大いなる意思(後編)

     ◇     ◇     ◇     ◇


「キシャ、シャハハハハハッ!! ヘハハハハハハッ!!」

nanasinnの動きは迅速だった。悪夢から思うほど、図体では考えられない速度で走る。
目標は残月とフラグビルドだ。前衛が崩れた以上、もっとも攻撃力の高い者を撃破するのは当然だった。
お姉さまなどいつでも料理できる。まずは、この身体に何発もライフルをぶち込んでくれた奴らを、思いっきりグロテスクな彫像に変えてやる。

「ちっ……まずいねえ、こりゃあ……」
(引き時、でしょうか……)

焦る残月と冷静に計算するフラグビルド。
がくん、と足から崩れ落ちてしまう。どうやら、疲労が限界のようだった。

(こんなときに……お姉さまから貰ったツチノコダンゴを……!)

お姉さまから貰った虎の子の回復アイテム『ツチノコダンゴ』を口にする。

「ぐっ……ツチノコダンゴですら、ほとんど効果がないなんて……命が繋げただけ、儲けものってことですか……」

本来、体力と気力を全回復させるAAA出展のラジアータ・ストーリーズの最高の回復アイテム。
それを以ってしてもフラグビルドの命を繋ぐことが精々らしい。
彼女の視界がとある光景を捉える。それは、自分の名前を呼びながら走ってくるChain-情の姿。

(……ふむ。ここで命を懸けるフラグでも立ててみますか)

残月が慌ててその場から離脱する中、フラグビルドはそのまま立っていた。
恋愛フラグなら、一度彼に自分が失われるかも知れない、という実感を与えてみたい。これで助かれば、恋愛フラグが成就されそうな気がする。
危険な賭けだが、やってみよう……と、その瞬間、ガツンッ!!

振るわれた左腕にフラグビルドが弾き飛ばされた。

「フラグビルドーーーーーっ!!!」
(あっ……これ、ちょっと、ヤバいかも……)

疲労困憊だったフラグビルドには、避ける手段がなかった。せめて受身を取るぐらいだ。
残月の支給品だった九十七式自動砲はその場に放置され、nanasinnは優先的にそれを破壊する。
フラグビルドなど邪魔だから振り払ったに過ぎない。そうした事情がフラグビルドの命を繋いだ。

「さあ、さあさあっ! 随分痛めつけてくれたんだ。覚悟はできてるかぁ、てめえらァアア!! 思いっきり叫ばせてやるから、のど飴でも舐めておけよォオ!?」

そうして振り上げた右腕の砲台。テイルズロワの砲兵隊長の名に相応しい、圧倒的な負が狙いを定める。
標的はお姉さま。まずは麗しいその顔を見るのも躊躇われるぐらいの汚物にまみれた存在にしてやろうと、毒液を用意する。
援護は間に合わない。パンタローネが、ルーキーが手を尽くそうとするが、遅い。
絶体絶命の危機において、どうしようもないほどの詰み将棋。

それを。


ゴオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!


眩い光の奔流が救った。

「ぉおおぉおおぉぉおおうぅうううぅあぁあぁぁあああああああっ!!!!?」

耳を塞ぎたくなるような絶叫。
絶対たる裁きの光。巻き込んだ者を全て消し飛ばすために生まれた貫通兵器。
全員の視界が真っ白に染まり、光臨する暴力そのものに身を委ねるしか道はない。

「こ、れ……は……エンジェルアーム……? 莫迦なぁぁ、あいつらかっ!? 主催者の野郎、俺を用済みと判断しやがったなァァアアッ!!」

この書き手ロワにおいて、エンジェルアームはズガンの代名詞とも言えた。
扱いに困ったジョーカーの面々を葬るために、大いなる意思が働いていたのかも知れない。

孤高の黒き書き手が上空に反射したエンジェルアーム。
だが、会場はループしている。右端から左端へ、そして上空から地下へと。
間欠泉のように噴出した断罪の光。大地すらも貫通してきたエンジェルアームは『都合よく』名も無き怪物に直撃した。

「ふざけ、るなァァアッ!! 都合よく、だと……こんな……こんな、こんな、こんな、こんな終わり方、認めるかァァァァァアッ!!!!」

浄化していく身体は繋ぎ止める。
これが大いなる意思とやらで行われているとしても、易々と従ってなどやるものか。
過疎スレに閉じ込めた奴を殺す。過去ログに封鎖した奴を殺す。
グロく、グロく、救いようも無く参加者たちを皆殺しにする。それだけが存在理由。この抑えられない衝動のままに。

「参加者は殺せ、って言ったじゃねえかァ! あれは間違いか、勘違いか、手違いか!? だがそんなの関係ねえ、俺は俺の欲望のままに生きるんだァアア!!」

エンジェルアームを……押さえ込む。
こいつを貫通させたまま素通りさせれば、またいずれズガンの憂き目に合うだろう。だからここで食らい尽くす。
こんなところで用済み扱いなどされてたまるか、と名も無き怪人は吼えた。

