残されたもの(希望)

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◆ 一人の男が、倒れていた。 赤いバンダナを巻いた右肩から左腰へと体を斜めに二分された男だ。 その男へと、一人の女が問う。 「人の子よ。どうしてあの時、真っ向から勝負を受けたのか?」 奇妙な姿をした女だった。 やや大胆に横から肌が見える巫女服に、異形の刀。 だが、何よりもその頭部に生えた角が一際異彩を放っている。 「投下早撃ちの方を使っていれば、ファイナリティブラストは防げたはず。  いえ、将軍がいなかったのです。私に時を止めさせても良かった」 「どうして、か」 問われた男――名無しは切断された半身へと目を向ける。 その右手に握っているのは柳桜ではない。 中盤でダイソウの手から吹き飛ばしたドラゴン殺しだ。 あの時、ダイソウが斬馬刀を取り出すのを見て、名無しは彼の狙いが自分だと察し、 技が発動したままで即座に動かせない鬼狩を捨て、ドラゴン殺しを拾い、迎撃したのだ。 アルベイン流最終奥義 冥空斬翔剣で。 他にもあったもっと確実な手を放棄して。 結果、彼は斬られた。無敵時間の発生よりも速く斬られ、そのまま死ぬより速く殺し返した。 理由なんてたった一つ。 「それが流れだったからだ」 ダイソウが熱血展開で捨て身の攻撃を挑んでいた時に、たまたま冥空斬翔剣の使用条件を満たしていたから。 最後の一撃を最終奥義で打ち破る、それが最も自然な流れだと思ったから。 だから、名無しは自分の命すら二の次にして、その流れを紡いだのだ。 「……あなたは、真っ直ぐすぎるのですね」 「そういうお前はこれからどうする、羽入。……いや、ツキノン」 「決まってます。私は、Wiki管理人に定められた運命を打破するまで」 凛と、羽入というなりきりに縛られていたツキノンが宣言する。 ニコロワ組が名無しのために動画より抽出し生み出したニコ式羽入を、 うっかりGRの羽入のつもりでなりきり対象に選んでしまった為、 今まで良いように使われていたが、これからはやっと本来の目的の為に動けると。 彼女もまた、漫画ロワWIKI管理人と同じく、運営側に初期に立ち向かった人物だったのだ。 まあ、あまりにも、あんまりな自滅をやらかし、柳桜に封印されていたのだが。 「……そうか」 「あうあう、止めないのですか、名無し」 「お前はフラグの塊になり得るからな。下手に折って書き手2までアナザールート突入は御免だ」 「そうですか。介錯は」 「必要無い。」 自然では、無いからな、と。 そうして、ツキノンは去った。 余計な、一度も振り返ることなく、飛ばされた将軍を追って。 それでいい。人は、独りで生き、独りで死ぬものだ。 だんだんと瞼が、重くなってくる。 ああ、これが死なのかと、名無しは思う。 クレスとは違いやけに穏やかな死なのは、自分が護りたかったものを最後まで護れたからかも知れない。 けれども、この先は守れないから、最後に祈ってみることにした。 ――どうかこの物語が、あるべき流れのまま、完結しますように……。 青年は静かに眼を閉じた。 ◆ 想像通り、そいつは笑顔で俺のことを待っていた。 「良い熱血だったな!」 正直俺の妄想なんじゃないかって疑いたくなるくらい想像通りだった。 だからまあ、とりあえず殴ってみることにする。 あいつが痛がらなければ、これは夢だ。 痛がったのなら……まあ、たまには熱血展開とやらに付き合ってやるのもいい。 夕日を背にガッツVSアーカード!! ……我ながら、笑うしかない光景だとは思うがな。 じゃあ行くか。 俺達は歩みを止めてしまったけど、それでも、案外楽しいかもしれない世界へと。 「行くぜ、フリークス!!」 「来い、ヒューマン!」 少なくとも退屈だけはしないで済みそうだ。 &color(red){【神行太保のDIE/SOUL@アニロワ1st 死亡】} &color(red){【名無し@テイルズロワ 死亡】} 【2日目・深夜】【D-7 大蟹球フォーグラー内部・古手神社エリア】 ※ダイソウの装備【ガッツの装備一式@ベルセルク、ガッツの義手@ベルセルク、核鉄『ニアデスハピネス』、 核鉄『ブレイズオブグローリー』 、支給品一式×3、斬馬刀@るろうに剣心、拡声器】と死体は、 全て燃え尽きたり、零次元斬なりで消滅しました。 パニッシャー@トライガン(機関銃:残り弾数40%、ロケットランチャー:残り0発)が墓標のように突き刺さっています。 右肩から左腰へと体を斜めに二分された名無しの死体が転がっています。 右腕にはドラゴン殺しが握られています。 【D-7 大蟹球フォーグラー内部・???】 【ギャグ将軍@ライダーロワ】 【状態】:首輪解除、電脳空間から脱出、ダメージ中、悲しみ 【装備】:ノートパソコン、変身時には剣 【道具】:顔写真付き参加者名簿、支給品一覧(ロック解除)、地図、書き手ロワ2ndのSS一部 【思考】:  基本:新生クライシス帝国の結成。  