主催者ジョーカーの事情

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主催者ジョーカーの事情」(2008/07/03 (木) 20:02:25) の最新版変更点

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主催者達の居城、天空の城ラピュタ。 ギャグ将軍によるラピュタの雷誤作動騒ぎも一段落したラピュタであったが、また新たな問題が主催者達、というか感電を悩ませていた。 「どうなってんだかなあ、これ…。」 自分のパソコンをにらみつけながら、感電は呟く。 彼が起動させているのは、地図氏特製参加者管理システム。 参加者の生死を自動で判別してくれる便利システムである。 しかし、現在このシステムには異常が発生していた。 影の繋ぎ師とtu4氏の欄に、「LOST」という文字が表示されているのである。 「死亡じゃなくてLOST…。会場から消えたってことか?だったらいったいどこに…。」 「宇宙…のようですね。」 突然背後から聞こえてきた声に驚き、椅子からずり落ちる感電。 慌てて振り向くと、そこにはさっきまでいなかったはずのwiki管理人が立っていた。 「あ、あんたいつの間に…。」 「今来たところです。」 「ノックぐらいしろよな、びっくりするだろうが…。」 「ハハ、それは申し訳ない。」 口では謝罪する管理人だが、その表情からは反省の色は伺えない。 「それで、宇宙ってのはどういうことだ?」 「監視カメラの映像では、二人は上空に上昇していっていました。 その状況から会場の外に出たと言うことは、宇宙にいると考えるのがもっとも自然です。 地図氏の地図は確かに優秀ですが、あくまで地図。地図の外のことまでは把握できない…。 だからLOSTという扱いになった。 あのチート二人なら、宇宙空間でも楽に生存できるでしょうしね。」 「なるほどねえ…。ん?ちょっと待て?」 管理人の話に納得しかける感電だが、その脳内に疑問が浮かぶ。 「そういや孤高の黒き書き手がエンジェルアームの軌道をねじ曲げた時、上空に向かったエンジェルアームはそのあと地面から出てきたんじゃなかったか? だったら参加者が宇宙に出ようとしても、地中に出てきちまうんじゃ…。」 「その辺はまあ…ぶっちぎったんでしょうね。」 「何でもかんでもぶっちぎりの仕業かい。」 渋い表情を浮かべる感電。だが、wiki管理人は平然としている。 「事実なんだから仕方ありませんよ。参加者達は、どんどんと成長を続けている。 私の想像を上回るほどにね…。 彼らには無限の可能性がある。望めば望むほど、その力は増していく。 彼らに想像力がある限り、どんな現象でも起こせるのです。 まあ、中には歯車が噛み合わなくなって、かえって弱体化してしまった人もいるようですが…。 それはそれで面白い…。」 「…それなんてハルヒ?」 「そう!まさにそれです!このロワでは、誰もが涼宮ハルヒになれる可能性を秘めているのですよ!」 手を叩き、嬉しそうに管理人は言う。 「神(笑)量産してどうするんだよ…。」 「アニロワ1stの書き手でもある君が、アニロワのハルヒより先にそっちを思い浮かべますか。」 「まあ、タイムリーなネタだしな。」 「とにかく、今更どうこう言っても遅いですよ。すでに参加者達は、私が制御できないところまで来ている…。」 「最初から制御する気なんて無かっただろ、あんたは。」 「まあ、そうなんですけどね。」 共に苦笑を浮かべる二人。 「で、どうするんだよこの二人。」 「どうも出来ませんよ、我々では。おとなしく戻ってくるのを待ちましょう。 戻ってこなかったら、そのときはそのときで。」 「まあ、あんたがそれでいいならかまわねえが…。万が一ここに落ちてきたりしたらどうするんだ。」 「それも、そのときに考えましょう。まあ念のため、ロボット兵はいつでも動かせるようにしておきますか。」 「ちょ、そんなのあったのかよ。」 「ラピュタにロボット兵があってなんの不思議があるというんです?」 管理人は、真剣な顔で首をかしげる。 「いや、そうだけど!今までそんな話一度も出てきてなかったぞ!?」 