彼の者はテイルズロワの砲兵隊長。
その力は展開を一変させる異能力。キャラなど駒、最終的な目的のために使い捨てるための駒だ。
我が異能の砲弾の先には無残な死を、読み手の誰もが忘れられない欝を。全ては動かしづらいキャラを葬り、ロワを円滑に進めるために。

そうして、地獄のような数分間。
抑えられないグロ模写衝動、その本能まで注ぎ込んだ頑強な意志は……光の奔流を完全に粉砕した。


     ◇     ◇     ◇     ◇


「……潮時ですね」

裁きの光が怪物に直撃したとき、ルーキーは静かにそう呟いた。
あのエンジェルアームが何であろうと、これ以上付き合ってやる必要は無い。後は優勝を狙うために行動するだけだ。
だが、せっかくの報酬が気絶して倒れてくれている。
くっくっく、と嫌らしい笑みを浮かべながらルーキーは走る。その先には気絶したお姉さまの姿が。

ルーキーはお姉さまを抱きかかえると、未だエンジェルアームの咆哮で唖然としている一行を尻目に戦線を離脱した。
さあ、全てはルーキーの狙い通りに。あとは脳内補完の望むとおりに殺せばいいし、何ならジョーカーが復活して皆殺しにしてくれて構わない。

(さあ、お姉さま……貴女の全てをいただきますよ……くっくっくっくっく……)

こうして、この段階。
二名が戦場より離脱した。もちろん、ディーの入ったデイパックも同様に。


     ◇     ◇     ◇     ◇


「フラグビルドさんっ……フラグビルドさんっ!」
「大丈夫……ですよ。ちょっと意識飛んじゃっただけで、そんな……大した怪我じゃ……」

確かにあんな太い腕で殴られたにしては軽い怪我と言える。
全身を打ち身したのだろうか。あんな腐乱した左腕でもさすがに触れるだけで腐るとか、そんな類の特殊能力は持っていなかったようだ。
命に別状は無い。だが、Chain-情の肩は震えていた。怒りで、悔しさで……どうしようもなく震えていた。

「僕が……ふがいないから」

もしも、もしもだ。
フラグビルドに加えられた一撃が取り返しのつかないものだったとしたら?
一生涯、きっと後悔する。今までのどんな痛みよりも比べ物にならなかった。これが失う痛みだと知った。

「フヘヘヘヘヘヘヘヘヘッ!! どうだ、俺は……大いなる意思に打ち勝った! エンジェルアームによるズガンの未来を捻じ曲げたァァアッ!!」

名も無き怪物が復活する。
このままでは為す術もなく殺されるだろう。助かったフラグビルドは、結局殺されるかも知れない。
それも、あんな奴に。グロ死のみを肯定する怪物に……彼女は殺される。このままでは自分も含めて、殺される。

「ごめんなさい、フラグビルドさん……少し、待っていてください」
「え……?」

もう、たくさんだ。
大切な人を、仲間を……温泉少女のように、また護れないなんて、許さない。
ふと、向こうから脳内補完が走ってくるのが見えた。どうやら、彼もまた自分たちを害するつもりらしい。

「おっと、逃がさねえ……ここでてめえは死ぬんだよ、クソガキ……」
「なにを怒っているのか、僕には分からない。だけど―――――」

轟、と戦意と殺意の入り混じった気合。
それは脳内補完の潜在的な恐怖を掘り起こすに十分だった。Chain-情は、ゆっくりと丁寧に告げる。


「退け。どかないなら、君ごとあの化け物を滅ぼす」


背後に揺らめくゴールド・エクスペリエンスの右腕が輝いた。
そう、このままではあの化け物を倒せない。そして、また護れない。そんなのは絶対に嫌だった。
たとえ、命と引き換えにしても護りたいと思えた。素直にフラグビルドを見て、そう感じられたのだ。

「何度も、何度も、何度も、護れなくて……後悔した、苦しかった、悔しかった、ただそう思うだけだった! そんなっ……そんな自分に腹が立つっ!!!」
「て、めえ……そりゃ、没ネタで、俺を殺した……」

事態を察した脳内補完はすぐにその場から撤退した。
巻き込まれて溜まるものではない。それは、静かなるChain-情の命を注ぎ込む最終奥義だ。
元ネタ、静かなる中条の最初にして最後、唯一の究極奥義――――『ビッグバン・パンチ』。

「オ……ォォオオ……?」

その異様な様子に名前も知らない怪物が凍りつく。
せっかく乗り越えた死の気配が再び、彼を飲み込もうとしている。
じゅるり、右腕の砲台が……髑髏の舌、触手のうねりを受け入れたnanasinnの本能が逃げろ、と告げていた。

「うっ―――おおおおおおおおおおおおぉぉぉおおっ!!!!」

地面を強く踏んで駆けた。
たった一撃で確実に敵を葬る最強の一撃。たとえジョーカーだろうと関係ない。この技は問答無用に相打ちを実現する。
一度だけ、フラグビルドにごめんと呟いた。
絶対に帰ってこれないことを本人も承知していたから。だから、一度だけ謝った。

