エロス頂上決戦、決着……?!

撒き散らされたケフィアの海の中、2つの影が交差する。

片や、アニロワ2ndのエロスの権化、『エロスの鐘の煩悩寺』。
片や、漫画ロワのエロスの化身、『エロ師匠』。
互いの顔に浮かぶのは、愉悦に満ちた淫靡な笑み。
互いの太腿を濡らすのは、明言を避けるべき一種の体液。
エロスの女王は2人も要らぬ。エロスのチャンピオンは2人は立たぬ。
まさに不倶戴天。共に同じ空の下に立てる道理なし。この世界の頂点にいるのは1人でいい。

ならば、どうする? 仲良く手を取り合えないのなら、これからどうする?
……そんな質問、答えははじめから決まっている。
戦うだけだ。
戦って雌雄を決するだけだ。
どちらが上なのか決めるだけだ。
――それもあくまで、「彼女たちらしい」やり方で。

    *    *    *

先手を取ったのは、軽やかな鐘の音。
これが剣と拳を交え血を流しあう普通の果し合いなら、槍という「武器」を持ったエロ師匠が有利だったろう。
しかしこれは、妄想と妄執を交え淫液を流し合う、エロスの果し合い。
精神に直接攻撃できるエロスの鐘の方が、僅かばかり有利な得物。

「淫欲情欲、意気軒昂! 聞けぃ! エロスの鐘の破滅の音!」

魔法妖女デザイア・ベルの振るったハンドベルから、一条の光線が放たれる。
かつて男性3人を狂わせ破滅に導いた鐘の音。欲望を暴走させ疾走させ、精気を奪い取る鐘の音。
それを、さらに集束させ一極集中させ、目に見えるレベルにまで増幅させた桃色の光線。
僅かに掠っただけでも精神・肉体共に崩壊しかねない、そんな狂気の光を、

エロ師匠は、あえてよけなかった。

「……何ッ!」
「フハハ、彼女はせっかちさんだな、カズキ!
 いいだろう、喰らいたいなら……喰らわせてやる! この私を、喰らいきれると言うのならば!」

桃色の光線を浴びたエロ師匠の身体から、爆発するように歪んだ霧のようなものが噴出する。
あまりに禍々しい欲望の姿。黒く、赤く、白く、そして熱く。濃密な性の匂い放つ恐るべき精気の塊。
その量・その質共に、あの3人の男達の比ではない。流石の魔法妖女も一瞬怯む。
一瞬怯むが――意を決して、それを吸収し始める。豊かな胸いっぱいに吸い込みはじめる。
吸い込んで、すぐにその眉がひそめられる。

「ぐっ……うぅぅッ……!?」
「ハハハハハ、言い忘れていたが、そのエロパワーには少しばかり『毒電波』も混ぜておいたからな!
 迂闊に吸い込むと大変なことになるぞ!?」

己の存在の根源、エロパワーを吸い取られながらも、エロ師匠は笑う。
毒電波。狂気とエロスに通じた彼女なれば、漫画ロワと無縁であっても手の届かぬ技術ではない。
いや、通常ならば適性足りず威力も低く、効果も無かったろうが、エロスの鐘の音で増幅されている今なら。
美酒と思って毒杯を仰がされた格好のデザイア・ベルが、途端に苦しみ始める。
見る見るうちに下腹部が膨隆していく。メイド服が内側から裂け、カエルのように大きく丸い腹が露わになる。

「ま……まさか、これは……ッ!?」
「そう、そのまさかだ。
 性の愉悦を貪り尽くしたその果てに、一体何が待っているのか……
 いまどき、小学生だって知っていることだろう?」

ただでさえ濃厚なエロ師匠の精気に、悪意ある毒電波までブレンドされたものを摂取したのだ。
コウノトリを本気で信じてる純真な少女だって、これに触れれば想像妊娠間違いなしという代物。
そして妊娠・出産こそは、ある意味で「エロスの終着点」。
生命を産み出すことこそ、エロス本来の目的。タナトスの対極に位置するもの。
存在しない胎児を孕み、エロスの鐘の煩悩寺の腹が膨れていく。存在しない胎児に力を奪われていく。
なおも毒電波混じりの精気を注ぎ込みながら、エロ師匠が吼える。