「別に持っている情報を、すべてさらけ出さなければならないというルールはありませんよ。」 「むー…。」 反論できず、感電は顔をしかめる。 「まあ、それはいいや。それより、ひとつ質問っていうかお願いしていいか?」 「なんですか?」 「次の放送さあ、禁止エリア指定しなくていい?もうほとんどの人が首輪外してるから、意味ねえと思うんだけど。 はっきり言って、決めるの面倒だしさあ。」 そう言いながら、手の中で10面ダイスを転がす感電。ひょっとしてそれで禁止エリアを決めてたのか、オイ。 「まあ、それでもかまわないと思いますが…。まだ全員が外したというわけではありませんからね。 それも様子を見て、ですね。まだ放送までは結構時間がありますし。」 「おk。じゃあ、もう一つ聞いていいかな。」 「どうぞ。」 「さっき言ってた『無限の可能性』とやら…。俺にもある?」 「さあ、どうでしょう…。」 明確な返答をせず、ただほほえむ管理人。だが感電は、それを肯定と受け取る。 「それじゃ、頑張ってみるわ。正直、スタンドだけじゃ心許ないと思ってたし。」 「健闘を祈りますよ。まあ、その力が誰に向けられるかは知りませんが…。」 意味深な台詞を残し、管理人は部屋から去っていった。 (なんだよ、あれ…。裏切ってくれても全然オッケーってことか? 本当に、わけわからん奴だなあ…。) すっきりしないものを胸に感じながら、感電は視線をパソコンに戻す。 「あれ…?メール?いつの間に来たんだ、こんなの…。」 ※感電のパソコンに届いたメールは、「GENERAL IN THE SHELL」で速筆魔王LXが送信したものです。 ◇ ◇ ◇ ラピュタの中の、とある一室。そこには、多種多様なアイテムが乱雑に置かれていた。 この部屋は、支給品の選考から漏れたアイテムの保管所であった。 このロワを開催するにあたり、管理人は様々な世界に手を伸ばし支給品をかき集めた。 その熱の入れようは、今までロワに参加していない作品世界にまで手を出したほどである。 しかし、気合いが入りすぎ…。ぶっちゃけ、大量に余ってしまったのだ。 余ってるんなら参加者全員に支給品3個渡せよ、という声もあるだろうが…。 まあ、その辺は大人の都合というやつだ。 とにかく、この部屋には闇に埋もれた支給品候補たちが大量に存在していた。 愛媛のF-22Aラプターや、名無しの鬼狩柳桜も、実はここから持ち出されたものである。 そして今、ここでがさごそとアイテムの山をあさっている男が一人。 テイルズロワの一員、七氏である。 (まったく、少しは整理しておけよ…。どこになにがあるのかわかりゃしない…。) 心の中で悪態をつきながら、七氏は作業の手を休めない。そこへ、もう一人の男がやってきた。 「捜し物はなんですか~ 見つけにくいものですか~♪」 小野大輔ボイスの歌声を披露しながら登場したのは、裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~、通称「ガチホモ」である。 「…そこはニコロワ的に、『WAWAWA忘れ物~』じゃないのか?」 「そのネタはすでに人外さんが使っていますからね。それに、僕はここに忘れ物を取りに来たわけではありませんし。」 「じゃあ、何をしに?」 「女性陣二人のために、何か回復アイテムはないかと思いましてね…。おお、早速いいのが見つかりました。」 ガチホモが手に取ったのは、バケットに入れられたパンの山。 ニコニコ動画で人気を博している「ニコニコRPG」出典のアイテム、「究極のコッペパン」と「至高のコッペパン」である。 「丸一日近くむき出しで放置されてあったパンなんて食べさせて、大丈夫なのか?」 「心配ありませんよ。RPGの食べ物系アイテムは、入手してから何日経とうがおいしく食べられるのが基本です。 テイルズロワ所属のあなたなら、よくご存じなのでは?」 「確かにな…。」 もっともな言葉をぶつけられ、七氏は苦笑を浮かべる。 「しかし、素晴らしい品揃えですねえ、ここは…。」 上機嫌な声で、ガチホモは語り始めた。目的のものを手に入れて、気分がいいらしい。 「これだけのアイテム…。