世はこともなく廻り続ける

「そう、あなたも死んじゃったんだ」

暁を背に空を駆ける少女がなんの脈絡も無くぽつりと呟いた。
彼女の名は予約被りの定評のあるtu4氏。
最後の空気王の名を自ら冠するありとあらゆるロワの空気達の願いの行く末に立つ者。
右往左往の末、全ての空気キャラの復権を目指すに至った彼女は、
だからこそ各ロワで空気とされた者の真価を誰よりも理解していた。

「あなたになら、殺されてあげても良かったのにね」

何もない天へと向かい一人声をかけ続ける少女。
傍から見れば狂人や危ない人にしか見えないだろう。
いや、沙羅さんの伝説を知る者からすれば、
遂に本当の空気と話す能力を得たのかと思われてしまうかもしれない。
まあなんかその内そうなったところでみんな納得しそうだが、
残念ながらそんな厄介な能力に覚醒したわけではない。
彼女はちゃんと会話しているのだ、己が内に内包した永遠神剣第一位「空気」、その意志と。

永遠神剣
忘れられがちだがこのお手軽魔力持ち強化アイテムは「求め」だけでなく、全て自らの意思を持っている。
特に上位の神剣の意志は曲者揃いだという。
第一位であるtu4氏の「空気」においては言うまでもない。
そう「空気」の意志とは古今東西ありとあらゆる世界の創作物において空気とされたキャラの妄念。
ロワ内であるが故にその力はKYによって制限されているが、
本来ならパロロワ以外のキャラの力すら使いこなすという代物である。
その空気の意思に先ほど新たに一つの少女の意思が合一されたのだ。
転に殺された地味子の意思が。

ただ堅実に原作風味のリアルな話を書いていた。
それだけの理由で地味であることを押し付けられ、遂にはあっけなく殺されてしまった少女。
数少ない空気キャラの味方である書き手――◆Zp1p5F0JNw(空気の人)の人により呼び覚まされた
葉鍵の迎撃(リーフシールド)も遂にその真価を発揮することはなかった。
あの力の前にはいかな「空気」とて、いや「空気」だからこそ分が悪かった。
あまりにも自身のチート化に対するクレームが来てKYが発動しようものなら、
「孤城の主」でもやって空気達の存在を読み手達に刻みつけた後に地味子にやられれば、
地味子の株も上がり空気の株をまとめて上げられるとも思っていたが、
どこまで行っても世界は空気キャラに見せ場を作る気はないらしい。
ロワそのものを過疎とされ、名すら与えられなかったAAAロワ出身の者たちも同じく全滅してしまった。
それが空気の宿命とでも言うかのように。

「いいわ、その運命、私が覆して見せようじゃない」

幸い「空気」は地味子とAAA勢の魂をマナごと取り込み、さらにその力を振るえるようになった。
感電の対主催宣言も幸いこの私にはどうでもいい話だ。
むしろ嘲笑すら浮かぶくらいだ。

「あははははははははは!」





さて、唐突だが、ロワでよく使われる対主催とは、どう行った者達を指すのであろうか?
焦らしても無駄に考察文が延々と続くだけなので、先に答えを提示しよう。

主催者がロワという手段によって成就させようとしている目的の障害となる者のことである。

そう、バトル・ロワイアルとは多くのパロロワに於いて、あくまでも手段であって目的ではない。
アニロワ1のギガゾンビのようにロワが手段であり目的でもある主催者は珍しいくらいである。
大抵の主催者からすれば、殺し合いがある程度進み、目標を達成できた時点で、
マーダーが一人もいなくなろうが、首輪が解除されようが、
自分達に直接牙が剥かれない限り痛くもかゆくもない。
スパロワの主催者であるユーゼスなぞ、ゲームから脱出する人間を、
神の力を振るうにふさわしい敵として求めているくらいだ。
ラノロワの主催者アマワのように、参加者と主催者の勝利条件とが一致しているケースまである。

つまり対主催とは何も殺し合いにのらず殺人遊戯の打倒を志す者達や、
手段を選ばずとにかく主催者の命を奪おうと考えている者達を指すとは限らないのだ。

上記の考えに至ったWIKI管理人が、ロワを開催するにあたって最も苦心したのが、
自身の真の目的の参加者や読み手や他の主催陣からの隠ぺいである。
誰にも知られさえしなければ、よっぽどの偶然でも起きない限り、
邪魔されることは無いと踏んだのである。

