カミングアウト【Side.B】

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カミングアウト【Side.B】」(2008/02/03 (日) 20:46:08) の最新版変更点

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「てめぇ……そこで何してやがる?」 「あー、見つかっちゃったか……。こんな、いかにも誤解されそうなタイミングで……」 派手な戦闘があったとおぼしき戦場跡で、その2人は出会った。 方や、見るからに熱血な青年。どんなことにでも反逆を貫きそうな鉄の意志を漲らせた男。 方や、クールな印象の国籍不明な少女。冷徹な意思を感じさせる鋭いまなざしの娘。 そして――今、少女の足元にあるものは――! 「……念のため聞いておく。アンタがやったのか?」 「いいえ。私が来た時には死んでいたわ。ひょっとしたらと思って、機体の外に引き摺りだしてみたのだけど」 焼け野原と化した廃墟の中で、大破し動かなくなった真紅の巨大人型兵器。 そして、そこから引っ張りだされた、かつて人間だった肉塊。 血に濡れた少女の手には、おそらくはその参加者のものなのだろう、首輪が1つ握られている。 おそらくはこの構図、ロワの定番シチュエーションの1つ『死体から首輪を確保している』絵なのだろう。 ということはこの少女、対主催キャラか。そう思いつつも男は一応確認しておく。 「アンタがやってない、っていう証拠はあるのか? 殺し合いに乗っていないという証拠は?」 「証拠、と言われても困るわね。それは悪魔の証明よ。  ただ……このサザビーを撃破できるような力も支給品も、私にはないわ。  これはきっと、普通に強い厨参加者や厨支給品ではなく、ギャグ度やカオス度の高い参加者の仕業ね。  パイロットがヘタレだっただけで、スペック上は破格の性能を誇る『最後のジオン系MS』・サザビー。  ……あ、『最後』ってのはアニメ作品として、という意味ね。小説でいいならクシャトリアとかいるけどさ。  しかも、機体が大破しても落下するアクシズに押し込まれても壊れなかった、頭部コクピットブロック。  こんなものをピンポイントな打撃で破壊するには、シリアス系の攻撃では絶対に足りない。  純度の高いギャグで、ノリと勢いに任せて超展開を叩き込まなければ、こうはならないわ」 「……詳しいんだな」 「まあ、一応ギャグもシリアスも書いてるから。どっちもあんまり自信ないんだけどさ」 「いやそうじゃなくて、ガンダムの話。  聞いてもねぇのにペラペラペラペラと」 「ああ……パロロワの世界に首を突っ込むまでは、新旧シャア板に住んでたのよ。  てか、私がSS書きとしてデビューしたのはあの板。  正直な話、こんな格好してるけど、萌えアニメなどよりガンダム系の知識の方が豊富なくらいよ」 褐色の肌を持つ少女はそう言って、ツインテールとなった金髪を揺らして微笑む。 その姿、そのモチーフとなった元キャラに、男はようやく気付く。 「あんた……LSのヒトか」 「あら、分かるんだ。ひょっとして、あなたも?」 「俺もLSで書いたことあるからな。その姿はガンスリのトリエラだろ? それくらい分かるぜ。  おっと、自己紹介が遅れたか。  俺の名は『大あばれ鉄槌』。アニロワ1stからの参戦だ。あんたは?」 「…………」 気持ちのいいくらいに開けっぴろげな、大あばれ鉄槌の問いに、少女は少し逡巡する。 何を気にしているのか、視線を少しずらして、言いにくそうな口調で、 「あ~、その、名前を名乗る前に、1つだけ約束して欲しいんだけど……」 「何だい? 気にせず言ってみな?」 「その……名前を聞いても、怒ったり引いたり暴れたりしないで欲しい、んだけど……」 「なんだそんなことか! 心配すんなって、アンタ対主催だろ? それに平和的に話もできる。  怒る理由も引く理由も暴れる理由もねぇよ! さぁ、心配しないで言ってみな!」 「…………マー」 「あん?」 