14話


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 「・・・・・・解けたかもしれない・・・・・・。暗号・・・・・・」
「何!?それじゃあ、わかったのか?」
「ああ・・・・・・だけどこの推理だと・・・・・・」
ルークが困ったような顔をしていると、いつものように空から声が聞こえてきた。
「三人とも、聞こえますか。私です」
「ミーティアさん!」
「お師匠様!!」
「ここは人が少ないのでここで話しても大丈夫でしょう。アリウス、おめでとうございます」
「・・・・・・?俺、何かしましたか?」
「あなたは見事暗号の条件を達成できたではありませんか。だから、おめでとうと言ったのですよ」
「へ?・・・・・・あ!じゃあ、ルークの推理が正しかったんだな!!」
「うーん・・・・・・やっぱりそうなのか・・・・・・」
「ん?どうしたんだ、ルーク」
「いや・・・・・・条件っていうのは、どうもついさっきあったあの事件のことらしいんだ」
「それって、私がお城で捕まってた・・・・・・?」
「そう、ちゃんと説明すると条件はどうやらアルルに出会うことだったらしいんだ・・・・・・」
「??まだ話がいまいちわからないんだが・・・・・・」
「つまりだな、アリウス。あの暗号の『少女』の部分にアルルを当てはめてみろよ。」
「生物が目覚める朝(=サレッド)、この地にて約束を破り、家を出て行った者を待つ儚げな少女(=アルル)・・・・・・。
サレッドにて、家出した奴を待つアルル・・・・・・って、『約束を破り、家を出て行った者』ってのはまさか・・・・・・!!」
「・・・・・・そう、お前なんだよアリウス」
今その言葉を聞いて全て理解できた。俺はあっちの世界での決まり(約束)を破って、この世界に飛ばされた(家を出て行った)。
そして、一向に戻ってこない俺を待っていてくれたのがアルル(儚げな少女)だったのだ。
「なるほどね・・・・・・。要するにサレッドの中心、つまり中心街にいるアルルに会いに行けってことだったってわけか・・・・・・」
「ああ。でも、国王様に捕まったのは多分偶然だ。国王様に関する暗号文は全くなかったからな」
「では、次の力の場所をそろそろ教えましょう。次のあなたたちが目指す場所は「砂中の燃えさかる塔」です」
その言葉を聞いたとき、俺とアルルは顔を見合わせた。
「今度は簡単だな」
「炎の力、だね」
「ふふっ・・・・・・さすがにこれは簡単でしたね。では、頑張って下さい」
「・・・・・・行っちゃったね・・・・・・」
「ルーク、この辺りに砂漠ってあるか?砂中って言ってたからな。きっと砂に関係あるんだ」
「それなら、ここから南にしばらく行ったところに「クリア砂漠」ってのがあるんだ。他に砂漠はないし、そこで間違いないと思う」
「よし、そこに行ってみるか!今日はやめて明日にしよう。ルークもまだ疲れてるだろ?時間が時間だし」
そう言いながら空を見上げると、太陽が沈み始めているのがはっきりと分かった。
「ああ、悪いなアリウス。助かるよ」
こうしてやっと暗号を解き、アルルを無事助けた俺達は明日に備え宿屋でゆっくりと休んだ。




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