「そのまま全てのエロパワーを『仮想の子供』に委ね、託し、萎れ果てるがいい……!
 その『概念上の子供』、私が喰らい、取り込み、お前のエロパワーを全部奪い取ってくれる!
 さぁ……羊水をブチ撒けろぉぉぉぉぉぉッ!」
「ふ……ふふふ……そ、それはどうかしらね……」
「!?」

絶体絶命のピンチに、しかし煩悩寺も只者ではない。この窮地にあってなお、不敵な微笑みを崩さずに。
極上の毒電波に侵され、医学的にはあり得ぬ速度で進む想像妊娠を体験しながら、それでもなお諦めない。
手に持ったエロスの鐘を、自ら臍の下に押し当てる。魔性の鐘の音を自らの胎内に向け放つ。
エロスのパワーを煮詰めて作ったような『概念上の胎児』を、さらに作りかえる。

「この女子、所持するところ秘密在り。婚前交渉 十月十日、出産経験それも良し!」
「な――!?」
「エロ師匠が奇策、敗れたり!
 我が言霊に応え、出でよ我が忌み子……  『 陣 痛 、 イ イ ッ ! 』  」

喜悦の叫びと共に、デザイア・ベルのメイド服のスカートの中が、爆発する。
そこから飛び出してきたのは、触手の怪物。
魔法妖女が産み落とした、妄想の中にしか住まわぬ異形の仔。
確かにこれなら、「エロスの終着点」にはならない。使わぬ触手など意味がない。まだまだ戦える。

いや、この『子供』も先の『想像妊娠』同様、実態があるわけではない。
精気そのもので形作られた、2人にしか見えぬ『幻覚』だ。
だが、幻覚であっても、いや幻覚であればこそ、「この戦い」においては実体以上の価値がある。
想像だけなら、リアルでは不可能なあらゆる行為が行えるからだ。身体的限界を突破できるからだ。
思わぬ反撃の一手に、しかしエロ師匠は不敵な笑みを崩さない。

「……いいだろう。ならば、それごと喰らうまで! 体液を……ブチ撒けろぉぉぉっ!!」
「近親相姦、母子姦淫。親子丼は罪の味! 私のエロ妄想は108式まであるわよッ!?」

触手の形をした精気の塊が、エロ師匠にぶつかっていく。エロ師匠を襲い、しかし逆に取り込まれていく。
それだけでは足りないと見たデザイア・ベルもまた、触手の精気を取り込む。取り込んで新たな攻撃を放つ。
めまぐるしく攻防入れ替わりながら、精気を奪い、奪われ、犯し、犯され、妄想し、妄想され……。

虚々実々入り混じり、精神世界での戦闘も交えたこの戦い――
どうやら容易に決着のつくようなものでは、ないらしかった。

    *    *    *

「こいつは……ヤベぇ……!」

ケフィアにまみれた市街にて。
エロスの頂点の座を賭けた激しい戦いを、遠くから見ている2人組があった。
1人は熱血展開の申し子、大暴れ鉄槌。1人はギャグ展開の覇王、ギャグ将軍。
彼らはそれぞれ、燃え展(萌え展)とギャグの気配に惹かれてここに辿り着いたわけだが……。

「こいつは、本気でヤベェぞ……!」

あの鉄槌の身体が、目の前の光景に震える。
いや、その光景すらろくに直視できない。これ以上近寄ることも出来ない。
あまりに激しい「戦い」の余波に、介入することも出来ない。

鉄槌には、確信がある。
もしもこの場に不用意に男性が踏み込めば、一瞬で干乾びる。全ての精気を放出してミイラと化す。
あまりに濃すぎるエロスの気配と、充満した性の匂い。この距離からでも、見つめ続ければ暴発は免れまい。
いや、この犠牲になりうるのは成人の男に留まるまい。
犬だろうと猫だろうと、精通未だ迎えぬ幼い少年だろうと、雄であれば皆等しく破滅しかねない桃色地獄。
鉄槌がその熱血を全開にして突っ込んでも、果たして1分も持つかどうか。
脂汗を浮かべつつ、彼は傍らにいる同行者を振り返る。

