33話

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「ぐっ・・・・・・だめだ、硬くて攻撃が効いてない!」 俺とルークは剣で攻撃してみたが、ほぼ全くと言っていいほどダメージは与えられていなかった。 「2人とも下がって、私がやってみる!ファイヤーボール!!」 アルルは炎の力を使い氷のモンスターに攻撃した。すると見事に命中し、氷のモンスターは苦しんでいた。 「やっぱり炎の力は効くみたい。もう一度・・・・・・!」 アルルが再び炎の力を使おうとした時、氷のモンスターは体を水にして姿を消してしまった。 「まずい!みんな、気をつけろ!どこから攻撃がくるかわからないぞ!!」 「アリウス、上だっ!!」 「なっ・・・・・・!?」 見上げてみると、氷柱が俺の真上から降ってきた。 「まずい、避けきれな・・・・・・!」 「力を貸して炎の力よ、アリウスを守って!!」 アルルは炎の力を使い、氷柱を溶かした。 「アリウス、大丈夫!?」 「ああ、助かったぜ。くそっ、このままじゃラチがあかない!!どうすれば・・・・・・!!」 「この部屋自体は氷の部屋でできてるから、敵はどこからでも攻撃ができるのか・・・・・・そうだ、この部屋全体を攻撃することってできないのか、アルル?」 「さすがにこの部屋全体となると力がまだ足りないよ。せめて力を増幅できるかもう1つは力をとりもどしてなきゃ・・・・・・」 「だったら1面だけでも崩したほうがいいな。アルル、力を貸してくれ!」 「ルーク、どうする気だ?」 「まあ見てろって」 アルルは炎の力を使い、ルークの剣に宿した。するとルークは壁に向かって剣を構えた。 「燃える斬撃、受けてみな!!『紅の斬撃』!!」 ルークは炎の剣で氷の壁を斬った。すると氷は溶け、どこからかうめき声が聞こえた。 「やっぱりだ、この壁自体が水の力の一部でできてる!このまま全部の壁を崩せば倒せるぞ!!」 「よし、だったらこのまま・・・・・・な!?」 天井から崩れた壁のほうに水が流れると、それが凍り、再び元の壁に戻ってしまったのだ。 「そんな、なんで!?」 「そうか・・・・・・氷が解けても水になるだけ、結局は氷に戻っちまうんだ!!」 「じゃあ、私達は水の力に勝てないの!?」 「いや、まだ勝つ方法ならあるぞ。風の力よ・・・・・・」 俺が風の力を使おうとしたその時、天井から俺達に水が降ってきた。 「なんだ・・・・・・水?」 「水って・・・・・・まさか!!」 その時だ。体中についた水が一気に凍り始めたのだ。 「うわあああ!!まずい、体が・・・・!!!」 「動かない・・・・・・!!」 「くそっ・・・・・・!風の力よ、今この空間に在りし空気をより炎が滾(たぎ)る物へと変えよ!『O2フィールド』!!」 俺はなんとか風の力を使い、部屋中のほとんどの空気を酸素に変えた。 「炎よ、燃え上がれ!私の体を戒める氷を溶かして!!」 アルルは炎の力で自分の氷を溶かし始めた。しかし、その時だった。氷の魔物が再び壁の中から現れたのだ。しかも、俺とアルルの目の前に。 「くそっ・・・・・!!」 「そんな・・・・まだ私も動けないのに・・・・!!」 氷の魔物がアルルに狙いを定めた。 「きゃあああああっ!!」 「アルル、アリウス!!逃げろーっ!!」 「アルルには・・・・・・指一本触れさせねえっ!!」 俺はありったけの力を込めて凍った足を動かした、そしてアルルの前に飛び出す。                ザシュッ!! 「・・・・・・そんな・・・・・・アリウス!アリウスーーーッ!!」 俺はアルルをかばい、氷の魔物の一撃をまともに食らった。 #comment [[32話]]へ戻る   [[34話]]へ進む [[小説]]ページへ戻る [[トップページ]]へ戻る
