シリアスの次に来るのがシリアスとは限らない

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「ぁ……ぅ……」 あの出来事の後、コ・ホンブックはただただ歩いていた。 口から漏れるのは感情の篭っていない呟きで、その目に最早生気はない。 時間の感覚もなく、どれだけ歩いたのか既に見当はつかない。 周りの景色が少しづつ変わってきたが、そんな些細なことはどうでもいい。 ――――彼女は今、絶望の真っ只中に居た。 闇の中に見えた唯一の希望を壊され、より深い絶望へと落とされた。 それを引き起こした男――いや、男というのは少し不適切かもしれないが――は既にこの世に居ない。 しかし、彼の思惑通り少女は正真正銘の化け物になった。 ……なった、が。さすがの彼も、その後に何が起こるかまでは予想していなかったようだ。 シュルルルルル!! 「……!? ゥ……ァ!!」 謎の触手がコ・ホンブックの足を捕らえる。 一本だけではない、何本もだ。 何者かはわからない、だが、これだけはわかる。 ――――この触手は生きようとしている。 それに答えたのは本能か、はたまた僅かに残った理性だろうか。 剣を捨て、自分に縋り付く触手を愛しそうに、力いっぱい抱きしめる。 時折口に含み、愛撫しながら別の触手を頬に摺り寄せる。 ドシュッ!ドシュッッ!! 一本の触手が体を貫く。それに続けて腹、太腿。 当然血が吹き出るが、彼女は苦しみ一つ見せていない。 寧ろ頬を赤らめ、恍惚とした表情を浮かべていた。 やがて体が修復を初め、触手ごと体を戻そうとする。 触手の方も、自らを一つの存在とすべく、内部で蠢いていく。 「……アッ……ィイ……」 ナカで何かが起こる度、艶声を上げる。 その体はピクピクと痙攣し、口元には笑みさえ見えた。 ドクンッ!!! 鼓動が聞こえ、少し遅れて一際大きく跳ねる。 「ア――ォ――アァアアアァァァアアァア!!!」 全てを掻き消す咆哮。全てを呪う負の意思。全てを飲み込む細胞。 その三つが混ざり合い、溶け合い、やがて一つになる。 「……ONEE-CHAAAAAAAAAAAAAAAANNNNNNNN!!!!」 ――――――地獄軍神、コ・ホンブックVの誕生だ。 【昼】【E-6/市街地】 【コ・ホンブック@アニロワ2nd】 【状態】:酢飯細胞侵食中、不死者化、絶望、胸に12の傷(※)、腹に10の刺し傷(※) 【装備】:乖離剣・エア@Fate、乖離剣・エア(白) 【道具】:なし 【思考】:  基本:生きているモノを呪う  1:ONEECHAAAAAAAAAAAAAAAAAANNNNN!!!!  ※容姿はアニタ・キング@R.O.Dです。  ※不死者化する前に出来た傷は治りません。ずっと、痛いままです。  ※嵌めていた首輪は爆発してなくなりました。  【乖離剣・エア(白)】  絶望へと追い詰められたコ・ホンブックが、自分を護るために紙使いの力で作り出したエアの模造品。  威力や性能は本物と同様で、二本同時発動させることで奥義『紙砂嵐』を繰り出すことができる。  ※地獄軍神コ・ホンブックVについて:   不死者としての生命力と酢飯細胞のチート能力、そして凄まじい絶望による負の力が   いい感じに混ざり合って出来た蝶人。触手つきのVつき。   色々なものが作用しあい、科学反応とかもうそんなレベルじゃない。   お姉ちゃんことボマーを求める心が、お兄ちゃんではなくお姉ちゃんと叫ばせ続ける。   触手はやはり色々なことに使用できる。プレイとかプレイとかプレ(以下自主規制  ※魂の叫びがE-6エリアに響き渡りました。 |176:[[自重の意味を知るRPG]]|投下順に読む|178:[[それぞれの意地ゆえに]]| |176:[[自重の意味を知るRPG]]|時系列順に読む|178:[[それぞれの意地ゆえに]]| |162:[[絶望可憐少女達]]|コ・ホンブック|182:[[第二次スーパー書き手大戦 第182話 了承!!]]|