でも、護りたいと思ったから。
自分の命を犠牲にしてまで護りたいって思えるのは、とても素晴らしいことだと思えたから。
だから静かなるChain-情は拳を握れた。命を捨てる覚悟ができた。

「や、やめろォオオオオオオオオッ!!? やめろぉオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!?」

異形の怪物が恐怖と共に絶叫した。
戦場には三つの叫び。
Chain-情の雄たけび、nanasinnの絶叫、そして―――――他ならぬ、フラグビルドの悲鳴。

「ダメーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」


コアドリル起動による螺旋力を確認。
強引な空間制御能力により、その戦場に立つ怪物以外の全ての参加者が……テレポートによって消失した。


     ◇     ◇     ◇     ◇


「……ここまで来れば安心、ですね。くっくっく」

レザード・ヴァレス。
AAAの世界でもトップクラスの変態の名を手に入れた男の姿を模した青年が哂う。
手にした戦利品は端整な顔立ちの少女(?)お姉さま。
彼女の全てを手に入れ、自分色に染めてやる。さながらヴァルキュリアを愛する変態ロリコン眼鏡のあん畜生の如く。

木々の茂る森、そして目の前には気絶した(見た目)女の子。
これで興奮するな、というのは無理の話なのかも知れない。木の葉を隠すには森の中。なぁに、誰にも見つけることはできないさ。

「それではお姉さま、荷物を拝借……っと、都合よく手錠が入ってるじゃないですか。まさに運が良い……」

しゃらん、とお姉さまの最後の支給品である手錠を拾い上げる。
ルーキーは抑えられない笑いを必死に隠しながら、ゆっくりと近づいていく。手をわきわきとさせながら、倒れたままのお姉さまに。
ガチャリ、と拘束される。鍵はルーキーのポケットの中に。
大木を背にして、吊るし上げられるような形にされる。なんとそそられる状況だろうか。レザード・ルーキーは笑みをもって告げる。


「さあ、調教の時間ですよ……」
「させるかぁぁぁぁぁあ、こっの変態がぁあああああっ!!!」


ガツン!

「ふぼほっ!?」

なんということでしょう。
突如としてルーキーは背中に手痛い衝撃を受け、空中をたっぷり三回転半。竹とんぼのように回転して崩れ落ちた。
どうやら今の攻撃で口の中を切ったらしい。唇の端から鮮血を垂らしながら、ルーキーは恨めしげに攻撃の主を睨み付ける。

「邪魔をしますか……パンタローネ」
「当たり前だ。……というか、何を危ないことをしているんだ、お前は」

前々からルーキーのお姉さまを見る目つきが怪しいと思ってたんだ、とパンタローネは独白する。
戦いの最中もお姉さまの動向に注目していたから、何とかルーキーを見失わずに済んだらしい。
ただ、最初はルーキーが気絶したお姉さまを介抱するだろう、ぐらいに思っていただけに手錠で拘束して吊るし上げたときには心臓が飛び出るかと思った。

お姉さまの手をそんな薄汚れた手錠で拘束するなんて!

何かが激しく間違っているような気がするが、気にしてはいけない。
ともあれ、おかげで残月たちから離れてしまった。あの名を剥奪された異形の魔物がどうなったのか、パンタローネにも分からない。
とにかくお姉さまとルーキーを二人っきりにすることに不安を覚えた。しかも予感的中でパンタローネは頭を抱える。

「で、お姉さまをどうするつもりだ? まさか、ハカロワとかにお決まりな鬼畜行為をするつもりじゃ……」
「ええ……お姉さまの全てを美味しく、いろんな意味でいただこうと思います」

呆気なく。
本当に呆気なく、そうするのが当然だと言うようにルーキーは哂って見せた。
もとより、優勝狙いのマーダーなのだ。
ここでパンタローネを葬り、そしてお姉さまを自分色に染めればそれで済むことなのだから。冥土の土産は大好きなルーキーだった。


「させない……お姉さま(の手)は私のものだっ!!」


あれえ、台詞が微妙に違いません? とかそういうツッコミは無粋だ。
ルーキーとしてもどの道、対主催のパンタローネは葬るつもりでいた。ステルスできない以上、生かす理由は欠片もない。
こうして、お姉さま争奪戦が始まった。


(…………ねえ、ディー。こんな状況のとき、私ってどうすればいいと思う?)
(笑えばいいと思うぞ)