全部使えば我々が参加者に圧勝できるんじゃないですか?」 「馬鹿を言え、そんなことしたら『空気読め』の大合唱だ。 僕たちの目的は確かに勝つことだが、書き手として最低限のモラルは守らなければならない。 せいぜい、一人2個か3個が許容範囲だろうな。それも、自ロワに関連のあるものが望ましい。」 「それもそうですね。」 今度は逆に、ガチホモが苦笑いを浮かべた。 「そう言えば、七氏さんは何を捜してここに?」 「ああ、ちょっとうちのロワに関係あるものをな。まあ、あるかどうかもわからないんだが。」 「手伝いましょうか?」 「いや、いい。そっちはそっちで忙しいだろう。こっちも、名無しが倒れて雑務をナナシが一人でやってるからな。」 「そうですか。では…ゆっくりしていってね!」 「その外見でそのセリフはやめろ。まったく合ってない。」 真顔で抗議する七氏だったが、ガチホモは気にせず「らららコッペパン♪」などと歌いながら退室していった。 (やれやれ、妙なことで時間を潰してしまったな…。作業のペースを速めるか…。) 再び、アイテムの山の中を探り始める七氏。 彼が警戒するもの、それはネコミミストと666が所持する自ロワ出典の武器、マテリアルブレード。 もしあれを強化することが出来たら、それは単なる「強い武器」では済まされない。 下手すれば、このロワが根底から覆されかねないのだ。 (無ければそれでよし…。有ったとしたら、何かの拍子に参加者の手に渡る可能性があるからな…。 破壊するなりなんなりしないと…。) 薄暗い部屋の中で、七氏は一人作業を進める…。 【真夜中 主催者本拠地・備品倉庫】 【七氏@テイルズロワ】 【状態】:健康  【装備】:なし 【道具】:不明 【思考】:  基本:主催者側の人間として活動。参加者の抹殺  1:マテリアルブレードの強化アイテムである「あれ」がないか確認。  2:熱血展開を全滅させる。特に☆系の熱血を。  ※容姿はキール・ツァイベル@テイルズオブエターニア  ※テイルズロワの舞台ギミックを発生させることができます  ※【異能・闇に囁く言葉責め】   言葉の力でいろんなものを誤魔化し、改変する能力。詳細不明。   大きな無理がない限りなら後付け設定も可能らしい。  ※ラピュタ内に、支給品の選考から漏れたアイテムが大量に保管されているようです。   ただし、ジョーカーたちは空気を読んであまり無茶な使い方はしません。   七氏が捜しているブツが、この中にあるかは不明です。   あるいは参加者の不明支給品に入っている可能性もあります。 ◇ ◇ ◇ 数分後、ニコニコロワ控え室。 コッペパンを片手に自分たちの拠点に戻ってきたガチホモを待っていたのは、意外な光景だった。 「うわー、全然かないません…。」 「フハハハハハハ!!俺はどんなゲームにおいても強靱!無敵!最強なのだ!」 彼が見たもの、それは、人外とプー太氏がクイズゲームにいそしむほほえましい光景だった。 「おお、戻ったか、ガチホモ。」 「…何をやっているんですか、あなた達は。」 何事もなかったように話しかけてくる人外に、ガチホモはあきれ気味の口調で返す。 「ああ、決戦の前に虎竹刀の使用に慣れておこうと実験していたのだが…。 どうやら愛媛のらき☆すた因子に引きずられたようで、クイズゲーム@らき☆すたが出てしまってな。 さすがの俺も盲点だったわ!フハハハハハハ!」 「なんで上手くいかなかったのにそんなに誇らしげなんですか、あなたは…。で、その愛媛さんは?」 「今、寝逃げで体力をリセット中…。」 ガチホモの問いに、えーりんことC.M.超展開はデフォなのか?が答える。 その言葉通り、愛媛はえーりんの傍らでスヤスヤと寝息を立てていた。 「おや、お休み中でしたか。せっかく回復アイテムを持ってきたのですが…。 まあ、起きてから食べてもらいますか。あなたは先にどうぞ。」 「遠慮なくいただく…。」 ガチホモから手渡されたコッペパンを、えーりんははむはむと口に含む。 「あなたの方の調子はどうですか?愛媛さんの看病で、あなたが倒れてしてしまっては元も子もありませんよ?」 「順調に回復中…。ただ、万全の状態で参加者との戦いに望むにはもう少し時間が必要…。」 