注意:このテキストは、2ちゃんねるのエロパロ板に自作SSを
    投稿しようとしたらホスト規制くらってて投下出来ないって言う人が、
    うpロダに上げると言う形でスレッドに
    自分のエロSSを投下しようとしたものです(´・ω・`)

   当該URLはこちら。
   アルカナハートでエロパロ2
   http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176400800/l50

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

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頼子邸 〜Morning〜 その1 2007/12/16(日) 79:56:78 ID:YoriLiliXXX

──チュン、チュンチュン

カーテンの閉め切られた薄暗い部屋の中に、
小さな鳥の囀りが響く。
──むくっ。
「ん、う〜〜ん。
 ……ふわわあぁぁあわふぁ……んっ。」
金髪の少女が布団から起き上がり、
両手を伸ばして思いきり欠伸をした。
「うぅ〜〜……ん」
「──すーっ。すーっ。」
その隣で未だ眠りこけているのは、大好きな親友。
赤いロングヘアーが似合う、同い年の少女だった。

──ここは、その親友の部屋。
彼女と、彼女の妹が普段使っている2段ベッドの、下段の方。
小さな、とても小さなその空間で、
金髪の少女、リリカ・フェルフネロフと
その親友、安栖頼子は昨日、一夜の情事に耽った。

時節は、五月の初旬。
このゴールデンウィーク中は、他の家族は旅行に出ており、
安栖家は頼子が独りで留守番をすることになっていた。
そこへ昨日リリカが泊まりに来て、色々あって、色々して、
最後は一緒の布団でくっついて眠りについたのである。


「……」
少しの間、リリカは頼子の顔を見つめ、次いで自分の身体に視線を落とした。
お腹のあたりまでは未だ布団と毛布に覆われているが、
そこから上は何も身に着けていない。
布団を取れば下も身に着けていない。要するに全裸である。

ゆうべの風呂上がりにくくり直したツインテールのおかげか、
どうやら今日は寝グセは無いようである。
というかツインテのままで起床するのも、全裸で起床するのも
よく考えれば初めてかもしれなかった。
もちろん、誰かと一緒にハダカで寝るのも──

下を向いたままで、何となく、リリカは自分の胸を見つめていた。
「そっか……ヨリコと……
 エッチしたんだっけ、アタシ」
昨日の夜を思い出す。
今は小さくなっているこの右の乳首も、
昨日は頼子にこれでもかと舐め回され、ビー玉大ほどにまで肥大していた。
「うわぁ……なんか今思うと…やっぱハズいかも……」
リリカはそう呟き、ついでに少し頬も赤らめた。

 

頼子邸 〜Morning〜 その2      

「…………」
──じ〜〜〜っ。
再び、布団から横顔だけを出している頼子を見つめる。
「……うっは〜。
 ……気持ちよさそうな顔しちゃって……」
自分の方へ向いている頼子の顔は、
それはそれは安らかな表情であった。

「……アタシも、も少し寝よかな」
つぶやいて再び布団をかぶり、頼子の横に寝転ぶ。
自分の顔のすぐ近くに、ヨリコの顔──。
寝息が耳元で聞こえる距離。
(どきっ、どきっ)
近さを意識すると、少しだけ胸が高鳴った。
何となく横を向いてみれば、自分の目と鼻から
わずか5センチ以内にヨリコがいる。
「……」
しばしリリカは寝顔を見つめ、
「…………んっ」
──ちゅ。
小さく、とても小さくキスをした。
なるべく起こさないように、触れる程度に。
気持ち良さそうに寝ている邪魔をするのも……と始めは
ためらったが、それでもしたくなったのだから仕方が無い。
「ん、ヨリコっ。」
(……すき……)
──ちゅ。
もう一度、先ほどよりも更に控えめに、唇を触れ合わせる。
ほぼ触れたか触れてないかのギリギリのところだが、
それでも嬉しさがこみ上げ、リリカは顔はくにゃっと、笑みの形に崩れた。
(あ〜、ヤッバイなぁ〜……幸せ感じちゃってるよ、アタシ)
──どき、どき。
布団から頭だけを出す親友の、それぞれのパーツをゆっくりと見回す。
目、鼻、口元、ほっぺ、艶やかな髪。
(可愛いな……ヨリコの寝顔)
嬉しさと同時に、ある種の高揚感で、リリカの胸は徐々に満たされていった。


 

頼子邸 〜Morning〜 その3      

──ふと、考える。
昨夜の行為は主に、ヨリコが攻めで自分が受けだった。
というか最初以外は完全に、ヨリコにしてもらう一方だった。
終わった後、こうして一緒の布団でくっついて寝たけれど、
体の疲れ具合などを考えても、おそらく先に寝入ったのは自分の方だろう──
今、自分だけが目を覚ましている事からも、それは容易に想像できた。

ならば自分が寝た後、ヨリコは一体どうしていたのだろうか。
「……」
ちょっとだけ考えを張り巡らせて見る。
「………………あっ」
ひとつの答えに行き着いた。
(もしかしてヨリコも、寝るまでずっとアタシの寝顔を見てたり…?)

「…………うあぁ…」
そんな風に考え、急に恥ずかしさがこみ上げてくる。
無論、それは単なる可能性に過ぎないのだが、
リリカは気持ち的に、8割方すでにそうであると確定してしまっていた。
誰に見られているわけでもないのに、自然と顔が火照り出してくる。
「──すーっ。すーっ。」
そんなリリカの顔もどこ吹く風。
当の頼子は、まだ起きる気配すら見せていない。
「……うっう〜……」
リリカが少し悔しげに唸った。

 

頼子邸 〜Morning〜 その4      

そう。
昨日は普段の自分たちとは反対に、主導権をヨリコに握られ、
そのままたっぷり可愛がられてしまったのである。
ならば今度は、自分がヨリコを可愛がる番なのではないか?
いや、てゆーか可愛がりたい。
ヨリコも、昨日の自分のように気持ちよくしてあげたい。
昨日と立場を逆転して、触って、責めて、ヨリコを感じさせて、
それで……やっぱり……ベタベタくっつきたい──

…………ノッてきた。
1人であれこれ考えて、微妙にノッてきた。

リリカはまだ、性の知識もテクニックもあまり持ち合わせていなかったが、
そんな事はさして気にはしなかった。
昨日のヨリコの見よう見真似でもいい、思いつきでもいい。
何でもいいから、とにかく今日はヨリコを可愛がる。
今から可愛がる。
昨日のお返しをする。
(……その後で、また可愛がってもらえばいいっしょ……♪)

──1番最後の思い付きはさて置き。
リリカはとにかく今は、
ヨリコを責めたい気持ちでいっぱいであった。ハートFULLであった。

 


「──すーっ。すーっ。すーっ。」
「…………」
頼子の顔を見つめたまま、何やら考え始める。
リリカは基本的に頭の回転が速かった。
「……ふっふっふ、よぉ〜っしっ♪」
無防備な寝顔が、小悪魔の悪戯心に大きく点火する。
リリカは布団の右半分からそっと抜け出し、
わずか1分で練り上げたプランの準備に取り掛かっていった。