景品であるお姉さまの独白を合図として。


【チーム『変態どもの宴』+α(景品)】

【日中】【C-1 森】
【お姉さま@ギャルゲロワ】
【装備】:青龍偃月刀、ディー、チャイナ服
【所持品】:支給品一式×2、首輪(ボイド@漫画ロワ)
【状態】:健康、困惑、大木に手錠で拘束されてます
【思考・行動】
基本行動方針:殺し合いに乗ってる人間を止め全員での脱出。
0:この場合、どうすればいいのかな……?
1:とにかく様子を見て、この手錠を何とかする
2:戦う覚悟。
3:あのルーキーって男、大丈夫じゃなかったよ……
4:ハクオロの姿をした参加者……候補のロワは三つ(ギャルゲ・葉鍵・アニロワ1st)か。
5:パンタローネの様子もおかしい んだけど……

※容姿はくれないの長髪でスレンダーな美少女。というかまんま東方の中国w
※性別は未だ不明。
※ディーにより東方キャラに変わる力を得ました。何に変わるかはディーの気分次第。確率的には咲夜が高い。
 やばすぎる能力には制限がかかってます。
※ディーは制限により弱まっています。そしてそれが原因でちょっと逝ってます。
※ギャルゲ版最速の人の死体を見つけると、もしかしたらディーの力が少し復活するかもしれません。
 また、その後ディーがどれだけ協力してくれるかは、次の書き手さんにお任せします。
※胸はパッドです。
※ディーも性別についてはしりません。
※ディーは負傷しました。もしかしたらディーの力が消えて、カレーの侵食が更に侵攻するかも知れません
※母乳弾幕が使用可能になりました。設定や詳細は後の書き手さんにお任せします。
※不明支給品は手錠@ギャルゲロワでした。



【パンタローネ@漫画ロワ】
【装備】:無し
【所持品】:支給品一式、支給品一式(ランダムアイテム2)
【状態】:健康、義憤、自動人形
【思考・行動】
基本行動方針:殺し合いには乗らない、乗った人間には容赦しない。
0:お姉さま(の手)は私のものだっ!!
1:ルーキーを撃破してお姉さまを助け出す。
2:『お姉さまと残月は守る』『吉良吉影に侵食され始めた自分を何とかする』
3:助けられる人はなるべく助ける。
4:お姉さまの手綺麗だよな……いかんいかん。

※パンタローネの服を着ていますが顔は若いです。
※深緑の手の空気供給率が低下しています。
※深緑の手:手の平の穴から空気を吸収しながら、撃ちつくした手は空気供給で弾切れの心配が無かったりする。
※脳内補完を警戒。ルーキーを敵と認識しました。
※人肉カレーが原因で吉良吉影の性格に侵食され始めています。
※不明支給品のひとつはツチノコダンゴ@AAAロワでした。フラグビルドが消費しました。


【◆yHjSlOJmms(ルーキー)@AAAロワ】
【状態】覚醒 、全身にダメージ(小)、魔法使用による疲労(小)
【装備】ピストル(6/15)
【所持品】なし
【思考・行動】
基本・対主催……のフリした優勝狙い
0:邪魔者を排除する
1:好青年を装ってお姉さまの全てを美味しく頂く(色んな意味で)
2:シルベストリ◆O4VWua9pzsに接触する。どうするかは不明
3:AAAロワ書き手を探す……が、生かす保証はなし
4:ジョーカーたちのことは気になるが放置。自身の生存を優先

※人肉カレーが原因で、外見も口調もレザード・ヴァレス(CV:子安)に進化しました。
 そのため、ありとあらゆるロワの『魔術』を使えるようになりました。
 何が使えるかは、今後の書き手さんとAAA本編によります。
 さあ、今すぐAAAを読んでくるんだ!



     ◇     ◇     ◇     ◇


「っ……まったく、莫迦じゃないですか……!? あんな、あんな無謀な行動っ……ぐぅ……」

フラグビルドは極大の疲労からくる眩暈で意識を失いかけていた。
二度目の強制転移。それも自分一人で身動きすらできない状態で無理をしたフラグビルドは、血を吐くように叫ぶ。
ここは何処だろう、分からない。
とにかく意識を手放してはいけない。幸いにもツチノコダンゴの効力で気力が全快していただけに、強制転移が利用できた。

「せっかく立てたフラグを無駄にするつもりですか!? ……あんな力技でフラグを折ろうとしないでください……ふざけてます、最悪です」

立ち上がれないまま、フラグビルドは腕の中で完全に気を失っているChain-情に怒鳴り散らした。

「………………」
「こ、こんな、こんなことして……私が喜ぶわけないじゃないですか!? 今すぐ死んだ人を追悼する話を読んできてほしいですっ……!」

あくまでフラグが折れかけたから怒っているだけ。
そう、それだけだ。それだけのはずなのだ。だが……そのフラグは自身の命を賭けてまで守る義理があったものだっただろうか。
フラグビルド自身が死んでは、フラグも何もあったものではないのに。どうしてChain-情を助けようとしてしまったのか。

Chain-情は気絶している。
莫大な力を消費したからだろう。命に別状は無い。ビッグバン・パンチは不発に終わった。
不覚にも良かった、と思ってしまった。どうして、と自問して……フラグが折れてしまうからだろう、と無理やり自分を納得させた。