「なるほど。焦らず、ゆっくり英気を養ってください。あなたの力は、我々に必要不可欠なのですから。」 照れくさそうな表情を浮かべ、えーりんはコクリと頷く。 「ガチホモ、俺も小腹が空いてきた。コッペパンを要求する。」 「あなたにはこれなどいかがでしょう。」 そう言ってガチホモが差し出したのは、コッペパンと同じくニコニコRPG出典のアイテム、「駐車場おでん」だ。 「貴様ぁぁぁぁぁ!この俺の嫌いな食べ物がおでんと知った上での振る舞いか!」 「何もおでんひとつでそこまで怒らなくても…。」 決戦も近いというのに、何故かほのぼのムード漂うニコロワ陣営であった…。 【主催者本拠地・ニコロワ控え室】 【裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~@ニコロワ】 【状態】:健康 【装備】:なし 【道具】:不明 【思考】:  基本:主催者側の人間として活動。参加者の抹殺  1:みんなの体調を気遣いつつ、、次の出番までニコニコ  2:地図氏と再会すれば、借りを返す  ※容姿は阿部さん@くそみそ、性格は古泉@ハルヒ。その名はイイ男。キモカッコゲイ!  ※地球破壊爆弾No.V-7を危険視しています。  ※ニコニコ動画に存在する動画ゆかりの技を使えます。  ※ニコニコに自分が見たものを動画としてうpできます。  ※「まっがーれ↓」と唱えることで色んなものを曲げられます どこまで曲げられるのかは不明 【人外アドベンチャー~OZbjG1JuJMのウォーゲーム~@ニコロワ】 【状態】:疲労(中) 【装備】:なし 【道具】:虎竹刀with千年パズル、クマのプー太氏 【思考】:  基本:主催者側の人間として活動。ロードに立ち塞がる参加者の粉砕!ぎょ(ry  1:この俺がおでんなど食えるか!  2:デッキを改良しながら次の出番までニコニコ   ※容姿は正義の味方!カイバーマン(海馬瀬人)  ※ニコニコ動画に存在する動画ゆかりの技を使えます  ※地球破壊爆弾No.V-7を危険視しています。  ※お気に入りの画像からデータをダウンロードし、カードに変えて使役することが出来ます。   基本はニコニコにあるパロロワMAD&ガチホモが動画化した分の書き手ロワ2ndからの混成デッキ。   書き手ロワカードは放送ごとに死者が追加解禁されます。 【C.M.超展開はデフォなのか?@ニコロワ】 【状態】:ダメージ中(回復中) 【装備】:なし 【道具】:不明 【思考】:  基本:主催者側の人間として活動。参加者の抹殺。  1:愛媛を看病しつつ、 次の出番までニコニコ  ※容姿はえーりん!えーりん!何故か無口なようです。  ※ニコニコ動画に存在する動画ゆかりの技を全て使えます。  ※少数に限りニート軍を現実に召還できます。  ※えーりんが無事な限りは、蓬莱の薬で兵士は超スピード回復します。(ただいま全滅中、回復に時間がかかります) 【愛媛の0RbUzIT0Toは大変な演説をしていきました@ニコロワ】 【状態】:真・驚きの黒さ、就寝中、 精神力五割程度(回復中) 【装備】:なし 【道具】:なし 【思考】:  基本:主催者側の人間として活動。参加者(=多数派)の抹殺  1:寝逃げでリセット☆   2:生き残ってももちろん熱血王子は許さない  3:熱血王子が改心しそうな時は666に任す  ※容姿は黒いセーラー服の柊つかさ@らき☆すた  ※触れたものを驚きの黒さで染めることが出来ます。影ワープ等詳細不明  ※ニコニコ動画に存在する動画ゆかりの技を使えます  ※現実世界にコメントを張ることができます  ※地球破壊爆弾No.V-7を危険視していますが、キャラとしては…? |265:[[私たちの行方(後編)]]|投下順に読む|267:[[愛を取り戻せ!]]