だが、このことは簡単なように見えて実に難しい作業であった。
ただの読み手に対しては、WIKI管理人が自身の登場話に於いてほとんど真実を話さず、
のらりくらりと事態をややこしくするような発言を吐くだけで事足りる。
しかし参加者たる書き手に対してはそうはいかないのである。
そもそも多くのパロロワに於いては、主催者の真の目的は後付け設定として登場するものである。
書き手準拠と言ってもいい。
またその名の通りただの専業管理人だったならばともかく、WIKI管理人も一人の書き手である。
同じ書き手という立場の人間同士、もし真面目に考察などされでもしたら、
最悪たった一話で自身の思惑が後付ゲフンゲフン見抜かれかねない。
その上で何でもありな書き手ロワ参加者に的確な反撃をされでもしたら……。

WIKI管理人は悩みに悩んだ。
書き手達を書き手として参加させなければ計画は成功しない。
それでいて書き手という存在そのものが計画を失敗させかねない。

ぐるぐると、ぐるぐると、何度も何度もループしていく思考。
片方が成り立てば、片方が成り立たないという致命的な矛盾。




それらを一遍に解決したのが『なりきり』である。
テイルズロワがノーマルエンドを迎え、テイルズロワ2の話題で盛り上がった時に談義されたこの力。
単純にいえば別のキャラクターに変装し成り切ることで、変装元のキャラの能力が使用可能になるという力だ。
WIKI管理人はその『なりきり』能力をロワの基本システムとして組み込むことにより、
書き手としての思考能力をキャラに引きずらせることにより制限し、
ついでに超常の力を与えることにより、殺し合いの促進をも成功したのだ!
まさに一石二鳥!ビバテイルズ!!酢飯細胞は思わぬ伏線だったのさ、キラーン☆
更にジョーカー召喚を隠れ蓑に、テイルズロワの因子を取り込むほどの徹底ぷりだ。
まあそれ故に、書き手達の心情や衣装が別のキャラ寄りになれば、
ほいほい新能力が目覚めてしまうというご都合主義を許容するはめになったのだが。

とはいえこの制限には実はデフォルトで抜け穴が存在したりする。
その一つが多重変身キャラであること。
『なりきり』という特性上、そのキャラ付けで固定して過ごせば過ごすほど、浸食は拡大していく。
ならば、キャラをコロコロと変えていけばいい。
多重人格や多段変身。多くのキャラを含有すれば含有するほど浸食速度は落ち、
キャラに引きずられることを遅延することができるのである。
地図氏や孔明はどうやらこのことに気付き、書き手としての意識があるうちに、
自らに変身設定をうまく付け加えたのだろう。
ある程度のきちんとした設定があれば、『なりきり』はなんでもそのとおり実現してしまうのだから。

そしてもう一つの方法が空気キャラであることである。
言わば「カズマ」「アーカード」「光太郎」「ドS」「ドM」「変態」「ロリコン」
といった濃いキャラづけなキャラに対して彼らは「剣士」「魔法使い」「一般人」
といったジョブのみを指定されたに等しかったのだ。
更に彼らの「ありとあらゆる効果の影響を透過する」という空気力は同パーティーメンバーにも感染するのだ。
空気が煙たがられるこの特色は、しかし今回はうまく発揮し、
フリクリ署長によるメタ考察を可能にしたのである。
まあもっとも、そのジミーズもAAAキャラもすでにこの世にはいないのだが。

「あはははははははははははははははははは!!」
故にtu4氏は笑う。感電は、ミスを犯したのだと。
もうこれで残されたメンバーの内、彼ら三人を除いて主催者の真の目的に気づけるものはいなくなったと。
空気キャラをおざなりにしたことの報いだ、いい気味だと笑い続ける。



感電がその空気キャラの利点を知った上である参加者と秤にかけ、
空気キャラも殺してしまっても構わないと冷静に判断したとも知らずに。
デフォルトで着ぐるみ設定だからこそ任意で『なりきり』を解除でき、
その上元ネタが主催者打倒を成し遂げたことのあるあの人物こそが、
WIKI管理人の真の天敵たりえるとは思いもしないで。