「ああ、やだな……何で涙なんて出るんですか、別にフラグを立てるなら、別に、誰でもいいじゃないですか、ああ、もう……!」

そう、フラグビルドはChain-情に固執する必要は無かった。
新たなフラグを立てれば良かった。色々なフラグを立てて、立てて、立てまくれればそれがフラグビルドの目的だったはず。
なのに、どうして。
フラグビルドはChain-情が死ぬことによって、彼との繋がりを失いたくないと思ってしまったのだろうか。

本当は分かっている。
気づいていて、心のどこかでそれを否定している。だけど、そう……これは演技ではなく、本当に思ってしまったから。
こんな莫迦なことをするChain-情を失いたくないって。
他の誰でもない、他の何にでもない。Chain-情とのこのフラグを、この繋がりは無くしたくないと思ってしまったから。

「起きたら説教です。もう、絶対にそんなことしない、と誓わせてやります」

目じりの涙をぬぐい、辺りを見渡した。
どうやら市街地らしい。南の方向には温泉が見える。どうやら、人数数名を局地的にテレポートさせたらしい。
そこで気づいた。その男の存在に。
殺意の意思を真っ直ぐに向ける男の姿に。フラグビルドの表情が凍りつく。

「いやぁ、その必要はねえ。ここで死んどけ」
「……あ……」

King of 脳内補完。
強制転移に人は選べない。脳内補完も、それに巻き込まれたからこそ、此処にいるのだろう。
誤解フラグを立てた男が背後にホワイトアルバムを顕現させながら立ち塞がっていた。

「どうして……誤解フラグは、折ったはずなのに……」
「ああ。もともと、誤解フラグじゃなかったんだよ、俺の場合はよ。だって『俺が殺された』のは事実なんだから」

俺が、殺された――――最初は意味が分からなかったが、ようやくフラグビルドは事態を飲み込んだ。
そうだ、別々のトリップで同じ作者。
そんな人たちが数人はこのロワに登場しているだろうことは、ここ数日のチャットで明らかになっている。つまり、この男も。

「そう、ですか……自分を殺したから、彼を殺す、と……」
「おうよ。もともと、俺は優勝を目指すマーダーだ。そんで俺を殺したクソ野郎を殺し返すだけだ。まったく、あいつらの使えねえこと」
「っ……」

指パッチンを使って、どの程度勝てる見込みがあるだろうか。
計算高い頭が一割以下を示している。敵はスタンド使い、全快で戦ってようやく勝算が見込めるぐらいの相手だ。
少なくとも、Chain-情を護りながら自分も歩けない状態で戦えば、待っているのは確実な死だ。

「……っ……許して……」

そんなの、耐えられない。
せっかく頑張ったのに彼ともども殺されるなんて嫌だ。そんな欝展開に自分たちが巻き込まれるなんて嫌だ。
脳内補完は笑う。その顔が、その絶望が見たかったんだ、と嘲笑う。

「嫌だね。ほぉら、痛いぞ? 歯ぁ食いしばっとけ」

愉悦の声に、ぎゅっとフラグビルドは目を瞑った。
小さな身体で気絶するChain-情を抱きしめた。それだけでは護れ切れないと分かっていても、抱きしめた。
そうして一瞬の静寂。
もはや避けられない惨劇を前にして、絶望を打ち消す風のような声が流れた。


「そうかい。だったら、あたしはアンタを止めなくちゃいけない」


全員の視線が、一人の人物に集中した。

「……てめえ」

そこにいたのは老婆だった。
突如として巻き込まれた強制転移に狼狽しながらも、やらなければならないことを見定めた意思ある存在が立っていた。
底上げ中の残月が、脳内補完からフラグビルドたちを庇うように立っていた。

「えっ……なん、で……」
「なんで、はこっちの台詞だね。不思議じゃないだろ。仲間じゃないか、同じさ。同じロワの仲間じゃないか、助けるのにそれ以上の理由がいるかい?」

老婆は気前よさそうに笑ってみせる。
そうだ、考えるまでもない。
同じアニロワ2ndの仲間として。2ndのジンクスを打ち破るために我々は立ちあがった。ならば、助けない理由のほうがない。
それに……そんなことがなくても、残月は立ち塞がっていただろう。

「誰かのために怒れる奴だから。そんな奴が殺し合いに乗るはずがない。あたしは味方だ。だから、あたしが護ってやるよ」

そうだ、それさえ分かればいい。
Chain-情のように特定の一人のために命を投げ出し、Chain-情が死ぬのが嫌だ、と泣いたフラグビルドがいた。
誰かのために怒り、誰かのために泣けるような奴なら。
底上げ中の残月には、彼らを護るだけの理由ができる。こうして、勝ち目の薄い戦いに身を投げ出せる。

それだけ分かれば、残月はChain-情とフラグビルドの味方でいることができる!