| |265:[[私たちの行方(後編)]]|時系列順に読む|268:[[クレイジー・ダイヤモンドは砕けない]]| |260:[[貫き通すは『ギャグ』と『愛』]]|R-0109|271:[[カウントダウンツ・ヘブン]]| |260:[[貫き通すは『ギャグ』と『愛』]]|wiki管理人|271:[[カウントダウンツ・ヘブン]]| |254:[[なのDeath☆(後編)]]|HN「七氏」|271:[[カウントダウンツ・ヘブン]]| |257:[[敗戦と新たなる旅立ち]]|裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~|274:[[混沌体験~感電はクールな能力がほしい~]]| |260:[[貫き通すは『ギャグ』と『愛』]]|愛媛の0RbUzIT0Toは大変な演説をしていきました|[[]]| |260:[[貫き通すは『ギャグ』と『愛』]]|人外アドベンチャー~OZbjG1JuJMのウォーゲーム~|[[]]| |254:[[なのDeath☆(後編)]]|C.M.超展開はデフォなのか?|[[]]|
主催者達の居城、天空の城ラピュタ。 ギャグ将軍によるラピュタの雷誤作動騒ぎも一段落したラピュタであったが、また新たな問題が主催者達、というか感電を悩ませていた。 「どうなってんだかなあ、これ…。」 自分のパソコンをにらみつけながら、感電は呟く。 彼が起動させているのは、地図氏特製参加者管理システム。 参加者の生死を自動で判別してくれる便利システムである。 しかし、現在このシステムには異常が発生していた。 影の繋ぎ師とtu4氏の欄に、「LOST」という文字が表示されているのである。 「死亡じゃなくてLOST…。会場から消えたってことか?だったらいったいどこに…。」 「宇宙…のようですね。」 突然背後から聞こえてきた声に驚き、椅子からずり落ちる感電。 慌てて振り向くと、そこにはさっきまでいなかったはずのwiki管理人が立っていた。 「あ、あんたいつの間に…。」 「今来たところです。」 「ノックぐらいしろよな、びっくりするだろうが…。」 「ハハ、それは申し訳ない。」 口では謝罪する管理人だが、その表情からは反省の色は伺えない。 「それで、宇宙ってのはどういうことだ?」 「監視カメラの映像では、二人は上空に上昇していっていました。 その状況から会場の外に出たと言うことは、宇宙にいると考えるのがもっとも自然です。 地図氏の地図は確かに優秀ですが、あくまで地図。地図の外のことまでは把握できない…。 だからLOSTという扱いになった。 あのチート二人なら、宇宙空間でも楽に生存できるでしょうしね。」 「なるほどねえ…。ん?ちょっと待て?」 管理人の話に納得しかける感電だが、その脳内に疑問が浮かぶ。 「そういや孤高の黒き書き手がエンジェルアームの軌道をねじ曲げた時、上空に向かったエンジェルアームはそのあと地面から出てきたんじゃなかったか? だったら参加者が宇宙に出ようとしても、地中に出てきちまうんじゃ…。」 「その辺はまあ…ぶっちぎったんでしょうね。」 「何でもかんでもぶっちぎりの仕業かい。」 渋い表情を浮かべる感電。だが、wiki管理人は平然としている。 「事実なんだから仕方ありませんよ。参加者達は、どんどんと成長を続けている。 私の想像を上回るほどにね…。 彼らには無限の可能性がある。望めば望むほど、その力は増していく。 彼らに想像力がある限り、どんな現象でも起こせるのです。 まあ、中には歯車が噛み合わなくなって、かえって弱体化してしまった人もいるようですが…。 それはそれで面白い…。」 「…それなんてハルヒ?」 「そう!まさにそれです!このロワでは、誰もが涼宮ハルヒになれる可能性を秘めているのですよ!」 手を叩き、嬉しそうに管理人は言う。 「神(笑)量産してどうするんだよ…。」 「アニロワ1stの書き手でもある君が、アニロワのハルヒより先にそっちを思い浮かべますか。」 「まあ、タイムリーなネタだしな。」 「とにかく、今更どうこう言っても遅いですよ。すでに参加者達は、私が制御できないところまで来ている…。」 「最初から制御する気なんて無かっただろ、あんたは。」 「まあ、そうなんですけどね。」 共に苦笑を浮かべる二人。 「で、どうするんだよこの二人。」 「どうも出来ませんよ、我々では。おとなしく戻ってくるのを待ちましょう。 戻ってこなかったら、そのときはそのときで。」 「まあ、あんたがそれでいいならかまわねえが…。万が一ここに落ちてきたりしたらどうするんだ。」 