拡声器の呪い? 何だそりゃ、喰えんのか?

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 衝撃のネコミミストは走っていた。  額にはおびただしい量の汗。しかし、彼女は足を止めない。  後ろから、狂気が追いかけてくるから。  その狂気とは何のことなのか。それを知るには、少し時を遡る必要がある……  ◇ ◇ ◇  この地に呼び出された衝撃のネコミミストは、支給品を確認して意気消沈していた。  最初に出会ったのは少女だった。  眼鏡をかけていて、背は低めで制服を着た少女だ。  どう見ても見た目は普通の少女だったのに……衝撃のネコミミストが話しかけた瞬間、彼女は豹変した。  声が少しハルヒに似てるなぁとか思う間もなく、まくし立ててきたのだ。 「良い月だと思わないか? ◆10fcvoEbko氏……いや、衝撃のネコミミスト。 こんな良い月の日に殺し合いをしろと命じるなど、主催者は分かっているとは思わないか? さあ闘争を始めよう、フリークス! さあ、支給品を確認しろ! まだか!? HURRY! HURRY! HURRY! HURRY! HURRY! HURRY! HURRY!」  こいつは、ヤバイ。  直感的にそう思った衝撃のネコミミストは、眼鏡の少女に背を向けて走り出した。  その行動を見た眼鏡の少女――地球破壊爆弾No.V-7の口はニィと弧を描き、言葉を漏らした。 「追いかけっこか! 面白い! 逃げ切れるとでも思っているのか? 衝撃のネコミミスト!」  ◇ ◇ ◇ 「あっ!」  足元を見ないで走っていたのがたたり、衝撃のネコミミストが軽い段差に足を取られてしまう。  そのまま走っていたときの勢いで、地に伏してしまう。  すぐに立ち上がろうとするが、目の前にある2つの紅い目を見て、足が竦んでしまう。  その目の持ち主である地球破壊爆弾No.V-7が、嘲笑うように衝撃のネコミミストを見下ろす。 「どうした? 追いかけっこは、もう終わりか?」 「ひィ!?」  地球破壊爆弾No.V-7の声を聞いた衝撃のネコミミストが、驚愕の声をあげる。  先ほど聞いた少女のような声とは違い、低い男性のような声になっていたのだ。 「声が変わったのが不思議か? クハハッ、声などこの私にとって至極無意味なものだ。――ん?」  地球破壊爆弾No.V-7が、衝撃のネコミミストが支給品であろう拡声器を口に宛がっているのを見て、怪訝な声を上げた後、笑い出す。 「HAHAHA! フリークス! 気でも触れたのか? 普通の人間ならともかく、パロロワを知り尽くしている書き手たちが、拡声器の呼びかけになど応じるとでも思っているのか?」 「誰か! マーダーに襲われてるの! 助けて!」 「無駄だ。『詰み』(チェック・メイト)だ」  衝撃のネコミミストが拡声器で助けを呼んだのを、『無駄』の一言で一蹴し、手刀を振り下ろそうとした瞬間―― 「零式積極重直突撃!!」  地球破壊爆弾No.V-7の脇腹に強烈な拳を浴びせられ、放たれた矢のような凄まじいスピードで吹き飛ばされた。  その拳を放った男が、状況を理解しきれていない衝撃のネコミミストに声をかける。 「近くにいたにもかかわらず、拡声器による呼びかけを聞くまで気づけなかった――すまない。君の名は?」 「えっ? 名簿には衝撃のネコミミストと……。あなたの名前は?」 「俺の名前は、体はスクライドで出来ている。……スクライドキャラは書いていないんだがな」  衝撃のネコミミストと体はスクライドで出来ているが、互いの名を知り合ったとき。  地球破壊爆弾No.V-7が吹き飛ばされた方向から、パンパンと手を叩く音が響き渡る。 「素晴らしいぞ、ヒューマン。