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頼子邸 〜Morning〜 その5      

おおよそ10分ののち、頼子の隣には、
嬉しそうにニヤついたリリカが佇んでいた。
頼子の部屋の隅にある、2段ベッドの下段。
その小さな空間に横たわるのは、一糸まとわぬ頼子の裸体。
言わずもがな、たった今リリカが掛け布団と毛布を引っぺがしたのである。
事前に暖房のスイッチを入れて、少し部屋を暖めておいたのも手伝ってか、
頼子は身体を冷やすこともなく、未だにすーすーと寝息を立てていた。

「……ふふ、カ・ン・ペ・キ♪」
短時間であれこれ仕込みを終えたリリカの頬が、また緩む。
──さぁて、どうしてくれよっかナー♪このヨリコ。

ベッドの上の頼子は今、左半身を下にして
横向きに寝ている体勢である。
リリカはまず頼子の背中側に座り、無防備な右肩と右腰に両手をそれぞれ置いた。
(そ〜っと、そ〜っと。)
力を加減しながら、少しずつ自分の方へ倒すように引っ張る。
──ごろん。
仰向けになった頼子の顔を、間近で覗き込んでみた。
「……ん、うーん……すーっ。すーっ。」
まだ起きない。
「……うわぁ、ホントによく寝てるよ……」
──よほど眠りが深いのか、もしくは自分よりもずいぶん遅くに寝たのか。
(もしかしたら、このままもうしばらく起きないかも……)
そう考えると、少しつまらなくなってきた。

 

頼子邸 〜Morning〜 その6  

「よぉ〜しっ♪だったら…」
リリカはそのまま、頼子の右手側へ並ぶように横たわり、
──ふあさっ!
先ほど引っぺがした掛け布団と毛布のうち、毛布だけを掴んで
自分と頼子の身体を覆うように再びかぶせた。
毛布から、2人の頭だけが見えている状態になり、
リリカは耳打ちするような声で、小さく囁く。
「ヨ〜リコ〜、はやく起っきろぉ〜」
──ちゅ。
そのまま顔を近づかせて、キスをした。
「ん、んむ。ん、んっ、あむ……」
少し強めに唇を押し付ける。
今度のキスは、触れる程度では無い、頼子を起こすためのキスである。
唇を重ねたまま、両手を毛布の中で頼子の肩に置いて、
押さえつけるような体勢を取った。
「……ん、んん?」
その少し強めの圧迫感に耐えかねてか、
ゆっくりと、頼子の鳶色の瞳がようやく開く。

「……んんんむっ、んん!?」
リリカは頼子の目覚めを確認し、目だけでわずかに微笑むと、
手の力を緩めて、触れるようなフレンチキスに切り替えてみた。
──ちゅ。ちゅ、ちゅ。
「んむあ……ヨリコ、やっと起きたね。」
にっこり。
「…ん…ふあ……リリ、カ……?」
見慣れた金髪ツインテールと、見慣れた笑顔。
ちらりと覗く八重歯が、その笑顔をより一層愛らしいものにしている。
「えへへっ、おはよっ♪よく寝てたねー」
「……おはよぉう。
 ……うぅー…今何時ぃ?」
頼子の声はどこまでも間延びしていた。
「10時過ぎぐらいかなっ。ん…」
──ちゅ。
返答と同時に唇を合わせる。
「ん!」
頼子の目が少し見開かれた。
──ちゅ、ちゅる。ちゅぱ、ぴちゃ、ぴちゃ…じゅるっ。
ちょっぴり強引にリリカが舌を入れ、頼子を味わおうとする。
「ん……ん………ん…」
昨日も味わったお互いのベロと、少しえっちなその感触。
頼子のやわらかい舌を愛おしげに舐めるように、
リリカは自分からゆっくりと、舌をぐにぐに押し付けていった。
──ぴちゃ、れろ、ぴちゅ……れろ、れろぉっ。
「ん……あ、あむ……ん、んんむっ。むぁっ…ん、んっ」
突然のディープキスに頼子は驚いたが、
次の瞬間にはリリカのしたい事を理解し、受け入れ始めた。

 

頼子邸 〜Morning〜 その7  

薄暗い部屋の静寂の中、しばらく双方向の愛撫がそのまま続く。
リリカの右手が、毛布の中で頼子の乳房へと伸びた。
──もみゅっ。むぎゅ。
「ん、んふ…んあ」
口内でうねるリリカの舌を受け入れながら、目を閉じて小さく鼻声を漏らす。
──もみっ、もみっ、もみっ。
寝起きの親友の柔らかなバストを、ゆっくりとこねる。
主に親、人、中の3本の指で乳房を横から軽くつまみ、
楕円を描くように揉み動かした。
「ん、うん……リリカ……んふ、あっ」
頼子が親友の名前を呼び、小さく喘ぎ始める。

朝からいきなり?と、はじめ頼子は思った。
でも、身体を触ってくれるのが嬉しかった。
リリカが甘えてくれるのが嬉しかった。
──気持ちいい。
リリカに触られるの、気持ちいい。
胸を揉まれるの、気持ちいい。

「んっ、あぁっ、ん、ん……」
愛撫を行う手が、2本に増える。
ゆっくりと、その感触を味わい、手指で肌をしゃぶりつくすかのように。
リリカが徐々に指を食い込ませ、
やや大きめの乳房が、くにくにと好き勝手に変形してゆく。
「ふぁあ……ああ……」
(あ、なんだか、あたまがふわふわする……)
目を閉じた頼子の脳に、快感と幸福感が満たされ始め、
次いで、リリカを抱きしめたい衝動に自然と駆られた。

──駆られたが、それが満たされる事は、しかしこの先無かった。

 

頼子邸 〜Morning〜 その8  


(……ん、あれっ…?)
リリカの背中に回そうと、手を動かした瞬間──頼子は異変に気付く。
──両の手首のあたりに、何かの布のような感触。
両手を動かそうと思っても、自分のお腹の上あたりから上手く動かす事が出来ない。
「えっ?」
右手を動かそうとすると、一緒になって左手もついてくる。
その可動範囲は、極々わずか。ほぼ動けていないと言ってよかった。
「え……えええっ!?」
頼子がほんの少しだけパニックになった次の瞬間、
「あっ、気がついた?えへへへ〜♪」
にまあ〜〜〜っ、と、リリカが満面の笑みを浮かべていた。

「リリカ……これって…」
「そ、アタシのスポーツタオル♪」
八重歯をちらりと覗かせ、いつもの笑顔でリリカが言う。
毛布の中、頼子の両の手首は、お腹の上で縛りつけられていた。
割とガッチリ締められているので、両手の自由度はほぼゼロ──
リリカが何のためにこんな事をするのかは、もちろん頼子にもすぐに予想がついた。
「ふふ……」
仰向けに横たわる頼子を、押し倒すような体勢のまま──
リリカの微笑みが、少し妖しいものに変わる。
「…………」
「…………」
──頼子が少し怯えたような目で。
──リリカは小さく微笑んだまま、熱っぽい目で。
それぞれ異なる意味で瞳をわずかに潤ませながら、
至近距離で見つめ合う。
(どきっ、どきっ)
「…リ、リリカ……?」
「……ヨリコ……ね、もっかいキスしよ?」
声には、わずかに艶っぽさが含まれていた。
「…………」
わずかな間の後、
「……うん」
リリカの潤む瞳をじっと見つめながら、頼子はゆっくりと頷いた。

 