「だから……ボマー。私の名前。LSの、ボマー。」 「…………」 「…………あの、大暴れ鉄槌さん?」 「 思 い っ き り 危 険 人 物 じ ゃ ね ぇ か 馬 鹿 野 郎 ッ ! ! ! 」 ドンッ! 絶叫と共に叩き込まれた鉄槌の拳が、ボマーを殴り飛ばすべく放たれて……少女はギリギリで回避する。 空振りした拳が大破しているサザビーの残骸に命中し、頑丈な装甲が大きく凹む。 脂汗を流すトリエラ似の少女、ボマーに対し、反逆者カズマの姿をした大あばれ鉄槌は大きく吼える。 「なんだそりゃぁ!? 名簿見回しても1、2を争う程の要注意人物じゃねぇか!  書き手1stでもやりたい放題の暴れっぷりだったじゃねぇか!  それが対主催だと!? あの鬱と疑心暗鬼と爆弾設置魔の『ボマー』が対主催に回るわけねぇだろっ!!」 「い、いや、あなたの危惧はよく分かるわ。私だって逆の立場なら絶対に信じないもの。  でもね、ちょっとばかし事情があるの。易々と殺し合いに乗るわけにはいかない、私なりの事情が」 「事情?! なんだそりゃ!?」 MSに突き刺さった拳を引き抜きながら、鉄槌は胡散臭そうにボマーに向き直る。 必死に弁明しようとする彼女の表情に、嘘を言っている様子はない。 一応は話だけでも聞いてやるか、と、鉄槌は先を促す。 「えっと、理由を聞いても怒らないでね。暴れないでね。殺さないでね」 「もうとっくに怒ってるんだ、これ以上俺が怒るようなモンが出てくるもんか。  ちゃんと約束してやるから、さっさと言ってみろ」 「……あなたは、この書き手2ndが始まった経緯を覚えてる? 始まるまでの流れを覚えてる?」 「ん? えーっと確か、毒吐き別館の交流所毒吐きで、書き手にあだ名をつける話が盛り上がったんだよな?  で、次々に書き手が上げられていって、その勢いで誰かが『これで書き手ロワやらね?』とか言い出した。  あっはっは、馬鹿な冗談を、とか思って読み流してたら、いつの間にやらこんなことになってた」 「そう。正確には、この1レス↓が『書き手に名前をつける流れ』を生んだわ」 >178 :やってられない名無しさん:2007/12/22(土) 10:37:20 ID:???0 > 自ロワのメイン書き手に「あだ名」をつけるという企画はどうだい? > 正直、そう深く突っ込んで読んでないロワで書き手のトリだけ挙げられても困る。 > でも「鉄槌の人」とか「感電氏」とか言われたら「ああ、あの人か」と分かるわけでさ。 > > 既にあだ名がついている人の紹介でも可。あるいは新しいあだ名をつけ直すのでも可。 > その名を贈る理由などを簡単に紹介してもらえれば、印象も深まるかと……。 > 思いつかない分は後回しにしてもOK。 > というか「思いつかないから後回しにしました、誰か考えて」という建前で自分自身をスルーすることも可。 「あー、こんなのあったな。で……それがどうかしたのか?」 「…………なの」 「ああん? 聞こえねぇぞ。もっとはっきり言いやがれ」 「だから……私、なの」 「何が」 「上のレス書いたの、私。  名前もIDも出してなかったから完全に自己申告になっちゃうけど……これ、私が書いたの。  この、LSの、ボマーが書いたの」 「…………」 「ほら、私さ、この流れが出来るよりもずっと前に、『ボマー』ってあだ名つけられたじゃない?  その、あんま口に出したことないけど、正直、ちょっとだけ嬉しかったのよね。  何かの雑談の折にその名前が出てくると、思わず顔が緩んじゃう感じで。  で、きっとトリップの文字列だけだったら、こういう風に名前出てくることも無いんだろうなー、と。  だから、その、他の書き手さんにもあだ名があったなら、みんなで幸せになれるのかなー、なんて……」 「…………」 「あっ、言っておくけど、『書き手ロワやらね?』って言ったのは私じゃないわよ!? これは本当!!  だから主催側の情報とか持ってないし! 何の見当もついてないのはみんなと一緒!  だけどさ、その、多少は私のせいでもあるし、何て言うのかな、責任取らなきゃ、って言うのかな?」 