ぼくと魔王

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ぼくと魔王」(2008/04/06 (日) 23:35:42) の最新版変更点

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「くっ、また多くの参加者が死んだか…。」 過ぎ去った放送の内容を思い出しながら、熱血怪人は歩く。 彼の目的は仮面ライダー書き手を見つけ、その凶行を止めること。 しかし、こちらは常人以上の体力があるとはいえ徒歩、向こうはバイク。 しかも自己再生能力で回復中とはいえ、バイクで轢かれたダメージは小さくない。 熱血怪人とライダー書き手の距離は、開く一方であった。 (このままでは埒が開かんな…。かといって、他に俺に出来ることも…。) 苦悩する熱血怪人。そこへ、突然一人の男が声をかけてくる。 「やあ、そこの人。ここら辺に、首輪が回収できそうな死体はないかな?」 「な、何だ、おまえは!」 「ああ、名乗るぐらいはしておくべきだったかな?僕は速筆魔王LX。 一応、今のところは対主催かな。で、さっきの質問の答えは?」 「死体か…。このあたりにはなかったと思うが。」 「そうか、それは残念だなあ。じゃあ、君の首を切り落として回収しようかな。」 そう言いながら、魔王は邪悪に笑う。 「!!」 身の危険を感じ、熱血怪人は半ば無意識にバヨネットを構える。 だがそれを見たLXは、笑みを柔和なものに変化させた。 「アハハハハ!冗談だよ。まあ、君がマーダーだったら容赦しないけどねえ。実際はどうなの?」 「対主催だ。今はな。」 「今は?意味深な言い方だね。詳しく聞かせてもらっていいかな?」 別に、熱血怪人に話す義理はない。だが目の前の男の形容しがたき雰囲気に飲まれ、 熱血怪人はこれまでのことを話していた。 自分はアンデルセンのキャラに引きずられてゲームに乗っていたが、あるきっかけで正気に返ったこと。 そして草加のキャラに引きずられ外道と化した仮面ライダー書き手を止めるために、 彼を追っていること。 「なるほど、キャラに引きずられたことによる人格の変貌か…。それはなかなか面白い話だね。」 「面白いかどうかはどうでもいいが…。ここまで話を聞いたんだ。乗りかかった船と思って、俺に力を貸してくれないか?」 「うーん、どうしようかなあ…。」 LXは考える。熱血怪人の目的は、直接ロワの行方を左右するものではないだろう。 しかし、キャラと人格の因果関係というのは追求していけばなかなか盛り上がるかもしれない。 それに…。 (精神とか魂の話なら、この支給品がうってつけだしねえ…。) 虎竹刀に取り付けられた千年パズルに、LXは視線を向ける。 闇のゲームは何も、他者を殺したり廃人にしたりするだけのものではない。 海馬の邪悪な心を砕いたように、心の中を大きく変化させることも可能なのである。 え?海馬は全然邪悪な心がなくなってないって?ただの高校生に殺し屋やら殺人鬼やら 仕向けていた頃に比べれば、その後の海馬の方がはるかにまともですよ。 「よし、乗った。君に協力しようじゃないか。」 「本当か?いや、そうしてもらえると助かる。」 「ところで、まだ名前聞いてなかったね。君の名前は?」 「俺は蘇った現代の熱血怪人。所属は漫画ロワだ。」 「長いねえ。熱血君でいいかい?」 「かまわない。」 「それじゃあ熱血君。早速その仮面ライダー書き手って人を探しに行こうか。 さて、どんな展開になるかなあ。」 楽しそうな笑みを浮かべながら、LXは歩き出す。その後を追いかけながら、 熱血怪人は考えていた。 (この男、底が見えない…。上手く扱うことが出来ればこれ以上ない味方になりそうだが、 失敗すればどんなリスクが待っているかわからん。果たして俺に、この男を制御できるのか?) 「しかし魔王と怪人って、まるで悪の組織だね。いっそのこと、チーム名もそれっぽいのにしちゃおうか。 BADANなんてどう?」 熱血怪人の思惑など意に介することなく、魔王の名を持つ男はマイペースに語り続けるのだった。 【日中】【F-4 市街地】 【チームBADAN(仮称)】 【蘇った現代の熱血怪人@漫画ロワ】 【装備】:バヨネット×2 【所持品】:支給品一式 【状態】:変身状態解除。全身にダメージ(小)。疲労(小) 【思考・行動】 基本:打倒、主催! 1:俺は正義の味方! 2:仮面ライダー書き手の『ライダー魂』を蘇らせる。 3:やっかいな人を仲間にしてしまったような…。 4:どこかで鬱展開にもって行きたい 【速筆魔王LX@アニロワ2nd】 【状態】健康 【装備】虎竹刀with千年パズル。 【道具】支給品一式。 【思考・行動】 1:面白そうなので熱血怪人に協力。 2:他の対主催陣を探し、ゲームに乗った強敵を撃破していく 3:可能ならもう一つ首輪を回収して、脱出フラグを積む 4:でも別に何エンドでもおっけー |209:[[エロス頂上決戦開始]]|投下順に読む|211:[[FC版書き手ロワイアル]]| |209:[[エロス頂上決戦開始]]|時系列順に読む|211:[[FC版書き手ロワイアル]]| |193:[[熱血と奇跡]]|蘇った現代の熱血怪人|222:[[エロス頂上決戦、決着……?!]]| |197:[[大いなる意思(後編)]]|速筆魔王LX|222:[[エロス頂上決戦、決着……?!]]| ----