頼子邸 〜Morning〜 その9  

両手の自由を奪われた少女に、奪った方の少女が唇を重ねる。
──ちゅ。
「んむっ」
リリカは頼子の頬に両手を添え、長い長い口付けを開始した。
──ちゅっ、ちゅぱ。ちゅぅぅううううう。
唇と唇を触れ合わせて、何秒も、何十秒も拘束する。
頼子の顔を両手でしっかりと固定する。逃がさない。
「ん、んむ……む……んううん…」
熱のこもったリリカの夢中の圧迫に、頼子は瞳を蕩けさせ、半ば夢見心地で酔いしれた。
「ん……むあっ……んんんん、ん!」
長く激しいキスによる息苦しさと、お互いを想うがためのせつなさ。
2つの意味で、2人の胸がきゅんと苦しくなった頃、
「…んむぁ、あむっ!むぅぅっ……ぷはっ、あふっ」
ようやく攻撃の第一波が終了する。

はぁっ、はぁっ……
ふ〜っ、ふ〜っ、ふ〜っ……
唇が離れると、互いの荒い息づかいだけが、部屋の静寂を乱した。
せつなさも、息苦しさも、
少女たちを昂ぶらせるクスリとなり、より興奮を煽いでゆく──

次にリリカは両手を頼子の肩に置き、
痛くない程度に力を込めて、上から押さえつけた。
──ヨリコは動いちゃダメ、抵抗しちゃダメだよ?
まるで、暗にそう強調するかのように──
押さえつけながら今度は、頼子の顔のあらゆる箇所に、
思いつくままに口付けを施してゆく。
左右の頬や首筋、おでこ、耳など、
およそ毛布から見えている部分すべてを、ひと通り愛でていった。
──ちゅっ。…………ちゅっ。…………ちゅっ。…………ちゅっ。
「ん……ん……あ……んふ!…ん」
頼子はリリカの為すがまま、それら全てを受け入れる。
手首を縛られたままで、じっくりと時間をかけて色々なところにキスされる内、
頼子は段々と、自分に抵抗の自由が無いことを実感させられていった。

 

頼子邸 〜Morning〜 その10  

──んちゅううううう。
再び唇を塞がれる。
ほどなくそれはディープキスへと切り替わり、
唾液をまぶしたリリカの舌が、無抵抗の口内を好き勝手に動き回った。
──ちゅ、ちゅぱ。ちゅぷちゅぱっ。
──くちゅ、れろぉ〜。ちゅぱ、じゅぱっ。
「んっ、んむ……むぅん、んっ…あむ、んむん……ん……んむぅ」」
舌の動きは、まるで頼子に甘えるように。
それでいて、自分の主導権を主張するように。
再び長い間、頼子の唇と舌とを弄ぶ。
──ちゅぱっ、ちゅぱっ、じゅる!じゅるじゅる!……ちゅぱじゅるっ。
すでに2人の口の周りには、互いの唾液が大量に塗り付けられ、
尚も溢れ出る唾液が何度も上塗りを繰り返した。
「んっ、んっ、んっ、んむあむっ!んっ、ん……ん……っ」

「──んぷぁ……ふぅ…ふぅ……ヨリコ」
「んあっ、…はぁ、ふう……ん…なに…?」
ようやく顔を離し、今まで以上に熱を帯びた瞳で、リリカは頼子を見つめている。
──きゅっ。
右手を毛布の中にもぐりこませ、拘束中の頼子の手に優しく添えた。
「あ……」
次いで、左手で頼子の髪を撫で始める。
──なでなで、なでなでなで。
「…………」
「…………」
昨日の自分たちと、あまり変わらない光景。
違っているのは、主と従の逆──

そのまま少し時間が流れ、やがて耳元で、こう囁いた。
「ねぇ……
 ──もっといじめても、いい?」
「えっ…?」
頼子の顔の赤みが増す。
「…………え、えっと」
頼子がその言葉の意味をきちんと理解し、
また、気持ちがそれを受け入れるまでに、数秒の時を要した。
その数秒ですら、今のリリカにはもどかしい。
髪を撫でながら、もぞもぞと右手を頼子の手から胸へと持っていき、
──ぎゅうっ。
少し強めに揉みしだいた。
「きゃんっ…!」
「ね〜ぇ〜?い〜い〜?」
──ぎゅむ、ぎゅ〜む。
揉む手を休めず、何かをおねだりするかのようなリリカの口調。
もちろん頼子に拒否権が無い事は、とっくに理解していた。

 

頼子邸 〜Morning〜 その11  

「あっふ……ん……んあっ
 ……うん、いいよ……あん」
やや強引な愛撫に身を委ねたまま、頼子は降伏を口にする。
──もちろん、嫌では無い。
その顔はリリカ同様に上気し、瞳は何かを期待するように潤んでいる──
胸に触れるリリカの手が、温かい。
自分の乳房にのしかかる手の平の感触が、実に心地良かった。
「……リリカぁ……して」
胸への圧迫を受け入れながら、強く感じ取りながら。
今度は頼子が甘えるような口調で、リリカを欲しがる。
「うん……
 ヨリコ……大好き、だよ……?」
『大好き』と自分で言って、自分でドキドキしてしまう。
──こくっ。
頼子がこっちを見つめたまま、無言で微笑んで返事を返すのが見え、
ただそれだけでも、リリカの心拍は加速していった。

──ちゅ。
わずかな間の後、リリカの方から一度、唇を重ねる。
(どきっ、どきっ、)
「……あの、ね、今からちょっとだけ……
 ヨリコはアタシのモノだよ……?
 ……いい?」
小さな声で囁いた。
このリリカの言い回しは、昨日読んだ成年コミックからの引用である。
それに気付いた頼子は、今のリリカの言葉を頭の中で反芻した。

──ヨリコはアタシのモノだよ
──ヨリコはアタシのモノだよ…
──ヨリコはアタシのモノだよ……

……嫌な気は、全くしなかった。
リピートする度にむしろそれは、頼子の脳内で甘美な響きを増していく。
「……うん」
──こくり。
再び頷き、ふっと全身の力を抜いて目を閉じた。
視界が無くなった分、縛られた手首の感覚が鋭敏になり、少しドキッとする。
頬がこれでもかと言う程に紅潮し、顔も身体も微かに震えていた。
リリカはもちろん、そんな頼子の震えを見逃さない。
(ヨリコ……かわい〜……)
愛しさが膨らむ。
──ぎゅうっ!
仰向けに寝そべるその身体に、毛布の中で思いきり抱きついた。
「きゃ……」
いきなりの抱擁に驚いた頼子が目を開くと、
感極まって目をつむるリリカの顔が、これ以上ないほど嬉しそうに見えた。

 

頼子邸 〜Morning〜 その12  

(……そういえば、昨日もこんな風にリリカが抱きついてきたっけ)
昨日のお風呂上がりに、バスタオル姿で抱きつかれたのを思い出す。
その時と同様に、頼子は髪を撫でてあげたくなったが、
しかし今はそれが出来ない事に気が付いた。
──もどかしい。自分からの愛情表現が出来ないのが、もどかしい。
もどかしくて、ちょっと切ない。
けれどもその切なさで、頼子はまたドキドキしてしまう。