「まあ普通気がつかないわよねえ、まさか制限されているのが力じゃなくて、思考の方だなんて」
実際管理人と基は同存在であるはずの自分ですら「空気」を覚醒させ、沙羅さんに引きずられるのではなく、
共に歩もうとするまでは思い出すことすらできなかったのだ。いや、むしろ同一存在であるからこそか。
自分とエロスの鐘ほど初めにWIKI管理人の目的に気づきうる人間はいないだろう。
それならば自分が当初受けていた理不尽な制限も納得がいく。
恐らくエロスの鐘の方もかなり濃いキャラづけをさてれていたり、変な制限をかけられていてり、
はたまた可笑しな監視役を付けられたりしていることだろう。
例えば、そう。
空鍋を回し続けないと死ぬとか、沙羅さんとか、あるいは
「っはあ、空飛ぶのって結構疲れるのよね~。こなたならそんなのお構いなしに喜びそうだけど」
スーパーかがみんとか。

うん、スーパーかがみん。
みんなきっと忘れてるわよね、こいつのこと。
そりゃもう空気王の私からしても空気としか言いようが無いし。
でもそれってどうやら私にいつでも合流できるようにわざと主催者がキツキツの制限を設けて、
空気キャラにしたようなのよね。実際激戦と不死者化による再生力に、
ローラーブーツに衝撃波にマリンデビモンと地形判定ALLS。
いくら私でも、こいつに時間稼ぎに徹されでもしたらたまったものではない。
その間に管理人に千年リングを使われたら一貫の終わりである。
パラサイトマインドを解除されればこの体を動かすことはできなくなるからだ。
空気キャラの復権を遂げるまでは体を失うわけにはいかない。
別の千年アイテムを持っていればまた話は別なんだけれど。
とはいえ管理人の思い通りに動くのもそれはそれで癪だ。
今の私は最後の空気王tu4という、一人の確固とした存在なのだから。

だからまあ、少し殺し合いを加速させるとしよう。
空気キャラの復権も兼ねて。

「ミミ、フォルカ。あんた達の“しんか”の力、さあ存分に示しなさい!!」
tu4氏の手にあらわれるは、六角形の時計のような道具。
デジモンが登場しないアニロワに於いて、まさしく空気と化した支給品――デジバイス。
tu4に掲げられるや否や漆黒の光が溢れ出し、会場のあちこちに飛んで行き、そして……

ドラえもん

かって鬼軍曹が語ったように、日本人の誰もが彼が殺し合いにのるとは思わないだろう。
ならばこそもしもゲームに乗ったドラえもんがいるとしたら?
彼は最悪のステルスマーダーになれるのではないだろうか?
そんな狂った妄想の産物がここにいた。
書き手でもなく、絵師でもなく、またネタ支給品であったにも関わらず、
性格や能力は原作基準のドラえもん。
はっきり言って扱いづらいことこの上ない意思持ち支給品である。
故に、空気と化すことは決定事項で、デジバイスによる進化も約束された帰結であった。
スーパードラえモン?ゴッドドラえモン?メタルドラえモン?
NO!ドラえもんの真価とはさに非ず!!彼を彼たらしめているものは、ずばり!

「ぱんぱかぱ~ん!クレイジーダイヤモンドのDISC~、邪剣ファフニール~、チャネリング~」

そう、秘密道具である!
姿かたちが全く変わっていないドラえもんのお腹には、
しかし彼の象徴たる四次元ポケットがこれでもかと輝いている!
勿論秘密道具なんでもありでは、KYに抵触するので、ロワ仕様には変更されている。
彼が取り出した秘密道具が今の四次元ポケットの効果を物語っていると言えるだろう。
即ち、空気支給品こと放置されたまま誰にも回収されていない支給品を取り出せるのである。

ドラえもんは即座に自らのあたまにDISKをセットし、治療中だったKing of 脳内補完に使用する。
それだけならいかにもドラえもんらしい行為として見れただろう。
だが空気王の一人、ハカロワ3の引き籠り型煽動人物、天野美汐の力に染まったデジバイスは、
対象に正しい進化の力をもたらしはしない。
さらにはこのロワでは、主役デジもんの一匹を7大魔王に進化させたニコロワの因子も飛び交っているのだ。
いかな善良なドラえもんとはいえ、空気になった時点で暗黒進化を免れることはできなかった。

