チート頂上決戦 > 刻め、我が存在を!!


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フローズンアーマーとウォーターシールドにより耐熱処理を施し、
大気圏を突破したtu4氏の前に現れたのは、何とも簡略化された宇宙の姿。
地球は青かったとか、宇宙は俺の海だとか、そんなロマンをちっとも感じさせない平淡な世界。
まるで、古いシューティングゲームの背景のような、いや、これは……。


「へ~、そういえばジョーカーでニコロワ勢を呼んでいたっけ。成程、おあつらえ向きね」


ニコロワの主催者が一人、マルク。
彼の出典である星のカービィ スーパーデラックス内のラストシナリオ、銀河にねがいを。
それは「カービィたちの住むポップスター上空で太陽と月が突如大喧嘩。滅茶苦茶になった昼夜を戻すため、
カービィは願いをかなえてくれるという大彗星ギャラクティック・ノヴァを呼ぶ為に七つの星々を廻る」という物語だ。
当然のことながらステージセレクトの場面は宇宙であり、つまり、今目の前に広がる手抜きな光景そのものであった。

尚、tu4氏はアニロワ1の空気王キートンの支給品テキオートーの効果により、宇宙でも問題なく活動できたりする。
地形適応宇宙Sのヤルダバオト(神化)補正で地上にいるかの如く、身のこなしもバッチリである。


「う~ん、太陽や月に顔がついているのは少しやりにくいけど、仕方ないわね」


右腕をエンジェルアームに変形させて掲げる。
大気圏を突破することにより威力が減衰していたにも関わらず、月に穴を穿った砲撃だ。
『空気』の力を上乗せすれば星一つ破壊することも楽勝だろう。


「さあ、目覚めなさいエンジェルアーム。私に、その真価を見せろオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」


一部が黒く染まった髪を揺らし、tu4氏はエンジェル・アームの発射体勢に入る。
背の白黒二対のウイング・ハイロウが素早く明滅し、ゴッドフィールドを思わせる円環が形成される。
そして遂に圧倒的な極光が砲口より迸る。
進路上の邪魔なデネブを次々と飲み込みつつ、目標へと突き進んだ超高熱の閃光は、あわや着弾するというその手前で、


「天上天下、陰陽爆砕剣!!」


太陽と月を思わせる、橙と銀色が混ざりあった巨大な光の刃に断ち切られることとなる。


「来たわね、チート王!!」
「来たぞ、空気王!!」


真空の世界、闇と光が織り成す宇宙というフィールドの中、書き手ロワ中戦闘力最強ランクの二人が対峙する。
影の繋ぎ師の背後では、月が煌々と二人の書き手を照らすように輝いていた。



◇ ◇ ◇




影の繋ぎ師が変身する仮面ライダーBLACL SRX。
その元ネタたる仮面ライダーBLACK RXには弱点は無いものとされている。
腹部にある太陽光を取り入れて蓄積するサンバスクというシステムを破壊されると能力が減退するという弱点が、
『太陽光線とキングストーンのエネルギーにより一瞬で再生する』機能によりカバーされているからである。

しかし、このことは裏を返せば『体の中にあるキングストーンはともかく、太陽さえ破壊すれば』RXから再生能力を奪えることとなる。
パワーアップしたSRXでも基本は同じはずだ。太陽だけでなく月も破壊。
その上でサンバスクにあたる部分(ネオバスク)を破壊できれば予約被りのtu4氏にも勝機が出てくるということだ。
tu4氏はその閃きに賭け、制限が解ける宇宙にて、まずは破壊できることが確実である月を撃ったのだ。
紙一重の差で第一撃は阻止されたが、こうなることは覚悟しての行動だ。



「俺達は、歩み寄れないのか、tu4氏……」
「くどい!この世に王は一人だけでいい!!……なんてね。
 ねえ、影の繋ぎ師。あんたさ、私の話聞いていたよね?何で足掻こうとするの?」


差し伸べられた手を振り払い、けれどどこか泣きそうな顔で少女が男に問う。
男の答えは決まっていた。


「tu4氏に、仮面ライダーになって欲しかったからだ!!」
「っぷ、あはははは、何よそれ!?質問の答えになっていないじゃない。あんた偽物なのよ?」
「俺は、あなたの言う『なりきり』に、多分一番影響を受けている方の書き手だと思う。
 でも、俺は今の自分が嫌いじゃないんだ。むしろ、好きかな。
 光太郎のように単純で、陽気で明るくて、でもどこかで孤独を恐れてて、
 心の奥底では悩んでて、それでも前に突き進む、今の俺が。
 だから俺は、このままの俺で行こうと思う。俺が認める、この俺で。
 多分、ディーさんが言いたかったのは、そういうことだとも信じてるから」



