したらば孔明の陰謀


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蟹座氏とバトルマスターに壮大な誤解フラグを立てた張本人であるしたらば孔明。
彼女は部屋に戻るべくホテル内を移動していたのだが……
突如、何の前触れもなしに頭痛に襲われ、廊下に蹲る事になった。

「こ、これはっ――」

『わかってますよぉ? 私はあなたを最速で倒し、そして静かな余生を送ると……そういう覚悟です』
『狭っ苦しい電線の中じゃあ、確かにあなたは最速かも知れない。
 プライドは傷つきますが、光速というのなら仕方が無い。電線の中の最速はあなたに譲りましょう。
 だが! 地上最速は私! それだけは譲れないし、譲る気などありはしない!』
『(地味子さん……あなただけは、最後まで反逆者でいてください)』

(これは、もう一人の私であるフリクリ署長の記憶……どうやら署長の方はここでリタイアですか。
 まあ、しょうがないですね。
 この書き手ロワ2ndを終わらせるために来たといっても、もう一人の私はそれらしい事を何一つしませんでしたしね。
 感電さんもその辺りの事を考慮して、署長の方の私を間引きしたんでしょう。
 結果は相打ちっぽい形でしたけど)

ちなみになぜ孔明にフリクリ署長の記憶が流れ込んできたかというと、そういう風に仕掛けを施していたからに他ならない。
それはしたらば孔明とフリクリ署長のどちらかが力尽きたならば、もう一人の方に記憶を受け継がせるという仕掛けであった。
その理由は孔明の真の目的にあった。
そう全てはしたらば孔明の真の目的である「書き手ロワ2ndを無事に完結させる」ためであった。
そのために自分はあの二人に誤解フラグを立ててロワ進行に貢献したというのに……

(署長の方の私は何ですか。
 地味な少女を救ったと思ったら、いきなり気絶。起きたら三つ巴のバトルをして、その後は一端の考察キャラ気取りですか。
 チーム名に『ジミーズ』とか、いかにも空気になるような名前じゃないですか。
 キャラに飲み込まれないとか言っておきながら、結局自分が一番飲み込まれていましたし……)

そうして孔明は一人大きく溜息をつく。
そして自分の手元にある支給品――携帯電話に視線を落とす。

この携帯電話にはある機能が付随していた。
それはアプリ『信長の野望』である。
実はこの『信長の野望』には隠しステージとして「世界平定編」というものが組み込まれていたのだ。
文字通り日本平定をコンプリートした際に出てくるもので、海を渡って世界を平定するという流れだ。
そしてさらにその隠しステージもクリアすると、裏ステージなるものが出現する。
その名も「宇宙平定編」
イスカンダルもM78星雲もなんのそのという具合に全宇宙の平定を目指すステージである。

実際孔明は裏ステージまで全てクリアしてみせた。
これも孔明の知略の成せる業である。
そしてそれをクリアすると携帯自体に新たな機能が付け加わったのだ。
ゲームをクリアすると何か起こるなど、まるでアニロワ1stの"THE DAY OF SAGITTARIUS Ⅲ"ゲームCDのようだ。

『柿テロ猥・R2‐ND』

一見するとなんだか分からない名前だが、孔明はこれがどのようなものか瞬時に理解した。
そして最初に表示されていた注意書きの欄を見て、それは確信に変わった。

『柿テロ猥・R2‐NDにようこそ!
 ここではとあるロワの様子をSS形式でお送りしているwikiです。
 更新は6時間ごとに行われる放送時です。その放送までに起こった出来事を掲載します。
 暇つぶしに是非ご利用ください。
 なお、そちらの携帯からの編集は受け付けられないので御了承ください。
 過疎の無からロワスレを救う方舟になるか? 人気ロワを滅ぼす悪夢となるか? 未来は   達に託されたな。』