「おい、どうする? これじゃ下手に踏み込めな……」
「……気に入らんな」

ボソッ。
鉄槌の言葉が聞こえているのかいないのか、ギャグ将軍の口から小さな呟きが漏れる。
その声に含まれていたのは――怒りの色。
微かではあるが、しかし本気の怒りの色。
え? と鉄槌が問い返す間もなく、ギャグ将軍はそして、無造作に歩き出す。
あの鉄槌でさえ二の足を踏んだ色欲の煉獄に、平然と足を踏み入れる。

「お、おい待てよ!? 何する気だ!? ってか、アンタ何で平気なんだよ!?」
「気に入らん――余は、気に入らん」

行く手には台風に比しても間違いではないエロスの嵐。
男なら誰もが耐えきれず精を放出し尽くす、嬉しさを通り越して恐ろしいほどの世界。
しかし、それをそよ風ほどにも感じていない様子で、ギャグ将軍はその渦中に入っていった。

   *    *    *

小一時間ほど続いたその戦いは、膠着の果てに新たなる局面に入ろうとしていた。

「はぁ……はぁ……や、やるな……!
 私のエロシチュエーションにここまで喰らいつくとは……!
 お前とは美味い酒が飲めたかもしれない、だがッ……!」
「ふぅ、ふぅ……流石、我が宿敵ッ……!
 私の鐘の音に107度までも耐えるなんて……!
 一期一会は戦いの必定(さだめ)、ここで散らすは残念無念、されどッ……!」

熱っぽい目で、互いを見つめ合う。
これほどまでに戦ったのだ、今さら言葉になどせずとも互いの気持ちは分かる。それでもあえて口に出す。
惜しむように。悔やむように。
そして、その悔恨さえも性感のスパイスとして取り込むかのように。

違う出会い方をしていれば、友にもなれたのかもしれない。
何かが少し違っていれば、のんびりエロ談義に花を咲かせることも出来たのかもしれない。
けれど、2人はこういう出会いをしてしまった。こういう戦いを始めてしまった。
決着をつけるまで、2人の心が満たされることはない。
決着をつけるまで、2人が真の快楽の極みに達することはできない。
一進一退、あらゆる手を出しつくした彼女たちは。

「これは……もう、いつまでも概念や淫闘気(オーラ)をぶつけあっていても仕方がないな」
「ええ……ここまで来たら、言葉も、小手先の技も無用っ……!」

デザイア・ベルのメイド服は所々切り裂かれ、エロ師匠のセーラー服には所々溶けたような穴が開いている。
これまでの戦いの余波で、隠すというよりむしろ扇情的に「見せる」ためのものとなった服。
それに、2人はそれぞれ手をかける。それぞれ、服を脱ぎ捨てる構えを見せる。
闘気のぶつけあいも、言葉責めも、エロ薀蓄大会も、妄想合戦も、エロ単語しりとりも。
いずれも、勝敗を決っする決定打にはならなかった。
ならば、身体を重ねるしかない。
「肉弾戦」で決着をつけるしかない。
女同士であることなど、知ったことか。どのみちその程度のこと、この2人には何の問題にもならない。

ヤるしかない。
犯るしかない。
姦るしかない。
最後の一線を越え、描写の限界を超え、2人きりの決着をつけるしかない。
余波だけで大惨事を起こしかねないこれまでの戦いも、その「本番」のための「前座」でしかない。
軽く重心を落とし、互いにタイミングを窺う。
チラリズムと扇情的仕草を駆使したストリップショーなど、どちらも望んでいない。
どちらの肢体も、既に前戯も必要ないほど温まっている。
2人が狙うは、同じ作戦。
開始と同時に『ルパンダイブ』。どう考えても、この一手しかない。
峰不ニ子に襲い掛かるルパン三世の如き、瞬間脱衣と抱きつきの芸術的統合。
成功すれば一気に優位に立てるが、失敗すれば目も当てられない状況に陥る、寝室における大技。
迎撃されたり空振りすれば一気に主導権を失ってしまう、ハイリスク・ハイリターンな作戦。
いかにして、相手の呼吸を外すか。
いかにして、自分のダイブを成功させるか。
いかにして、逸る心を抑え、後先考えず突っ込みたくなる自分の欲望をコントロールするか。
まさに嵐の前の静けさ。
最後のステージの闘争は、既に静かに始まっている。
2人の間の空気が、キリキリと引き絞られていく。緊張が高まる。そして。