「はっ……そりゃあ、何の冗談だぁ? アンタの支給品、さっき爆発炎上したじゃねえか。他に支給品があんのかよ?」
「まあ、ひとつはあるよ。一応確認済みの不明支給品がね」
「で? そいつは俺のホワイトアルバムを凌駕できるのか、って話だが……そこんとこ、どうなんだよ?」
「さあねえ」

不明支給品は無限の可能性を秘めている。
残月にも決して勝機がないわけではない。最悪、後ろの二人だけでも逃がすことができれば幸いだ。
ゆっくりと残月はデイバックに手を伸ばす。
果たして、その先に待っているものはなんであろうか――――-それは、決死の覚悟で立ち塞がる残月にしか分からない。

だけど。

「あ……あ……」

背後でChain-情を抱きかかえて座り込むフラグビルドは、呟いた。
計算でも、策略でもなく。
ただ、同じロワの仲間に向けて。求めていいのか、手を離されないか、それを恐れるような声色のままで。

「たすけて……くれるんですか……?」

確かに、そう言った。
計算で行動していた彼女が、失いたくない大切な人を抱えて助けを求めた。求めてくれた。
だから、残月は当たり前のように力強く頷いた。


「任せな」



【日中】【G-7 市街地】


【静かなる ~Chain-情~@アニロワ1st】
【状態】:疲労(極大)、気絶
【装備】:カードデッキ(龍騎)、ゴールド・エクスペリエンスのDISC@漫画ロワ、仗助の学生服@漫画ロワ
【道具】:支給品一式×2、レインボーパンwith謎ジャム@ギャルゲロワ、CD『ザ・ビートルズ』、カエル×4、

【思考】:
 基本:殺し合いに反逆ゥ!そしてなるべく多くの仲間と生還し、死んだ書き手の分まで頑張る。
 0:気絶中
 1:???
 2:フラグビルドを保護
 3:シルベストリとコロンビーヌ。そして、襲撃者はどこに……?
 4:とにかく首をどうにかしたい


 ※容姿はスクライド(アニメ)の橘あすか。
 ※元々着ていた服は、転移の際の崩壊により行方知らずとなりました。
 ※どたばたしていたため、無明幻妖side.の首輪と永遠神剣「誓い」は回収し損ねました。
 ※ビックバン・パンチ。命を犠牲にして放つ最強の一撃。不発でもそれなりの破壊力ですが、一時間以上は気絶します。
 ※フラグビルドを失いたくない、と思えました。


【素晴らしきフラグビルド@アニ2nd】
【状態】:疲労(超絶大)、全身に火傷(小)、指パッチン使用不能(放送後しばらくしたら使えます)
【装備】:いちご柄のパンツ@ジャンプロワ 元々着ていた服
【道具】:支給品一式(まだ何か持っているかも)、ツチノコダンゴ(消費しました)
     コアドリル@アニロワ2nd 、泉こなたのスクール水着@漫画ロワ
     お徳用原作パロロワ全生首セット(目玉セット他に換装可能) &原作パロロワ全手首詰め合わせ今なら腕も付いてくる!
【思考】:
 基本:フラグを立てて立てて立てまくる
 0:たすけて、くれる……?
 1:とりあえず、この状況を何とかする
 2:体力が本気でやばい。死にそう。
 3:静かなる ~Chain-情~と素敵なフラグを立てる

 ※容姿は小早川ゆたか@らき☆すた(ただし髪の色は緑色)です。
 ※ゆびぱっちんで真っ二つに出来ます。
 ※コアドリルを使用することで螺旋力を発揮することができます。
 ※螺旋力を発揮することで強制転移が可能。その規模によって疲労の度合いが変わります。
 ※静かなる ~Chain-情~を本気で失いたくないと思いました。


【King of 脳内補完@漫画ロワ】
【装備】スカウター、蟹座氏のパンティ(紺と白のストライプ)
【所持品】支給品一式、ウルトラミキサー(故障?)
【状態】健康
【思考・行動】
基本:ステルスマーダーとして参加者は皆殺し
1:いいぜ……クソガキの前に、てめえをぶっ殺す!
2:クソガキ、そこで暢気に気絶してろ。俺を殺した罪をたっぷり支払わせてやるからなぁ?
3:あのパンタローネって男。確か同じ漫画ロワだったな……ま、どっかに行っちまったんだが。
4:クソビッチ(うっかり侍)も探し出して殺してやるぜ
5:つか、マジでエニグマの紙どこ行きやがった?