中身を見たら一目瞭然だ。
これは現在自分が参加しているこの書き手ロワ2ndのwikiだ。
見る事ができる項目は「ロワ本編」「最終登場時刻」「参加者名簿」「死亡リスト」の4つ。
「ロワ本編」はその名の通りSSが読める。ちなみに時系列順で現在は第2放送までが掲載されている。
「最終登場時刻」は参加者の現在地付きの地図。こちらも第2放送までが掲載されている。
「参加者名簿」はデイバックの中にもあったが、こちらは書き手の紹介文が載っている。
参加者のトリップ、所属ロワ、性別、外見、特徴その他、紹介文から構成されている。
「死亡リスト」は誰が誰を殺したかが一覧表になっており一目瞭然となっている。これも第2放送までが掲載されている。

しかしこの内容が正しいとは、さすがの孔明もすぐさま信用しなかった。
そこで「管理人・したらば孔明」の欄を見てみたのだが、結果この内容は全て正しいという事に達したのだった。
そこから孔明は今に至るまで誰にも悟られぬように『柿テロ猥・R2‐ND』に書いてある内容を読破したのである。
現在孔明は第2放送までの各書き手の行動を全て把握したのだった。

そして孔明はいくつか考えを巡らす事となる。
一つ目は孤高の黒き書き手と漆黒の龍について。
ここに掲載されている「覚醒の黒き書き手」によれば、この二人は夢の中で愛の伝道師(つきのん)から自分達の話を聞いている。
なぜ愛の伝道師が自分達の事を察知できたのか……これは後から考えるとして、この二人の存在は後々障害になりそうだ。
何らかの手を打っておく必要があるかもしれない。

そして次に……

(地図氏……あなたは何をやっているんですか……)

そう二つ目は同志である地図氏について。
開始当初こそ積極的にロワ完結に向けて行動していると思ったら、いつの間にかクールなロリスキーとこな×かがを満喫する始末。
本人はロワ完結に向けて何かやっているのかもしれないが、こちらとしてはもう少し真剣にやってもらいたいところだ。
まあ、自分もロワ開始当初は若干孔明に飲み込まれがちだったが……

(地図氏にもそろそろ働いてもらわないと……
 仕方ない、予定変更です。あの人に頼んでみますか)

孔明は踵を返して元来た道を戻り、監視室へと向かった。

 ◇ ◇ ◇

その監視室では現在二人の書き手がモニターを眺めていた。
蟹座氏を見かけてホテルへとやってきた仮面ライダー書き手とコ・ホンブックの二人である。
ライダーの提案でホテルに入った二人はホテルの案内板からこの監視室の場所を知り、
今に至るまでここでホテルにいる書き手の動向を探っていたのだった。
だが専ら部屋の監視は適当な理由をつけて自分が受け持ち、ブックの方には廊下の監視を任かしておいた。
これでこちらの都合がいいようにことが運びやすくなる。
まあ、さすがにいきなりの変態行動には驚かされたが……

(さてこれからどう動くかな。このままこいつらの痴話喧嘩を見ているのも面白いんだが……)

そろそろ行動するか、とライダーが考え始めた瞬間、廊下を見張っていたブックから声がかかった。

「書き手お兄ちゃん、さっきの人がまた来たよ」
「またか。とりあえずまだ様子を見たいから、今度もやり過ごそう。それでいいかな、ブック」
「書き手お兄ちゃんがそう言うならそうするよ」

ブックはライダーの言葉を全く疑いもせずに素直に言う事に従った。
実を言うとしばらく前にも同じような出来事が起こっていた。
その時は今と同じような感じでやり過ごし、気づかれる事はなかった。
今回も同じようにいくと思われたのだが……

「あのーいますよね。仮面ライダー書き手さんにコ・ホンブックさん」
「「!?」」

なぜかいる事がばれていた。しかも自分達の名前までしっかりと把握されていた。
いったいどんな手段を使ったんだ。
いる事が分かったとしても、まさか名前まで知られているとは……

「私アニロワ2ndの管理人・したらば孔明です。対主催であなた達と話がしたいんです」
「書き手お兄ちゃんどうするの? 私と同郷の人みたいだけど」
「しかたない。ブック、鍵を開けてきてくれ」

