エース見参!


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その男は類稀なエースと呼ばれた男。
滾る血潮、沸きあがる情熱、そして不屈の闘志をその身に纏い、この地に降り立った。
そんな男が最初に出会った男、そいつは、頭が無かった。
「よう、お前さんもこんな所にいきなり放り込まれた口かい?」
陽気にそう言う男、明らかに問題のある自らの外見に気付いていないかのようだ。
エースは名前よりなにより、まずその不思議を解決する事にした。
「お前……頭皮と頭蓋骨の上半分どーした?」
その男は、額より上の頭皮と頭蓋骨が無かった。
つまり、脳がむき出しになっているのだ。
横ずれして落っこちないのが不思議でならない。
脳味噌むき出し男は苦笑しながら頭を掻こうとして、慌ててその手を止めた。
「いやさ、ここ来たらいきなり無くなっちまってやんの。誰だよ俺の名前ボイドとかにしたの。どうせゴッドハンドから引っ張るならスランだろ、サービスシーン的にも。それなら俺だってまずはストリップとか銭湯とか色々考える訳だし」
その名前には聞き覚えがある。
同じ漫画ロワで共に戦う同士の一人だ。
彼の書く話は覚えている、ラブコメだったり熱血だったりと忙しい奴だが、基本的には対主催ストーリーを書くいかにも漫画ロワな男だった。
「そうか、俺はエース。同じ漫画ロワ仲間だな」
ボイドは驚き喜ぶ。
ロワにおいていきなり同郷の仲間と出会える確率の低さを熟知しているからだ。
「あんたがエースか! 俺も一度あんたとは会ってみたかったんだ! ちくしょう、人が気合入れて書いたもんの後にあんなすげぇの書きあげて来やがって、次は俺が思い知らせてやるから覚悟しやがれ!」
文句を言いながらも顔は笑っている。なるほどこういう男か、イメージそのまんまだ。
「おいおい、その話はコイツが全て終わってからじゃないのか」
エースの言葉に頷くボイド。
この男の性格は非常にわかりやすい、だがその持つ力はどれほどのものか。
「それもそうだ、んじゃお互いの支給品でも確認するか。今後一緒にやっていくわけだしな」
エースは数歩後ろに下がる。
「いや、そのつもりはない」
ボイドはその瞬間に変わったエースの気配に、僅かに残念そうな顔をする。
「……そっか」
首と肩を鳴らして覚悟を決めるボイド。
「不意打ち無しとはありがたいね」
「隙の一つも見せなかった癖に良く言うぜ」
ボイドの武器は、恐らく膨らんでいる懐の中。銃か何かであろう。
僅かな隙も見逃すまいとお互いを睨むその相貌に、どちらも笑みが浮かんでいる。
二人に共通するのは、どちらも生粋のバトル好きだという事だ。
それ以上話す事も無いはず、後はどちらが先に動くか。そのきっかけは何時来るのか。
それだけのはずだったのだが、エースはふっと視線をボイドから外す。

「ん? それ何だ?」
「え?」

エースが見た方に顔を向けるボイド。

「隙ありだこの野郎! 必殺マジンガーチョーーーーーーーーップ!!」

マジンガーチョップとは、マジンガーZが放つチョップでは無論無く、マジンガーZの急所である頭頂に突き刺さっているパイルダーを狙った頭のど真ん中に垂直に振り下ろされるチョップの事だ。
まともにヒットしたその手は容易くボイドの脳を叩き潰す。
「ちょwwwwwwwwwwここまで盛り上げといてそれでケリかよwwwwwwwwwwwwwww」
それだけ言い残し、ボイドはその場に倒れ臥した。
「お前の敗因は、ネタ属性を捨てきれなかった事だ。期待に応えるそのリアクション、悪く無かったぜ」

エースが目指すは、読者の信頼に応え、更なる高み、ストライカーと成る事。

「俺はストライカーに、そう魔王になる! 何者が立ちふさがろうとこの俺の行く道は塞がせねえ!」

漫画ロワのエースは、その滾る血潮が導くまま、湧き上がる情熱を力に、不屈の闘志で全てを踏み潰す。
共闘? 共に脱出? ありえない。何故なら最強の二字をその手にするのはたった一人だけなのだから。


【ボイド@漫画ロワ】死亡

【深夜】【C-6 町】
【エース@漫画ロワ】
【装備:不明】
【所持品:支給品一式×2、支給品一式×2(他ランダムアイテム不明)】
【状態:健康】
【思考・行動】
基本行動方針:最強のストライカーと成る為、何者だろうとブチのめす!
1:どいつもこいつも俺のこの手で叩き潰してやる!

001:お姉さまの珍道中? 投下順に読む 003:番人が如く
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エース 021:炎の男
ボイド



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