影の繋ぎ師。
誰よりも仮面ライダーが好きで、誰よりも仮面ライダーのキャラを書ききった男の一人。
だから彼は肯定する。最も楽しい時間の思い出と、最も好きなヒーローの体と心で構成された今の自分を。
そんな繋ぎ師に笑みを浮かべ、それでもtu4氏は退くつもりは無い。


「そういえば、自分を信じる自分を信じろって残月も言っていたっけ」


何故なら彼女もまた今の自分を強く肯定しているものの一人なのだから。

影の繋ぎ師がtu4氏の言葉に眉をひそめる。
底上中の残月は第三回の放送までに死亡しているのだ。
柿テロ猥・R2‐NDで更新されていたSSで、残月に関するSSは彼女の死まで読んだはずである。
なのに、覚えがない。残月がカミナのセリフを用いたSSなんて!!




「くすくす、あんたが知らないのは当然よ。だって、書き手ロワ2ndのwikiで 見る事ができた項目は、
 ロワ本編・最終登場時刻・参加者名簿・死亡リストだけ。ねえ、繋ぎ師?……私の名前を、言ってみろっ!!」
「予約被りのtu4氏……予約被り!?そうか、没SSか!!」


パロロワの世界は予約合戦敗北や使用予定キャラの死亡により、止むを得ず書きたい話が没になることが多々ある。
そのせいで没になったSSが、没SSだ。最近のロワにおいてはしたらばにおいて没前提で投下されたりもする。

そう、tu4氏自身の生来の力は『空気』に非ず。ありとあらゆる没展開を操る力!!



「だからね、こういうこともできんのよ!!グラビティ・テリトリー展開。
 並びにダークフォトンバリア、ぴぃたんぶろっく重複発動。G-MAX!!」


物理・属性攻撃に対するアセリアシリーズ最強のカウンタースキルと重力障壁を発動し、全速力で突撃する。
G-MAX。かってスパロワにおいて自己再生を繰り返す敵を倒そうと、あのマサキが使った戦術だ。
自身を速度・質量・バリアを併せ持つ砲弾と化し、常に攻撃力を保った状態で相手に接触し続ける。
これなら如何な再生力を誇ろうと、再生するたびに破壊できる。


「無駄だ、チェンジロボライダー!!」


だが相手は名高きチート王。三重の攻性防壁に押し切られても、罅一つ入らない。
壊すことができないなら意味が無いと、tu4氏もG-MAXを解除する。
没ネタとはいえチート強化された究極ロボヴァルシオンをも破壊した技が全く効かない事態にも焦りはしない。
予想できてはいたことだ。大気圏を超え制限が解除されているのは相手も同じだ。
その上、宇宙というフィールドにおいては、もう二つSRXに味方するものがある。
太陽と、月である。
地球上ではほとんど同時に空に輝くことはない二つの星の加護を、宇宙では常に受けられる。
今の仮面ライダーBLACK SRXはそのスペックを最大限に発揮できるのだ。
後言うまでもないがスーパー1補正でSRXも宇宙で普通に声を出せたりする。



「っつ、ヘブンズソード!!」


『存在』を上段の構えから一気に振り下ろすtu4氏。
繋ぎ師はサタンサーベルとリボルケインで受け止めるとともに、ダブルリボルクラッシュを発動。
双剣から発生した衝撃波に『存在』が打ち上げられ、バランスを崩したtu4氏にすかさず追撃を叩き込む。


「SRXパンチ!!」
「空輪脚!!」


脇腹を持っていかれるも、空気王も負けじと鋭い回し蹴りでSRXの左足を刈り取る。
が、恐るべき反射神経で直前にバイオライダーへと変身。
ゲル化により蹴りをいなし再度SRXに変身し、両手を零距離で突き付ける。


「ダブルストーンビーム!」


月と太陽の光をフルチャージしたエネルギー波が両の掌から放射される。
光線などという可愛いものではない。津波としかいいようのない光が、幾つもの隕石群を飲み込んでいく。
とっさに『空気』を『聖緑』に変化させ、防御力9999のディフェンススキル、アブソリュートで身を守る。

ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!




スパロボ演出さながらに星を砕き、爆散させる快光線を尻目にtu4氏が再び腕を変形させる。
否、それだけでは無い。左腕には竜の籠手を装着し、デジバイスをエンジェルアームと同じく前へと突き出す。


「進化し、神化せよ、エンジェルアーム!!真覇、双天使砲!!」



掛け声に合わせて左腕までも龍を模した巨砲へと姿を変える。

そのtu4氏の対抗するかのように繋ぎ師もワルキューレをデイパックより取り出す。
と、不思議なことにワルキューレがRXの愛機たるアクロバッターへと生まれ変わり、
更に主のパワーアップに合わせてもう一段階姿を変える。即ち……!