「…………」 「だから……戦えない人を守ってみせる!とかいうガラじゃないんだけど、それでも、その、  対主催で頑張ってみようかなー、首輪の解除とか脱出とか頑張ってみようかなー、なんて思ったり……」 「…………」 「…………」 「……あの、鉄槌さん? もしもし? その、黙られると逆に怖いんですけど……。  その、怒ってませんよね? 怒らないって約束でしたよね?  ほら、私だけが悪いわけじゃないですし……別に、全部私のせいってわけじゃな……」 「 怒 ら ね ぇ わ け ね ぇ だ ろ 馬 鹿 野 郎 ! !    全 部 て め ぇ の せ い じ ゃ ね ぇ か ! ! 」 轟ッ!! 豪腕が唸る。大あばれ鉄槌の、その名に恥じぬ鉄槌のような拳撃が再度振るわれる。 転がるように回避したボマーを捉え損ね、拳は大地に突き刺さる。 響き渡る地響き。弾け飛ぶ土砂。 数時間前のサザビーとアヴ・カミュの死闘、その破壊の痕跡に劣らぬ巨大なクレーターが生み出される。 「ちょっ、約束が違うわよ! それにこんなとこで争ってる場合じゃないでしょ!?  ほら、この首輪の解析とか、主催の狙いの考察とか、いろいろやんなきゃならないこと山積みだし……!」 「うるせぇ! その前に1発、いや最低でも10発くらい殴らせろ! でなきゃ気が済まねぇ!」 鉄槌は叫ぶが、しかし素直に殴られてやるわけにもいかない。 冗談ではない。あんな熱血な拳を10発も叩き込まれたら、どう考えたって死んでしまう。 「謝るから! 私が悪かったから! だから暴力は……!」 「その謝罪に反逆する! 喰らえ、断罪のシェルブリッド!!」 「きゃぁっ!?」 鉄槌の攻撃をまたも髪一重でかわしたボマーは、回れ右して逃げ始める。一目散に逃げ始める。 キラークィーンのスタンドなど、使っている余裕もない。ただひたすらに、義体の体力とスピードで逃げる。 もちろん鉄槌の方も逃がす気はない。怒鳴りながら追撃を開始する。 逃げる少女。追いかける青年。 彼らはそのまま、サザビーの残骸から離れ、そして……。   *   *   * ……余談だが。 現在の大あばれ鉄槌の格好:スカートから覗くすね毛も眩しい、バリアジャケット・ヴィータフォーム。 現在のボマーの格好:下着1枚。何故か髪留めと靴、ランドセルのみ装着。 悲鳴を上げて逃げ惑う半裸の少女に、必死の形相で追いかける変態丸出しの女装男……。 明らかに、アレな光景ではある。 もしこの2人を目撃する者がいたら、いったいどう思うことやら。 【黎明】【G-1 廃墟 (闇その2氏死亡地点・サザビー残骸付近) 】 【大あばれ鉄槌@アニロワ1st】 【装備】:レイジングハート(待機状態)、バリアジャケット 【所持品】:支給品一式 【状態】:健康 【思考・行動】 1:とりあえずボマーをぶん殴る 2:他の参加者と燃え展を楽しませてもらう。 3:デバイスは見つけしだい破壊する。 ※容姿はスクライドのカズマ+ヴィータの騎士甲冑 ※声は保志総一郎 【ボマー@LSロワ】 【状態】:健康。裸ランドセル。下着・髪止めと靴は有り。 【装備】:キラークイーンのディスク@ジョジョロワ 【所持品】:年齢詐称薬@LSロワ、支給品一式、首輪(闇その2@スパロワ) 【思考・行動】 1:とりあえず大あばれ鉄槌から逃げ延びる。 2:とりあえず服。必要なら殺してでも奪い取る。 3:基本的に対主催路線。ただし弱者を守る気は皆無。 4:エロ師匠と対決する。 【備考】 ※ガンスリンガーガールのトリエラの姿をしています。義体の身体能力等も有ると思われます。 ※あ、声や演技や顔の造作は基本的にアニメ第一期で ※この2人がどっちの方向に向かうかは次の書き手さんにお任せします。 |095:[[前門の虎。後門の狼。そして……]]|投下順に読む|097:[[「繋ぐ」ということ]]| |094:[[諸君、私はかがみんを苛めるのが大好きだ]]|時系列順に読む|097:[[「繋ぐ」ということ]]| |004:[[体は鉄槌でできている。]]|大あばれ鉄槌|| |076:[[私には早急に手に入れたい物がある。]]|ボマー|| ----
