Françoise Hardy @ wiki
CONNAISSEZ-VOUS BIEN FRANÇOISE?
最終更新:
hardy
-
view
フランソワーズ・アルディ マニア度チェック?!?!
以下は、SLC 誌、1966年11月号に掲載の記事、« Connaissez-vous bien Françoise ? » (あなたはフランソワーズのことをよく知っていますか?)から。Q&A のクイズ形式になっています。いかにも“アイドル”的な内容で、音楽的な項目はほとんどありません。しかも、当時のリアルタイマーかつよっぽどのファンでなければ分からない問題ばかりです。とはいえ、当時の彼女の嗜好を知る上で資料的価値はあると思いますので、マニアを目指す方は、ちょっとした余興のつもりでチャレンジしてみてはいかかでしょうか?
フランソワーズのことをよく知っていますか?
(SLC誌 1966年11月号より)
- 彼女は白いソックスを履くのが大好きですか?
- 彼女はパリ16区にアパルトマンを所有していますか?
- 彼女はゴダールの映画に出演したことがありますか?
- 彼女の一番の思い出は1963年11月に起きたことですか?
- 彼女のお気に入りの2人の俳優は、どちらもピーターというファーストネームですか?
- 彼女は今流行のダンスの踊り方を全部知っていますか?
- 彼女は夜のパーティーにミニスカートを履いて行くこともありますか?
- 彼女が一週間の中で一番好きなのは土曜日ですか?
- 彼女は魚が大嫌いですか?
- 彼女が最後に泣いたのは12歳の時ですか?
- 彼女はミック・ジャガーの美しさと声に敏感に反応しますか?
- 彼女がシトロエン2CVには乗らないというのは本当ですか?
- 彼女はコルシカ島に家を所有していますか?
- 彼女の自動車の中には電話がありますか?
- 彼女は冒険コミック『アステリックス』の全巻をいつも手の届くところに置いていますか?
- 彼女は生まれたのは、1945年1月18日、22時30分ですか?
- 彼女は機能性重視のものが一切大嫌いですか?
- 彼女は移動遊園地のメリーゴーラウンドをとても恐いと思っていますか?
- 彼女が作曲をするのはキッチンですか?
- 彼女はミスを犯した時、自分の感情を独特のジェスチャーを使って表現しますか?
- 彼女が自分の歌の中で一番好きなのは『ドラムをとりに行かないで (Va pas prendre un tambour)』ですか?
- 彼女はアルファ・ロメオを持っていますか?
- 彼女は星を勉強することに熱心ですか?
- 彼女が初めてストップウォッチを手にしたのは、映画『グラン・プリ』の撮影の時ですか?
- 彼女が一番好きな色は白ですか?
- 彼女が世界一の歌手だと思っているのは、フランク・シナトラですか?
- 彼女が初めてスタジオで歌ったのは、ジョニー・アリディの歌ですか?
- 彼女の妹のファーストネームはクロディーヌですか?
- 彼女はバカロレアの二次試験に二度落ちていますか?
- 彼女は日曜大工が大好きですか?
- 彼女の最初の歌のタイトルは、« Nous les gars, nous les filles » ですか?
- 彼女が化粧を始めたのは17歳の時からですか?
- 彼女のお気に入りのテレビ番組は、『テレ・ディマンシュ』ですか?
- 彼女は大抵いつも言葉のフレーズを『私は思うんですが…… (Moi, je trouve que...)』で始めますか?
- 彼女は男の子用のミニ・セーターが大好きですか?
- 彼女は飛行機がパニックになるくらい恐いと思っていますか?
- 彼女はアントニオ・サバトと深い交友関係がありますか?
- 彼女は1973年に結婚するつもりですか?
- 彼女の初恋は12歳の時ですか?
- 彼女はクロード・フランソワのことをよく知っていますか?