よしんば害意があったところでこれなら被害を受けるのはブックの方だ。
自分としては痛くもかゆくもない。
そして鍵が開けられた鉄の扉がゆっくりと開かれる。

「改めまして管理人・したらば孔明です」

 ◇ ◇ ◇

実のところ、孔明はさっきここに来た時点で監視室に誰かいるのは分かっていた。
息を潜めていたとはいえ、それだけでは孔明の目は欺けない。
加えて監視室には玄関から続く足跡がうっすらと残っていた。
放送後に目覚めた時に時計と一緒に窓の外を見ていたので、ホテルに入る二人の姿は確認できた。
二人の容姿と第2放送までの行動は『柿テロ猥・R2‐ND』で既に把握済みだった。
これらの要因から監視室に誰かいて、それは仮面ライダー書き手とコ・ホンブックの可能性が高いという結論に至った。
そしてその予想は見事的中する事になる。

さて、ここからが本番だ。

「改めまして管理人・したらば孔明です」
「俺はライダーロワの仮面ライダー書き手。この子は君と同郷のコ・ホンブックだ。
 って言っても、君の方は俺達の事を知っているみたいだね。
 どうしてなんだい?」
「それは後からお話します。
 まずはブックさん。ちょっといいですか」
「へ、わ、私?」

ブックは突然話しかけられて少々戸惑ってしまった。
どうしていいのか分からずにライダーに判断を委ねるように彼の方に目をやる。
ライダーは怪訝そうな表情を見せたが、何かを感じ取ったのか特に異を唱える事はなかった。
ブックはそれを肯定と受け取って、孔明に近づいた。

「えっと、何ですか」
「ええ、実はやってみてほしい事があって……エドの衣装に賢者の石ですか。
 これは本当に期待できそうですね。
 実はこれなんですけど……」

そういって孔明が取り出したのは壊れた大鉈であった。
しかしよく見ると、所々に魔方陣のようなものが描かれている。

「本当はだめもとだったんですけど、賢者の石があるなら成功する確率は高いですね。
 ブックさん、この陣の上に手を翳してくれませんか」
「あの……もしかしてこれって錬金術じゃ……」
「さすがアニロワ2nd書き手! 一目で分かりますか。
 ええ、その通りです。これは見ての通り練成陣ですよ」
「……私……錬金術は使えませんよ」

そうコ・ホンブックの能力は紙使いの能力。
決して錬金術の類ではない。
孔明とてそれは重々承知していた。

「前のあなたならね。でも今は多少事情が違っているはずです。
 承の浄解により新生した今のあなたなら、もしかしたら……と思いまして。
 まあ、騙されたと思ってどうぞ」

ブックはいまいち状況が把握しきれていない様子だが、言われるままに練成陣の上に手を翳した。
すると、賢者の石が赤く輝き、次いで練成陣が青白く光りだし、電光のようなものが走ったと思った次の瞬間には――
壊れた大鉈は新品のように傷一つない姿をしていた。
それを成し遂げたブックはもちろんの事、提案した孔明でさえ目の前の光景に少なからず驚いていた。

「まさかこれほどスムーズにいくとは……収穫ありでしたね」
「孔明。そろそろ君の話とやらを聞きたいところなんだけど」

ライダーは目の前の光景に軽く驚愕しつつも、状況の説明を求めてきた。
こう立て続けに主導権を握られていては面白くないのだろう。
孔明はそろそろ本題に入る頃だと判断した。

「分かりました。ではライダーさん、二人で話がしたいんですけど……いいですか?」

ライダーはその申し出にしばらく考え込んでいたが、承諾するのにさほど時間はかからなかった。

 ◇ ◇ ◇

「ブック、すまないな」
「ううん、大丈夫。気をつけてね」

そう言うブックの手の中には一冊の本。
題名を『錬金術大全』というこの本は、孔明が『キャッスル・満漢全席』の地下書庫から見つけ出してきたものである。
古今東西ありとあらゆる世界の錬金術の全てが示された本だ。
ブックにはしばらく隣の部屋でその本を読んでおくように言っておいた。

「二人きりで話したいとは、余程大事な用件とお見受けしたが」
「ええその通りですよ――ステルスマーダーの仮面ライダー書き手さん」
「貴様、それを知ってもなお俺にどういう用があるんだ」

