ヘアアイロン統一スレ まとめサイト@Wiki
総論
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総論 ~ヘアアイロンの選び方
ヘアアイロン選びの条件
- 条件(1) - 温度120度以上(推奨:150~180度)
- 条件(2) - プレートの材料
- 条件(3) - 使いやすさ
- 条件(4) - 壊れにくさ
解説
- まず、条件(1)の温度について、最低120度以上に温度設定できるアイロンが良いでしょう。さらに言うと、150~180度に設定できるアイロンが好ましいかもしれません。なぜなら、熱による再結合により髪が真っ直ぐになるのは、150~180度といわれているためです(ケラチンの熱変成)。
- この点、家庭用ヘアアイロンの場合は、(1)の条件を満たさないものが多いようです。他方、このスレで紹介される業務用ヘアアイロンの場合は、ほとんど(1)の条件を満たしています。
- また、自分で薬剤を使って縮毛矯正しようと思っている方は、熱変成理論からして、180度まで温度設定できるアイロンが絶対条件となるでしょう。
- 個人的には、この条件(1)が、ヘアアイロン選びにおいて最も重要な条件だと考えます。
- 次に、条件(1)を満たしたアイロンは、条件(2)~(4)の兼ね合いで善し悪しが決まります。
- 条件(2)は、プレートの材料・表面処理(コーティング)による材料特性のことです。理論的には、摩擦係数の少ない材質・コーティングであるほど、滑りがよく髪のダメージが少ないので、潤滑性に優れた材料のプレートを選ぶのが良いでしょう。また、自分で薬剤を使って縮毛矯正しようと思っている方などは、耐水性・耐薬品性に優れた材料のプレートを選ぶのが良いでしょう。プレートの材質については、別途、「その他」で詳しく解説します。
- 条件(3)は、筐体の形・重さや、設定温度までの上昇速度などです。
- ex. 筐体の形がコンパクトまたはシンプルであれば⇒使いやすい。
- ex. 筐体が軽ければ⇒使いやすい。
- ex. 上昇速度が速ければ⇒使いやすい。
- もっとも、どの要素を重視するかは人それぞれでしょう。すなわち、朝が忙しくて、電源を入れたらすぐに使いたいという人もいるでしょうし、また、上昇速度を知った上で逆算してスイッチを入れれば、その点はあまり重要でなくなるし、むしろ、スタイリングがやり易いように、コンパクト・シンプルさや軽さを重視するという人もいるでしょう。すべてがパーフェクトなアイロンはなかなか存在しないので、自分がどの要素を重要視するかをメモに書き出して、優先順位をつけてみると良いでしょう。
- 条件(4)は、「壊れにくさ」ですが、壊れにくいアイロンのほうが良いアイロンであるのは言わずもがなです。
- 具体的には、ICチップ等の各部品の耐久性といえるでしょう。この点、海外製のものより、日本製のものの方が故障が少ないという報告が本スレではあります。
- また、条件(2)と多少重複してしまいますが、プレートの耐久性(耐食性・耐油性・耐水性・耐熱性・耐摩耗性)も重要です。
- さらに、本体と電源コードの付け根部分が断線する故障が多いようなので、接合部分にも注目すべきですが、スペックや見た目で判断するのは難しいので、クチコミに頼らざるをえない部分もあります。
- 結局、ヘアアイロン選びは、上記条件の優先順位と、最終的には、各自の予算との兼ね合いといえるでしょう(※兼ね合いのモデリングを、「各論」で参考程度に挙げておきました)。
ヘアアイロンの分類
家庭用ヘアアイロン
- 主として家庭での使用を想定されて設計されたヘアアイロンと定義できるかもしれません。家電量販店に置いてあるヘアアイロンは、ほとんどがこの「家庭用ヘアアイロン」です。
- 家庭用ということで安全面の考慮からか、設定温度が120℃までしか上昇しないモデルが多いです。もっとも、120℃以上出るモデルもあるため、その点では「家庭用ヘアアイロン」と「業務用ヘアアイロン」の区別は曖昧になってきます。
業務用ヘアアイロン
- 「業務用ヘアアイロン」として売られているものはネット上では非常に多いですが、単純に売り文句として、「業務用」「プロ仕様」「美容師専売」と謳われることもあるので、消費者の立場からすれば、何が「業務用」であるかの基準は明確になされるべきでしょう。
- この点、文理上素直に解釈するならば、「業務用ヘアアイロン」とは、主として、業務での使用、すなわち美容室での使用を想定されて設計されたヘアアイロンと定義できるかもしれません。
- 通常は、家電量販店に置いてないことが多いのですが、量販店によっては一部のモデルを置いてあることもあるので、その点では「家庭用ヘアアイロン」と「業務用ヘアアイロン」の区別は曖昧になってきます。
- 個人的見解として、プロ仕様(1万円以内)のカテゴリーの中には、業務用ヘアアイロンと呼ぶにふさわしくないスペックのものもあると感じていますが、本スレの流れ的には、これらのモデルも「業務用ヘアアイロン」の中にカテゴライズしているようですので、本サイトでは敢えて深く追及しないこととします。
- なお、本サイトでは、この業務用アイロンを、便宜上、さらにプロ仕様とサロン仕様とに区別します。
プロ仕様とサロン仕様
- 業務用アイロンを、便宜上、さらにプロ仕様とサロン仕様とに区別しますが、この違いが最もわかりにくく曖昧かもしれません。
- 美容室では、ヘアアイロンを縮毛矯正の施術のために使用することが多いので、耐薬品性、耐水性に優れているもであることが要求されます。実際、「サロン仕様」の多くは、プレートに耐薬品性・耐水性に優れた材料を使用しているモデルが多いです(プレートの材料については、別途「その他」のページで解説しています)。また、家庭用途に比べ使用回数が異なるので、より耐久性に優れたモデルが要求されます。その点からすると、「サロン仕様」とは特に業務に耐えうる必要十分な特性を備えたヘアアイロンと定義できるかもしれません。また、誤解を恐れずに、おおざっぱに言うと、縮毛矯正対応可能アイロンと定義しても、あながち間違いではない気がします。
- この点、美容室で使われるアイロンが「サロン仕様」と言われることもありますが、このスレで「プロ仕様」と呼ばれるモデルであっても、実際に美容室で使用している場合があり、その点で「プロ仕様」と「サロン仕様」の区別は曖昧になってきます。実際、私の行っている美容室では、このスレで「プロ仕様」とされているビューティーストレートを使用していました。したがって、このクラスのアイロンは、このスレでは「プロ仕様」と通常は呼ばれるものの、「サロン仕様」と呼んでもあながち間違いではないということになるのかもしれません。
- また、同様に、美容室専売であるものが「サロン仕様」と言われることもありますが、最近では美容室専売といいつつネットで一般消費者に販売してるところもおり、結局は売り文句ではないかとも思ってしまいます。どちらにせよ、美容室専売かどうかという点では、両者の区別は曖昧なものとなっています。