答え
- Oui. 彼女は12足以上持っていて、ストラップシューズに合わせて履くのがお気に入りです。特に、秋と冬に、白のハイソックスをミニスカートと合わせて履くのが理想的だそうです。人が振り向いてもあまり気にしないとのこと。
- Non. 彼女はパリ16区に特に魅力を感じている訳ではありません。現在住んでいるのは、サン・オーギュスタン広場の近くで、モンパルナスのスーパー・ビルディングの最上階にアパルトマンを買ったばかりです。綺麗なインテリアが大好きで、いつの日か、豪華に装飾されたセンスのいい、だだっ広いアパルトマンに住みたいと夢描いています。
- Oui. 彼女はこれまでに3本の映画に出演しています。最初の作品、『スウェーデンの城』では、監督はロジェ・ヴァディムでした。2作目、« Une balle au cœur » の監督はジャン=ダニエル・ポレ。それから、アメリカ人監督ジョン・フランケンハイマーによる『グラン・プリ』、それにジャン=リュック・ゴダールの『男性・女性』の中の短いシークエンスの撮影を終えたばかりです。
- Oui. 彼女の一番の思い出は、まさしく1963年11月7日、リシャール・アントニーの『アメリカン』な女性版として、オランピア劇場で行われた彼女にとって初のソング・リサイタルの『初日』のことに遡ります。少しも妥協することなく評価を下そうとやって来た観客でぎゅうぎゅう詰めになったこの広いホールのことを、彼女は決して忘れないでしょう。恐ろしく緊張してはいましたが、好意的に迎えられ、とても幸せだったそうです。
- Oui. 彼女は、曰く、謎が多そうで、知的でうっとりさせるような魅力のあるピーター・オトールと、美しくて男っぽいピーター・マッケナリーをこよなく賛美しています。彼女は、前者を『アラビアのロレンス』で、後者を『獲物の分け前』で発見しました。
- Non. その上、彼女はダンスフロアの常連でもありません。スロー・フォックストロットはとても上手く、ジェルキューズの才能もあまり臆することなく見せてくれますが、あえて危険を冒してまで他のスタイルで踊ることは決してありません。彼女は人に見られるのが恐いのです……。むしろ、座って他の人が踊るのを見ている方が好きなのです。
- Oui. 彼女の超ミニスカート熱は、この服装スタイルが驚くほど彼女に似合っているのと同様、よく知られていることです。女性が全員長いイブニング・ドレスを着るカクテル・パーティーでも、しょっちゅうセンセーションを巻き起こしています。最後にこの出来事が起きたのは最近のことで、それは8月、キム・ノヴァクの元夫、リチャード・ジョンソンが彼女の前夜祭パーティーのお供となったヴェネチア映画祭のことでした。
- Non. 多くの人とは反対に、彼女は一週間のどの曜日も全部同じだと考えています。その上、日曜日以外、しょっちゅう曜日を間違えます。日曜日は、みんな着飾って妙にかしこまっているので、簡単に見分けがつくそうです。
- Non. それでも、魚が大好きという訳でもなく、なるべく食べないようにしています。彼女が言うには、特に魚の骨のせいだとのこと。
- Non. 彼女は、何かにつけ、とてもよく泣きます。ちょっと悔しさを感じたり、ほんの少しだけ気分が悪くなっても、すぐ泣き崩れてしまいます。でも、泣き顔から笑顔へと一気に変わることもあります。これには、友達はいつも唖然とさせられます。
- Oui. 彼女はローリング・ストーンズ全般、特にミック・ジャガーのことが大好きです。彼の肉体的な美しさとステージ・パフォーマンスはうっとりするほど魅惑的だと感じています。それに、彼女がこの数ヶ月愛聴しているレコードは、ストーンズのアルバム、『アフターマス』です。お気に入りのトラックは、『テイク・イット・アンド・リーヴ・イット』。彼女はこの曲を一日平均3回聴いています。これまで33分間聴いたことになります。
- Oui. 珍しいことに、これは彼女が最低限の知識も全く持ち合わせていない車種のひとつです。この優れた車が水を入れずに使え、彼女の小さなランチア・スポルトよりも遙かに洗練されていると思われているのは信じられないとのこと。
- Oui. 彼女はサン・フローランのそばに素敵な別荘を所有しています。スケジュールが許す度に、そこへ行って何日か息抜きをするのが大好きです。彼女は、とりわけ、太陽と孤独に惹かれるのです。
- Non. 彼女が考えているところによると、もっと便利なものは、ラジオ、レコード・プレーヤー、そして特に、(時々、化粧直しをするための)メーキャップ用品の取り揃ったグローブ・コンパートメントと道路地図(一応、車は走るために作られているので)だそうです。
- Oui. 彼女は、『アステリックス』のコミックを現代文学の傑作だと考えていて、彼女にとっては気力が今にもなくなりそうな時に使う唯一のドーピング剤となっています。
- Non. 彼女は、1944年1月17日21時30分、パリで生まれました。空襲の最中だったと聞いているそうです。やぎ座で、占星術を重要視しています。
- Non. 彼女は、機能性重視のものは一切馬鹿げていると考えています。特に、家具について。モノをこのようにデザインすると、詩的情緒が全くないのが露呈し、結果的には、利便さの点においても美しさの点においても、大体において貧相なものになってしまうとのこと。
- Oui. 非常に苦手ですが、人目を引くアトラクションには全く尻込みしません。彼女が大いに楽しんでいるのは、R 2000 のジェット・コースターに乗ることです。これは F1 のレーシング・カーよりもエキサイティングだそうです。幽霊列車に関しては、彼女を爆笑させることの出来る神の賜物です。
- Non. 彼女が自作曲を作曲するのは全てキッチンの中です。この部屋が音響的に好ましいからです。
- Oui. その時に表情がばれないよう、両手で顔を隠します。自分でも吹き出してしまうミスをやらかした時にこのジェスチャーをするはいつものことで、こうすることで笑っているのがばれないようにしています。それでも見えてしまうのですが……、15m離れたところでも!
