100話目だからって調子に乗って自分を書く。後悔?ないねッ!


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「ふむふむ、つまりはその先ほどの戦闘で不細工な鎧が脱げなくなったわけだ。」
「そうだ。そして不細工とか言うな、割と気に入ってるんだから。」
「いいじゃないか。それはそれで中々似合っているぞ。」
「………それはそれで何か大切なことを無くした気がする。」
バトルロワイアルだというのに、どこか温い会話をしている男が二人。
片方は赤いジャケットを羽織り、もう片方は青いジャンパーを着込んでいる。
この戦いの中では、比較的まともな格好の二人。
「ふっふっふ……それは俺に対する挑戦と受け取ってよいのだな?漆黒の。」
「どうしてそうなるんだよ!?」
この二人――漆黒の龍と愛の伝道師――が町に来たのはある理由があってのこと。
それは、生存者を集めてゲームから脱出する。
そのためにはまず、人が集まっていると思われる町へ出るのが得策と考えたためだった。

―――――――が、結果としてその行動は仇となった。

「……危ないッ!!」
突如、漆黒の龍は愛の伝道師を道路へと突き飛ばす。
「なっ……!?」
いきなりの行動に、愛の伝道師は碌な受身も取れずに地面へ突っ込む。
その時に頭でも打ったのだろう、意識が薄れていく。
最後に聞いたのは、漆黒の龍とは違う声。

「アアァァアァアアアァァアア!!」


一体どれ位の時間が経っただろうか。
徐々に愛の伝道師の意識が戻ってくる。
「つつ……お前一体何を……!?」
怒りと共に起き上がった愛の伝道師が最初に見たものは、
「ゥァアアァァアアァァアァッッ!!」
「グァッ……!」
……漆黒の龍が崩れ落ちる姿だった。

「し、漆黒のォォォォォォォォ!!」
絶叫と共にカブトゼクターが飛んでくる。
襲撃者の脇を掠め、素早く愛の伝道師はそれを掴む。
「変身ッ!!」
『HENSHIN』
瞬時に愛の伝道師は装甲に包まれ、カブト・マスクドフォームへと姿を変える。
「ウオオオオオッ!!」
クナイガンを構え、襲撃者――コ・ホンブック――目掛け走り出す。
制限を受けているとはいえ、マスクドフォームの走力は100m走っても9秒を切る。
コ・ホンブックとの距離を埋めるのにそう時間はかからない。
「ハァッ!!」
下からアックスモードの刃を、相手の体を切り裂かんばかりに振り上げた。
対するコ・ホンブックはその手に持った乖離剣・エアで衝撃を防ぐ。
二つの力がビリビリとぶつかり、辺りのものを吹き飛ばしていく。
そのままの体制でカブトはゼクターの角に手をかけ、叫ぶ。
「キャストオフ!」
『Cast Off』
体中の装甲が弾け飛び、一斉にコ・ホンブックを襲う。
「グッ!?」
咄嗟に飛び退き、乖離剣・エアで防ぐ。
一つ一つ落としていくが、弾が複数あるということは、それ即ち全て回避するのは不可能に等しい。
装甲の一つがコ・ホンブックに命中し、地面に激突する。
「グ………ッ!?」
ふら付きながらも立ち上がったコ・ホンブックが最初に見たのは、
『Change Beetle』
既に昇りかけている朝日を背に受けた―――――赤き戦士だった。
――――今、愛の伝道師を突き動かしているのは三つの事実。

一つ、突然の襲撃に対応できなかったこと。

二つ、そのせいで、漆黒の龍を助けられなかったこと。

そして、最も重要な三つ目。それは、もう漆黒の龍に愛を伝道出来なくなったこと。

「ウアアアアアアアア!!」
そのすべてが混ざり合い、雄たけびとして現れる。
ベルトのボタンへと手をかけ、様々な想いを込めて押していく。
『One』
『Two』
『Three』
ボタンを押し終え、ゼクターの角を押し上げる。
そして、一瞬の間も置かずに再び押し戻し――――――
『Rider Kick』
―――――稲妻を纏った回し蹴りが炸裂した!
「グッ、ガァアアアァァア!!」
コ・ホンブックはライダーキックをまともに食らい、周りの建物を巻き込んで吹き飛ぶ。
その隙にカブトは漆黒の龍を脇に抱え、ベルトのスイッチを押す。
『Clock Up』
電子音声が流れ、カブトの姿が消える。
吹き飛ばされ戻ってきたときには、もう全てが終わっていた。
「……」
剣を振り、真空刃で辺りの物を吹き飛ばす。
満足したのか、あるいは二人を探しにいくのか。
コ・ホンブックは、無言でその場を後にした。