「それも、そのときに考えましょう。まあ念のため、ロボット兵はいつでも動かせるようにしておきますか。」 「ちょ、そんなのあったのかよ。」 「ラピュタにロボット兵があってなんの不思議があるというんです?」 管理人は、真剣な顔で首をかしげる。 「いや、そうだけど!今までそんな話一度も出てきてなかったぞ!?」 「別に持っている情報を、すべてさらけ出さなければならないというルールはありませんよ。」 「むー…。」 反論できず、感電は顔をしかめる。 「まあ、それはいいや。それより、ひとつ質問っていうかお願いしていいか?」 「なんですか?」 「次の放送さあ、禁止エリア指定しなくていい?もうほとんどの人が首輪外してるから、意味ねえと思うんだけど。 はっきり言って、決めるの面倒だしさあ。」 そう言いながら、手の中で10面ダイスを転がす感電。ひょっとしてそれで禁止エリアを決めてたのか、オイ。 「まあ、それでもかまわないと思いますが…。まだ全員が外したというわけではありませんからね。 それも様子を見て、ですね。まだ放送までは結構時間がありますし。」 「おk。じゃあ、もう一つ聞いていいかな。」 「どうぞ。」 「さっき言ってた『無限の可能性』とやら…。俺にもある?」 「さあ、どうでしょう…。」 明確な返答をせず、ただほほえむ管理人。だが感電は、それを肯定と受け取る。 「それじゃ、頑張ってみるわ。正直、スタンドだけじゃ心許ないと思ってたし。」 「健闘を祈りますよ。まあ、その力が誰に向けられるかは知りませんが…。」 意味深な台詞を残し、管理人は部屋から去っていった。 (なんだよ、あれ…。裏切ってくれても全然オッケーってことか? 本当に、わけわからん奴だなあ…。) すっきりしないものを胸に感じながら、感電は視線をパソコンに戻す。 「あれ…?メール?いつの間に来たんだ、こんなの…。」 ※感電のパソコンに届いたメールは、「GENERAL IN THE SHELL」で速筆魔王LXが送信したものです。 ◇ ◇ ◇ ラピュタの中の、とある一室。そこには、多種多様なアイテムが乱雑に置かれていた。 この部屋は、支給品の選考から漏れたアイテムの保管所であった。 このロワを開催するにあたり、管理人は様々な世界に手を伸ばし支給品をかき集めた。 その熱の入れようは、今までロワに参加していない作品世界にまで手を出したほどである。 しかし、気合いが入りすぎ…。ぶっちゃけ、大量に余ってしまったのだ。 余ってるんなら参加者全員に支給品3個渡せよ、という声もあるだろうが…。 まあ、その辺は大人の都合というやつだ。 とにかく、この部屋には闇に埋もれた支給品候補たちが大量に存在していた。 愛媛のF-22Aラプターや、名無しの鬼狩柳桜も、実はここから持ち出されたものである。 そして今、ここでがさごそとアイテムの山をあさっている男が一人。 テイルズロワの一員、七氏である。 (まったく、少しは整理しておけよ…。どこになにがあるのかわかりゃしない…。) 心の中で悪態をつきながら、七氏は作業の手を休めない。そこへ、もう一人の男がやってきた。 「捜し物はなんですか~ 見つけにくいものですか~♪」 小野大輔ボイスの歌声を披露しながら登場したのは、裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~、通称「ガチホモ」である。 「…そこはニコロワ的に、『WAWAWA忘れ物~』じゃないのか?」 「そのネタはすでに人外さんが使っていますからね。それに、僕はここに忘れ物を取りに来たわけではありませんし。」 「じゃあ、何をしに?」 「女性陣二人のために、何か回復アイテムはないかと思いましてね…。おお、早速いいのが見つかりました。」 ガチホモが手に取ったのは、バケットに入れられたパンの山。 ニコニコ動画で人気を博している「ニコニコRPG」出典のアイテム、「究極のコッペパン」と「至高のコッペパン」である。 「丸一日近くむき出しで放置されてあったパンなんて食べさせて、大丈夫なのか?」 「心配ありませんよ。RPGの食べ物系アイテムは、入手してから何日経とうがおいしく食べられるのが基本です。 