無題(079)

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くるくると妙な回転をしながら、放物線を描きながら空鍋が宙を舞った。 彼女は、制限により鍋をかきまぜるのをやめた瞬間、死ぬような激痛を追う。 ただでさえ手を縛られ、お玉を落とすこと数回。何度も何度もそれを味わわされた。 その痛みはもう脳に焼き付いている。ただ絶望的な気分で、天の空鍋が戻ることを祈る。 だが、戻ってくるはずがない。もう自分は鍋をかき回すことはできない。 だが、その痛みで死ぬこともできないだろう。それをこのドSが許すとは思えない。 また適当なタイミングで拾ってくるに違いない。涙がにじみ、視界がぼやける。 鍋はそのまま今度は落下を始め――― カ――――ンと、空中で鍋が何かにぶつかった。 「ひでぶぁッ!!」 夜の暗闇に混じってよく見えなかったが、何か黒いものがそこにいたのだ。 しかも、人間に当たったとは思えない澄んだ音だった。 柔らかいものに当たった時のような鈍い音ではない。くるくると回転しながら鍋と黒いものは落下し、 「なにするんだこの……」 草むらのむこうから怒った声が聞こえる。 「野郎―――ッ!!」 足だけが、草の隙間から見える。すがすがしいほどのサッカーキックポーズ姿の黒いそれの足。 そして次の瞬間、3度の衝突音とともに目の前に空鍋が現われていた。 神様ありがとう……と日ごろ予約が取れぬことを呪っていた神様に感謝の祈りをささげる。 口でお玉を支え、鍋をかき回す。痛みは来ない。……間に合った。 ひどく安堵しながら、その鍋にぶつかってくれ、あまつさえこちらに蹴り返してくれた天使様を見る。 「ああもう、せっかく手に入れた『存在』も落っことしちまうし、なんてことしてくれんだ!」 前言撤回、天使ではなく悪魔だった。 2枚の黒い翼、ギラギラ光る目、黒い文様の体。鋭く鋭角的なフォルム。 見るからに悪魔ですと言わんばかりの風貌。 「何やってんだよ、もしかして殺す気か!?」 ものすごい勢いで憤慨する悪魔。 実は彼も神剣にのまれていたのを、ぶつかった衝撃で手放したおかげで自分を取り戻したので、 感謝されてもいいのだが、そんなことを知る人はだれもいない。 ……ていうかこの人はどこの書き手? 悪魔だから女神転生とかいうゲームのロワの人? 「ディスアストラナガンの複合ゾルオリハルコニウム装甲じゃなかった頭蓋骨陥没で死ぬぞ、おい!!  スーパーリアルロボットの今の俺じゃなかったらどうするつもりだったんだ、  デビルガンダム倒す話は書けてもおれはデビルガンダムじゃないんだぞ!?」 『スーパーリアルロボット』? 『デビルガンダムを倒す話』……スパロワの書き手さん? お玉を加えているので無理だが、やった、やった、やった!と喜びの声を心の中で上げる。 DGの人といえば、対主催展開、熱血展開、超展開大好きの人のはずだ。 きっとこの状況から助け出してくれるはず! 「いや待ってください、人が飛んでいるとは思わなかったもので」 もっともなことをドSが言っている。 「殺す気なんてありませんよ」 顔が鉄仮面のようなもののせいで、感情は読み取れないが、 何度も何度も自分――手を縛られ、血だらけで口でお玉をかき回す――と、 飄々と立っているドSを見比べる(多分)DGの人。 しばらくした後、びっと指を立て、ドSを指差した。 「うっさい黙れ! その見た目一発ドSとわかるマスク! そして血を流すこの子!  どう見ても拷問してたんだろ、名前はなんていうんだ!」 さすがは、その筋の人。あんまりにもストレートな物言いだった。 逆に一歩間違えば敵を作るんじゃないだろうか……と思ったが、逆にこの状況では力強かった。 「マスク・ザ・ドSですが。出身はアニロワ2ndです」 「よし!」 拳を握り、どっかで聞いたことがあるような口ぶりで絶叫した。 「アニロワ2ndマスク・ザ・ドS! いたいけな少女をいたぶり、涙を流されたその悪行!     断  じ   て   許   さ   ん  !  !   