「てめぇ……そこで何してやがる?」 「あー、見つかっちゃったか……。こんな、いかにも誤解されそうなタイミングで……」 派手な戦闘があったとおぼしき戦場跡で、その2人は出会った。 方や、見るからに熱血な青年。どんなことにでも反逆を貫きそうな鉄の意志を漲らせた男。 方や、クールな印象の国籍不明な少女。冷徹な意思を感じさせる鋭いまなざしの娘。 そして――今、少女の足元にあるものは――! 「……念のため聞いておく。アンタがやったのか?」 「いいえ。私が来た時には死んでいたわ。ひょっとしたらと思って、機体の外に引き摺りだしてみたのだけど」 焼け野原と化した廃墟の中で、大破し動かなくなった真紅の巨大人型兵器。 そして、そこから引っ張りだされた、かつて人間だった肉塊。 血に濡れた少女の手には、おそらくはその参加者のものなのだろう、首輪が1つ握られている。 おそらくはこの構図、ロワの定番シチュエーションの1つ『死体から首輪を確保している』絵なのだろう。 ということはこの少女、対主催キャラか。そう思いつつも男は一応確認しておく。 「アンタがやってない、っていう証拠はあるのか? 殺し合いに乗っていないという証拠は?」 「証拠、と言われても困るわね。それは悪魔の証明よ。  ただ……このサザビーを撃破できるような力も支給品も、私にはないわ。  これはきっと、普通に強い厨参加者や厨支給品ではなく、ギャグ度やカオス度の高い参加者の仕業ね。  パイロットがヘタレだっただけで、スペック上は破格の性能を誇る『最後のジオン系MS』・サザビー。  ……あ、『最後』ってのはアニメ作品として、という意味ね。小説でいいならクシャトリアとかいるけどさ。  しかも、機体が大破しても落下するアクシズに押し込まれても壊れなかった、頭部コクピットブロック。  こんなものをピンポイントな打撃で破壊するには、シリアス系の攻撃では絶対に足りない。  純度の高いギャグで、ノリと勢いに任せて超展開を叩き込まなければ、こうはならないわ」 「……詳しいんだな」 「まあ、一応ギャグもシリアスも書いてるから。どっちもあんまり自信ないんだけどさ」 「いやそうじゃなくて、ガンダムの話。  聞いてもねぇのにペラペラペラペラと」 「ああ……パロロワの世界に首を突っ込むまでは、新旧シャア板に住んでたのよ。  てか、私がSS書きとしてデビューしたのはあの板。  正直な話、こんな格好してるけど、萌えアニメなどよりガンダム系の知識の方が豊富なくらいよ」 褐色の肌を持つ少女はそう言って、ツインテールとなった金髪を揺らして微笑む。 その姿、そのモチーフとなった元キャラに、男はようやく気付く。 「あんた……LSのヒトか」 「あら、分かるんだ。ひょっとして、あなたも?」 「俺もLSで書いたことあるからな。その姿はガンスリのトリエラだろ? それくらい分かるぜ。  おっと、自己紹介が遅れたか。  俺の名は『大あばれ鉄槌』。アニロワ1stからの参戦だ。あんたは?」 「…………」 気持ちのいいくらいに開けっぴろげな、大あばれ鉄槌の問いに、少女は少し逡巡する。 何を気にしているのか、視線を少しずらして、言いにくそうな口調で、 「あ~、その、名前を名乗る前に、1つだけ約束して欲しいんだけど……」 「何だい? 気にせず言ってみな?」 「その……名前を聞いても、怒ったり引いたり暴れたりしないで欲しい、んだけど……」 「なんだそんなことか! 心配すんなって、アンタ対主催だろ? それに平和的に話もできる。  怒る理由も引く理由も暴れる理由もねぇよ! さぁ、心配しないで言ってみな!」 「…………マー」 「あん?」 「だから……ボマー。私の名前。LSの、ボマー。」 「…………」 「…………あの、大暴れ鉄槌さん?」 「 思 い っ き り 危 険 人 物 じ ゃ ね ぇ か 馬 鹿 野 郎 ッ ! ! ! 」 ドンッ! 絶叫と共に叩き込まれた鉄槌の拳が、ボマーを殴り飛ばすべく放たれて……少女はギリギリで回避する。 