アカシックレコードの未来部分に記されている本来起こりうる「正史」の中で、世界が変わるきっかけになる人物や物事で、確実に起こすべき出来事、あるいは人物のこと。
たとえばノーベルはダイナマイトを発明し、それがきっかけとなり戦争などに使用される事で世の中は大きく変わったが、これはアカシックレコードの未来に記されている正史の中のハイアラーキーであり、この場合、「ノーベル」と「ダイナマイト」がハイアラーキーであるといえる。
出来事と人物は対になっており、上記の例の場合、ノーベルとダイナマイトが対になっている。両方が現世に発生するか、その対になる出来事を確実に引き継ぐ者を作らない限り、死ねない事になっている。
この話の中では、邑神裕貴がハイアラーキーに指定されている。
邑神は「
水晶体メモリ」「
RAR」の二つを世に出現する義務(ロマンチックにいえば運命みたいなもの)があり、この二つを世に出現させないと邑神は寿命がきても死ぬ事が出来ない。
しかし、吾妻朱堂によって「水晶体メモリ」を正史より50年以上も早く出現させられ、かなりの運命が狂わされてしまっている(アカシックレコードを見ることができない邑神にはその自覚はない)。
だが、まだ「
RAR」をストーリー中では発明していないので、邑神は何度も危機的状況から奇跡的な生還を果たすことになる(第二部にて)
最終更新：2008年10月23日 12:00