1:ダイソウめ、勝手なことを……!  2:バトルマスター! お前の思いは受け取った!  3:主催者なり真の対主催なりの目的やらなんやら考察してみせよう!  4:同胞を冒涜したあの連中は裁きにかける。  5:コーカサスゼクターの資格者を探し、コーヒーを飲む。 ※電脳世界から解放されました。なんらかの能力が増えているかもしれません。 ※ポケモンの物真似は、現状でも効果を発揮します。(あくまでなりきりなので) ※なんか増えました。すべてのコピーが同じ能力を持っているのか、実体化出来るのかは不明です。姿は変えられるようです。 ※特殊能力:「書き手界の良心」に目覚めました。  本気の一喝を放つ事により、悪ノリし過ぎている者に自重を強いる事ができます。 ※背中に謎のチャックを確認。ギャグ将軍曰く、開けると「大変なこと」になるそうです。詳細は不明です。 す。 ※固有結界「コーヒーブレイク」  優雅なリネン一式の備わったテーブルと人数分の椅子を造り出し、皆でコーヒーを飲んで和みます。 ※ノートパソコンの中に、顔写真付き参加者名簿と支給品一覧(パスワードが設定されている)のデータが確認されました。 ※『柿テロ猥・R2‐ND』掲載の情報を一部入手しました。 ※ラピュタハック部隊が(DG細胞の手で)全滅しました 【ツキノン@GR1st】 【状態】:首輪無し 【装備】:鬼狩柳桜 【道具】: 【思考】: 基本:打倒WIKI管理人 1:ギャグ将軍と合流 2:??? ※主催側に反抗したため(自滅ですが)支給品に封印されていました。 ※何らかの主催側の情報を持っているかもしれません ※他お任せ ※羽入の力は使えます。 |283:[[残されたもの(相棒)]]|投下順に読む|284:[[輝ける明日]]| |283:[[残されたもの(相棒)]]|時系列順に読む|284:[[輝ける明日]]| |283:[[残されたもの(相棒)]]|ギャグ将軍|284:[[輝ける明日]]| |283:[[残されたもの(相棒)]]|&color(red){神行太保のDIE/SOUL}|| |283:[[残されたもの(相棒)]]|&color(red){HN「名無し」}|| |283:[[残されたもの(相棒)]]|ツキノん||
◆ 一人の男が、倒れていた。 赤いバンダナを巻いた右肩から左腰へと体を斜めに二分された男だ。 その男へと、一人の女が問う。 「人の子よ。どうしてあの時、真っ向から勝負を受けたのか?」 奇妙な姿をした女だった。 やや大胆に横から肌が見える巫女服に、異形の刀。 だが、何よりもその頭部に生えた角が一際異彩を放っている。 「投下早撃ちの方を使っていれば、ファイナリティブラストは防げたはず。  いえ、将軍がいなかったのです。私に時を止めさせても良かった」 「どうして、か」 問われた男――名無しは切断された半身へと目を向ける。 その右手に握っているのは柳桜ではない。 中盤でダイソウの手から吹き飛ばしたドラゴン殺しだ。 あの時、ダイソウが斬馬刀を取り出すのを見て、名無しは彼の狙いが自分だと察し、 技が発動したままで即座に動かせない鬼狩を捨て、ドラゴン殺しを拾い、迎撃したのだ。 アルベイン流最終奥義 冥空斬翔剣で。 他にもあったもっと確実な手を放棄して。 結果、彼は斬られた。無敵時間の発生よりも速く斬られ、そのまま死ぬより速く殺し返した。 理由なんてたった一つ。 「それが流れだったからだ」 ダイソウが熱血展開で捨て身の攻撃を挑んでいた時に、たまたま冥空斬翔剣の使用条件を満たしていたから。 最後の一撃を最終奥義で打ち破る、それが最も自然な流れだと思ったから。 だから、名無しは自分の命すら二の次にして、その流れを紡いだのだ。 「……あなたは、真っ直ぐすぎるのですね」 「そういうお前はこれからどうする、羽入。……いや、ツキノン」 「決まってます。私は、Wiki管理人に定められた運命を打破するまで」 凛と、羽入というなりきりに縛られていたツキノンが宣言する。 ニコロワ組が名無しのために動画より抽出し生み出したニコ式羽入を、 うっかりGRの羽入のつもりでなりきり対象に選んでしまった為、 今まで良いように使われていたが、これからはやっと本来の目的の為に動けると。 彼女もまた、漫画ロワWIKI管理人と同じく、運営側に初期に立ち向かった人物だったのだ。 まあ、あまりにも、あんまりな自滅をやらかし、柳桜に封印されていたのだが。 「……そうか」 「あうあう、止めないのですか、名無し」 「お前はフラグの塊になり得るからな。下手に折って書き手2までアナザールート突入は御免だ」 「そうですか。介錯は」 「必要無い。」 自然では、無いからな、と。 