私に気づかれずに迫り、拳を叩き込むとは…… しかし、何故わざわざ拡声器が使用された場所に近づいてきた? マーダーが集まる可能性が高いというのに」 「笑止! この児戯に乗った者がここに集うというのなら、当方にその全てを迎撃する用意あり!」  体はスクライドで出来ているは、衝撃のネコミミストを庇うように彼女の前に立つと、拳を握り締めて咆哮する。 「覚悟完了!!」 【深夜】【A-5 森の中】 【地球破壊爆弾No.V-7@アニ1st】 【装備】無し 【所持品】支給品一式(本人確認済み) 【状態】健康 【思考・行動】 基本:闘争を愉しむ。 1:目の前の男(体はスクライドで出来ている)との闘争を愉しむ。 2:目の前の少女(衝撃のネコミミスト)とも闘争を愉しむ。 ※見た目は長門で中身はアーカード。CVは平野綾で台詞はクーガー。 【衝撃のネコミミスト@アニ2nd】 【装備】拡声器 【所持品】支給品一式 【状態】疲労中 【思考・行動】 基本:殺し合いに乗るつもりは無い。 1:体はスクライドで出来ていると一緒に行動したい。 【体はスクライドで出来ている@漫画ロワ】 【装備】無し 【所持品】支給品一式(本人確認済み) 【状態】健康 【思考・行動】 基本:我が身は牙を持たぬ人の剣なり 1:目の前の悪鬼(地球破壊爆弾No.V-7)を倒す。 2:衝撃のネコミミストを守る。 3:名簿にはああ書いてるけど、俺はスクライドキャラを書いていない。 ※零式防衛術が使えます。 |021:[[炎の男]]|投下順に読む|023:[[熱血怪人対自動人形~特別ゲストお姉さま~]]| |021:[[炎の男]]|時系列順に読む|023:[[熱血怪人対自動人形~特別ゲストお姉さま~]]| ||地球破壊爆弾No.V-7|028:[[渡る世間は鬼畜ばかり]]| |000:[[オープニング]]|衝撃のネコミミスト|028:[[渡る世間は鬼畜ばかり]]| ||体はスクライドで出来ている|028:[[渡る世間は鬼畜ばかり]]|
 衝撃のネコミミストは走っていた。  額にはおびただしい量の汗。しかし、彼女は足を止めない。  後ろから、狂気が追いかけてくるから。  その狂気とは何のことなのか。それを知るには、少し時を遡る必要がある……  ◇ ◇ ◇  この地に呼び出された衝撃のネコミミストは、支給品を確認して意気消沈していた。  最初に出会ったのは少女だった。  眼鏡をかけていて、背は低めで制服を着た少女だ。  どう見ても見た目は普通の少女だったのに……衝撃のネコミミストが話しかけた瞬間、彼女は豹変した。  声が少しハルヒに似てるなぁとか思う間もなく、まくし立ててきたのだ。 「良い月だと思わないか? ◆10fcvoEbko氏……いや、衝撃のネコミミスト。 こんな良い月の日に殺し合いをしろと命じるなど、主催者は分かっているとは思わないか? さあ闘争を始めよう、フリークス! さあ、支給品を確認しろ! まだか!? HURRY! HURRY! HURRY! HURRY! HURRY! HURRY! HURRY!」  こいつは、ヤバイ。  直感的にそう思った衝撃のネコミミストは、眼鏡の少女に背を向けて走り出した。  その行動を見た眼鏡の少女――地球破壊爆弾No.V-7の口はニィと弧を描き、言葉を漏らした。 「追いかけっこか! 面白い! 逃げ切れるとでも思っているのか? 衝撃のネコミミスト!」  ◇ ◇ ◇ 「あっ!」  足元を見ないで走っていたのがたたり、衝撃のネコミミストが軽い段差に足を取られてしまう。  そのまま走っていたときの勢いで、地に伏してしまう。  すぐに立ち上がろうとするが、目の前にある2つの紅い目を見て、足が竦んでしまう。  その目の持ち主である地球破壊爆弾No.V-7が、嘲笑うように衝撃のネコミミストを見下ろす。 「どうした? 追いかけっこは、もう終わりか?」 「ひィ!?」  