「ふふふ、これでこの人は僕の思うがまま。ファフニールも持たせたし、存分に狂ってね」

ドラえもんが、笑う。

「あははははははははははははははははは!」

全国のちびっ子たちには見せられないような邪悪な笑みに表情を浮かべて、これから起きる惨劇に夢をはせる。

「ははははははあははははははははははははははははは!!」

進化の力により暗黒神化し真価を間違った方向に発揮することになったドラえもんは、

「ははははははは「黙れ、クズが」は?」

幸か不幸か、罪のメモリーを電子頭脳に刻むより先に、頭部を吹き飛ばされ、壊された。




「ふん、持ち主はクズだったが、このポケットは使えるな」

戦利品を手に転は笑う。彼がドラえもんを見つけたのは何も偶然ではない。
当初の目標だった温泉での参加者たちとの情報交換は、
わずかな差で集まっていたもの達が全滅したことにより失敗に終わった。
とはいえ収穫がなかったわけではない。
せめて残った奴が使える人間ならばよかったのだが、死にたがりでは足を引っ張られかねないと、
疫病神フラグが立つ前に地味子を殺した後、彼はとりあえず温泉に向った。
レーダーで確認した範囲では、かなりの人間が居たのだ。
一人途中で転移したのは気になったが、恐らくは何人かの支給品は残されたままであると踏んだからだ。
ついでに疲労回復の為に温泉に入るのも一興かとも考えてはいた。
だが、予想とは常に裏切られるものである。
温泉にたどり着いた転を待っていたのは、さしもの彼も驚かざるを得ない光景であった。

天から真っ黒い光が降り注いだと思うと、突然巨大な龍が現れたのである!
しかも鰤やら蛸やら鯛焼きやらをもしゃもしゃ食べながら。

いくらなんでもそりゃないだろと、マサキ顔に似つかわしくない表情で呟きはしたが、
そこは天こと転。冷静にレーダーを見つめながら思考にふける。
初めこそはその姿から、ギャグ将軍のネタ画像もあいまって漆黒の龍の変身した姿かとも思ったが、
レーダーにも映ってはいないし、近くにモンスターボールも転がっていたことから、
ただの支給品だったと判断するも、説明書には何故かコイキングLV99と書かれている。
しかしどう見たって彼の眼の前で踊り食いを敢行しているのは、本来の5倍くらいの大きさのギャラドスである。
まさかここを襲撃したマーダーを倒して、晴れてLV100になり進化したというオチなのだろうか。
それともいっそたいやきとやらがこの惨劇を起こした犯人だったりするのだろうか。
書き手ロワ的にありえなくもないと頭を捻るマサキが、再び漆黒の光が降り注ぐのを目にしたのは、
タイヤキが他の三匹をちょうど完食した頃であった。
すぐさまヒュッケバインに跨り、飛行可能な巨大ロボの機動性を最大限に発揮して黒い光に追いついた転は、
ドラえもんの変貌を目にし光の効果を確信したのだ。
ならば、もう用は無い、とドラえもんの頭部をバルカン砲で吹き飛ばし、今に至る。




「おい、起きろ、クズ!」

とりあえず目の前の男――首輪に書かれた名前によるとKing of 脳内補完というようだ――を
起こそうとけってみるも、一向に眼を覚ます気配が無い。
ケロンパスで移された疲労は、クレイジーダイアモンドでは回復できなかったからだ。
勿論それを知るはずも無い転の苛立ちは刻一刻と募っていく。
面倒くさいのでとっとと殺しちまおうかと、沸点の低い彼が思い始めた時、ふと、脳内補完の口から声が漏れる。

「あ、ぐ。力が、欲しい!あのガキを、殺せる力が!!」

それは、呪詛の声だった。己を殺し、またも手痛い敗北を味あわせたChain-情に対するどこまでも深い憎悪の叫び。
普通の精神の持ち主なら、耳にするだけで震えあがる程の闇を携えたその声も、
転にとってはただの負け犬の遠吠えにしか聞こえなかった。

「ふん。こいつも使えないクズだということか」

脳内補完への興味が失せた転の手の甲に光り輝く球体が顕現し、転が両手を合わせ力を行使しようとしたその刹那、

「コード承認。三神合体モード」

予想外の音声が響いた。

「む?」

転の表情の変化に合わせるかのように、四次元ポケットから巨体が飛び出す。
スパロワ住人の転は一目で巨体の正体を見抜いていた。

「ディス・アストラナガン、だと!?」

どうやら結の死体は転にとってはアイテム扱いされたようであり、
四次元ポケットを通ってヒュッケバインと合体を開始したのだ。
思いもよらない幸運に転はいびつな笑みを浮かべるも、すぐに過疎の空間を合体中のロボの周辺に展開する。
合体時の光が眩しいということもあるが、それ以上に合体完了後の大きさがわからなかったからだ。
万一真・ゲッターサイズにでもなられたら、いくらなんでも大きすぎる。
会場のどこに居ても一目瞭然である。他の参加者の戦力がわからない今、目立つことは避けたい。

