正史

アカシックレコードの「未来」部分に記録されている、本来なら起こる出来事の事。

このゲームの内容は、吾妻がイレギュラーで予知の力を好き勝手に使って、正史が狂いだした「逸史」の中の出来事であり、その逸史を可能な限り修正しつつも、正史にて死ぬ運命にある矢真田をなんとかするのが目的になっている。

この作品では、正史にはいくつかの変更不可の時の流れの出来事のポイントがいくつかあり、例えば大きな戦争や、文明の始まるきっかけの出来事や、歴史的発明をした人物などの誕生などは「必ず」起る。これは未来が見えて変えようと思っても、多少強引な形ででも必ず起こる。正史の為に必要な、必ず生まれる人や物事の事をハイアラーキーと呼ぶ。

この世界では、正史では、水晶体メモリを発明するはずだった邑神が「ハイアラーキー」に当たる。しかしその邑神の発明を予知で吾妻がパクったため、正史に狂いが生じ、現世とつながっているアカシックレコードに影響が出、それに連動して現世に様々な狂い「逸史」が生じ始めている。

そこで、吾妻によって狂わされた正史が、正しい方向へ戻ろうとする復元力が生み出したのが吾妻と同じ未来を読むこともできる咲の存在で、ある意味咲は、吾妻をどうにかするために生まれた「ハイアラーキー」であるともいえる。
最終更新:2008年10月22日 21:39