──ぎゅうううっ。
(ヨリコ……あったかい)
(リリカ……あったかい)
素肌と素肌でべったりとくっつき、2人が発し続ける熱──
その熱は、毛布にくるまれているために逃げ道が無く、
2人の心身と共に、ひたすら高沸の一途を辿っていった。

「……動いたらダメだからね?」
ぺろっ。ぺろぺろっ。…ちゅ。ちゅ。
リリカが頬と、唇をゆっくりと舐めまわしてきた。
「ん……ん…」
鼻にかかった、心地よさそうな声が頼子から漏れる。
しばらくの間それを聴くと、リリカは妖しく微笑み、
また別のターゲットへと狙いを定めた。

再び頼子の耳元へと顔を寄せる。
頼子はそれを横目で見やり、またリリカが何か囁くのかなと思った。
しかし、その予想は大きく外れる。
──ピチャッ。
艶やかな髪をどけて、可愛らしい耳たぶをひと舐め。
「…ふああっ!!」
予想外の強烈な刺激に、嬌声が漏れる。
それを確認すると、リリカは遠慮なく耳を舐め回し始めた。
──ぴちゃ、ぴちゃ。ちゅっ、ぴちゃぴちゃ、ぺろっ、れろぉっ。
「ふわっ、あん……あぅんくっ!くふぁあっ」
先ほど色々な箇所へキスした時に、
頼子が最も反応していたのが耳であったのを、リリカは見逃していなかった。
──ふぅぅぅうっ。
試しに息を吹きかけてみる。長く、ゆっくりと。
「ぅく、ふぅん……!」
頼子がきつく目を閉じて、大きくぶるっと震え上がる。
成果は、とても上々だった。

 

頼子邸 〜Morning〜 その13  

「……ふふ、やっぱりヨリコの弱点はココだったね〜♪」
──ふっ!!
「んっあっ!」
リリカは耳に強く息を吹きつけ、頼子の反応を楽しむ。
次に口元を横へと反らし、今度は首筋の横のあたりを舐め始めた。
ココも、見つけたばかりの第2の弱点である。
昨夜、頼子が自分の胸にしたのと同様に、唾をたっぷり塗りつけて、吸い上げた。
──ぴちゃ、ぺちゃ……ぺろぺろっ、じゅる、じゅるるる。
「あっ!あひぁっ!ん、んふっ、ふあっんふ…!」
──ビクン!ビクビクン!
頼子の上半身が、一定のリズムで小刻みに震える。
リリカの目にはそれがたまらなく可愛く映り、ゾクゾクと自分も震え上がるのを感じた。

かわい〜。
もっといじめてみたい。
たくさん感じてほしい。
……ヨリコ、スキ。
昨日のお礼、しなきゃね。
もっと可愛いトコロ、いっぱい見たい。
……ヨリコ、大スキ。
今いじめておけば、後できっと──

頼子に対する想いが膨れ上がる。
──ちゅ。んちゅぅ。
──むぎゅっ、もみっ、もみっ、もにゅ、むにゅぅっ!
上から唇を塞ぎ、同時に伸ばした右手で乳房を少し乱暴にこねた。
「んっ!んむ、あむっ、んあむっ!ん!ん!」
「あむ、んん。…えへへっ、どう?ヨリコ。…気持ちいいっしょ?
 ……んちゅ。あむ、えむ…」
「んっ。」
──こく。
唇を塞がれたまま、頼子は首だけでゆっくり頷いた。
「ん、んむ……あむっ……ぷはぁっ。
 ふふ、もう少ししたら、おっぱいも沢山イジめてあげるからねっ?
 昨日アタシにしてくれたみたいな、きっつ〜いヤツをさ♪」
──ドキィッ!
それを聞いた途端、頼子の心臓が飛び跳ねる。
楽しそうなリリカの笑顔と対象的に、
頼子は少し怯えたように瞳を潤ませていた。
「リ、リリカ…?やっぱり怒ってる……んっ」
──ちゅっ。
言葉を遮るように、頼子の唇に自分の唇でフタをする。
「ん、ぷあっ。……んもぅ、だから違うってーのっ!
 怒ってないってば。……ね?
 あんましつこいと、マジで怒っちゃうよ?」
「あっ……うん。ごっ、ごめん……」
「…………」
じと〜っ。
怒ってなどいないが、形の上だけで、マジ睨みをしてみた。
「……リリカ?」
「……っ♪」
頼子の怯え顔を見て、リリカの頭にあることが閃く。

──スッ。
突然リリカはにっこりと微笑み、両手をふたたび頼子の頬に添えた。
「えへ〜っ、ヨ〜リコッ♪」
「な、なに?」
「……ごめんなさいは?」
「…………えっ?」
クスッ。
リリカは笑い声を漏らし、素早く顔を近づける。
──んちゅっ!んちゅるるる!ちゅううう!じゅぱっ、ちゅぱちゅぱじゅる!
「んうん!んんんっ!ん〜〜〜〜!!」
きっかり10秒、頼子の舌を強引に貪った。
唇をようやく解放し、頼子に向かって再びニコニコ。
「ご・め・ん・な・さ・い・は♪」
「…………ごめんなさぃ……」
頼子がグスッと半分涙目で、謝罪の言葉を口にした。
10秒のキスがお仕置きだった事を、頼子は今やっと理解した。
手首を縛られ、自由を奪われて、その上お仕置きまでされる──
「はぁい、よく出来ました♪」
にこにこにこ。
今日は完全にリリカのペースである。

 

頼子邸 〜Morning〜 その14  

「……そんじゃ、ヨリコにはちゃんと、ご褒美あげないとね……」
──ちゅ。
触れるだけのキス。
「あっ、ん…」
リリカの右手が、ふたたび毛布の中に隠れ、さらに奥へと進んでいった。
──つつ〜っ。
布団の中で頼子の股間を探り当て、入り口を軽く指でなぞる。
「あっ!」
──ビクゥン!
感じたというよりは、ビックリして頼子の身体が一瞬跳ね起きた。
リリカは頼子の身体にほぼ密着していたので、その震えを身体で直に感じる。
そしてそのまま、リリカは本格的に「ご褒美」を施し始めた。
──ちゅぷっ。……くちっ、くちっ。
「あひっ!!」
少しだけ人差し指を侵入させ、わずかに動かして指の腹で膣壁を撫でる。
数回繰り返すうちに、何度も頼子の全身が小さくビクビクと動いた。

「ヨリコ、ここ……気持ちいいんだ?」
初めて頼子の秘部を愛撫するリリカは、実を言うとまだ不安が少しあった。
だから、問いかけてしまった。
──くちっ、くちっ。ぐちゅ、ぐちゅぐっ。
「あっ、あっ……あくっ、んふっ…んくっあっ!」
頼子の顔が快感で震え、声が艶を増してきている。
問いに対する返事は無いが、それを見て充分リリカは安心した。大丈夫そうだ。
次いでその目が妖しげに光り、頼子の耳たぶを再び捉える。
──ぺろっ、ぺろぺろ。ぴちゃ、くちゅぴちゃ、ちゅぱっ。
「ふあっ!あっ!ぅん……ぅぅん!」
──れろれろ……れろぉっ、ぴちゃ。かぷっ。
「うぅっ……うあぁうっ!」
耳の中に舌を入れたり、甘噛みしてみたり、
思いつくまま、色々とバリエーションを試す。

(あむっ。)
ちょっとムリして、耳全体を口に含み、
そのまま舐めたり、吸ったりしてみた。
(ヨリコ……好き)
──ちゅぅ〜〜〜!じゅるじゅるっ!ぺろ、ぺろぉっ!
「んっ!んっ、ふああああっ……」
弱い部分への執拗な愛撫に、頼子は両目をきつく閉じて悶えた。
耳への責めに連動し、秘裂からはトロトロの液体が大量にあふれ出る。
リリカの右手が、その急激な放出を感じとり、
──ジュプッ!ぐちゅっ!ぐちゅぐちゅん!
そのまま2本目の指を入れ、強く頼子を掻き回した。
「んくゥウン!あはっ!ぃはぁっ!」
──ビクん!ビックン!