そこまで考えて、転はふと一つの案を思いつく。
確かに自らが目立つのは愚行だが、他人を目立たせればどうだろうか?
それも明らかに殺し合いにのっているであろう参加者をだ。
ロワの書き手達が、そんなおいしい事態を逃すはずがない。
マーダーにしろ、対主催にしろ、悦楽趣味者にしろ、自分にとっては問題ない。
只誘い出された参加者の戦いを隠れて見ていれば、おのずと戦力はわかるものだ。
なんならその後に接触して情報交換をしても構わない。
至れり尽くせりではないか!ちょうどいいことに手はずは既にドラえもんが揃えてくれている。
手元には温泉で回収してきた目立つことこの上ないギャラドスのモンスターボールまである。

「ふはははははは、いいだろうクズ、望みどおり力をくれてやろう!」

マサキが再び四次元ポケットに手を突っ込み、目的の道具を引きずりだす!
使いどころがなく、忘れ去られた支給品である邪教の館を!!
シリンダーにセットされた脳内補完とギャラドスが、見る間に細胞レベルにまで分解され結合していく。
その狂気の様を転はコントローラーを手にし、笑いながら見つめていた。

LV99ギャラドス。各能力値こそ高いものも、技はたいやきことコイキングが覚えていた3つしかない。
合体完了後の技継承時に、脳内補完のジェントリー・ウィーブスを外しさえすれば、
程よい強さの巨大モンスターが誕生するだろう。
合体アイテムとしてファフニールを組み込んでおいたので、派手に暴れまわってくれることも間違いなしだ。
後は気になることがあれば、チャネリングを使い介入すればいい。
幸いヒュッケバインの操作用コントローラーの予備で、2P操作が可能なのだから。

「クククク、ははははははは!見ているか、黒き光の主よ!これが俺と貴様の格の違いだ!!」

転は笑う。
彼の前で遂に合体を終え、巨竜の頭部に下半身を埋めた脳内補完が、自身の威容を誇るかのように新生の産声を上げる。

「グルおあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁAAAAAAA!!!!」







【ドラえもん@アニロワorカオスロワ 死亡】
【ブリ@アニロワ2nd 死亡】
【タコ@漫画ロワ 死亡】
【鯛焼き@書き手ロワ2 死亡】






【夕方】
【G-7 市街地 上空】
【King of 脳内補完@漫画ロワ】
【装備】邪剣ファフニール、チャネリング
【所持品】
【状態】全長33mくらいのギャラドスの頭部に上半身がくっついたような外見
    健康、凶暴化
【思考・行動】
基本:殺す、壊す、殺す、壊す、殺す、壊す
0:クソガキ、何がなんでもぶっ殺す!
1:他の参加者も殺し尽す!
※中の人がB・D・Nであったために、人肉カレーがきっかけで異世界の自分、
 およびもう一人の自分と記憶がシンクロしました
※合体時に継承した技は、はねる・体当たり・じたばた・絶対零度(ホワイトアルバム)
※ファフニールの影響で更に暴走しています
※人語は一応話せます
※ギャラドスは本来のネタ対象である漆黒の龍と会えば何かが起きるかもしれません
※チャネリングにより転には逆らえませんが、脳内補完は気付いていません。

支給品一式、ウルトラミキサー(故障?)