跳躍は、ほぼ同時だった。

「――エロスの鐘ッ!!」
「――エロ師匠ッ!!」

スローモーションのように、全ての動きがゆっくりと感じられる。主観の中で時間が引き延ばされる。
大地を蹴りながら、互いの目が合う。
笑っていた。
笑っていた。
タイミングは完全に同時。コンマ一秒の狂いもない。
2人は、共に確信する。
ああ、やっぱりこいつは私と同類だ。
ああ、やっぱりこいつは私と同じモノだ。
言葉にせずとも想いが伝わる。見つめ合うだけで情が通じる。
ならばこれから互いの肌を重ねれば、いったいどれほどまでのことが分かるのか。
ならばこれから互いの秘密に触れ合えば、いったいどれほどの極みに登れるのか。
想像しただけで心が濡れる。想像しただけで逝きそうになる。想像しただけで孕みそうになる。

2人はそして、空中で、その着衣を、全て脱ぎ捨てんと、

「 ―― い い 加 減 に 、 自 重 な さ い ッ ! ! 」

全て脱ぎ捨てんとして――空中で、同時に張り倒された。
横合いから突進してきた、女言葉を叫ぶ、見事なハゲ頭の巨漢に、張り倒された。
そりゃもう、見事に。
両手でそれぞれ1人ずつ。
空中に舞う蚊が叩き落されるかのように。
容赦なく、完璧に、完膚なきまでに、張り倒された。

   *    *    *

「で――チームを組んだのはいいが、これから、どこに行く?」
「そうだねぇ……お? これは……?」
「どうした? ……何だ? 光っている?」
「これは……そうか。どうやら、このアイテムを『呼んでる』場所があるみたいだね」
「呼んでいる、だと?」
「なに、これが初めてってわけでもないんでね。誰かの尻拭いってのはさ。
 ちょっと行ってみようか――きっと、面白いことになると思うんだけどね?」

   *    *    *

淫欲と狂乱の嵐が去ってみれば、後にはただ虚しさにも似た静けさのみ。
撒き散らされたケフィアもただ汚い粘液でしかなく、乾いてパリパリ割れていく姿はもの悲しさすら感じさせる。

そんな、祭りが急遽中止になったかのような街中で――
きっちりと膝を揃えて正座する、いやさせられている女が2人。
ついでに、出番というか言葉を挟む間もなかったマスコット、ミニ・サスペリアも正座させられている。
そんな彼女たちの前には、腰に手をあて、女言葉で説教を続けるハゲ頭1人。
そしてどうすべきか分からず、少し離れたところから所在無く見守る女装男が1人。

「――つまり、弾けるのはいいけど場所と時間を弁えなさいって言ってるの。
 昼日中から誰に見られるとも分からぬ街中で、なんて、酷すぎてギャグにすらならないわ。違う?」
「……はい」
「……ごめんなさい」
「本当に分かってるの?! ねえ、何に対して謝らなきゃならないのか、分かってる!?」

ギャグ将軍の秘められし特殊能力――「書き手界の良心」。
普段は存在そのものが冗談のような将軍であるが、だからこそ、シリアスになった時の迫力は凄まじい。
何故か女性口調で放たれるその言葉には、誰もが動きを止めて耳を傾けざるを得ない力がある。
その一喝は、重みにして名無しによる「○○ロワ調子乗ってるな」の一言の350倍に匹敵するとの報告も。
(ちなみにこれは、民明書房の本に載っていた信頼できるデータである)
とてもではないが「なんで言葉の色まで変わるの?」とツッコめるふいんき(←なぜか変換できない)ではない。
ただ、萎縮するしかない。ただ、反省するしかない。
ま、ギャグ将軍の性格上、そうそう多用しない(というより、出来ない)のが僅かな救いだが……
使い方次第では、チートを極めたマーダーでさえ膝を屈するような、そんな強力な能力だ。
エロスを最大の武器とし自重からも縁遠いこの2人に、抵抗できる道理などない。

