドSの巨大リボルケインが振り下ろされる。
とっさに体制を立て直し受け止めようとするチートブラックだが、何せ質量が違いすぎる。
万事休すかと思われたその時、横合いから別の剣が割り込んできた。

「させないよ!」

声の主は、地球破壊爆弾。彼女の投影した風の剣が、リボルケインを受け止めていた。

「まったく……しぶといのにも程があるよ!」
「あなたが人のことを言えますか!」

つばぜり合いの格好となるが、その状況は長く続かない。
風の剣の超重量は、振り下ろす形なら有利に働くが今の打ち上げる形では不利に働く。
押し勝つのを諦めた爆弾は、チートブラックが退避したのを確認して剣を引く。

「くっ……。なんかさあ、そっち巨大化抜きにしてもだいぶパワー上がってない?」
「そのようですねえ……。これもディス・レヴのおかげのようです……。
 そして、私の魂がこの繋ぎ師の体になじんできている! これは大きいですよ!」

爆弾のぼやきに近い質問に、ドSは喜々として答える。
その返答を聞いたロリスキーは、眉間にしわを寄せた。

(むう、計算が狂ったわね……。繋ぎ師の体とドSの魂のつながりは弱まっていると思ったのに、かえって強くなってるなんて……。)

自分のもくろみが外れたことに、落胆を禁じ得ないロリスキー。
そんな彼女の様子には気づくことなく、ドSは爆弾に向かって言葉を続ける。

「どうやらここ……精神世界で戦っている、私の分身が頑張ってくれているようです。
 この調子なら、繋ぎ師の意志が完全に消滅するのも時間の問題です!」

自分の胸を指さし、ドSは仮面の下でにやりと笑った。



297:I,wish 投下順に読む 298:幻魔大戦(中編)
297:I,wish 時系列順に読む 298:幻魔大戦(中編)
295:愛する人に祝福を 地球破壊爆弾No.V-7 298:幻魔大戦(中編)
295:愛する人に祝福を クールなロリスキー 298:幻魔大戦(中編)
295:愛する人に祝福を ツキノン 298:幻魔大戦(中編)
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292:愛は運命 運命は―― 影の繋ぎ師 298:幻魔大戦(中編)
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