孔明の一言でライダーは押さえていた殺気を隠す事を放棄し、返答次第ではすぐさま孔明を殺害するという気になった。
今ブックにステルスがばれるのは非常にまずい。
幸い今ならブックに気づかれずに孔明を殺す事が可能だろう。
しかし意味が分からない。ブックを遠ざけて自分にその事を告げた真意が。

「では話しましょうか」

そしてしたらば孔明の言葉は始まった。

「さっきも言ったように私のスタンスは対主催です――但し真の目的はこのロワを終わらせる事です。
 アニロワ2nd風に言うと、危険な対主催って言ったところですか。
 同志には感電氏と地図氏がいます」

あっさりと己の秘密を暴露するしたらば孔明。
いったい何を考えているんだ。

「聞きたい事はいくつかあるが、それが俺とどういう関係があるんだ。それになぜ俺達の事を知っていたんだ」
「あなた達の事を知っていたのはこれのおかげです」

そう言って孔明が取り出したのはどこにでもあるような携帯電話だった。

「この携帯……と言っても中に入っている隠し機能なんですけどね。
 えーと、あ、これです」

そう言って見せられたディスプレイには『柿テロ猥・R2‐ND』というものが表示されていた。
なんだこれ? 柿……テロ……猥……R2‐ND? ん、ああそうか。そういう事か。

「お察しの通りです。これは私達の動向を記したものです。
 もっとも放送ごとの更新ですけど」
「なるほど。それで俺達の事がわかったと。
 ……俺がそれを奪うとは考えなかったのか?」
「ええ、今から私が言う事を聞けば、協力してくれると思いましたから」
「それはどんな内容だ? 悪いが――」
「まとめキングを生き返らす事が可能だと言ってもですか」

なんだと? 今こいつはなんて言った? 何をどうする事ができると言った?

「もう一度言います。
 私達ならまとめキングを生き返らす事が可能です」
「それは……本当……なのか?」

正直信じられなかった。
ロワの中で参加者が生き返る事は滅多な事では起きない奇跡とでもいうものだ。
だから俺も「まとめキングを生き返らせる」と思いつつも、心の内では半ば諦めていた。

「順番に詳しく言いましょうか」

そうして孔明は語り始めた。
ロワ開始当初、まとめキングが歩く頭脳戦という奴に罠に掛けられて殺されてしまった事。
まとめキングを殺して油断していた歩く頭脳戦を自分が殺した事。
証拠としてオールオーバーとその時の話を見せられたが、半分ぐらい読んだ所で無念さが胸にこみ上げてきた。


(まとめキング……さぞ悔しかったでしょう。
 本来なら俺があなたの仇を討つところですが、それは孔明がやってくれました。
 待っていて下さい。必ずやあなたを生き返らせてさしあげます)

「心の整理はつきましたか」
「ああ。それで生き返らせる方法というのは?」
「錬金術ですよ。その中でも禁忌と謳われた人体練成。
 それを使えばまとめキングを生き返らせる事ができる可能性が高いです」
「高い、というのは?」
「確証はありません。しかし都合よくまとめキングの血はこのオールオーバーに大量に付着しています。
 これと賢者の石、そしてコ・ホンブックの錬金術。
 あと、今は言えませんが、私達がこのロワを完結させた暁に手に入る或るもの。
 この4つの要素が揃ったなら、生き返りも不可能ではありませんよ」

仮面ライダー書き手は歓喜に震えていた。
一縷の望みであろうと、まとめキングが生き返る可能性がある。
なんと喜ばしい事だろうか。

「ふっ、つまり俺はロワが完結するまでは迂闊に貴様らを殺せないという事か。
 作り話ならかなりできた話だな」
「信じる信じないは自由ですよ」

白々しい。こんな話を聞いては嘘か本当かなど関係なく信じるしかないじゃないか。
実際主催者が願いを叶えてくれるよりは信用が持てそうだ。
よしんば嘘だとしてもその時に対応を考えても遅くはないだろう。

「これであなたにだけ話した理由は大体理解できたでしょう。
 あなたならこちらの事を利用してでも私達に協力してくれる、少なくとも私はそう思っています。
 こちらの情報を流すのは個人的に遠慮したかったのですが、そうも言っていられない状況になったので……
 こちらとしては一時的な協力でも構いませんけど」

