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始まりの逆転


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チヒロ (まずは軽い世間話ね。リラックスさせてあげなくっちゃ・・・・)
     「あの。どうしてダツゴクしたんですか?」
オナミダ「う、う、うがーーーーーーー!!」
チヒロ 「きゃぁっ!ゴメンなさい、ゴメンなさい!」
オナミダ「うううう・・・・オレ、何もやってない!
      オレ、ウソつかない!ダツゴクなんて知らない!」
チヒロ 「え・・・・。
      でも、現におととい、再逮捕されたじゃないですか。」
オナミダ「・・・・・・・・う。
      ゴメン。ちょっとウソついた。」
チヒロ (うううううう・・・・・・)

??? 「被告人をニラみつけたところで・・・・真相なんか分かりゃしねぇさ。」
チヒロ 「あ、先輩!」
??? 「裁きの庭に放り込まれたコネコちゃんを助けにきたぜ。」
チヒロ 「あの。今日、星影先生は・・・・?」
??? 「クッ・・・・。おジイちゃんなら、まだベッドの中だろうぜ。
      カラのボトルを抱いて、バッカスと語らっているはずさ。
      ご不満かな?この神乃木 荘龍じゃあ。」
チヒロ 「そ、そんな・・・・!
     星影法律事務所・ナンバーワンのセンパイが、私なんかのために・・・・」 
カミノギ「いやいや。今朝のナンバーワンは、アンタさ。
     まったく、大したクソ度胸だぜ。
     初めての依頼人が・・・・脱獄した死刑囚なんてなぁ。」
チヒロ 「わ・・・・私も、そう思います。」
     (もう、逃げ出したい気分だわ)

イトノコ「『動くな!ワレワレは完全に包囲されているッ!』」

イトノコ「ムネのあたりが、“キュン”となったッス。」
ミツルギ「・・・・刑事。シゴトをしたまえ。さもないと・・・・
     胃のあたりが“キュン”となる処分を下すコトになるが。」
イトノコ「むぐ。すす、すまねッス。」

サイバンカン 「若さにまかせた、悪あがき。私はどうかと思いますがね。」
ミツルギ「・・・・若さというのは、ときに悲しいモノなのだ。」
チヒロ (・・・・あんた、私より年下じゃないの!)

カミノギ「コネコちゃん。コーヒーキャンデー、なめるかい?」
チヒロ 「キャンデー?」
カミノギ「ホンモノのコーヒーは、まだアンタには早すぎるだろうからな。」
チヒロ (くぅぅぅぅ・・・・このクヤシサをぶつけてやるの!千尋!)

チヒロ 「小雨とキリで、おぼろ橋は、ぬれていたそうです。
     もし、被害者が橋の上にうつぶせに倒されたのならば‥‥
     被害者のコートは、ドロで汚れていなければおかしいのです!」
イトノコ「あ‥‥」
ミツルギ「‥‥‥!」
サイバンカン 「それは‥‥そのとおりです!
     私も先日、ドロ道で転んだときジマンのヒゲがものすごいコトに!」
<<異議あり!>>
ミツルギ「‥‥たしかに‥‥現場はかなり、ぬかるんでいた。
     しかし!橋の上がドロで汚れていたとはかぎらない!
     裁判長がドロ道ではなく、フロ場で転んだとしたら‥‥
     そのジマンのヒゲは、ぬれるだけですんだはず!」
サイバンカン 「さすがにそんなに転びません。しかし、その主張は認めます。」

カミノギ「クッ‥‥!ここで引いたらオトコじゃねえぜ。」
チヒロ (ここで引いたら‥‥オンナでもないわ!)