- Non. 彼女は自分のために今から2年前にジャック・デュトロンが作ってくれたこの素敵な曲は大好きですが、他の曲よりも特別に好んでいるという訳ではありません。彼女は常にレコーディングしたばかりの最新の歌の方が好きなのです。それでも、特に大好きな曲があります。それは « l'Amitié » です。
- Non. 最初は小さなオースティン・クーパー、次にプジョー404の燃料噴射式コンバーチブルを持っていました。今は、ランチアのメタリック・グレーのカブリオレ・タイプを所有、運転の仕方は非常に……女らしい。
- Oui. 彼女は天地学や宇宙の新発見、それに天体に関連することすべてに、とてつもない関心を抱いています。ロケットに乗った月旅行の申し出があったら、迷わず受け入れることでしょう。
- Non. この時は2度目でした。初めてストップウォッチを手にしたのは、1962年9月、SLC 誌の写真撮影の時でした。4人の新人歌手にスタートの合図を切るというものでした。この4人は、クリス・ヴァロワ、ビリー・ブリッジ、ラッキー・ブロンド、レニー・エスクーデロです。
- Oui. 彼女が着る服は、大抵、明るくて派手な色ですが、白が一番のお気に入りです。この色は、どんな場合でも、女の子にとって一番おしゃれな色だと考えています。その上、彼女はどんなものでも白が大好きです。
- Non. シナトラもとても好きですが、彼女にとって本当の歌のアイドルはエルヴィス・プレスリーです。彼女は彼のことを『山』のような存在だと考えています。格好いいスタイルのルーツだし、最高のヒット曲も何曲か誕生させたし、それに、驚くほど素晴らしい声を持っているからです。
- Oui. 彼女はオーディションの時、『あなたのスタイルから考えると、アリディ風のロックンロールを歌った方がいいね』と言われました。それで彼女は才能を見せるため、« Oui, mon cher » と « 24 000 baisers » を演奏しなくてなりませんでした。
- Non. 妹のファーストネームはミシェールで、彼女の18ヶ月年下です。妹はまだ学生で、歴史学と哲学の勉強を続けています。
- Non. それどころか、一発で『良』の評価で合格しました。その後、フランソワーズは政治学のコースに入学手続きをしましたが、文学の学士号を目指してソルボンヌに入るため、2週間で逃げ出してしまいました。
- Non. 彼女は手先が全然器用ではありません。この手のことを試してみようと最後に思い立ってから、随分と経ちます。初めてやってみた時、壁に額縁を取り付けようとして、釘を折り曲げ、カンバスを破いた上に、指を打ちつけてしまいました。この経験だけで彼女にとってはもう十分でした。
- Non. 彼女の最初の歌は、« Tous les garçons et les filles » というタイトルで、もちろん、フランソワーズ自身が歌詞と曲を書きました。一方、« Nous les gars, nous les filles » という曲もありますが、これはジョニー・アリディの曲で、1961年にリリースされたものです。
- Oui. 彼女はとても素直な女の子で、化粧をしてこっそり出かけるなど思い付きもしませんでした。母親の許しが出るまで、大人しく待っていたのです……。そして17歳になる日を迎えました。それは人生の中で待ちかねた大事な日だったとのことです。
- Non. 彼女はスポーツ番組が大嫌いです。実際、テレビはほとんど見ません。一時間かそれ以上テレビの前でじっとしていることになったら、情熱を掻き立てるような映画や彼女が大好きなアーティストが出演する人気音楽番組だってありますから。
- Oui. これはほとんど無意識のうちに出る癖のようなものです。その癖を思い出すと、彼女は笑ってしまいます。しかし、彼女の言葉の癖としてはほぼこれが唯一で、一方、それ以外の癖については全く注意を払いません。他の癖を指摘されると、彼女はびっくりして、そういう場合、大声で笑います。
- Non. この手の服は男の子を女っぽく見せ過ぎるし、おヘソを見せることが特別美しいことだとは全く考えていません。その代わり、本物のシェトランド・ウールで作ったミニではないセーターが大のお気に入りです。今では素敵な色のものが売られています。
- Oui. 飛行機に乗らなくてはいけない時は ― 仕事柄、頻繁にあるのですが ― 、その都度、遺言書を書くことを考えます。これは、離陸の瞬間、いつも最初に頭をよぎる考えです。
- Non. 多くの雑誌が主張するところとは裏腹に、彼女はイタリアのプレイボーイ、サバトとそれほど気が合う訳ではありません。それどころか、二人が一緒のところを目撃されたのは、映画で共演した場面だけでした。彼女は彼のことをちょっとキザだと思っています。
- Oui. これは彼女が自分で決意したことではなく、星占いの予言を信じているからです。事実、彼女は自分の占星術師から、本当に幸福な人生を送るには1973年に結婚するようにとの助言を受けました。彼女は本当にそうなると信じています。
- Non. 彼女が初めて恋に落ちたのは、16歳の時でした。意中の男性は19歳のソルボンヌ生でした。二人の大恋愛は2週間しか続きませんでした。
- Oui. 彼女はクロ・クロととても仲が良くて、一緒にいるのが大好きです。彼のことをよく知っていて、特に、SLC 誌の先月号で行われたクロ・クロに関するクイズでは……、43問も正解しました。これ以上の正解を出せる人は他にいるでしょうか?