こちらの考えはお見通しという事か。
ま、それはあちらも織り込み済みという事らしいな。

「俺が対主催に転じる可能性は考えないのか?」
「たった今対主催側の書き手が5人死亡しました。
 これで対主催はほぼ全滅といってもいいような状況に陥り、バランスはマーダー側に大きく傾くと思われます。
 私としてはこれを機に一気にこのロワの趨勢を決したいと思います」

対主催が5人も!? これは真剣にこいつらに加担する方向で考えてみるか。

「で、協力してほしいと言うが、具体的には何をしたらいいんだ」
「あなたにやってもらいたい事は――参加者の一人であるクールなロリスキーを喰う事です」

喰う……俺にそちらの方面の活躍のお望みか。
いいだろう。草加雅人の名に恥じないようにしっかりと喰ってやるよ。

「勘違いされているのかもしれませんが、喰うといってもあっち方面の事ではなく、文字通り『喰って』もらいたいのです」
「どういう意味だ?」
「ロリスキーは柊かがみの姿をした不死者且つ吸血鬼です。
 そして困った事に地図氏はそんなロリスキーにぞっこんです。
 当初の予定通りそろそろきちんと仕事をしてもらわないと、ロワ完結が困難な状況と言わざるをえません。
 そういう訳であなたには不死者になってロリスキーを喰ってもらいたいのです。
 わざわざ不死者になるのはその方が直に殺すより手っ取り早いからです」
「ずいぶん気前がいい話だな。不死の酒までくれるのか」
「気を付けて下さいね。これはアニロワ2nd出展のもの。致命傷を受けたら死ぬので注意して下さい」

そうしてライダーは孔明から今まで不明支給品であった不死の酒@アニロワ2ndを手渡された。
相手が自分を騙しているという可能性はこの時点でほぼ0に近かったが、用心するに越した事はない。

「まずは毒味をしてくれ。そうしたら協力しよう」
「いいですよ。それでは半分貰いましょう」

そうして孔明は不死の酒の半分を一気に飲んだ。
別段変わった様子はなさそうだ。
それではと、自分も残りの酒を飲み干す。

「これで俺達はもう不死者だが、君も不死者になったならわざわざ俺が行く必要はないと思うんだが」
「いえ、私はここでやる事があるので」
「そうか。じゃあ行ってくるよ。
 ああ、ブックの面倒は君が見ておいてくれ」
「もちろんです。錬金術をしっかりと理解させて、人体練成の成功率を上げておきます。
 ロリスキーを喰ったら地図氏に『感電氏がノルマを達成しろって言っていた』とでも言っておいて下さい。
 言わないと即効で殺される可能性がありますから」
「ああ、分かったよ。
(さてどうするかな。いざとなったらベルデを使ってもいいし、それこそステルスして潜り込んで隙を窺うという手もあるか)」

 ◇

実のところ孔明はブックが本当に錬金術が使えるようになっていたとは考えていなかった。
失敗するだろうと8割方思っていたのだが、結果は大成功だった。
これで当初考えていたのよりライダーをこちらに引き込む事が容易になった。
さらに今の孔明の発言には所々に虚偽が含まれていた。
真実の部分が大部分だが、ライダーをその気にさせるために都合のいいように一部虚偽を混ぜたのだ。
それがどこの部分なのかは孔明しか知らない事であった。

 ◇ ◇ ◇

ブックは最初ライダーと別行動になる事に難色を示していたが、「お兄ちゃんを困らせないでくれ」という一言で決着がついた。
そしてお互いの支給品を交換し合って、ライダーはサイドバッシャーに乗って地図氏一行がいると思われるE-8の病院へと向かった。
もちろん、地図氏一行の容姿と第2放送までの動向は全て伝えておいた上でだ。

今孔明はブックと一緒に錬金術を勉強しながら、上の階の様子を監視している。
あれからいくらか時間は経過しているが、二人は未だに部屋で暴れている。
バトルマスターの方は自分が一度はご主人様と認めた相手だけに申し訳ない気持ちになるが仕方なかった。