「ぐっ・・・・・・だめだ、硬くて攻撃が効いてない!」 俺とルークは剣で攻撃してみたが、ほぼ全くと言っていいほどダメージは与えられていなかった。 「2人とも下がって、私がやってみる!ファイヤーボール!!」 アルルは炎の力を使い氷のモンスターに攻撃した。すると見事に命中し、氷のモンスターは苦しんでいた。 「やっぱり炎の力は効くみたい。もう一度・・・・・・!」 アルルが再び炎の力を使おうとした時、氷のモンスターは体を水にして姿を消してしまった。 「まずい!みんな、気をつけろ!どこから攻撃がくるかわからないぞ!!」 「アリウス、上だっ!!」 「なっ・・・・・・!?」 見上げてみると、氷柱が俺の真上から降ってきた。 「まずい、避けきれな・・・・・・!」 「力を貸して炎の力よ、アリウスを守って!!」 アルルは炎の力を使い、氷柱を溶かした。 「アリウス、大丈夫!?」 「ああ、助かったぜ。くそっ、このままじゃラチがあかない!!どうすれば・・・・・・!!」 「この部屋自体は氷の部屋でできてるから、敵はどこからでも攻撃ができるのか・・・・・・そうだ、この部屋全体を攻撃することってできないのか、アルル?」 「さすがにこの部屋全体となると力がまだ足りないよ。せめて力を増幅できるかもう1つは力をとりもどしてなきゃ・・・・・・」 「だったら1面だけでも崩したほうがいいな。アルル、力を貸してくれ!」 「ルーク、どうする気だ?」 「まあ見てろって」 アルルは炎の力を使い、ルークの剣に宿した。するとルークは壁に向かって剣を構えた。 「燃える斬撃、受けてみな!!『紅の斬撃』!!」 ルークは炎の剣で氷の壁を斬った。すると氷は溶け、どこからかうめき声が聞こえた。 「やっぱりだ、この壁自体が水の力の一部でできてる!このまま全部の壁を崩せば倒せるぞ!!」 「よし、だったらこのまま・・・・・・な!?」 天井から崩れた壁のほうに水が流れると、それが凍り、再び元の壁に戻ってしまったのだ。 「そんな、なんで!?」 「そうか・・・・・・氷が解けても水になるだけ、結局は氷に戻っちまうんだ!!」 「じゃあ、私達は水の力に勝てないの!?」 「いや、まだ勝つ方法ならあるぞ。風の力よ・・・・・・」 俺が風の力を使おうとしたその時、天井から俺達に水が降ってきた。 「なんだ・・・・・・水?」 「水って・・・・・・まさか!!」 その時だ。体中についた水が一気に凍り始めたのだ。 「うわあああ!!まずい、体が・・・・!!!」 「動かない・・・・・・!!」 「くそっ・・・・・・!風の力よ、今この空間に在りし空気をより炎が滾(たぎ)る物へと変えよ!『O2フィールド』!!」 俺はなんとか風の力を使い、部屋中のほとんどの空気を酸素に変えた。 「炎よ、燃え上がれ!私の体を戒める氷を溶かして!!」 アルルは炎の力で自分の氷を溶かし始めた。しかし、その時だった。氷の魔物が再び壁の中から現れたのだ。しかも、俺とアルルの目の前に。 「くそっ・・・・・!!」 「そんな・・・・まだ私も動けないのに・・・・!!」 氷の魔物がアルルに狙いを定めた。 「きゃあああああっ!!」 「アルル、アリウス!!逃げろーっ!!」 「アルルには・・・・・・指一本触れさせねえっ!!」 俺はありったけの力を込めて凍った足を動かした、そしてアルルの前に飛び出す。                ザシュッ!! 「・・・・・・そんな・・・・・・アリウス!アリウスーーーッ!!」 俺はアルルをかばい、氷の魔物の一撃をまともに食らった。 #comment [[32話]]へ戻る   [[34話]]に進む [[小説]]ページへ戻る [[トップページ]]へ戻る

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