19話

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「わかってるって・・・・・・よっと!」 俺はこっちに向かってくる炎の鳥をジャンプで楽々とかわした。 「ルーク、そっち行ったぞ!!」 「わかってるよ!こんな奴、切り刻んでやる!!」 ルークは剣を手に、向かってくる炎の鳥に切りかかった。しかし、その剣は炎の鳥の体を苦もなく貫通し、通り抜けてしまった。 「なっ・・・・・・剣が効かないのか!?」 「炎には形がないから物理攻撃は当たらないよ!せめて魔力を込めた打撃じゃないと・・・・・・」 「だったらそうするまでだ!アリウス、協力してくれ!!」 「おう!任せとけっ!!」 俺は風の力を使い、ルークの剣に魔力を集中させた。 「今度は俺も一緒に戦うぜ。この前は遠すぎて援護しかできなかったからな!」 「悪いなアリウス。助かるよ」 炎の鳥が俺達のところへ襲い掛かってきた。 「行くぜ、ルーク!!」 「ああ!やってやろうじゃねえか!」 その時、頭の中に衝撃が走るような感覚がした。そしてそれは一瞬の光景を見せる。 「・・・・・・!?」 「な・・・・・・どういうことだ!?」 俺達の体は、何かに制御されるように動いた。そして、炎の鳥に向かって剣撃を放った。 『喰らえ!牙流るる二つの刃!!『牙流双烈波(ガリュウソウレッパ)』!!』 俺達は同時に言葉を発し、武器に付与していた風が二つの剣のようになり、その風刃は炎の鳥を貫いた。炎の鳥はもがき苦しんでいる。 「す・・・・・・すごいよ二人とも!呼吸がぴったり合ってて・・・・・・!」 「なんだったんだ・・・・・・今の・・・・・・?」 「アリウス、もしかしてお前もか!?」 「お前もってことは、ルークも体が勝手に動いて・・・・・・」 「頭の中に今の光景が思い浮かんだ、だろ?」 「ああ・・・・・・。ルークもってことは、偶然にしては出来すぎてるよな・・・・・・」 「!?二人とも、危ない!!」 「どうしたんだ、アル・・・・・・ぐあっ!?」 俺は背中にすごく熱い感覚を受けた。振り返ると、炎の鳥が再び羽ばたいている。 「そんな・・・・・・あの攻撃でもまだ足りないのかよ!!」 「だったらもう一度喰らわせてやるさ!行くぜ、アリウス!!」 「おう!風の力・・・・・・くっ!?」 「アリウス!大丈夫!?」 「なんだ・・・・・・?体が・・・・・・!!」 「まずい!!アリウス、避けろーーーーっ!!」 俺は急に体が動かなくなり、膝をついてしまった。そこへ、炎の鳥が向かってきたのだ。 「畜生・・・・・・体が動かない・・・・・・!!」 俺は動くことができず、炎の鳥に包まれた。 #comment [[18話]]へ戻る  [[20話]]へ進む [[小説]]ページへ戻る [[トップページ]]へ戻る
「わかってるって・・・・・・よっと!」 俺はこっちに向かってくる炎の鳥をジャンプで楽々とかわした。 「ルーク、そっち行ったぞ!!」 「わかってるよ!こんな奴、切り刻んでやる!!」 ルークは剣を手に、向かってくる炎の鳥に切りかかった。しかし、その剣は炎の鳥の体を苦もなく貫通し、通り抜けてしまった。 「なっ・・・・・・剣が効かないのか!?」 「炎には形がないから物理攻撃は当たらないよ!せめて魔力を込めた打撃じゃないと・・・・・・」 「だったらそうするまでだ!アリウス、協力してくれ!!」 「ああ!任せとけっ!!」 俺は風の力を使い、ルークの剣に魔力を集中させた。 「今度は俺も一緒に戦うぜ。この前は遠すぎて援護しかできなかったからな!」 「悪いなアリウス。助かるよ」 炎の鳥が俺達のところへ襲い掛かってきた。 「行くぜ、ルーク!!」 「ああ、やってやろうじゃないか!」 その時、頭の中に衝撃が走るような感覚がした。そしてそれは一瞬の光景を見せる。 (・・・・・・!?) (な・・・・・・どういうことだ!?) 俺達の体は、何かに制御されるように動いた。そして、炎の鳥に向かって剣撃を放つ。 『喰らえ!牙流るる二つの刃!!『牙流双烈波(ガリュウソウレッパ)』!!』 俺達は同時に言葉を発し、武器に付与していた風が二つの剣のようになり、その風刃は炎の鳥を貫いた。炎の鳥はもがき苦しんでいる。 「す・・・・・・すごいよ二人とも!呼吸がぴったり合ってて・・・・・・!」 「なんだったんだ、今の・・・・・・?」 「アリウス、もしかしてお前もか?」 「お前もってことは、ルークも体が勝手に動いて・・・・・・」 「頭の中に今の光景が思い浮かんだ、だろ?」 「ああ・・・・・・。ルークもってことは、偶然にしては出来すぎてるよな・・・・・・」 「!?二人とも、危ない!!」 「どうしたんだ、アル・・・・・・ぐあっ!?」 俺は背中にすごく熱い感覚を受けた。振り返ると、炎の鳥が再び羽ばたいている。 「そんな・・・・・・あの攻撃でもまだ足りないのかよ!!」 「だったらもう一度喰らわせてやるさ!行くぜ、アリウス!!」 「おう!風の力・・・・・・くっ!?」 「アリウス!大丈夫!?」 「なんだ・・・・・・?体が・・・・・・!!」 「まずい!!アリウス、避けろーーーーっ!!」 俺は急に体が動かなくなり、膝をついてしまった。そこへ、炎の鳥が向かってきたのだ。 「畜生・・・・・・体が動かない・・・・・・!!」 俺は動くことができず、炎の鳥に包まれた。 #comment [[18話]]へ戻る  [[20話]]へ進む [[小説]]ページへ戻る [[トップページ]]へ戻る

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