「くっ、また多くの参加者が死んだか…。」 過ぎ去った放送の内容を思い出しながら、熱血怪人は歩く。 彼の目的は仮面ライダー書き手を見つけ、その凶行を止めること。 しかし、こちらは常人以上の体力があるとはいえ徒歩、向こうはバイク。 しかも自己再生能力で回復中とはいえ、バイクで轢かれたダメージは小さくない。 熱血怪人とライダー書き手の距離は、開く一方であった。 (このままでは埒が開かんな…。かといって、他に俺に出来ることも…。) 苦悩する熱血怪人。そこへ、突然一人の男が声をかけてくる。 「やあ、そこの人。ここら辺に、首輪が回収できそうな死体はないかな?」 「な、何だ、おまえは!」 「ああ、名乗るぐらいはしておくべきだったかな?僕は速筆魔王LX。 一応、今のところは対主催かな。で、さっきの質問の答えは?」 「死体か…。このあたりにはなかったと思うが。」 「そうか、それは残念だなあ。じゃあ、君の首を切り落として回収しようかな。」 そう言いながら、魔王は邪悪に笑う。 「!!」 身の危険を感じ、熱血怪人は半ば無意識にバヨネットを構える。 だがそれを見たLXは、笑みを柔和なものに変化させた。 「アハハハハ!冗談だよ。まあ、君がマーダーだったら容赦しないけどねえ。実際はどうなの?」 「対主催だ。今はな。」 「今は?意味深な言い方だね。詳しく聞かせてもらっていいかな?」 別に、熱血怪人に話す義理はない。だが目の前の男の形容しがたき雰囲気に飲まれ、 熱血怪人はこれまでのことを話していた。 自分はアンデルセンのキャラに引きずられてゲームに乗っていたが、あるきっかけで正気に返ったこと。 そして草加のキャラに引きずられ外道と化した仮面ライダー書き手を止めるために、 彼を追っていること。 「なるほど、キャラに引きずられたことによる人格の変貌か…。それはなかなか面白い話だね。」 「面白いかどうかはどうでもいいが…。ここまで話を聞いたんだ。乗りかかった船と思って、俺に力を貸してくれないか?」 「うーん、どうしようかなあ…。」 LXは考える。熱血怪人の目的は、直接ロワの行方を左右するものではないだろう。 しかし、キャラと人格の因果関係というのは追求していけばなかなか盛り上がるかもしれない。 それに…。 (精神とか魂の話なら、この支給品がうってつけだしねえ…。) 虎竹刀に取り付けられた千年パズルに、LXは視線を向ける。 闇のゲームは何も、他者を殺したり廃人にしたりするだけのものではない。 海馬の邪悪な心を砕いたように、心の中を大きく変化させることも可能なのである。 え?海馬は全然邪悪な心がなくなってないって?ただの高校生に殺し屋やら殺人鬼やら 仕向けていた頃に比べれば、その後の海馬の方がはるかにまともですよ。 「よし、乗った。君に協力しようじゃないか。」 「本当か?いや、そうしてもらえると助かる。」 「ところで、まだ名前聞いてなかったね。君の名前は?」 「俺は蘇った現代の熱血怪人。所属は漫画ロワだ。」 「長いねえ。熱血君でいいかい?」 「かまわない。」 「それじゃあ熱血君。早速その仮面ライダー書き手って人を探しに行こうか。 さて、どんな展開になるかなあ。」 楽しそうな笑みを浮かべながら、LXは歩き出す。その後を追いかけながら、 熱血怪人は考えていた。 (この男、底が見えない…。上手く扱うことが出来ればこれ以上ない味方になりそうだが、 失敗すればどんなリスクが待っているかわからん。果たして俺に、この男を制御できるのか?) 「しかし魔王と怪人って、まるで悪の組織だね。いっそのこと、チーム名もそれっぽいのにしちゃおうか。 BADANなんてどう?」 熱血怪人の思惑など意に介することなく、魔王の名を持つ男はマイペースに語り続けるのだった。 【日中】【F-4 市街地】 【チームBADAN(仮称)】 【蘇った現代の熱血怪人@漫画ロワ】 【装備】:バヨネット×2 【所持品】:支給品一式 【状態】:変身状態解除。全身にダメージ(小)。疲労(小) 【思考・行動】 基本:打倒、主催! 1:俺は正義の味方! 2:仮面ライダー書き手の『ライダー魂』を蘇らせる。 3:やっかいな人を仲間にしてしまったような…。 4:どこかで鬱展開にもって行きたい 【速筆魔王LX@アニロワ2nd】 【状態】健康 【装備】虎竹刀with千年パズル。 【道具】支給品一式。 【思考・行動】 1:面白そうなので熱血怪人に協力。 2:他の対主催陣を探し、ゲームに乗った強敵を撃破していく 3:可能ならもう一つ首輪を回収して、脱出フラグを積む 4:でも別に何エンドでもおっけー |210:[[エロス頂上決戦開始]]|投下順に読む|212:[[FC版書き手ロワイアル]]| |210:[[エロス頂上決戦開始]]|時系列順に読む|212:[[FC版書き手ロワイアル]]| |194:[[熱血と奇跡]]|蘇った現代の熱血怪人|223:[[エロス頂上決戦、決着……?!]]| |198:[[大いなる意思(後編)]]|速筆魔王LX|223:[[エロス頂上決戦、決着……?!]]| ----

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