チヒロ 「その証拠は‥‥っ!」
カミノギ「待ちな。」
チヒロ 「な、なんですか!今、いいところなんですから‥‥」
カミノギ「その証拠を提出する‥‥そいつは、まるで‥‥そうだな。
     100階の屋上から、煮えたぎったマグマに飛びこむようなもんだぜ。
     ‥‥クビに10トンの岩をくくりつけて、な。」
チヒロ 「どういうことですか?」
カミノギ「ヒトコトで言えば‥‥、自殺行為、ってコトだ。」
チヒロ 「(最初からヒトコトで言ってほしかったな‥‥)」
ミツルギ「‥‥人生相談は終わったかな?弁護人。」
チヒロ 「は‥‥はい。思いとどまるコトにしました。」
サイバンカン 「人生は長くありません。早めに考えなおしなさい。」

サイバンカン「ぬぅぅぅぅぅ・・・・・・
     あなたを見ているとアレですな。こう、何というか・・・・
     ココロが洗われるというか、血行がサラサラになるというか。
     思わず、軽々しく判決を下したくなるというか。」
チヒロ(バカなこと言わないでよ!)

カミノギ「アンタ・・・・コーヒーにシオを入れたことは?」
チヒロ 「あ、あるわけないでしょう!」
カミノギ「なぜだ?」
チヒロ 「え・・・・?」
カミノギ「サトウなんか入れるより、よっぽどイケるかもしれねえぜ?」
チヒロ 「・・・・・・・・・・」
カミノギ「いいか。迷うぐらいなら、たっぷりシオを入れて飲みほせ。」
カミノギ「せっかくの証拠が・・・・サビついちゃうぜ。」
チヒロ (そうよ、千尋・・・・。とにかく、つきつけてみるの!)
カミノギ「ちなみに、コーヒーにシオは、やっぱり合わねえが・・・・な。」

塩入りコーヒー試してみました。

塩オンリーはマズかったけど、クリープ・砂糖と併用すると
苦味・酸味がまろやかになり、いい隠し味になります。

お薦め分量

塩・・・ひとつまみ
砂糖・・・スプーン2杯
クリープ・・・スプーン3杯

サトコ 「荒れはてて打ちひしがれた、うすらサムい感じが気に入って・・・・」
チヒロ (変わったシュミね・・・・)

カミノギ「・・・・ちょっと待つんだ、コネコちゃん。」
チヒロ 「な、なんですか!」
カミノギ「コーヒー牛乳、おごってやるぜ。・・・・とびっきり、甘いヤツだ。
     さめないうちに、飲んじゃいな。」
チヒロ 「あの・・・・。どういうことですか?」
カミノギ「あったかいのを飲んで、もう一度、考えなおすんだ。
     そんなの、提出したら・・・・おジイちゃんに怒られちゃうぜ。」
サイバンカン 「コラァ!弁護人!
     おいしそうにコーヒー牛乳を飲まないようにッ!」
チヒロ (ううう・・・・。ケッキョク怒られた・・・・。)

カミノギ「クッ・・・・!
     目をさましてやろうか、コネコちゃん・・・・」
「・・・・弁護側には、証人の動機を立証する用意がありますっ!」
チヒロ 「あ!今のは、私じゃなくて、このコーヒーのヒトが勝手に・・・・」
<<異議あり!>>
ミツルギ「ヘタなハッタリはやめていただきたいな・・・・キミ。」
カミノギ「クッ・・・・!ボウヤ。なぜハッタリだとわかる・・・・?」
ミツルギ「そこの弁護士が、イチバンあたふたしているからだッ!」   
チヒロ 「え・・・・!(そりゃ、あたふたするわよ!)」

ミツルギ「・・・・フッ。若さゆえの暴走、か。ほほえましいな・・・・」
チヒロ (私より若いくせに)

ミツルギ「・・・・なんだろうか。今の、不吉なシロモノは?」
サイバンカン 「イミがわかりません。なんなのですか?弁護人。」
チヒロ 「今のは・・・・、その。若さゆえの暴走ですっ!」
サイバンカン 「じ、自分で認めてどうするんですかッ!」

チヒロ 「私のせいです!私のせいで尾並田さんは・・・・うううう・・・・」
カミノギ「泣くな。・・・・コーヒーがしょっぱくなっちまうぜ・・・・。
チヒロ 「ううう・・・・やっぱり・・・・私なんかには、ムリだったんです!」
カミノギ「・・・・・・・・・・・・・・・・・
     チヒロ・・・・」
チヒロ 「・・・・・・!」
カミノギ「・・・・わからねえのか?
     今はまだ、泣くときじゃねぇ。
     オトコが泣いていいのは・・・・
     すべてを終えたときだけ、だぜ。」