「大体あなたたち、エロの専門家を自称してる割りにはツメが甘すぎるの。
 下ネタは安易に使っても大きな反響があるからこそ、ここぞという時に知性的に使うことが求められるのよ。
 それを、貴女たちは……!」
「……あの、ギャグ将軍閣下? ちょっといいですか?」

延々と続く説教。
おずおずとそこに言葉をかけたのは、説教されていた2人ではなく。やや放置気味だった大暴れ鉄槌だった。
ま、何故か妙に敬語になってしまっているのは、ご愛嬌ということで。

「……何よ」
「とりあえず、そいつらにさっきみたいな馬鹿騒ぎはもうやらせないとして……これから、どうするんで?
 そいつらだって、ケンカの途中で放り出されたら収まりつかねぇだろうしよ」
「ふむ。そう言われてみればそうであるな」

鉄槌の言葉に、ギャグ将軍は普段通りの調子に戻って腕を組む。
熱いバトル大好きな大暴れ鉄槌であるが、そうであればこそ、ケンカの終わり方もよく知っている。
こんな、横から乱入して共に説教くらって、なんて終わり方で彼女たちの気持ちが収まるわけがない。
この場は将軍のプレッシャーで押さえ込んだとしても、その火種は必ずや「良くない形」で暴発するだろう。
彼女たちをどう扱うにせよ、それはいささかよろしくない。
少し考えた後、ギャグ将軍は提案する。

「ここは1つ……平和的に、ゲームか何かで決着をつけるというのはどうかの?」
「……げぇむ?」
「でも、私たちの決着に相応しいゲームなんて……」


「なるほどね。こりゃ、僕が呼ばれるわけだ」


「「!?」」

それは、唐突な声だった。
誰?! と問い返す間もなく、スパン! スパン! と軽やかな音が連続して響く。
少し遅れて、ジャラン!と鳴る鎖。
皆が振り返ってその青年の姿を認めた時には、既に空間が歪み始めている。
大仰なアクセサリのついた竹刀を肩に担いで、青年は爽やかに笑う。

「自己紹介が遅れたかな。僕の名前は速筆魔王LX。アニロワ2ndの書き手だよ。
 盗み聞きするつもりはなかったけど、何やら『ゲームでの決着』を必要としているように聞こえたのでね。
 お節介かもしれないが、提供させてもらうことにするよ」

空間が歪む。固有結界が展開される。
虎竹刀with千年パズルが誘う、闇のゲーム。
目的はエロスの鐘の煩悩寺とエロ師匠の決着をつけること。賭けるものは互いの精気(エロパワー)。
この条件で、そして当のアイテムを保持する速筆魔王自身も参加できるものとして選ばれたのが……

「……なるほどね。コレが出るか」

選ばれ出現したのは、特殊な仕掛けがいくつか組み込まれた麻雀卓。
透明牌交じりの牌を使用し、負けた際のペナルティに血液を抜く。
漫画『アカギ』に登場する変則麻雀、『鷲巣麻雀』――それをベースに、この戦いのために修正したもの。

『変則脱衣鷲巣麻雀』。
それが、今回選ばれた『闇のゲーム』の名前だった。

222:ランチタイムの時間だよ 投下順に読む 223:エロス頂上決戦。仕切りなおし。
222:ランチタイムの時間だよ 時系列順に読む 223:エロス頂上決戦。仕切りなおし。
210:エロス頂上決戦開始 エロスの鐘の煩悩寺 223:エロス頂上決戦。仕切りなおし。
210:エロス頂上決戦開始 エロ師匠 223:エロス頂上決戦。仕切りなおし。
212:FC版書き手ロワイアル 大あばれ鉄槌 223:エロス頂上決戦。仕切りなおし。
212:FC版書き手ロワイアル ギャグ将軍 223:エロス頂上決戦。仕切りなおし。
211:ぼくと魔王 蘇った現代の熱血怪人 223:エロス頂上決戦。仕切りなおし。
211:ぼくと魔王 速筆魔王LX 223:エロス頂上決戦。仕切りなおし。
220:さよならは言わないで。だって――(後編) 派手好き地獄紳士666 223:エロス頂上決戦。仕切りなおし。

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最終更新:2008年04月06日 23:55
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