空振りした拳が大破しているサザビーの残骸に命中し、頑丈な装甲が大きく凹む。 脂汗を流すトリエラ似の少女、ボマーに対し、反逆者カズマの姿をした大あばれ鉄槌は大きく吼える。 「なんだそりゃぁ!? 名簿見回しても1、2を争う程の要注意人物じゃねぇか!  書き手1stでもやりたい放題の暴れっぷりだったじゃねぇか!  それが対主催だと!? あの鬱と疑心暗鬼と爆弾設置魔の『ボマー』が対主催に回るわけねぇだろっ!!」 「い、いや、あなたの危惧はよく分かるわ。私だって逆の立場なら絶対に信じないもの。  でもね、ちょっとばかし事情があるの。易々と殺し合いに乗るわけにはいかない、私なりの事情が」 「事情?! なんだそりゃ!?」 MSに突き刺さった拳を引き抜きながら、鉄槌は胡散臭そうにボマーに向き直る。 必死に弁明しようとする彼女の表情に、嘘を言っている様子はない。 一応は話だけでも聞いてやるか、と、鉄槌は先を促す。 「えっと、理由を聞いても怒らないでね。暴れないでね。殺さないでね」 「もうとっくに怒ってるんだ、これ以上俺が怒るようなモンが出てくるもんか。  ちゃんと約束してやるから、さっさと言ってみろ」 「……あなたは、この書き手2ndが始まった経緯を覚えてる? 始まるまでの流れを覚えてる?」 「ん? えーっと確か、毒吐き別館の交流所毒吐きで、書き手にあだ名をつける話が盛り上がったんだよな?  で、次々に書き手が上げられていって、その勢いで誰かが『これで書き手ロワやらね?』とか言い出した。  あっはっは、馬鹿な冗談を、とか思って読み流してたら、いつの間にやらこんなことになってた」 「そう。正確には、この1レス↓が『書き手に名前をつける流れ』を生んだわ」 >178 :やってられない名無しさん:2007/12/22(土) 10:37:20 ID:???0 > 自ロワのメイン書き手に「あだ名」をつけるという企画はどうだい? > 正直、そう深く突っ込んで読んでないロワで書き手のトリだけ挙げられても困る。 > でも「鉄槌の人」とか「感電氏」とか言われたら「ああ、あの人か」と分かるわけでさ。 > > 既にあだ名がついている人の紹介でも可。あるいは新しいあだ名をつけ直すのでも可。 > その名を贈る理由などを簡単に紹介してもらえれば、印象も深まるかと……。 > 思いつかない分は後回しにしてもOK。 > というか「思いつかないから後回しにしました、誰か考えて」という建前で自分自身をスルーすることも可。 「あー、こんなのあったな。で……それがどうかしたのか?」 「…………なの」 「ああん? 聞こえねぇぞ。もっとはっきり言いやがれ」 「だから……私、なの」 「何が」 「上のレス書いたの、私。  名前もIDも出してなかったから完全に自己申告になっちゃうけど……これ、私が書いたの。  この、LSの、ボマーが書いたの」 「…………」 「ほら、私さ、この流れが出来るよりもずっと前に、『ボマー』ってあだ名つけられたじゃない?  その、あんま口に出したことないけど、正直、ちょっとだけ嬉しかったのよね。  何かの雑談の折にその名前が出てくると、思わず顔が緩んじゃう感じで。  で、きっとトリップの文字列だけだったら、こういう風に名前出てくることも無いんだろうなー、と。  だから、その、他の書き手さんにもあだ名があったなら、みんなで幸せになれるのかなー、なんて……」 「…………」 「あっ、言っておくけど、『書き手ロワやらね?』って言ったのは私じゃないわよ!? これは本当!!  だから主催側の情報とか持ってないし! 何の見当もついてないのはみんなと一緒!  だけどさ、その、多少は私のせいでもあるし、何て言うのかな、責任取らなきゃ、って言うのかな?」 「…………」 「だから……戦えない人を守ってみせる!とかいうガラじゃないんだけど、それでも、その、  対主催で頑張ってみようかなー、首輪の解除とか脱出とか頑張ってみようかなー、なんて思ったり……」 「…………」 「…………」 「……あの、鉄槌さん? もしもし? その、黙られると逆に怖いんですけど……。  