冥王ってよく考えたら邪気眼設定の塊だよね


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邪教の館を見つけたMJ氏の視界に入ったのは、頭を抱えて何やらブツブツ言ってる黒髪の少年。
その脇で「元気出しましょうよ」とか慰めてる?サンタルックのコスプレ少女。
まずは声をかける。

「あの――」
「誰だっ!?」

怯えた様子で反応した少年と、それにつられるようにして少年の背後に下がるサンタ少女。
明らかに警戒している。まあ当然だが。
まずは自分が怪しいものではないとアピールして、彼らを宥めることにする。

「僕は殺し合いには乗っていません。ほら、武器も捨てます。話を聞いてくれませんか?」
「……」

チェーンソーとえいゆうのたてを足元の地面におろし、万歳のポーズをとる。
無差別マーダーならよほどのことがない限り、一緒に行動はしないはずだ。
そう考えて捨て身ともいえる行動に出たMJ氏であった。
もっともこのサンタルックの少女――クマのプー太氏が支給品であるとは思いもしなかったわけだが。

「後ろを向いてそのまま十歩下がれ。そしていいというまで動くな」
「……いいですよ」

黒髪の少年が言うとおりに、背中を晒したままゆっくりと歩みを進める。
正直、このまま後ろから襲われるんじゃないかという考えが浮かばなかったわけではない。
その不安を押し殺して、MJ氏はさらに歩を進める。落ち着け、大丈夫だ、と心の中で呟きながら。

「……それで何の用。一緒に脱出を目指しましょうってとこかな?」
「ええ、そうですよ。あなたたちも殺し合いには乗ってないんですよね?」
「……」

答えない。
頼む、乗ってないと言ってくれ。
心臓の鼓動が早くなるのが嫌でもわかる。

「……ああ、乗ってないよ」

MJ氏はそれを聞いて大きくため息をついた。
何とか対主催グループの結成、その第一歩というやつに成功したようだ。


   ◆   ◆   ◆


「すごいことがあったんですねー、お仲間の人たちも……」
「いえ……まあ大丈夫ですよ。あの人たちもきっと無事ですから。僕はそう信じてます」

MJ氏はまずこれまでのいきさつを二人に話した。
その話を聞きながら、驚いたり沈んだ表情を見せたりと感情表現豊かなリアクションを返すプー太氏を見て、MJ氏の顔から思わず笑みがこぼれる。
いい人たちに出会えてよかった、とそう思う。
プー太氏が支給品だとわかった時には、驚きと一緒にさっきの自分の判断が間違っていたことに冷や汗をかいたが。
それはともかくもう一人、目の前の黒髪の少年はスパロワの転というらしい。
見た目も、実際話してみても、どこにでもいるようなおとなしい少年だ。
だけど「あの」スパロワの書き手というからには、きっとロボを呼んだりとかものすごい力を持っているのだろう。
敵に回せば恐ろしいが、こうして協力体制をとってくれると分かれば、これ以上に頼もしい存在はいない。

「ところで……転氏はロボットを呼んだりとかできるんですか?
 僕はこのとおりのザマで、正直ここの邪教の館で合体するしかないとか考えてたんですけど」

そう言いつつ目の前の奇妙な建物を見上げる。
残りの二人の視線もそれを追った。
すでにこの施設に関しては彼らに説明済みだが、転氏の力があればそれも必要ないかもしれない。
もっとも自分が空気になる恐れもあるが、それはそれだ。
まずは生き残ることが先決だし、空気も極めればギャルゲのあの人のようになれる。
それもひとつの目立つ方法だ。
もっともそこまでしなくとも、プー太氏と恋愛フラグを立てるとか色々方法はあるだろう。
そんな不届きな考えをMJ氏が抱いてるとは知るはずもなく、プー太氏は転氏の支給品から勝手にとりだしたパンをもふもふと頬張っていた。

「…………ないんだ」
「え」

転氏の声でMJ氏は思考を中断させる。
え、何がないって?