※中の人がB・D・Nであったために、人肉カレーがきっかけで異世界の自分、
 およびもう一人の自分と記憶がシンクロしました
※スタンド『ホワイトアルバム』が使えます。氷を使うスタンドらしいです。詳しくはググレ。



【底上中の残月@アニロワ2nd】
【状態】全裸
【装備】なし
【道具】支給品一式、放火セット(燃料、松明、マッチ)、未定支給品×1(本人確認済み)
【思考】
基本:対主催を集めて主催者を打倒する
1:任せな
2:おっかないのは御免だけど、ここで逃げたら女が廃るってもんさ。
3:脳内補完を撃破する(殺すつもりまでは行っていない)

※容姿はドーラ@天空の城ラピュタです。
※全裸主義者なので服を着ることをいやがります。
※もちろんBIN☆BINです
※不明支給品のひとつは九十七式自動砲@ギャルゲロワでした。ちなみに空気の読めないジョーカーによって大破しています。



     ◇     ◇     ◇     ◇


「フ……ヘハハ……」

視界には何も存在していなかった。あるのはさっきまでの光景だけだった。
さっきまでグロく殺してやろうと思っていた参加者たちは一人も残っていない。誰一人として、いなかった。
nanasinnの視界を奪った眩い光。
あれの直撃を受ければ確実に助からない、と。圧倒的な殺意と共に実感したはずなのに、nanasinnはまだ生存していた。

「ヒハハハハ、ヘヒャハハハハハハハハハハハハハッ!!!」

生きている。
助かった。究極なる本能、己の無事を喜ぶという生存意識にnanasinnは高笑いする。
そうだ、死ぬはずがない。自分はジョーカー、参加者たちを圧倒的な地獄に放り込むために存在する必要悪にして絶対悪。

制裁の名を持つエンジェルアームも全て弾き飛ばしてみせた。
静かなる条の命を懸けた一撃をも受け止めて見せた。そうだ、これが力だ。ジョーカーとしての圧倒的な力なのだ。
実態を顕現させた混沌が蠢いている。
それだけの破壊を受けて、苦しいと身体が喚いている。

エンジェルアームを消滅させた代償は全身の至るところに刻まれた傷。控えめに見ても一時間は歩くことすらできない。
ビッグバンパンチは不発とは言え、その一撃はぶよぶよとした緑色の右腕を完全に吹っ飛ばしてしまっている。
もはや、自分自身が愉快で悪趣味なオブジェになったと言わざるを得ない。
それでも、生存しているからには……彼の本能のままに動ける。参加者を全員、グロく、グロく、グロく、グロく、誰もが眉を潜める殺し方で殺せる。

「ヒャハハハハハハ、ヘハハハ、ヒャハハハハハハハハハハハハハッ!!! 生きた! 生きた、生き残ったァァァアアアッ!!!」

さあ、次の獲物はどいつだ。
一気に殺そうとしたのは間違いだった。まずは憂さ晴らしに一匹、誰もがカワイソスと言われるぐらいにグロく殺してやる。
見てるか、主催者。見てるか、俺を閉じ込めやがった奴ら。てめぇらがなる予定の人形の作ってやる。
どの毒でいたぶってやろうか。死体は取り込んでぐちゃぐちゃにしてやろう。この時間帯まで生きていたことを後悔させてやる。出遭ってしまった不幸を呪わせてやる。

ぶつぶつ、と愉快そうにそんな独り言を呟きながらnanasinnは笑った。
身震いするほどの歓喜の叫び、故に気づけなかった。
その背後で、気楽そうに微笑みを浮かべた男の姿に。今まで静観していた最後の参入者の姿に。


「おめでとう。そしてさようなら」


じゃらん、と不気味な音がひとつ。
あ……? とnanasinnが振り返った先に、その青年は立っていた。
明らかに無力そうな竹刀を抱えて、あくまで醜悪に生き続けようとする怪物すらも許容するかのような笑みを浮かべて。

「はっ……新しい餌か、よおっ!?」
「よいしょ」

振るわれる巨大な二の腕。
ボギリッ。
だが、本当に呆気なく。腐食し肥大した左腕は何の変哲もない竹刀の一撃で叩き折られた。

「あ……? ァァァアアアアアアアアアアアッ!!!?」

右腕は消し飛ばされ、左腕は叩き折られたジョーカーの絶叫。
それすらも平常どおりの微笑みで受け流し、もう一度じゃらんと不気味な音。ようやく、名も無き怪物は事態を理解した。

「な……んだ……こりゃあ……?」
「ゲームだよ。ああ、申し遅れたね。僕は速筆魔王LX、アニロワ2ndの書き手だよ。さぁて、何が出るか……と、これはこれは」

背景が黒く染まっていく。
闇の中に引きずり込まれるような恐怖。突然の事態にnanasinnの顔が青ざめた。
LXはあくまで冷静に、そして冷酷に告げた。

「この虎竹刀は今までのパロロワに出てくる作品から、ゲームをひとつ選択するんだけどね。今回はこれらしいよ?」

差し出されたのは天秤だった。
ゲームの道具として用意されたのは遊戯王に登場する、あの千年アイテム。
ジャンプロワからの出展らしいが、LXにすら対象は指定できない。だけど、今回に限ればLXは絶対の自信を持っていた。
向こうの合意は不要。必要に迫られるような世界の変貌。