自分が昨日されたのを思い出しつつ、
また、普段の自慰行為の手つきを思い浮かべつつ、
リリカは頼子を快感に導こうと努力する。
──くちゅ、くちゅくちゅっ!ぐぢゅん!ジュプッ!ジュプッ!
「あぅっ!んふあっ!ああああっ!あっ!あんっ!ひぎ、ひあああ!」
──びくっ!びくびくびくっ!
間断なく与えられる刺激に、頼子が毛布の中で足をバタバタと動かし始めた。
手が動かせない分、行き場の無くなったフラストレーションを
そこで発散しているかのようだった。

 

頼子邸 〜Morning〜 その15  

「……♪」
リリカは頼子のそんな行動が可愛くてたまらなくなり、次の行動へと移る。
──ぐちぃっ。
「はぁん!」
いったん愛撫を止めて秘裂から指を引き抜いた。
「ふふ……もうコレ、いらないよね?」
起き上がり、両手でぶあさっ!と毛布を捲り上げ、
完全に自分たちから引っぺがす。
「あっ……」
少女の生まれたままの姿が、その全てをさらけ出された。
リリカは頼子の寝そべる真横から、正面側へと回り込む。
(うっわぁ、すっごい濡れてる……)
乱れた足の間に、自然と目に入った頼子の股間。
愛液をまき散らし、しとどに潤いきったそこは、
時折ピクッ、ピクッと小さな拍動を繰り返していた。
(えっちだ……ヤッバぁこれ。何かすごくえっちっぽいよ……)
──どきっ、どきっ。
(アタシが……こんなにしたんだ……)
どアップで見る親友の、大事な部分。
さっきまで、自分が触り、好きに責め立てていた部分。

──ドクン、ドクン、ドクン。
新鮮な、刺激的なその光景に、リリカはより一層の興奮を掻き立てられていた。
(ヨリコ、かわいい……)
恐る恐る、頼子の乱れた足をそれぞれの手で掴む。
まっすぐに揃えてから、太ももを跨いで、ちょこんと座りこんだ。
それは結果的に、頼子の両手と両足とを封じる恰好となる。
──本当に、これで何の抵抗も出来ない。
──改めて、頼子の裸体すべてがリリカの支配下に置かれた。

 

頼子邸 〜Morning〜 その16  

「リ、リリカぁ〜……」
頼子は恥ずかしさで余計に赤くなった顔で、
ぶるぶると震えながらリリカを見上げている。
「お〜、よしよし♪い〜こだからね〜」
──なでなでなで。
なだめすかすように、笑顔で頼子の頭を可愛がる。
「……うぅう〜」
頼子は親に叱られた幼な子のように、涙目でリリカを見つめている。
「うんじゃっ!そろそろ、昨日とおんなじコトやるよ〜♪
 ヨリコ、手を頭の上にあげてっ。」
リリカは興奮しきって地が出たのか、未だドキドキしながらも、
口調にはいつもの明るいノリが混じり出していた。
「上?…………こ、こう?」
寝そべったまま、頼子は縛られた両手を頭の上、つまり後方に持っていく。
もしもアングルが違っていたならば、
立ったまま天井からのロープで手首を縛られているような構図である。
「うんうんそ〜そ〜、そんな感じ。
 ────うりゃっ!」
「きゃう!」
──むぎゅぅ!!
遮るものの無くなったバストを、両手を伸ばして遠慮なく握り締めた。
すぐに両手を離すと、乳房がぷるるんと震えながら元の形へと戻る。
まるでプリンのようなそれを、リリカは視覚的に楽しんだ。
「ねぇヨリコ、どう?どんな感じ?」
──つつ〜っ。つ〜っ。さわさわ、さわさわ。
腋の下から胸の周囲にかけての肌を、10本の指全てでゆっくりとなぞりながら、
リリカは頼子に問いかける。
「ふあっ……あぁっ……え、えっと……ん、んふ…あ…」
──ピクッ、ピクピクン。
「ふふ、おっぱいの周り、かなりビンカンになってるね〜♪
 ……多分さ、今思いっきり揉んだら、すっごい気持ちいいと思うよ?」
微笑みながら眼下の頼子を見つめ、リリカは両手の人差し指で、
左右から自分の乳首を示して言う。
昨日の自分が、今の言葉の証明であると言わんばかりに。

 

頼子邸 〜Morning〜 その17  

両手を下ろし、人差し指と親指で、頼子の2つの乳首を何度か摘まんでみる。
──くりっ、くりくりっ。きゅっ、きゅっ、きゅぅっ。
「ふあん!ふぁ、ふわああぁ、っく……」
毛布をどけた時から既に、頼子の乳首は硬くしこっていた。
大きさは、昨日の自分と同じぐらいか。
もともとの胸の大きさから考えると、自分より乳首も大きいのかもしれない。

リリカが身体を前へと伸ばし、頼子の顔に近づく。
──ちゅ。──ちゅ。
左右のほっぺに、1回ずつ唇をつけた。
それが何かの合図であるのを、これまでの流れから頼子は何となく察する。
腕を上にあげさせられたままで、全身の力を抜いて目を閉じた。
そのままリリカにカラダを委ねるべく、動かずにじっとしている。
──もう、一切逆らえない。あとはリリカの為すがまま、ただ弄ばれるのみ。
(どきっ、どきっ、どきっ)
決めた覚悟は、しかし余計に心臓をバクつかせ、なおさら興奮と感度を高めた。

リリカもほどなく、頼子のそんな態度に気付く。
「ヨリコ……素直だね。えらいえらい♪」
髪を軽くひと撫ですると、そのまま両手をするすると下ろし、
先ほど同様、腋のあいだから乳房の横あたりまでをさわさわとさすった。
「ん、んっく、んん…」
──ぞくり。──ぴく、ぴくっ。
わずか十数秒だけ、こそばすような愛撫が続く。
目を閉じ紅潮した頼子の顔が、可愛らしく震えるのが確認された。
リリカによる『ヨリコの感度最終チェック』である。

異常なしを確かめ終え、頼子の2つの乳房にそれぞれ手をかざし──
頼子はいつの間にか目を開き、怯えと期待を入り交えてその光景を見つめていた。
(あ……ああ……くる)
ど真ん中、手の平の中心に乳首が来るように、真上から両手をかぶせ……
「……いくよ〜?」
──ぎゅむぅ!
力を込めて一気に握りつぶした。
──ビククゥン!
「…ぅふあぁん!!」
予想通りの嬌声と、大きく開かれた口、目をきつく閉じたヨリコの表情。
(うあ、かわいい…!)
それを皮切りに、リリカは本格的に昨日の逆襲に興じる。