テイルズロワ所属のあなたなら、よくご存じなのでは?」 「確かにな…。」 もっともな言葉をぶつけられ、七氏は苦笑を浮かべる。 「しかし、素晴らしい品揃えですねえ、ここは…。」 上機嫌な声で、ガチホモは語り始めた。目的のものを手に入れて、気分がいいらしい。 「これだけのアイテム…。全部使えば我々が参加者に圧勝できるんじゃないですか?」 「馬鹿を言え、そんなことしたら『空気読め』の大合唱だ。 僕たちの目的は確かに勝つことだが、書き手として最低限のモラルは守らなければならない。 せいぜい、一人2個か3個が許容範囲だろうな。それも、自ロワに関連のあるものが望ましい。」 「それもそうですね。」 今度は逆に、ガチホモが苦笑いを浮かべた。 「そう言えば、七氏さんは何を捜してここに?」 「ああ、ちょっとうちのロワに関係あるものをな。まあ、あるかどうかもわからないんだが。」 「手伝いましょうか?」 「いや、いい。そっちはそっちで忙しいだろう。こっちも、名無しが倒れて雑務をナナシが一人でやってるからな。」 「そうですか。では…ゆっくりしていってね!」 「その外見でそのセリフはやめろ。まったく合ってない。」 真顔で抗議する七氏だったが、ガチホモは気にせず「らららコッペパン♪」などと歌いながら退室していった。 (やれやれ、妙なことで時間を潰してしまったな…。作業のペースを速めるか…。) 再び、アイテムの山の中を探り始める七氏。 彼が警戒するもの、それはネコミミストと666が所持する自ロワ出典の武器、マテリアルブレード。 もしあれを強化することが出来たら、それは単なる「強い武器」では済まされない。 下手すれば、このロワが根底から覆されかねないのだ。 (無ければそれでよし…。有ったとしたら、何かの拍子に参加者の手に渡る可能性があるからな…。 破壊するなりなんなりしないと…。) 薄暗い部屋の中で、七氏は一人作業を進める…。 【真夜中 主催者本拠地・備品倉庫】 【七氏@テイルズロワ】 【状態】:健康  【装備】:なし 【道具】:不明 【思考】:  基本:主催者側の人間として活動。参加者の抹殺  1:マテリアルブレードの強化アイテムである「あれ」がないか確認。  2:熱血展開を全滅させる。特に☆系の熱血を。  ※容姿はキール・ツァイベル@テイルズオブエターニア  ※テイルズロワの舞台ギミックを発生させることができます  ※【異能・闇に囁く言葉責め】   言葉の力でいろんなものを誤魔化し、改変する能力。詳細不明。   大きな無理がない限りなら後付け設定も可能らしい。  ※ラピュタ内に、支給品の選考から漏れたアイテムが大量に保管されているようです。   ただし、ジョーカーたちは空気を読んであまり無茶な使い方はしません。   七氏が捜しているブツが、この中にあるかは不明です。   あるいは参加者の不明支給品に入っている可能性もあります。 ◇ ◇ ◇ 数分後、ニコニコロワ控え室。 コッペパンを片手に自分たちの拠点に戻ってきたガチホモを待っていたのは、意外な光景だった。 「うわー、全然かないません…。」 「フハハハハハハ!!俺はどんなゲームにおいても強靱!無敵!最強なのだ!」 彼が見たもの、それは、人外とプー太氏がクイズゲームにいそしむほほえましい光景だった。 「おお、戻ったか、ガチホモ。」 「…何をやっているんですか、あなた達は。」 何事もなかったように話しかけてくる人外に、ガチホモはあきれ気味の口調で返す。 「ああ、決戦の前に虎竹刀の使用に慣れておこうと実験していたのだが…。 どうやら愛媛のらき☆すた因子に引きずられたようで、クイズゲーム@らき☆すたが出てしまってな。 さすがの俺も盲点だったわ!フハハハハハハ!」 「なんで上手くいかなかったのにそんなに誇らしげなんですか、あなたは…。で、その愛媛さんは?」 「今、寝逃げで体力をリセット中…。」 ガチホモの問いに、えーりんことC.M.超展開はデフォなのか?が答える。 その言葉通り、愛媛はえーりんの傍らでスヤスヤと寝息を立てていた。 「おや、お休み中でしたか。せっかく回復アイテムを持ってきたのですが…。 まあ、起きてから食べてもらいますか。