22話


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「よし・・・・・・やっとサレッドに着いた・・・・・・」
ミーティアさんの言った通り、サレッドに向かっていた俺達だったが、炎の力との戦闘でボロボロの上、
帰路の途中魔物に遭遇し、戦うはめになりサレッドに着くのが遅くなってしまった。
「み・・・・・・水・・・・・・」
おまけに水を全て飲みきってしまったので、俺達3人は喉がカラカラだ。
宿で水を分けてもらい、俺達はサレッドの休息地に来ていた。
「ふう・・・・・・生き返ったなあ」
「そうだね。水がいつもよりもっとおいしく感じるもん」
「さて、いつもならそろそろミーティアさんが次の力の場所を教えに来てくれるはずだが・・・・・・」
「・・・・・・私は人の希望通りにやってくる人じゃありませんよ?ルーク」
「!?い、いきなり来ないでくれ!!」
ミーティアさんの声がいきなり聞こえてきたので、ルークは驚いて飛び上がってしまった。
「お師匠様、次の力とその場所は・・・・・・?」
「ああ、そうでしたね。次の力は水の力・・・・・・その力を取り戻すためには水の大陸に行かなければなりません」
「げっ、連続でアルルの力かよ・・・・・・って、その水の大陸ってのはどこにあるんですか?」
「それはルークに聞けば解るでしょう、彼はこの世界の人なんですから」
「水の大陸って・・・・・・おいおい、アクアリアまで行かなきゃならないのか!?」
「アクアリア?一体どこなんだ、そこは?」
「今聞いた通りだよ、水の大陸だ。この世界は大きく地水火風の4つの大陸に分けられてるんだ。その内の水を象徴とする大陸が水、アクアリアってわけだ。
ちなみに、ここは地の大陸グランスタ、風の大陸はウインドラヴィス、火の大陸はフレイグォーゼという風になってる」
「え?じゃあ、なんで風と炎の力の場所が同じ属性の大陸じゃないこの地の大陸にあったの?」
「それは・・・・・・私の仕業です」
「なっ・・・・・・ミーティアさんの?」
「ええ。アリウス、貴方はもし風の力が今いる場所から海を渡って行かなければならないと聞いた時、どうやって海を越えますか?」
「そりゃ力が使えない以上は船を使うしか・・・・・・あ・・・・・・」
「そう、お金が足りなかったのではありませんか?今の世界のお金は貴方達二人は持っていないのですからね」
ミーティアさんの言う通りだった。今は魔物が落としたお金や魔物退治のときにもらったお金のお陰でなんとか船を使う額には足りる。
しかし、最初から違う大陸にあるとすれば海を渡る手段がなかっただろう。
「そのことを考えて風と炎の力の場所をこのグランスタに変えておいたのです。炎の力は、この大陸にあった砂漠のお陰で多少楽でしたが」
「砂漠と炎は熱という点で相性がいいですからねえ・・・・・・。じゃあ、ここからそのアクアリアへ向かえばいいんですね?」
「そういうことです。しかし、今からでは危険なので明日にしたほうがいいでしょうね」
「え、なんでですか?」
「・・・・・・ここからアクアリアへ行くとすればサレッドを出て港へ向かえばいいんだけど、港までの距離が遠すぎるんだ。
最低でも半日程度は絶対にかかる」
「そっか!今はもう夕方になっちゃってるから・・・・・・」
「ああ、必ず野宿をするはめになる。夜は魔物も多いし危険だ」
「では、私はこれで失礼します。くれぐれも準備は怠らないように」
「・・・・・・行っちまったな。とりあえず、早いうちに宿を取ってこなきゃな」
「あ、それなら私行ってくるよ。さっきのお水もらったところでいいよね?二人は必要な物とかをそろえておいて」
「おう、任せとけって」
こうしてアルルは宿屋に、俺とルークは中心街に買い出しに出かけた。
「それにしても、ついに大陸まで渡ることになるとはな・・・・・・。本格的に冒険って感じがしてきたよ」
「すまないな、ルーク。俺達の私情に巻き込んじまって・・・・・・」
「謝る必要なんてないさ。俺もお前達みたいに強くなりたい。だから、俺が勝手に二人について行ってるんだよ」
「そんなことねえって!十分ルークには助けてもらってるさ。お前には何度命を救われたことか・・・・・・」
「そっか。なら、これからも俺が守ってやるよ」
「おっ・・・・・・俺だって負けないからな」
「ああ、期待してるよ」
俺達は拳をこつんと合わせた。






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