【G-7 市街地 過疎の空間】
【転@スパロワ】
【状態】:人格反転中
【装備】:???(三神合体機。本人確認済み)、四次元ポケット
【道具】:支給品一式×8(食事一食分消費)、首輪×3(内一つ破壊)、高性能探索機能つき扇風機
     AK-74(残り60発)、マジシャンズレッドのスタンドディスク、転ばし屋
     チェーンソー@サガ1、朝倉涼子のアーミーナイフ、ナイフ、えいゆうのたて@FF6
     パロロワ衣服詰め合わせ、夜天の書(BL本)、BL本、GL本、泉こなたのスクール水着@漫画ロワ
     放火セット(燃料、松明、マッチ)、カードデッキ(龍騎)、コアドリル@アニロワ2nd
     お徳用原作パロロワ全生首セット(目玉セット他に換装可能) &原作パロロワ全手首詰め合わせ今なら腕も付いてくる!
     ウルトラミキサー(故障?)、クレイジーダイヤモンドのDISC、モンスターボール(空)
【思考】:このロワを完結させて一刻も早く生還し、スパロワを完結させる。優勝か脱出狙い。
 1:集まってくる参加者の動向を様子見
 2:適時脳内補完に介入
 3:新機体の操作に慣れておく
 4:装備品の選定
 5:ウルトラミキサーもとりあえず修理しておく
 ※容姿は秋津マサト(木原マサキ)@ゼオライマーです。
 ※転ばし屋はトリップ名でしか働きません。
 ※生死に関わらず、第三回放送で転の死亡は放送されます。
 ※首輪の解除方法を会得しました。道具がなくても外せます。
 ※えいゆうのたてにはアルテマ×10、つまり通算で10話以上所持しているとアルテマが習得できます。
   魔力っぽいステータスや、触媒があれば使用可能です。
 ※ヒュッケバインはビッグ承、結のディストラと融合することで、三神、四神モードにパワーアップします。
   それぞれ三機合体、四機合体の機体に変化。二機合体ではSSサイズ(人間大)ですが、サイズも大きくなっていきます。
 ※三神合体機は次以降の人にお任せです。ただし、大きさはS~Mサイズになりました。
 ※クマのプー太氏は主催者の本拠地に帰還しました。
 ※四次元ポケットは主に放置支給品を取り出せます。
  ただし、海中に落ちたフリクリ署長達の荷物を回収しようものなら、
  四次元ポケットは水びだしになって使用不能になります。



「空気」に吸収されたドラえもんの魂から、大まかな事の顛末を聞いたtu4氏は、
とりあえずおいしいとこ撮りされた腹いせに、スーパーかがみんを機神拳でぼこることにした。




【夕方】【F-6上空】
【予約被りに定評のあるtu4氏@ギャルゲロワ】
【状態】ダメージ(中)、同胞に対する深い愛 、ご立腹
【装備】永遠神剣第七位「存在」、ガンダールヴの証(ゼロの使い魔@漫画ロワ)、
    ペンダント(空鍋の欠片) 、スーパーかがみん
【道具】写真付き名簿、支給品一式、不明支給品×1(未確認)
【思考】
基本:空気キャラの復権を!
0:ああ、腹立つう、この、この!
1:孤高の黒き書き手氏と接触する
2:空気キャラは保護する
3:書き手はみんな滅する
4:エロスの鐘の煩悩寺がマーダーだと広める
5:ギャルゲロワ陣営は欝に叩き込む
6:転もあったらただじゃおかない
7:邪魔するようならWIKI管理人も容赦はしない

※容姿は白鐘沙羅@フタコイ オルタナティブ。アセリアの服を着ています。
※永遠神剣第一位「空気」が覚醒しました。
 相変わらずロワの舞台は基本マナが少ないので普段「空気」自体は振るえません。
 エターナル化は世界移動時の存在抹消がむかつくので「空気」とtu4双方の意志で抑制中。
※転生前の記憶も蘇りました。
※ガンダールヴの能力は、どんな武器でも自在に操れます。
 また本来は使うと疲労を伴いますが、tu4氏の場合それはありません。チートですし。
※空気王として他ロワの空気キャラの能力を使用できます。
 空気の覚醒により更に応用が利くようになりました。
 例フォルカ+ミミ=他の空気キャラを超神化(超進化)
 チート度アップしましたし。
※何を見て聞いたのかは次以降の書き手さんにお任せします。
※スーパーかがみんは戦闘に介入する気はありません。


今日も今日とて世界は変わらず、メイ☆オーは絶好調で、沙羅さんは空気で、かがみんは不幸なのであった。

223:エロス頂上決戦終幕――そして。 投下順に読む 225:小さな愛の物語
221:したらば孔明の陰謀 時系列順に読む 225:小さな愛の物語
219:Blitzkrieg――電撃戦 (後編) 233:三人で、行こう
215:空気でもいいよ 予約被りに定評のあるtu4氏 230:これが超展開と言うものだ!
209:VSホワイトアルバム King of 脳内補完 230:これが超展開と言うものだ!
126:温泉三昧 タコ
126:温泉三昧 ブリ
126:温泉三昧 たいやき 229:これが超展開と言うものだ!
126:温泉三昧 鯛焼き
151:書き手って一体何ですか? ドラえもん

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最終更新:2008年04月06日 23:57
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