「俺、何も力とかないんだよ。何でここに呼ばれたのか、どうしてなのか自分でも分からない」
「え……?嘘でしょ?スパロワの書き手さんでしょ?DG細胞とかデッドエンドシュートとかそれも私だとか」
「……あったらこんなところで頭抱えてたりしないよ」

なんということだ。
この全ジャンルバトルロワイアルとも呼べるほどの超人軍団の巣窟で、手持ちのカードは一般人二人と絵師さん一人。
いや過疎ロワにとってはとても貴重な支援成分なのだが、プー太氏にできるのは絵を描くことだけだというし、この殺し合いで戦力になるとは思えない。
こうなったら――

「転さん……合体しましょう!」

自分たち一人一人では単なる火でも、二人合わせれば炎となる。
このままズガンされるのを待っていたところで道は開けない。横でプー太氏が、
「わ、私はショタ同士の合体なんて描けませんよ~で、でも頑張って描いてみます!」
とか顔を赤らめながらブツブツ言っているが気にしないことにする。
その次の瞬間だった。




『……おい。てめぇみてーなチンカス君が何ぬかしてやがんだ?』




とても冷たい、ナイフを突き刺すような声が、何の前触れもなく空気の温度を一気に下げた。

「「な……」」

MJ氏とプー太氏が揃ってその声の発するほうに振り返って、そして思わず絶句する。
転氏、いやその顔はまるで別人に変わっていたからだ。
口の端をゆがめ、邪悪な笑みを貼り付けて、大きく見開いた目の奥には、何の感情も読み取れない獣か魚のように異様な瞳が存在していた。


   ◆   ◆   ◆


――なんで?どうして誰も書き手がいなくなっちゃったの?ねえ……過疎は嫌だよ……誰か……誰か書いてくれよぉぉぉぉ!!


……とある過疎ロワの読み手がいるとします。
いつまでも書き手が現れない不安とロワが潰れてしまうのではないかという恐怖。
えんえんと続く不安と絶望的な寂しさのなかで、やがて彼はある逃げ道を作ります。
自分の中に全く別のもう一人の人格を作り、この酷い現実に直面しているのはあのかわいそうな読み手で、自分ではないと思い込むのです。
それだけならただの現実逃避だったのですが……


――助けて!戻ってきてよ!DGの人!イングラムの人!


そのもうひとつの人格が、書き手になってしまったのです。
元の人格である『転』を助けようとしたのか、それともその人格そのものが過疎を打破しようと決意したのかは不明ですが。
彼の得意キャラはロリ鬼畜の冥王こと木原マサキ。
このキャラも原作で二重人格であることは真に奇妙な偶然と言えるでしょう。
私はこのもうひとつの人格を木原マサキの原作専用機である、「天のゼオライマー」からとってこう名付けました。


――――『天』と。


※これは転氏こと◆uiAEn7XS/.氏が過疎っていたころのスパロワで書きはじめた新人さんであるという事実を元に設定したフィクションです。
 本人とは何の関わりもないことを念のため、固くお断りしておきます。


【早朝】【H-5 邪教の館前】
【◆MJv.H0/MJQ@AAAロワ】
【状態】地味に健康
【装備】チェーンソー@サガ1、えいゆうのたて@FF6
【所持品】支給品一式
【思考・行動】
1・目立つ!
2・あれ?持ち物に存在感負けてね?
3・コ、コンゴトモヨロシク…?
【備考】ルックスは地味な好青年風ですが、地味なため比較できるキャラがいません
※えいゆうのたてには×10アルテマ、つまり通算で10話以上所持しているとアルテマが
習得できます。魔力っぽいステータスや、触媒があれば使用可能です。




【早朝】【H-5 邪教の館前】
【転@スパロワ】
【装備:不明】
【所持品:支給品一式、転ばし屋、ビッグモス@ビーストウォーズ、クマのプー太氏、ほか未確認】
【状態:健康】人格反転中
【思考・行動】うざいクズは殺す
1:消えうせろ……天の力の前になあっ!!
【備考】
※容姿は秋津マサト及び木原マサキ
※転ばし屋はトリップ名でしか動きません


103:虚空からの転生 投下順に読む 105:新しい朝が来た、対主催の朝だ
103:虚空からの転生 時系列順に読む 105:新しい朝が来た、対主催の朝だ
088:支給品以外でも登場の仕方はある ◆MJv.H0/MJQ 170:さあ、立ち上がれ
088:支給品以外でも登場の仕方はある 170:さあ、立ち上がれ



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