(ご主人様……そしてアニロワ2ndの書き手の皆さん……すいません。
 できれば皆さんを生かしてロワ完結といきたかったのですが、そうも言っていられない状況になってしまいました。
 あの感電氏が自ら干渉してくるなんて、余程ヤバいんでしょう。
 ですから私は当初の目的通り、ロワの完結のみを目指します。
 その目的を達成する中で皆さんが命を落とすような事になるかもしれません。
 すいません。皆さんには私達の目的のための人柱となってもらいます)

孔明は心の内で新たな決意を固め、さらなる陰謀を張り巡らせる。


【夕方】【G-4/ホテル『キャッスル・満漢全席』監視室】

【管理人・したらば孔明@アニロワ2nd】
【状態】:不死者(アニロワ2nd準拠)、健康、衣服に若干の血痕
【装備】:スタンガン@アニロワ1st
【道具】:支給品一式×2、ゲイボルグ@アニロワ2nd、オールオーバー@ライダーロワ、携帯電話@現実、首輪(まとめキング)、
     閃光弾、不明支給品(元書風連・その壱のもの)×1
【思考】:
 基本:書き手ロワ2ndを完結させる(基本的に恋姫†無双の孔明を演じる)
 0:バトルマスターと蟹座氏の動向を監視しつつ、コ・ホンブックと錬金術の勉強。
 1:ロワ完結に向けて策略を巡らす。
 2:あの蟹は邪魔っけだ!
 3:危険人物は徹底排除☆

 ※容姿や言動は様々な作品の孔明のMIXですが、基本は恋姫†無双の孔明の姿と言動です。
 ※頭脳はジャアントロボの孔明。力は水滸伝の孔明。(……他にもあるかもしれません)
 ※【メタモルフォーゼ】
   容姿を恋姫†無双の孔明から、ガチムチな孔明へと変化させることができます。
   但し、効果は1時間前後。また使用後2時間は、激しい疲労感と眠気に襲われます。
 ※バトルマスターと『強く結ばれました』
 ※携帯電話に『柿テロ猥・R2‐ND』が機能として追加されました。
  見る事ができる項目は「ロワ本編」「最終登場時刻」「参加者名簿」「死亡リスト」の4つ。
  更新は6時間毎の放送毎に行われる。
  4つの内容は書き手ロワ2nd@wikiとほぼ一緒。違う所もいくつかあります。


【コ・ホンブック@アニロワ2nd】
【状態】:若干の不安、仮面ライダー書き手への依存
【装備】:ビッグ承 、エドワード・エルリックの衣装@アニロワ2nd 、賢者の石@アニロワ2nd
【道具】:なし
【思考】:
基本:もう諦めない。
1:したらば孔明と錬金術の勉強をしつつ書き手お兄ちゃんの帰りを待つ。
2:仮面ライダー書き手と共に仲間を集める。
3:自分の恰好に一抹の不安。

※不死者化、酢飯細胞の効果が切れました。
 また、浄解により負の感情も治まりました。
 その影響で錬金術が使えるようになりました。
 他にも何かあるかはお任せします。
※首輪は外れたままです。


【夕方】【G-4/ホテル『キャッスル・満漢全席』-VIPルーム】

【バトルマスター@ギャルゲロワ】
【状態】:胸に抉り傷(回復中)、両腕に削り傷(処方済)、内臓の一部に破損(回復中)、尻に猛烈な痛み
【装備】:蟹座氏の鉈
【道具】:支給品一式、コイン、名簿、永遠神剣「冥加」、不明支給品×2
【思考】:
 基本:コインの表が出た――だから徹底的に抗う
 0:答え(1)「ハンサムのバトルマスターは突如反撃のアイデアがひらめく」を選びたいが……
 1:蟹座氏とはできるだけ穏便に済まし、仲間としたい。
 2:そういえば、放送はどうだったんだろう?
 3:対主催として仲間を探し、殺し合いに乗った輩を倒す。

 ※容姿は前原圭一@ひぐらしのなく頃にです。
 ※自身の精神が、キャラの影響を受けていることに気付きました。
 ※【闘争制覇者-Battle Master】
   発動させることで、決して『バトル』に負けない固有結界を張ることができます。
 ※管理人・したらば孔明と『強く結ばれました』