 

頼子邸 〜Morning〜 その18  

──ぎゅっ!ぎゅっ!ぎゅっ!
「あっ!あっ!」
上下左右ナナメのあらゆる方向へ、精一杯乱暴に双丘を弄び、
──ぎゅむ!ギュッ!ぐにっ、ぐにぃ〜〜!!
柔らかな、大好きな親友の胸を、これでもか、これでもかと揉みしだいた。
「あんっ!!あくっ!うああん!!」
──びくっ、びくん!
敏感にされた乳房を強く揉まれる度、頼子のカラダを鋭すぎる電流が走ってゆく。

──ぐにぐにっ、ぎゅうっ!!…むぎゅうう!!
頼子のバストは、リリカの小さな手には少し余るサイズである。
「あん!あん!あっあっあ……!」
(柔らかい……。感じてる顔、ホントに可愛い……)
──ヨリコの胸を気持ちよくしてあげたくて。
──ヨリコの胸に甘えたくて。
それでもリリカは2本の腕を駆使し、
指をギチギチと食い込ませ、時に押し潰し、
時に引きちぎらんばかりの勢いで、一所懸命に暴れさせた。
──ぎゅっ!むぎゅぎゅっ!もにゅ、もにゅもにゅ!
──ぎゅっ!ぎゅぎゅっ!……むぎぅぅぅぅぅぅぅ!!
「あぁっく!んあっっんあん!ひぁっ!ぃぎぁっ!あっ!あん!」
一定のリズムで刻み込まれる、胸への強大な圧迫感と、確かな手の存在感。
その刺激量は、事前の想像を遥かに超えるものであった。
「……あっはっ!んふっ!ふ、ふあ…くぅぅうん!!」
──びくん!びくびくびくん!びくん!
痛みも少なからずあるが、それを打ち消して余りある快感が、頼子を包み込む。

(いっそ指の痕が残るくらい、ギュウッてしちゃおかな……)
──ぎゅぅぅ!ぎゅぅぅぅう!
(ヨリコに、アタシの指のカタチを刻み込む──か。)
どこかで読んだマンガの台詞みたく、そんな一文が頭に浮かんだ。
頭の隅で月並みだなぁとは思いつつ、しかしリリカの胸は強く高鳴る。

心身の昂ぶりが、
最早どうしようもないところまで来ていた。
──ぐにっ!ぐにぃぃぃぃっ!……むぎゅっ、ぎゅ!むぎゅぎゅううううっ!!
リリカは何度も何度も、心を込めて揉みしだき、
「んふぅ!あぁっ!あっ!あぁん!!」
“力一杯の愛情”を、ヨリコへ注ぎ続けた。

 

頼子邸 〜Morning〜 その19  

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「……はぁっ、ふぅっ、ふぅっ、ん、はぁ…」
「──ふふ♪」
リリカが頼子の胸と、表情と声とを充分に楽しみ終え、
再びその胸に自分の顔をすり寄せる。
目の前には、その存在を強く主張する、肥大した丸い突起が2つ。
──ヨリコが感じてくれた証明。
──自分の愛撫で気持ちよくなってくれた証拠。
(うれしいな……)
リリカは目を閉じて舌を出し、ゆっくりと右胸のそれにしゃぶりついた。
──ちゅ、ちゅぱ。ちゅぅ、ちゅる、ちゅぅぅぅぅぅぅ。
未だ敏感なそこが、ゆるやかな愛撫を受けて、じんじんと痺れる。
「んっ!あっ、ああ、ん……」
空いた手で、左の乳房を優しくこね回しながら、
リリカはまるで赤ん坊のように、頼子の乳首を長く吸い続けた。
「んっ、んっ、ん……」
──ぴちゃ、ぺろ、ぺろぺろぉ、ぴちゃぴちゃ。
舌を使って、今度は執拗に舐めるような愛撫に切り替え、
ヨリコの勃起した乳首を口内でくりくりと転がす。
舐めているうちにまた少し、それが大きくなったような気がした。
唇で挟み、舌を触れさせて、再び吸い上げる。
──じゅる、じゅるじゅる、ちゅううううう。
「ふあっ!ふあああ……ふああああっん、リリカ……あっ」
今度は左右を入れ替えて、また執拗にしゃぶりだし、
反対側の柔らかな脂肪を弄んだ。
──もみゅ、もみゅ。くに、くにくにっ。もみもみ。
──ちゅううう、ちゅううう。じゅるるるる、じゅるる。
「あっ、あっ、あっ……んんっ!」
さっきまで強い刺激を受け続けた乳房を、優しく慰めるように。
リリカはあくまでもソフトに、しばらく愛撫を施していった。
「ん……ん……ふあ。……ん、リリカ…リリカ……んふぅ」
頼子が目を心地良さそうに閉じ、乳首への優しい吸引に身を任せる。
リリカの目に映るその顔が、先ほどまでの切羽詰まった表情から、
まるで入浴でもしているかのように穏やかな、
どこか幸せそうなものに変わっていた。
「ん……ん……あっ、んんっ…」
(ヨリコ、気持ちよさそう……ふふふ♪)
──こんな顔も、好きかな……やっぱり。
リリカはもうしばらく、今の愛撫を続けてみようと思った。

 

頼子邸 〜Morning〜 その20  


──数分後、リリカはようやく乳首から唇を離した。
「んちゅ、ちゅぱっ……。
 ……さてと、もういっかな?」
「……ふあ……あっ」
がしっ。
左手を頼子の頭上へと伸ばし、縛られた手首を上から布団へ強く押さえつける。
──ちゅ。
頼子の唇に、上からキスをした。
「ん……ん」
余った右手は、もう一度胸に回す。
──むにゅ。もにゅ。もみ、もみ、むにゅう……
──ちゅ、ちゅる、ちゅぱ。ちゅ。むちゅっ、じゅる、ちゅぱ。
左手で頼子の手を押さえ、唇を貪りながら、右手で乳房を優しくこねる。
「ん……んむぁ、むあ……ふあ……ふああ……ん、んん」
そんな3点愛撫を、リリカは数分間施し続けた。
伸ばした左手は頼子の両手を、押さえたその上から
さわさわとさするように撫でる。
ゆっくりと、ここでも心を込めて──

(……リリカ……気持ちいい。気持ちいいよぅ)
先ほどから続く緩やかな刺激に身を任せ、
頼子は昨日とはまた違った幸せを感じていた。
──3点の中でも、キスが一番心地よかった。

「んむ……んむあっ。
 ……ヨリコ、ね、足ひらいて…」
突然、リリカが要望を出してくる。
「……うん……わかった。」
戸惑いもせず頼子はすぐに従い、
足が左右にゆっくりと別れ、正面からのMの字を描いた。
──はぁっ、んはぁっ。
頼子の息遣いが、さらに荒くなったような気がした。
リリカが両手を離し、頼子の胸に顔を寄せる。
2つの乳首へ数秒ずつ、再びキスと舌での愛撫を施していった。
「あっ、あっ、ああっ!んふ、ふあ!」
頼子がそのそれぞれに反応し、まだ身体の熱がまるで冷めてない事を窺わせる。

 

