無題(1443)

王子はゆっくりと立ち上がり、そしてクレーターから這い上がる。
中々の深さではあるが、今の自分ならば脱出は十分可能だった。
そして、完全に脱出した時。

「……時間切れ、か」

突如として、王子の姿が変化する。
銀目銀髪の高町なのはの顔に、ウルトラマンレオの体、声は赤木しげる。
この場に集められた中でも、間違いなく最もカオスなその井出達。
しかしそれは、本来の姿ではないのだ。
というか、本来の姿だったら怖い、怖すぎる、怖すぎて夢に出る。
今は、至って普通な状態……何てことない、ただの青年だ。
声でさえも、すっかり別人の様なものになっている。

「短時間でしか変身して動けないのは、やっぱりウルトラマンの宿命か。
まあいいさ……時間はまだまだある、ゆっくりやろう」

異様な戦闘能力を発揮した、言うなれば戦闘形態ともいえるあのカオスな形状。
あれは、支給品で変身した姿である。
変身に使った道具は、それぞれ両手の薬指に装着された指輪。
透明な麻雀牌がついた指輪と、レイジングハートっぽい赤い玉がついた指輪。
この二つを、ウルトラマンエースみたく合わせる事で、何か訳分からない化学反応が起こり、あの姿になったわけである。

「さて……近くに、誰かいないかな……?」

王子がこのゲームに乗った理由は、唯一つ。
掲示板で「手首ブレイカー」だの「銀目銀髪の高(ry」だのと散々言ってくれて、
そうしたら本当にこの書き手ロワで、そんな滅茶苦茶な風貌にしてくれた者への復讐。
何が何でも、そんな風にキーボードを打ったそいつの手を切り落とす。



……ただ、問題は誰がやったのかは分からない。
だから、まあ……面倒だし、参加者全員の手を切ってしまえばいい。
その内に、多分当たるだろう。
それが彼の、今の思考である。

「は~る~か~空響いてる~祈りは~軌跡に~……」

【黎明】【G-7 市街地】
【熱血王子@漫画ロワ】
【装備:『破棄すべき全ての手』、ウルトラリング】
【所持品:支給品一式(確認)】
【状態:健康】
【思考・行動】
基本:手首を狩り尽くし、復讐を果す。
1:誰でもいいから、手首を狩りたい
2:逃げていった最速の人達をもう一度見つけ出し、手を狩る
※現在は、ウルトラマンメビウスのヒビノ=ミライの様な容姿です。
※変身時の姿は銀目銀髪の高町なのはの顔に、ウルトラマンレオの体、声は赤木しげるです
※【『破棄すべき全ての手(リスト・ブレイカー)』@漫画ロワ&誤爆スレ】
 一話で二人の人間の手首をはねた逸話に由来する宝具。真名を解放しながらの攻撃は、全て手首を斬り飛ばす一撃となる。
 ちなみに外見はfateのルルブレ。存在は誤爆スレと漫画ロワ毒吐きを見て作者が勝手に作った
※【『ウルトラリング(書き手ロワ特別バージョン)』】
 透明な麻雀牌がついた指輪と、レイジングハートがついた指輪の二つで一つ。
 この二つを合わせる事により、戦闘形態へと変身を遂げる。


092:交錯していく雄と雌~旅館で朝食を~ 投下順に読む 094:諸君、私はかがみんを苛めるのが大好きだ
091:無題2 時系列順に読む 094:諸君、私はかがみんを苛めるのが大好きだ
073:貫けよ、その仮面で 熱血王子 121:書き手交差点



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最終更新:2008年02月03日 20:55
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