あなたは先にどうぞ。」 「遠慮なくいただく…。」 ガチホモから手渡されたコッペパンを、えーりんははむはむと口に含む。 「あなたの方の調子はどうですか?愛媛さんの看病で、あなたが倒れてしてしまっては元も子もありませんよ?」 「順調に回復中…。ただ、万全の状態で参加者との戦いに望むにはもう少し時間が必要…。」 「なるほど。焦らず、ゆっくり英気を養ってください。あなたの力は、我々に必要不可欠なのですから。」 照れくさそうな表情を浮かべ、えーりんはコクリと頷く。 「ガチホモ、俺も小腹が空いてきた。コッペパンを要求する。」 「あなたにはこれなどいかがでしょう。」 そう言ってガチホモが差し出したのは、コッペパンと同じくニコニコRPG出典のアイテム、「駐車場おでん」だ。 「貴様ぁぁぁぁぁ!この俺の嫌いな食べ物がおでんと知った上での振る舞いか!」 「何もおでんひとつでそこまで怒らなくても…。」 決戦も近いというのに、何故かほのぼのムード漂うニコロワ陣営であった…。 【主催者本拠地・ニコロワ控え室】 【裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~@ニコロワ】 【状態】:健康 【装備】:なし 【道具】:不明 【思考】:  基本:主催者側の人間として活動。参加者の抹殺  1:みんなの体調を気遣いつつ、、次の出番までニコニコ  2:地図氏と再会すれば、借りを返す  ※容姿は阿部さん@くそみそ、性格は古泉@ハルヒ。その名はイイ男。キモカッコゲイ!  ※地球破壊爆弾No.V-7を危険視しています。  ※ニコニコ動画に存在する動画ゆかりの技を使えます。  ※ニコニコに自分が見たものを動画としてうpできます。  ※「まっがーれ↓」と唱えることで色んなものを曲げられます どこまで曲げられるのかは不明 【人外アドベンチャー~OZbjG1JuJMのウォーゲーム~@ニコロワ】 【状態】:疲労(中) 【装備】:なし 【道具】:虎竹刀with千年パズル、クマのプー太氏 【思考】:  基本:主催者側の人間として活動。ロードに立ち塞がる参加者の粉砕!ぎょ(ry  1:この俺がおでんなど食えるか!  2:デッキを改良しながら次の出番までニコニコ   ※容姿は正義の味方!カイバーマン(海馬瀬人)  ※ニコニコ動画に存在する動画ゆかりの技を使えます  ※地球破壊爆弾No.V-7を危険視しています。  ※お気に入りの画像からデータをダウンロードし、カードに変えて使役することが出来ます。   基本はニコニコにあるパロロワMAD&ガチホモが動画化した分の書き手ロワ2ndからの混成デッキ。   書き手ロワカードは放送ごとに死者が追加解禁されます。 【C.M.超展開はデフォなのか?@ニコロワ】 【状態】:ダメージ中(回復中) 【装備】:なし 【道具】:不明 【思考】:  基本:主催者側の人間として活動。参加者の抹殺。  1:愛媛を看病しつつ、 次の出番までニコニコ  ※容姿はえーりん!えーりん!何故か無口なようです。  ※ニコニコ動画に存在する動画ゆかりの技を全て使えます。  ※少数に限りニート軍を現実に召還できます。  ※えーりんが無事な限りは、蓬莱の薬で兵士は超スピード回復します。(ただいま全滅中、回復に時間がかかります) 【愛媛の0RbUzIT0Toは大変な演説をしていきました@ニコロワ】 【状態】:真・驚きの黒さ、就寝中、 精神力五割程度(回復中) 【装備】:なし 【道具】:なし 【思考】:  基本:主催者側の人間として活動。参加者(=多数派)の抹殺  1:寝逃げでリセット☆   2:生き残ってももちろん熱血王子は許さない  3:熱血王子が改心しそうな時は666に任す  ※容姿は黒いセーラー服の柊つかさ@らき☆すた  ※触れたものを驚きの黒さで染めることが出来ます。影ワープ等詳細不明  ※ニコニコ動画に存在する動画ゆかりの技を使えます  ※現実世界にコメントを張ることができます  ※地球破壊爆弾No.V-7を危険視していますが、キャラとしては…? 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