【蟹座氏@ギャルゲロワ】
【状態】:蟹見沢症候群発症、へこみLv5、顎部に痒み、『蟹座じゃないもん』覚醒
【装備】:体操着(ブルマ)、バットカニパニー
【道具】:支給品一式、蟹座の黄金聖闘衣、最高ボタン、カードデッキ(シザース)@ライダーロワ
【思考】:
 基本:どうしようか……?
 0:蟹見沢症候群発症中!
 1:目の前の変態を殺す。
 2:『あいつ』に逢ったら殺す
 3:ギャルゲロワの仲間とは会いたくなかった……けど。
 4:敵とは戦う。ギャルゲロワ以外でいじめてくる人はみんな敵。
 5:子供の面倒はきちんとみます。

 ※容姿は蟹沢きぬ(カニ)@つよきすです。
 ※最高ボタンを押すと、『いやっほぉぉぉおおおう、蟹座のONiぃ様、最高ーーーーーっ!!!!!』という台詞が、
   ハクオロの声で流れます。シークレットボイスにも何かあるかも?
 ※自分の心がキャラに影響されていることに気付きましたが、キャラに抵抗するため無駄な努力をしています。
 ※身体能力は本気を出せば倉成武ぐらいの力が出ます。通常はカニ。
 ※蟹見沢症候群について。
   へこみのLvが5になったとき、発祥します。発症した場合、自分を苛めたり辱めたりした者を優先的に殺します。
   基本的な症状は雛見沢症候群と同じです。発症中は蟹座氏のチャット状態の特徴により、語尾に♪がついたりします。
 ※言霊『蟹座じゃないもん』に覚醒しました。
   強い意志で蟹座であることを否定することにより、文字通り蟹に縁のあるアイテムから、
   『蟹座じゃないもん』つまり『蟹座じゃないもん(者、物)』の力を引き出せます。
 ※『バッド・カニパニー』が召喚されました。
   蟹座氏のいうことを聞く、千余りの蟹の古参兵達です。幾何学模様を描く隊列は美しいです。強さは蟹です。


【夕方】【G-4/ホテル『キャッスル・満漢全席』周辺】

【仮面ライダー書き手@ライダーロワ】
【状態】不死者(アニロワ2nd準拠)、健康
【装備】カイザギア@ライダーロワ、サイドバッシャー@仮面ライダー555
【所持品】支給品一式 、カードデッキ(ベルデ)@仮面ライダー龍騎、不明支給品(元書風連・その弐のもの)×1、大鉈@ギャルゲロワ
【思考・行動】
基本:皆殺しで優勝。可能ならばまとめキングを生き返らせる。
1:とりあえず孔明に協力する。
  E-8の病院に向かい隙を見てクールなロリスキーを喰う。
2:コ・ホンブックを利用して、対主催者チームを作る。(保留)
3:対主催者チームのリーダーとなり、ステルスマーダーとして行動する。(保留)
4:猫子頭の鬼軍曹とあの漫画ロワ書き手(現代に蘇った熱血怪人)の悪評を広める。
5:俺を好きにならない奴は殺す。
6:コ・ホンブックの信頼をさらに得る。
7:コ・ホンブックを最悪のタイミングで裏切る。

※外見や声は草加雅人です。
※孔明から怪しげな裏話を聞かされました。いくつか虚偽が混ざっているらしいです。
※地図氏一行の情報を得ました。

220:さよならは言わないで。だって――(後編) 投下順に読む 222:ランチタイムの時間だよ
220:さよならは言わないで。だって――(後編) 時系列順に読む 224:世はこともなく廻り続ける
214:闘争制覇者 バトルマスター 242:ギャルゲロワのなく頃に 想託し編
214:闘争制覇者 蟹座氏 242:ギャルゲロワのなく頃に 想託し編
214:闘争制覇者 管理人・したらば孔明 242:ギャルゲロワのなく頃に 想託し編
218:仮面の下の邪悪な微笑み コ・ホンブック 242:ギャルゲロワのなく頃に 想託し編
218:仮面の下の邪悪な微笑み 仮面ライダー書き手 240:集まるヒダネ
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