頼子邸 〜Morning〜 その21  

ピンピンに勃起した乳首に愛情を注ぎ終え、再び元の体勢に戻ると、
また左手で頼子の両手を押さえ、唇で唇を塞いだ。
──ちゅ。
残る右手は、今度は足の間へと伸びる。
──ぐじゅん。
「ひぁっ!」
最初から2本の指を差し入れ、充分すぎるほど濡れた秘所の中を動き始めた。
──ズブズブっ!ぐちゅっ!ぐちっ、ぐちぐちぐぢゅっ。
先ほどよりも深いところまで侵入し、指の腹で弧を描くように引っ掻きまわす。
「あっうく!!あっ!!あん!!あん!!」
──手と、唇と、アソコ。
新たな3点愛撫をヨリコに施し始め、その声をいとおしく感じながら、
リリカもラストスパートに向けて気分を高めてゆく。
先ほど初めて愛撫した時に比べて、今では相当な自信がついていた。
──ちゅ。ちゅ。ちゅ。
「……ヨリコ、覚悟してね?もう抵抗できないからね?」
言葉の意味とは裏腹に、
声に含まれるのは優しさと愛情の響き──
──こくこくっ。
素早く2回、首を縦に振った。

リリカが従順なヨリコに満足し、笑顔を見せる。
──耳元で、小さく呪文を囁いた。
「……大好き」
──ぐちゅッ!
「うあん!!」
──グヂュグヂュッ!ジュブブブッジュブッ!
「あっ、あっ、んああああっ!」
──ちゅ。ちゅぅぅ。
「んむぅ!」
攻撃開始の直後、唇をきつく塞ぐ。
塞いだままで、右手の動きをさらに加速させた。
──グチュッ!グチュッ!ぐっちぐっちぐっち!ジュプッ!
「ん〜〜!!…んむぅん!…んむ〜〜ん!!…んんっ!」
2本の指が素早くうねり、膣内をぐりぐりと掻き乱す。
──ちゅぱ、ぺろっ。ぺろぺろぺろぺろ。ちゅぱ、ぷちゅっ。
「あむっ、んあむ。…あむっ、んあむっ!んむぁむ!」
口と舌への愛撫も、自然と強化された。
──手と、唇と、アソコ。
ふたたび3箇所を起点とし、頼子の神経が次々と侵略されてゆく。
すでに秘所には充分な潤滑油が分泌され、リリカの動きを大きく助長する。
──ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!
──ぐぢゅ!ぐぢゅり!ジュブジュブジュブッ!ぐっちゅ!ぐっちゅ!
「んんんっ!んっ!んむっ!んむ〜〜〜!!んぅううう!!」

 

頼子邸 〜Morning〜 その22  

ビクっ!ビクビクん!ビクゥン!
親友の手により、しつこい程に感度を高められたカラダと、
その中で最も敏感な部分に襲いかかる、凶悪なまでの快感。
──両手を押さえられ、満足に動けない。
──口をふさがれ、満足に喘がせてもらえない。
──大事な所を激しく責め立てられ、ただただ黙って受け入れる事しか出来ない。

──ぐちゅ!!
「んっ!」
──ぐちゅぐちゅっ!
「んんぅ〜!ん〜!」
最早もどかしいどころでは無かった。
──切ない。せつなすぎる。
息が上がって、苦しくて、胸が張り裂けそうになった。
(……リリカっ!…リリカッ!…りりかぁっ!)
心の中で、愛しい名前を何度も叫ぶ。
「ん……んむ!ん゙〜!んんんっ!」
頼子の目尻から、涙が零れ落ちた。
強く押さえつけるようなキスをしたまま、リリカがその涙に気付く。
──気付いた途端に、リリカの瞳はとろんと潤み、小悪魔っぽさを一層増した。

唇を、離す。
秘裂から、右手を一旦ひきぬいた。
──ぢゅぽん。
「んひっ!」
両手を、頼子の頭の後ろへ持っていく。
「……?」
──きゅっきゅ、するするするっ。
スポーツタオルを、ほどいてあげた。
「…えっ!?」
リリカが口元だけで小さく微笑む。
「ヨリコ、ねぇ…」
──がばっ!ぎゅっ!
ねぇ抱きしめて。
そう言おうとして、言い終える前に抱きつかれた。
──ぎゅううう!
ようやく許しを得た頼子が、必死にリリカにしがみつく。

 

頼子邸 〜Morning〜 その23  

「リリカ!…リリカッ!」
──こうしたくて、たまらなかった。
──さっきからずっと、ずっとリリカに抱きつきたかった。
感情が、蓄積された切なさの分だけ、爆発する。
解放されたばかりの両手をリリカの背に回し、
頼子はぐいっ、ぐいっと、
その身体全体を押し付けるように、しっかりと抱きついていた。

──同じ肩の高さで抱きついているので、顔は相手の向こう側を向く状態。
昨日も確かリビングで、2人でこんな風に抱き合っていた──

責められていた時には、ほとんどリリカの唇と手にしか触れられなかった。
しかし今は、リリカの身体のほとんどに触れる事が出来る──
現に、自分の上半身の前面はほぼ全て、
リリカのそれとべったりくっついている。リリカと一つになっている。
身体に触れられるその面積が大きいほど、
頼子は嬉しくて嬉しくて、たまらなくなった。

「ヨリコ……」
「リリカ、リリカぁ……ぐすっ」
頼子がリリカの顔の後ろで、嗚咽を漏らす。
「……ゴメンゴメン、泣かないでよ。ね?」
「ぐすっ……うん……ぐす」
「あはっ、抱きしめてって言おうとしたら、抱きしめてくれちゃったよ──」
リリカが優しく、そう呟いた。
バスタオル姿だった昨日と違い、
ヨリコの胸と自分の胸が、今はハダカでべったりくっついている。
お腹も、腕も、肩も──
触れているヨリコの部分、すべてが温かい。熱い。
全部…気持ちいい。
──好き。
──スキ。

 

頼子邸 〜Morning〜 その24  

「……ヨリコ。
 ……その、なんかさ、アタシ…今すっごい嬉しいから、さ」
「……?」
リリカがひょっこりと、頼子の正面へ顔を出す。
──ちゅ。
「ヨリコと最後まで……したい……な」
ふいに見せた笑顔と同時に、
──くちゅ。
「きゃふん!!」
蹂躙は、急激に再開される。

このとき頼子は、感情も感度も、ほぼ限界近くまで高まっていた。
──ジュブっ!ジュブブブッ!
「あはっん!んあっ!……んああああっ!!」
(ズルい、リリカずるい!ずるいよぅ……)
そんなところに攻撃されては、ダメージは計り知れない。

──グチュッ!ギュチュッ!
秘裂から、愛液が次々と溢れ出し、
リリカの攻撃をよりスムーズにさせる。
──グチュッ!ぐちゅぐちゅ!ぐち、ぐちっ、ぐちぃ!
「んっんあぁ!あん!あくぅうん!リリ…カっ。リリカぁっ!あふん!」
全身をガクガク震わせ、涙をポロポロこぼしながら、
──ぎゅっ!ぐいっ、ぐいぐいっ!ぎゅううううう!!
リリカにひたすら身体を押し付け、その名を呼んだ。