」 【黎明】【D-9 森】 【予約被りに定評のあるtu4氏@ギャルゲロワ】 【状態】瀕死、両手をグーの形に縛られている 【装備】お玉(咥えている)、空鍋(蹴っ飛ばされました) 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】  基本:予約制度がなくて嬉しい  1:あばばばばばばばばばばばばばばばばばば!  ※容姿はSHUFFLE!の楓。  ※制限により、空鍋をかき回すのを止めると死にます。 【マスク・ザ・ドS@アニ2nd】 【状態】健康 【装備】一目でドSと判るマスク(出展不明) 【道具】支給品一式、鋼糸@HELLSING 【思考】  基本:Sっ気の導くままに  1:目の前のヘンテコをどうにかする  ※『表』と『裏』の人格を使い分けることで姿や能力が変化します。  ※『表』:容姿は糸色望。明るいドS。能力は糸色望並。  ※『裏』:容姿は黒一色のスーツを着る風浦可符香。黒いドS。能力は「ニンジャ」。 【結@スパロワ】 【状態】健康 【装備】なし 永遠神剣『存在』は草むらに落ちました 【所持品】支給品一式 【思考】 基本:まだ考えてない  1:とりあえず目の前のやつをぶっ飛ばす ※外見は第三次スーパーロボット大戦のディスアストラナガン ※武器は没収されてます ※体と一体化しているアインソフオウル、メスアッシャー、ディフィレクトフィールドは使用可能 |068:[[逝っちゃった神]]|投下順に読む|070:[[救いの手]]| |068:[[逝っちゃった神]]|時系列順に読む|074:[[dddddddd]]| |063:[[紙の子どもたちはみな踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら……?]]|予約被りに定評のあるtu4氏|091:[[無題2]]| |063:[[紙の子どもたちはみな踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら……?]]|マスク・ザ・ドS|091:[[無題2]]| |029:[[無題>無題(966)]]|結|091:[[無題2]]|
くるくると妙な回転をしながら、放物線を描きながら空鍋が宙を舞った。 彼女は、制限により鍋をかきまぜるのをやめた瞬間、死ぬような激痛を追う。 ただでさえ手を縛られ、お玉を落とすこと数回。何度も何度もそれを味わわされた。 その痛みはもう脳に焼き付いている。ただ絶望的な気分で、天の空鍋が戻ることを祈る。 だが、戻ってくるはずがない。もう自分は鍋をかき回すことはできない。 だが、その痛みで死ぬこともできないだろう。それをこのドSが許すとは思えない。 また適当なタイミングで拾ってくるに違いない。涙がにじみ、視界がぼやける。 鍋はそのまま今度は落下を始め――― カ――――ンと、空中で鍋が何かにぶつかった。 「ひでぶぁッ!!」 夜の暗闇に混じってよく見えなかったが、何か黒いものがそこにいたのだ。 しかも、人間に当たったとは思えない澄んだ音だった。 柔らかいものに当たった時のような鈍い音ではない。くるくると回転しながら鍋と黒いものは落下し、 「なにするんだこの……」 草むらのむこうから怒った声が聞こえる。 「野郎―――ッ!!」 足だけが、草の隙間から見える。すがすがしいほどのサッカーキックポーズ姿の黒いそれの足。 そして次の瞬間、3度の衝突音とともに目の前に空鍋が現われていた。 神様ありがとう……と日ごろ予約が取れぬことを呪っていた神様に感謝の祈りをささげる。 口でお玉を支え、鍋をかき回す。痛みは来ない。……間に合った。 ひどく安堵しながら、その鍋にぶつかってくれ、あまつさえこちらに蹴り返してくれた天使様を見る。 「ああもう、せっかく手に入れた『存在』も落っことしちまうし、なんてことしてくれんだ!」 前言撤回、天使ではなく悪魔だった。 2枚の黒い翼、ギラギラ光る目、黒い文様の体。鋭く鋭角的なフォルム。 見るからに悪魔ですと言わんばかりの風貌。 「何やってんだよ、もしかして殺す気か!?」 ものすごい勢いで憤慨する悪魔。 実は彼も神剣にのまれていたのを、ぶつかった衝撃で手放したおかげで自分を取り戻したので、 感謝されてもいいのだが、そんなことを知る人はだれもいない。 ……ていうかこの人はどこの書き手? 悪魔だから女神転生とかいうゲームのロワの人? 「ディスアストラナガンの複合ゾルオリハルコニウム装甲じゃなかった頭蓋骨陥没で死ぬぞ、おい!!  スーパーリアルロボットの今の俺じゃなかったらどうするつもりだったんだ、  デビルガンダム倒す話は書けてもおれはデビルガンダムじゃないんだぞ!?」 『スーパーリアルロボット』? 『デビルガンダムを倒す話』……スパロワの書き手さん? お玉を加えているので無理だが、やった、やった、やった!と喜びの声を心の中で上げる。 DGの人といえば、対主催展開、熱血展開、超展開大好きの人のはずだ。 きっとこの状況から助け出してくれるはず! 「いや待ってください、人が飛んでいるとは思わなかったもので」 もっともなことをドSが言っている。 「殺す気なんてありませんよ」 顔が鉄仮面のようなもののせいで、感情は読み取れないが、 何度も何度も自分――手を縛られ、血だらけで口でお玉をかき回す――と、 飄々と立っているドSを見比べる(多分)DGの人。 しばらくした後、びっと指を立て、ドSを指差した。 「うっさい黙れ! その見た目一発ドSとわかるマスク! そして血を流すこの子!  どう見ても拷問してたんだろ、名前はなんていうんだ!」 さすがは、その筋の人。あんまりにもストレートな物言いだった。 逆に一歩間違えば敵を作るんじゃないだろうか……と思ったが、逆にこの状況では力強かった。 「マスク・ザ・ドSですが。出身はアニロワ2ndです」 「よし!」 拳を握り、どっかで聞いたことがあるような口ぶりで絶叫した。 「アニロワ2ndマスク・ザ・ドS! いたいけな少女をいたぶり、涙を流されたその悪行!     断  じ   て   許   さ   ん  !  !   」 【黎明】【D-9 森】 【予約被りに定評のあるtu4氏@ギャルゲロワ】 【状態】瀕死、両手をグーの形に縛られている 【装備】お玉(咥えている)、空鍋(蹴っ飛ばされました) 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】  基本:予約制度がなくて嬉しい  1:あばばばばばばばばばばばばばばばばばば!  ※容姿はSHUFFLE!の楓。  ※制限により、空鍋をかき回すのを止めると死にます。 【マスク・ザ・ドS@アニ2nd】 【状態】健康 【装備】一目でドSと判るマスク(出展不明) 【道具】支給品一式、鋼糸@HELLSING 【思考】  基本:Sっ気の導くままに  1:目の前のヘンテコをどうにかする  ※『表』と『裏』の人格を使い分けることで姿や能力が変化します。  ※『表』:容姿は糸色望。明るいドS。能力は糸色望並。  ※『裏』:容姿は黒一色のスーツを着る風浦可符香。黒いドS。能力は「ニンジャ」。 【結@スパロワ】 【状態】健康 【装備】なし 永遠神剣『存在』は草むらに落ちました 【所持品】支給品一式 【思考】 基本:まだ考えてない  1:とりあえず目の前のやつをぶっ飛ばす ※外見は第三次スーパーロボット大戦のディスアストラナガン ※武器は没収されてます ※体と一体化しているアインソフオウル、メスアッシャー、ディフィレクトフィールドは使用可能 |068:[[逝っちゃった神]]|投下順に読む|070:[[救いの手]]| |068:[[逝っちゃった神]]|時系列順に読む|074:[[dddddddd]]| |063:[[紙の子どもたちはみな踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら……?]]|予約被りに定評のあるtu4氏|091:[[無題2]]| |063:[[紙の子どもたちはみな踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら……?]]|マスク・ザ・ドS|091:[[無題2]]| |029:[[無題>無題(966)]]|結|091:[[無題2]]| ----

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