【早朝】【E-3 町】

【コ・ホンブック@アニロワ2nd】
【状態】不死者化、胸に12の傷(※)、腹に10の刺し傷(※)
【装備】乖離剣・エア@Fate、壊れた戦国の兜(面付き)@バッカーノ
【道具】
【思考】
 基本:痛イから殺すカら痛いかラコロすからイタいカら殺スかラ……
1:……
2:皆殺シ
 ※容姿はR.O.D-TVのアニタ・キングです。
 ※不死者化するまえの傷は治りません。ずっと痛いままです。
 ※E-3の半分程度の建物が壊滅しました。

『Clock Over』
加速を終え、カブトは大分離れた場所で息をつく。
変身を解くと、脇に抱えた漆黒の龍を地面へと降ろした。
見れば、鎧の頭部がへこんでいる。
よほど強い衝撃だったのだろう、もう脈が止まっている。
鎧の上からで表情はわからないが、彼は苦しまずに逝けたのだろうか。

「……命の恩人を、野晒しにはしていけないな。」
そっと呟くと、彼は漆黒の龍を土へと返すために穴を掘り始めた。

【漆黒の龍@ライダーロワ】死亡

―――――――数分後。
「って、ちょっと待てェェェェェェェェェ!!」
突然、埋葬されかけていたその男が大声を上げた。
半分くらい土に埋まっているが、確かに生きている。
「のわァッ!?」
素っ頓狂な声を上げ、思わず飛び退く愛の伝道師。
「勝手に埋めるな!ていうか埋める前に脈とか測ろうぜ!?」
「……脈は止まっていたように思えるが。」
「だーかーらー幾ら脈が止まってたからって……え?」
漆黒の龍は頭の中の怒りのメーターが一瞬でマイナス方向へ落ちていくのを感じた。
脈が止まった? 僕のが? もしかして人間離れした?
「ちょっ、それどういう……!」
思わず土の中から這い出し、愛の伝道師へ掴みかかろうとする。
…………が!
「はぅっ」
丁度よくそこに存在していた小石に躓き、思いっきり転倒した。

すぽんっ。

その拍子に妙な音を立て、がんがんじいの鎧が漆黒の龍から外れる。
カラカラと鎧が転がり、やがて静寂がその場を包む。
「……脱げたね。」
居た堪れなくなった漆黒の龍が一言呟く。世はなべて事もなし。

【漆黒の龍@ライダーロワ】生存確認?


【早朝】【E-4 町】
【愛の伝道師@漫画ロワ】
【装備:『キラークィーン』@漫画ロワ カブトゼクター&ベルト@ライダーロワ】
【所持品:支給品一式】
【状態:健康】
【思考・行動】
基本:天の道を往きながら愛を語り伝える
1:漆黒の龍に心底びっくり
2:漆黒の龍に愛を伝道する
※黒い皮手袋に、赤いジャケットを羽織った吉良吉影です


【漆黒の龍@ライダーロワ】
【装備】カードデッキ(ナイト) がんがんじいスーツ(頭部に凹みあり)@特撮ロワ
【所持品】支給品一式 折れたエクスカリパー
【状態】軽く脳震盪、下半身と背中土塗れ
【思考・行動】:生き残りたい
1:脈が止まってた?
2:生存者の確保、及び首輪の解析
3:脱げてよかった
※外見や声は城戸真司です。
※他ロワの知識は皆無です。
※脈については何か能力を持っているかも知れません。
※ですが鎧の上から計ったので愛の伝道師の勘違いかもしれません。


099:このロワがスタートしたのと同じ日にOG外伝発売 投下順に読む 101:蟹座氏の憂鬱Ⅱ
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086:ゼットン 漆黒の龍 132:MURDER PRINCESS
086:ゼットン 愛の伝道師 132:MURDER PRINCESS
063:紙の子どもたちはみな踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら……? コ・ホンブック 136:暴走する力



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