上半身には頼子の身体から、右手には頼子の愛液から。
それぞれ強く伝わるヨリコの熱が、さらにリリカの興奮と、動きを加速させる。

──ちゅ。ちゅ、ちゅぱ。んちゅ。
「んむあ、ヨリコ……そろそろいこ?……ね?」
リリカが見せたのは、真っ赤だけれどもいつもの笑顔。
頼子が見慣れた、大好きな笑顔。
だがこの時ばかりは、当の本人に目を開ける余裕は、無かった。
──ぐぢゅ!ぐぢゅり!
「うああ!あああっ!」
これまで以上に遠慮なく、指を動かす。
膣内でぐるぐると指を回し、掻き混ぜるように。
ツメで内側の秘肉を優しく引っ掻くように。
2本の指を押し込んでから、チョキの形に開き、ぐいぐい左右へ押し拡げるように。
「あっ!あっくっ!んくぁっ!ああっ!あああっ!!ああああああっ!」
もう、わけがわからない。

 

頼子邸 〜Morning〜 その25  

指を抜き差しするペースが、どこまでも上がり続ける。
──ジュブジュブジュブッ!ぐっちゅ!ぐっちゅ!
「あっ!あぁ!うぅあぁ!んっ!」
「ヨリコ……大好きだよ。」
「あくぅんっ!…リリカっ、リリカっ!あっ!リ、リ……うくぁっ!!」
「だから……もういこ。
 アタシの指で、いこ?……ね?」
トドメとばかりに、リリカが3本目の指を挿入し、
膣の入り口すぐ上辺りで、すべての指が、目一杯ぐりっと弧を描いた。
そして、弾ける。
──ぐちゅん!!
「……ふあああああああああんっ!!」
──きゅゥっ!!
刹那に締め上げられる3本の指。
その瞬間、リリカの指先を火傷しそうなほどの熱が襲った。
──ビクン、ビクビクビクン、ビクン!
膣壁が、猛烈な勢いで収縮を繰り返す。

──ぞくっ、ぞくぞくぅ♪
指を締め上げるヨリコの感触と熱さとに、リリカは言いようの無い歓喜を覚えていた。
──きゅっ、きゅっ、きゅっ。
「あ……あああ……うあっ……」
断続的な締め付けのあと、
ひときわ頼子が大きく震え、力を失ってリリカに倒れ掛かる。
──ぷちゅっ、ちゅぷ、しぴぴ、しぴっ。……しぴぴぴぴぴっ。
「ふあ……あああ……あ、あっ、ああ……」
まだ指が突き刺されたままの秘裂から、
絶頂の余韻を引きずるように、ボタボタと飛沫が飛び散っていた。

──なでなで。
昨日ヨリコがしてくれたのと同じように、リリカは左手で髪を優しく撫でた。
秘裂から右手を抜き、頼子の背中にまわして、ぎゅっと抱きすくめる。
「ヨリコ……おつかれさま。」
──なでなでなでなで。
「はふ……あふ……はぁ、はぁ、ふぅ……んはぁ」
イッた後、息が整わないのも、昨日の自分と同じだった。
──ちゅ。ちゅ。
呼吸の邪魔をしないよう、唇では無く、ほっぺに口付ける。
──なでなで、なでなでなでなで。

ぐったりと自分に寄りかかる親友を抱きかかえながら、
金髪の小悪魔は優しく、とても優しく、
ずっと赤色の髪を撫で続けていた。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

頼子邸 〜Morning〜 その26  

 〜 インターバル 〜

「……ハイ♪ヨリコ。」
「ん、ありがとうリリカ……んぐ、んぐっ」
ごくっ、ごくっ。

──布団の上で。
頼子がリリカから受け取ったスポーツドリンクを飲み干してゆく。
「ん、んぐ……。
 ……ふぅー、やっと落ち着いたよぅ。」
「そう?
 そっかそっかー。んじゃあさ〜……それッ!」
リリカがくるっと回転し、背中から頼子にもたれかかる。
そしてそのまま、柔らかな胸の上へと後頭部を預けた。
──ぽよん。
「あっ……」
「ん〜、や〜らか〜い♪ヨリコのムネ、まだあったかいね〜。」
「ちょ……リリカっ?」
「えへへ〜♪……すんごい可愛かったよ〜、ヨ〜リコ〜♪うりうりぃ〜」
──ぷにょん、ぷにょん。
乳房に頬をすりすりしながら言うリリカに、
「……ぅう〜う…」
頼子はちょっとだけ悔しげな声を漏らす。

リリカは頼子をイカせた後、その呼吸が完全に落ち着くまで髪を撫で、
その後冷蔵庫から昨日買っておいたドリンクを持ってきた。
清涼飲料水と、ゼリー状の栄養ドリンクをそれぞれ2人分。
確か“10秒で摂れる朝ごはん”とか言うキャッチコピーのものだった。
リリカいわく、今は休憩タイムらしい。
2人でそれらを飲みながら、ただただのんびり、まったりしている。
暖房のおかげで部屋は暖かく、全裸のままでも問題は無かった。

それはともかくとして、リリカは今、極めてご満悦であった。
行為が終わってからこっち、始終ニコニコしっぱなしなのである。
優しくしてくれるのは嬉しいけど、ちょっと何かが引っかからなくもない。
(まだ何かたくらんでるかもしれない……)
頼子はちょっとだけ心配になった。
リリカはまだ、し足りないのだろうか?
いや、勿論イヤじゃないけれど、
今はさすがにもうちょっと休みたいかなというか、まだ少し恥ずかしい。

 

頼子邸 〜Morning〜 その27  

よく見れば、リリカはどこかそわそわしているようにも見える。
あまりわからないけど、何かを期待して待っているような、そんな感じ。
そのとき、

ピーッ!ピーッ!

「な、何っ?」
突然、リビングの方から断続的な電子音が鳴り響いた。
「お♪きたきたっ」
「……あれっ?この音って……」
頼子は聞き慣れた音の正体に気付く。
何のことはない、自分の家の風呂場の給湯システムの音である。
確かこの鳴り方は、湯船にお湯が張り終えられた時の音だったような……。
「さ〜て、休憩おわり♪
 ヨリコ、一緒にオフロ入ろっ!」
「えっ?えええっ!?」
頼子が驚愕の顔を見せる。
温度や湯量の設定にもよるが、
ボタンを押してからお湯を張り終えるまでは、
大体30分程度かかるはずである。
ゆうべは入浴の後にお湯を抜いたから、今朝の時点で湯船は空のはず……
「……リ、リリカッ!?
 いつのまに……」
「ん〜?気にしない気にしない。
 ささ、お風呂オフロっ。いっくよー♪」

そう。
リリカの仕込みは、ここまでカンペキだった。

これよりいよいよ、今朝の(1分で考えた)プランの、最終段階に入る。
頼子は気付かなかったが、この時、
リリカの胸はこれ以上ないくらいにドキドキしていたのだった──


 〜 インターバル おわり 〜

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

頼子邸 〜Morning〜 あとがき  

はいっ!
ここで一度、キリのいい所で終わります。
読んでくれた方、ありがとうございました!

相変わらずKYな長さでごめんなさい(´・ω・`)オツカレサマデシタ

現在後半の執筆中。
熱が冷めないうちにまた貼りたいと思います。

……うん、済まない、まだ全体の半分程度なんだ(´・ω・`)

その頃には規制解除されてるといいなぁ……
もし解除されていれば、こんな形では無く普通に投稿したいと思います。
よろしければまた、お付き合い下さいませ。