「ぁ……ぅ……」 あの出来事の後、コ・ホンブックはただただ歩いていた。 口から漏れるのは感情の篭っていない呟きで、その目に最早生気はない。 時間の感覚もなく、どれだけ歩いたのか既に見当はつかない。 周りの景色が少しづつ変わってきたが、そんな些細なことはどうでもいい。 ――――彼女は今、絶望の真っ只中に居た。 闇の中に見えた唯一の希望を壊され、より深い絶望へと落とされた。 それを引き起こした男――いや、男というのは少し不適切かもしれないが――は既にこの世に居ない。 しかし、彼の思惑通り少女は正真正銘の化け物になった。 ……なった、が。さすがの彼も、その後に何が起こるかまでは予想していなかったようだ。 シュルルルルル!! 「……!? ゥ……ァ!!」 謎の触手がコ・ホンブックの足を捕らえる。 一本だけではない、何本もだ。 何者かはわからない、だが、これだけはわかる。 ――――この触手は生きようとしている。 それに答えたのは本能か、はたまた僅かに残った理性だろうか。 剣を捨て、自分に縋り付く触手を愛しそうに、力いっぱい抱きしめる。 時折口に含み、愛撫しながら別の触手を頬に摺り寄せる。 ドシュッ!ドシュッッ!! 一本の触手が体を貫く。それに続けて腹、太腿。 当然血が吹き出るが、彼女は苦しみ一つ見せていない。 寧ろ頬を赤らめ、恍惚とした表情を浮かべていた。 やがて体が修復を初め、触手ごと体を戻そうとする。 触手の方も、自らを一つの存在とすべく、内部で蠢いていく。 「……アッ……ィイ……」 ナカで何かが起こる度、艶声を上げる。 その体はピクピクと痙攣し、口元には笑みさえ見えた。 ドクンッ!!! 鼓動が聞こえ、少し遅れて一際大きく跳ねる。 「ア――ォ――アァアアアァァァアアァア!!!」 全てを掻き消す咆哮。全てを呪う負の意思。全てを飲み込む細胞。 その三つが混ざり合い、溶け合い、やがて一つになる。 「……ONEE-CHAAAAAAAAAAAAAAAANNNNNNNN!!!!」 ――――――地獄軍神、コ・ホンブックVの誕生だ。 【昼】【E-6/市街地】 【コ・ホンブック@アニロワ2nd】 【状態】:酢飯細胞侵食中、不死者化、絶望、胸に12の傷(※)、腹に10の刺し傷(※) 【装備】:乖離剣・エア@Fate、乖離剣・エア(白) 【道具】:なし 【思考】:  基本:生きているモノを呪う  1:ONEECHAAAAAAAAAAAAAAAAAANNNNN!!!!  ※容姿はアニタ・キング@R.O.Dです。  ※不死者化する前に出来た傷は治りません。ずっと、痛いままです。  ※嵌めていた首輪は爆発してなくなりました。  【乖離剣・エア(白)】  絶望へと追い詰められたコ・ホンブックが、自分を護るために紙使いの力で作り出したエアの模造品。  威力や性能は本物と同様で、二本同時発動させることで奥義『紙砂嵐』を繰り出すことができる。  ※地獄軍神コ・ホンブックVについて:   不死者としての生命力と酢飯細胞のチート能力、そして凄まじい絶望による負の力が   いい感じに混ざり合って出来た蝶人。触手つきのVつき。   色々なものが作用しあい、科学反応とかもうそんなレベルじゃない。   お姉ちゃんことボマーを求める心が、お兄ちゃんではなくお姉ちゃんと叫ばせ続ける。   触手はやはり色々なことに使用できる。プレイとかプレイとかプレ(以下自主規制  ※魂の叫びがE-6エリアに響き渡りました。 |177:[[自重の意味を知るRPG]]|投下順に読む|179:[[それぞれの意地ゆえに]]| |177:[[自重の意味を知るRPG]]|時系列順に読む|179:[[それぞれの意地ゆえに]]| |163:[[絶望可憐少女達]]|コ・ホンブック|183:[[第二次スーパー書き手大戦 第183話 了承!!]]|

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