「この天秤、右と左の……どちらに傾くかな?」
「み、右……」

カタン、と。
nanasinnが答えたそのとき、両方に何も乗っていないはずの天秤が左に傾いた。
まるでその言葉に呼応するかのように。

「残念、はずれ」
「い、いや、違った! 左だっ、左の間違いだったっ!」

くっくっく、とLXは笑い続ける。
慌てふためき、混乱する怪物のそんな行動をこそ歓迎するかのように。
カタン、ともう一度。
今度は何も乗っていないはずの、しかも左に傾いているはずの天秤が右に傾いた。

「正解は、君の指定する答えと逆方向でした~」
「は……?」
「空気も読まずに登場した代償は大きいってことだよ。この天秤は、自重しろという持戒によって結ばれている……」

その言葉が合図となったのだろうか。
突如、汚物のような怪物の周囲の闇が一際黒く染まっていく。まるで対象全てを飲み込もうとするブラックホールのように。
それは明確な意思を持ってその存在を喰らい尽くそうとしていた。

「ふざけんな……そんなイカサマ、ゲームじゃあ……」
「ああ、そうだね。ゲームじゃない。こんな異教徒裁判はこれっきりだよ。次回からは普通のゲームに戻るんじゃないかな?」

宗教裁判のようなものだ。
高熱で真っ赤になった鉄の棒を罪人に握らせる。もしも無罪ならば、全知全能なる神様が火傷から守ってくれるのだ。
だから火傷を負えば罪人。神に背いたから神は罪人を助けない、という難癖をつけた絶望的な神明裁判。
もしも火傷を負わなければ、それは悪魔と契約したからだ、と判断される。これこそが、逃れられない破滅。異端裁判のような終焉、罪人の末路。

「てめっ……」
「まあ、気にすることはないよ。言うなればエンジェルアーム同様……大いなる意思のため、と思うべきかな?」

大いなる意思。
決してジョーカーを……途中参入のキャラを認めないという空気が、その正体だった。

「別に何Endでも構わないけどね、まだ君たちにでしゃばってほしくない。いくら何でも追加されていっちゃ堪らないよ……ってことで」
「ちょ、待――――――」

待て、と言いたかったのだろうか。
だがその言葉は最期まで綴られることもなく、消え失せた。

「さようなら~」

賭ける対象は『存在の消滅』。
いかに絶大な力を得たジョーカーとはいえ、満身創痍の無名の怪物に抵抗は許されなかった。
悲鳴すらも残らない。世界はそのまま怪物の存在を飲み込み、その全てを消滅させた。

名も無き怪物は死んだ。
世界に存在するありとあらゆる殺害方法のいずれにも該当しない。ただ、消滅させられた。


「……さて、脱出フラグを積み立てていくかな。とりあえず、仲間を集めないとー」


ジョーカーを葬った青年はからからと笑いながら歩き出す。
歩き去った先にジョーカーがいた痕跡は何一つ残っていない。彼は、自分のやりたいことを為すこともできずに消滅した。
最後の後始末を担当した青年は、何でもないかのようにロワを楽しむ。

彼の名は速筆魔王LX。
ロワそのものを肯定し、楽しむ奇人にして鬼人なり。何故なら彼は魔王なのだから。

【nanasinn@テイルズロワ 死亡】


【日中】【D-3 市街地】
【速筆魔王LX@アニロワ2nd】
【状態】健康
【装備】虎竹刀with千年パズル。
【道具】支給品一式。
【思考・行動】
1:脱出フラグを積むため、また首輪を探す
2:他の対主催陣を探し、ゲームに乗った強敵を撃破していく
3:可能ならもう一つ首輪を回収して、脱出フラグを積む
4:でも別に何エンドでもおっけー

※容姿は相羽シンヤ。声子安。
※虎竹刀with千年パズル:今までパロロワに参加したことのある作品の原作で登場、紹介された
全てのゲームを召喚できる。ただしこちらから選択はできない。賭ける対象は武器使用者が選ぶ。
合意は不必要。
※蟹座氏の秘部を見ましたが、紳士なので公言しません。
※身体能力はジョーカーすら凌駕します。
※エンジェルアームは完全に消滅しました。


198:大いなる意思(前編) 投下順に読む 199:かくて勝者は不敵に笑う
198:大いなる意思(前編) 時系列順に読む 199:かくて勝者は不敵に笑う
198:大いなる意思(前編) お姉さま 217:あるがままに/君らしく、誇らしく
198:大いなる意思(前編) パンタローネ 217:あるがままに/君らしく、誇らしく
198:大いなる意思(前編) ◆yHjSlOJmms(ルーキー) 217:あるがままに/君らしく、誇らしく
198:大いなる意思(前編) 静かなる ~Chain-情~ 209:VSホワイトアルバム
198:大いなる意思(前編) 素晴らしきフラグビルド 209:VSホワイトアルバム
198:大いなる意思(前編) King of 脳内補完 209:VSホワイトアルバム
198:大いなる意思(前編) 底上中の残月 209:VSホワイトアルバム
198:大いなる意思(前編) 速筆魔王LX 211:ぼくと魔王
198:大いなる意思(前編) nanasinn





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最終更新:2008年04月06日 22:46
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