地球破壊爆弾No.V-7の声を聞いた衝撃のネコミミストが、驚愕の声をあげる。  先ほど聞いた少女のような声とは違い、低い男性のような声になっていたのだ。 「声が変わったのが不思議か? クハハッ、声などこの私にとって至極無意味なものだ。――ん?」  地球破壊爆弾No.V-7が、衝撃のネコミミストが支給品であろう拡声器を口に宛がっているのを見て、怪訝な声を上げた後、笑い出す。 「HAHAHA! フリークス! 気でも触れたのか? 普通の人間ならともかく、パロロワを知り尽くしている書き手たちが、拡声器の呼びかけになど応じるとでも思っているのか?」 「誰か! マーダーに襲われてるの! 助けて!」 「無駄だ。『詰み』(チェック・メイト)だ」  衝撃のネコミミストが拡声器で助けを呼んだのを、『無駄』の一言で一蹴し、手刀を振り下ろそうとした瞬間―― 「零式積極重直突撃!!」  地球破壊爆弾No.V-7の脇腹に強烈な拳を浴びせられ、放たれた矢のような凄まじいスピードで吹き飛ばされた。  その拳を放った男が、状況を理解しきれていない衝撃のネコミミストに声をかける。 「近くにいたにもかかわらず、拡声器による呼びかけを聞くまで気づけなかった――すまない。君の名は?」 「えっ? 名簿には衝撃のネコミミストと……。あなたの名前は?」 「俺の名前は、体はスクライドで出来ている。……スクライドキャラは書いていないんだがな」  衝撃のネコミミストと体はスクライドで出来ているが、互いの名を知り合ったとき。  地球破壊爆弾No.V-7が吹き飛ばされた方向から、パンパンと手を叩く音が響き渡る。 「素晴らしいぞ、ヒューマン。私に気づかれずに迫り、拳を叩き込むとは…… しかし、何故わざわざ拡声器が使用された場所に近づいてきた? マーダーが集まる可能性が高いというのに」 「笑止! この児戯に乗った者がここに集うというのなら、当方にその全てを迎撃する用意あり!」  体はスクライドで出来ているは、衝撃のネコミミストを庇うように彼女の前に立つと、拳を握り締めて咆哮する。 「覚悟完了!!」 【深夜】【A-5 森の中】 【地球破壊爆弾No.V-7@アニ1st】 【装備】無し 【所持品】支給品一式(本人確認済み) 【状態】健康 【思考・行動】 基本:闘争を愉しむ。 1:目の前の男(体はスクライドで出来ている)との闘争を愉しむ。 2:目の前の少女(衝撃のネコミミスト)とも闘争を愉しむ。 ※見た目は長門で中身はアーカード。CVは平野綾で台詞はクーガー。 【衝撃のネコミミスト@アニ2nd】 【装備】拡声器 【所持品】支給品一式 【状態】疲労中 【思考・行動】 基本:殺し合いに乗るつもりは無い。 1:体はスクライドで出来ていると一緒に行動したい。 【体はスクライドで出来ている@漫画ロワ】 【装備】無し 【所持品】支給品一式(本人確認済み) 【状態】健康 【思考・行動】 基本:我が身は牙を持たぬ人の剣なり 1:目の前の悪鬼(地球破壊爆弾No.V-7)を倒す。 2:衝撃のネコミミストを守る。 3:名簿にはああ書いてるけど、俺はスクライドキャラを書いていない。 ※零式防衛術が使えます。 |021:[[炎の男]]|投下順に読む|023:[[熱血怪人対自動人形~特別ゲストお姉さま~]]| |021:[[炎の男]]|時系列順に読む|023:[[熱血怪人対自動人形~特別ゲストお姉さま~]]| ||地球破壊爆弾No.V-7|028:[[渡る世間は鬼畜ばかり]]| |000:[[オープニング]]|衝撃のネコミミスト|028:[[渡る世間は鬼畜ばかり]]| ||体はスクライドで出来ている|028:[[渡る世間は鬼畜ばかり]]| ----

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