「創世と破壊の力よ、ここへ集え!!天上天下、光王一撃必殺砲!!」



二対の一丁の天使の腕と一騎の光機動生命体の砲口が、互いに互いを射抜かんと睨み合い、吠える!!


「『空気』よ、今ここに汝の存在を示せ!!ファイヤアアアア!!」
「キングストーン、フルドライブ、いっけえええええええええ!!」




◇ ◇ ◇




閃光が黒き宇宙を白く染める。
共に惑星を軽く20個は壊す事の出来る一撃は、ほんの僅かにSRXに軍配が上がった。
やはり、決めカットにおける派手さが、あっちの方が上だったからだろう。
そんなことを頭の片隅でちらっと考えるも、今やるべきことはそんなことでは無いと空気王は雑念を切り捨てる。
不利な状況に変わりはないが、それでもtu4氏は笑みを浮かべていた。王はふてぶてしくなければならないからだ。
それに、相手は宇宙を含む世界丸ごとの消滅時に起きた爆発すら耐えたチートの進化形だ。
直撃したところで月や太陽はともかく、SRX本人は倒せないとは踏んでいた。
その第一目標たる月と太陽も見事に健在なのだが、当初の予定通り流石のSRXも二代巨砲の激突の余波を受け、大きく仰け反っている。
……あれだけの攻撃の応酬で仰け反るだけってほんとふざけてるは、あんた。


対して、私のダメージは半端ではない。ぶっちゃけすんごく痛い。
ジェノバ細胞が制限から解放されていなかったら、間違いなく死んでた。
そもそもWAAは囮として放ったのだから、防御も再びアブソリュートで事前に固めてはいたんだけどなあ。
やっぱり防御力9999でもフル改造11000相手には荷が重かったらしい。
それでも。戦いが始まって以来初めて繋ぎ師が見せた大きな隙なのだ。

真の切り札を切るのなら、今を置いて他にない!!
すーはー。宇宙でやるのも変だが、深く息を吸い呼吸を整える。



よし。


「空気王が命ず、『世界』の欠片よ、我が前に来たれ!!」


召喚するはアヴ・カムゥの残骸の傍に刺さったまま、結局放置された『世界』の一部である青い六本の刃。
いかにも何かありそうに書かれたものの、結局は回収されず空気となった伏線。


「続けて命ず、『存在』よ、没の海を駆け『永遠』と化せ!!」



永遠神剣第三位『永遠』。同じ第三位『時詠』が時深の生来の能力抜きでは全力行使できないからと通ったのに対し、
あまりにもバランスブレイカー過ぎると、没になり『存在』と置き換えられた剣。
それを自身の能力で没の世界から呼び覚ます!!


「さあ、これで仕上げよ!!見なさい、影の繋ぎ師、これが私の最後の進化!!……s.CRY.ed!!」



s.CRY.ed。其は進化の言葉なり。
アニロワ1で劉鳳の腕に刻まれたままカズマに届かかず空気と化した言葉。
漫画ロワの没ネタでアミバ、劉鳳と幾つも投下された言葉。
空気と没を束ね、進化の言葉そのものを進化させると共に、青き剣を全て砕きマナと化す。


ヒュオオオオオオオ!!
呪文に誘発されるかのように、宇宙に風が吹く。
否、違う!これは風では無い。空気だ、空気が真空の世界を満たしていく。

永遠神剣第一位『空気』はその名が表すように、透明無形の神剣だ。
決まった姿がないからこそ、自由自在に姿を変え、別の空気キャラの能力を使用する媒介と成り得たのだ。
その空気が今、度重なる進化の末に無数の形を得て世界に己が存在を刻む。

繋ぎ師の眼前で空間が歪み、幾つもの剣を形成す。
永遠神剣第一位『叢雲』『宿命』『運命』『聖威』に。
同第二位『聖賢』『再生』『時逆』『探求』『堕落』『縁思』『虚空』
『秩序』『世界』『無限』『赦し』『悟り』『願い』『星天』『紡ぎ』に。
その力は、思っただけで世界を滅ぼす、睨んだものを素粒子まで分解する、
他者の願いを具現化させて別の世界を作り出す、などなどといった邪鬼眼設定を素で行く武器である。
最強主人公スレではその一本一本が仮面ライダーBLACKRXの上位をいく剣が計19本!!