そうして、ツキノンは去った。 余計な、一度も振り返ることなく、飛ばされた将軍を追って。 それでいい。人は、独りで生き、独りで死ぬものだ。 だんだんと瞼が、重くなってくる。 ああ、これが死なのかと、名無しは思う。 クレスとは違いやけに穏やかな死なのは、自分が護りたかったものを最後まで護れたからかも知れない。 けれども、この先は守れないから、最後に祈ってみることにした。 ――どうかこの物語が、あるべき流れのまま、完結しますように……。 青年は静かに眼を閉じた。 ◆ 想像通り、そいつは笑顔で俺のことを待っていた。 「良い熱血だったな!」 正直俺の妄想なんじゃないかって疑いたくなるくらい想像通りだった。 だからまあ、とりあえず殴ってみることにする。 あいつが痛がらなければ、これは夢だ。 痛がったのなら……まあ、たまには熱血展開とやらに付き合ってやるのもいい。 夕日を背にガッツVSアーカード!! ……我ながら、笑うしかない光景だとは思うがな。 じゃあ行くか。 俺達は歩みを止めてしまったけど、それでも、案外楽しいかもしれない世界へと。 「行くぜ、フリークス!!」 「来い、ヒューマン!」 少なくとも退屈だけはしないで済みそうだ。 &color(red){【神行太保のDIE/SOUL@アニロワ1st 死亡】} &color(red){【名無し@テイルズロワ 死亡】} 【2日目・深夜】【D-7 大蟹球フォーグラー内部・古手神社エリア】 ※ダイソウの装備【ガッツの装備一式@ベルセルク、ガッツの義手@ベルセルク、核鉄『ニアデスハピネス』、 核鉄『ブレイズオブグローリー』 、支給品一式×3、斬馬刀@るろうに剣心、拡声器】と死体は、 全て燃え尽きたり、零次元斬なりで消滅しました。 パニッシャー@トライガン(機関銃:残り弾数40%、ロケットランチャー:残り0発)が墓標のように突き刺さっています。 右肩から左腰へと体を斜めに二分された名無しの死体が転がっています。 右腕にはドラゴン殺しが握られています。 【D-7 大蟹球フォーグラー内部・???】 【ギャグ将軍@ライダーロワ】 【状態】:首輪解除、電脳空間から脱出、ダメージ中、悲しみ 【装備】:ノートパソコン、変身時には剣 【道具】:顔写真付き参加者名簿、支給品一覧(ロック解除)、地図、書き手ロワ2ndのSS一部 【思考】:  基本:新生クライシス帝国の結成。  1:ダイソウめ、勝手なことを……!  2:バトルマスター! お前の思いは受け取った!  3:主催者なり真の対主催なりの目的やらなんやら考察してみせよう!  4:同胞を冒涜したあの連中は裁きにかける。  5:コーカサスゼクターの資格者を探し、コーヒーを飲む。 ※電脳世界から解放されました。なんらかの能力が増えているかもしれません。 ※ポケモンの物真似は、現状でも効果を発揮します。(あくまでなりきりなので) ※なんか増えました。すべてのコピーが同じ能力を持っているのか、実体化出来るのかは不明です。姿は変えられるようです。 ※特殊能力:「書き手界の良心」に目覚めました。  本気の一喝を放つ事により、悪ノリし過ぎている者に自重を強いる事ができます。 ※背中に謎のチャックを確認。ギャグ将軍曰く、開けると「大変なこと」になるそうです。詳細は不明です。 す。 ※固有結界「コーヒーブレイク」  優雅なリネン一式の備わったテーブルと人数分の椅子を造り出し、皆でコーヒーを飲んで和みます。 ※ノートパソコンの中に、顔写真付き参加者名簿と支給品一覧(パスワードが設定されている)のデータが確認されました。 ※『柿テロ猥・R2‐ND』掲載の情報を一部入手しました。 ※ラピュタハック部隊が(DG細胞の手で)全滅しました 【ツキノン@GR1st】 【状態】:首輪無し 【装備】:鬼狩柳桜 【道具】: 【思考】: 基本:打倒WIKI管理人 1:ギャグ将軍と合流 2:??? ※主催側に反抗したため(自滅ですが)支給品に封印されていました。 ※何らかの主催側の情報を持っているかもしれません ※他お任せ ※羽入の力は使えます。 |283:[[残されたもの(相棒)]]|投下順に読む|284:[[輝ける明日]]| |283:[[残されたもの(相棒)]]|時系列順に読む|284:[[輝ける明日]]| |283:[[残されたもの(相棒)]]|ギャグ将軍|284:[[輝ける明日]]| |283:[[残されたもの(相棒)]]|&color(red){神行太保のDIE/SOUL}|| |283:[[残されたもの(相棒)]]|&color(red){HN「名無し」}|| |283:[[残されたもの(相棒)]]|ツキノん|286:[[どんな時でも一人じゃない]]|

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