その、怒ってませんよね? 怒らないって約束でしたよね?  ほら、私だけが悪いわけじゃないですし……別に、全部私のせいってわけじゃな……」 「 怒 ら ね ぇ わ け ね ぇ だ ろ 馬 鹿 野 郎 ! !    全 部 て め ぇ の せ い じ ゃ ね ぇ か ! ! 」 轟ッ!! 豪腕が唸る。大あばれ鉄槌の、その名に恥じぬ鉄槌のような拳撃が再度振るわれる。 転がるように回避したボマーを捉え損ね、拳は大地に突き刺さる。 響き渡る地響き。弾け飛ぶ土砂。 数時間前のサザビーとアヴ・カミュの死闘、その破壊の痕跡に劣らぬ巨大なクレーターが生み出される。 「ちょっ、約束が違うわよ! それにこんなとこで争ってる場合じゃないでしょ!?  ほら、この首輪の解析とか、主催の狙いの考察とか、いろいろやんなきゃならないこと山積みだし……!」 「うるせぇ! その前に1発、いや最低でも10発くらい殴らせろ! でなきゃ気が済まねぇ!」 鉄槌は叫ぶが、しかし素直に殴られてやるわけにもいかない。 冗談ではない。あんな熱血な拳を10発も叩き込まれたら、どう考えたって死んでしまう。 「謝るから! 私が悪かったから! だから暴力は……!」 「その謝罪に反逆する! 喰らえ、断罪のシェルブリッド!!」 「きゃぁっ!?」 鉄槌の攻撃をまたも髪一重でかわしたボマーは、回れ右して逃げ始める。一目散に逃げ始める。 キラークィーンのスタンドなど、使っている余裕もない。ただひたすらに、義体の体力とスピードで逃げる。 もちろん鉄槌の方も逃がす気はない。怒鳴りながら追撃を開始する。 逃げる少女。追いかける青年。 彼らはそのまま、サザビーの残骸から離れ、そして……。   *   *   * ……余談だが。 現在の大あばれ鉄槌の格好:スカートから覗くすね毛も眩しい、バリアジャケット・ヴィータフォーム。 現在のボマーの格好:下着1枚。何故か髪留めと靴、ランドセルのみ装着。 悲鳴を上げて逃げ惑う半裸の少女に、必死の形相で追いかける変態丸出しの女装男……。 明らかに、アレな光景ではある。 もしこの2人を目撃する者がいたら、いったいどう思うことやら。 【黎明】【G-1 廃墟 (闇その2氏死亡地点・サザビー残骸付近) 】 【大あばれ鉄槌@アニロワ1st】 【装備】:レイジングハート(待機状態)、バリアジャケット 【所持品】:支給品一式 【状態】:健康 【思考・行動】 1:とりあえずボマーをぶん殴る 2:他の参加者と燃え展を楽しませてもらう。 3:デバイスは見つけしだい破壊する。 ※容姿はスクライドのカズマ+ヴィータの騎士甲冑 ※声は保志総一郎 【ボマー@LSロワ】 【状態】:健康。裸ランドセル。下着・髪止めと靴は有り。 【装備】:キラークイーンのディスク@ジョジョロワ 【所持品】:年齢詐称薬@LSロワ、支給品一式、首輪(闇その2@スパロワ) 【思考・行動】 1:とりあえず大あばれ鉄槌から逃げ延びる。 2:とりあえず服。必要なら殺してでも奪い取る。 3:基本的に対主催路線。ただし弱者を守る気は皆無。 4:エロ師匠と対決する。 【備考】 ※ガンスリンガーガールのトリエラの姿をしています。義体の身体能力等も有ると思われます。 ※あ、声や演技や顔の造作は基本的にアニメ第一期で ※この2人がどっちの方向に向かうかは次の書き手さんにお任せします。 |095:[[前門の虎。後門の狼。そして……]]|投下順に読む|097:[[「繋ぐ」ということ]]| |094:[[諸君、私はかがみんを苛めるのが大好きだ]]|時系列順に読む|097:[[「繋ぐ」ということ]]| |004:[[体は鉄槌でできている。]]|大あばれ鉄槌|121:[[書き手交差点]]| |076:[[私には早急に手に入れたい物がある。]]|ボマー|121:[[書き手交差点]]| ----

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