これぞtu4氏の切り札。多段進化による空気能力の最大解釈によるリミテッド・エタニティ・ワークス(神剣有限剣製)!!


「っく、これもWIKI管理人の仕業か!?」


さしものの影の繋ぎ師もありえない光景に戸惑いつつ、お約束のセリフを吐く。
あらゆるものを見抜くマイティアイ改は悲鳴を上げっぱなしだ。
ライダーロワ所属である彼もどれだけ切迫した事態であるかを嫌なほど理解した。
それだけのことをやってのけた少女を負けじと睨み、愕然とする。


「いいえ、違うわ。私は私、予約被りに定評のあるtu4氏の仕業よ」


聞いた覚えのある、しかし聞き慣れない声だった。


「tu4氏?その姿はいったいっ!?」


声だけでは無い。tu4氏はその姿を大きく変えていた。
少女を取り囲むように舞うは、四対八個のハイロウ。
白黒両ウイングハイロウ、シールドハイロウ、スフィアハイロウだ。
加えて双覇龍と化した脳内補完が少女を守るかのように新たな聖獣として身をくねらせている。
まるで、『空気』の元聖獣、沙羅さんが初登場した時に従えていた十の光球を思わせる十の光……。
だが何よりも目立つのは、その中心たる少女の姿。
沙羅さん、ではない。このロワのオープニングにて目立ちに目立ちあらゆる書き手の脳裏に刻まれた少女。

空鍋こと芙蓉楓!!


「ああこれ?第二位はともかく第一位4本の力を行使するのはちょっと無理があり過ぎたみたいでね。
 マナをありったけ持っていかれたわ。全く、『世界』の一部を砕いたくらいじゃ足りないったらありゃしない。
 おかげで姿までもどっちゃったし、でも口調は沙羅さんのままでこの様よ」


やれやれと手を広げ大げさなポーズを取る少女の身体からは、良く見ると金の粒子が絶えず零れ出している。
このままでは後数分でtu4氏のマナが枯渇しきるのは誰が見ても明白であった。
避け得ぬ未来を予知し、繋ぎ師の表情が悲しみで彩られる。
けれど、空気の王は、王に相応しく堂々と怨敵を見据え、告げる。


「私が自分で選んだ道よ。あんたに悲しまれる謂われはないわ」


せめてエターナルになっていたなら、完全な死が訪れることはなかったのかもしれない。
そのことを分かっていて尚、世界移動の際にあらゆる存在の痕跡が消えることを嫌い、
エターナルにならないことを選んだのだから。



「さあ、私は全てを出し切ったわよ、影の繋ぎ師。『必殺技は受け止めなければいけない』。
 もうひとりのあんたの言葉だっけ?管理人を通して知ったわ。
 ねえ、あなたは私の全てを、空気達の存在を真っ向から受け止めてくれる?」


チャージアップ。影の繋ぎ師が呟き自身のリミッターを解除する。
彼の顔に既に悲しみは無く、覚悟を決めた戦士の顔だった。


「当方に、あなた達の全てを受け止める用意あり!!」


tu4氏が用いたもう一人の自分の言葉に、もう一人の自分が愛したロワのキャラのセリフで答える。
せめて、空気キャラ達の全てを受け止めることこそが、彼女にとっての救いだと信じて。
アナザーシャドームーンのように、SRXの鎧の一部が頭部を中心に赤く染まりだす。
チャージアップで全能力を100倍にしたとはいえ、まだ足りない。
シャイニングフォーム、サヴァイブ、スサノオことJUDO。ありとあらゆる力を重ねがけする!!


「行くぞ、空気王!!空気の貯蔵は十分か!!」
「ぬかせ、チート王!!チートの貯蔵は足りてるか!!」


手に持つ『永遠』を加えた20本の神剣に光が集い、膨張する。
数を重視したため、20の神剣をtu4氏は自在に操れない。
だったら、剣を剣として使うのではなく、赤き弓兵のように火薬として扱えばいい。

――ブロークン・エア

世界を100回は滅ぼしきる爆発が、遥か宇宙の彼方まで響き渡る!そして……


261:GO AHEAD! 投下順に読む 261:最後の空気王
261:GO AHEAD! 時系列順に読む 261:最後の空気王
261:GO AHEAD! 神行太保のDIE/SOUL 261:最後の空気王
261:GO AHEAD! 漆黒の龍 261:最後の空気王
261:GO AHEAD! 予約被りに定評のあるtu4氏 261:最後の空気王
261:GO AHEAD! 衝撃のネコミミスト 261:最後の空気王
261:GO AHEAD! 影の繋ぎ師 261:最後の空気王
261:GO AHEAD! King of 脳内補完 261:最後の空気王
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