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逆転のレシピ

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
マヨイ 「いくらでもお金が出てくる魔法のハコがあるよ」
ナルホド「…レジをそう表現する人は初めてだな」

ナルホド(窓の外は、一面の銀世界だ。)
マヨイ 「え!ウソ!あたし、大好きなんだよ、雪。
     ・・・あれ。降ってないじゃない雪なんて。」
ナルホド「う、ウソに決まってるだろ。」
マヨイ 「なるほどくん。言っていいウソと悪いウソがあるよ!」
ナルホド(悪いウソだったのか・・・今の)

イトノコ「じつは、彼女‥‥いや。カレにはちょっと引っかかる点があるッス。」
ナルホド「ひ、ひかれる点‥‥?」
イトノコ「ちち、チガうッス! なんであんな中年オトコにひかれるッスか!
      “引っかかる点”ッス!」

??? 「かァ!まったく、情けないワ!」
ナルホド「お、オジさん‥‥」
ジーサン「あんなニイちゃんにドナられたぐらいで、
     ハトに食われたマメみたいな顔しおってからに!」
ナルホド「‥‥オジさんは、今までどこにいたんですか‥‥?」
ジーサン「あのイチゴの中で考えゴトじゃい!」
ナルホド(ヒナンしてたんじゃないか!)

ナルホド(どうやら、近くにいるようだな‥‥。
      都会に放たれたトラが!)
マヨイ 「ホンモノは都会に捨てられたネコみたいなのにねぇ。」
ナルホド「え。」
マヨイ 「なるほどくんもがんばってトラになるんだよ。」
ナルホド(ニセモノをめざすはめになった。)

イトノコ「モギ取るッスよ! 無罪判決!
     シッパイしたら、かわりに自分が、モギ取るッス!
     ・・・・アンタの首をッ!」
ナルホド(こ、この目・・・・ホンキだ!)

ナルホド「弁護側、準備完了してます。」
ゴドー 「・・・・・・・・苦ェ。」

サイバンチョ 「あの・・・・な、成歩堂さん?」
ナルホド「は、はい。なんでしょう?」
サイバンチョ 「うおおおッ!」
ナルホド「ど、どうしましたか?」
サイバンチョ 「いや、この前の法廷であなたに呼びかけたら・・・・、
     “どないやねんッ!”
     と、ドヤしつけられて・・・・
     ホントにその、コワかったものですから。」
ナルホド「いやいやいや! だからそれは、ニセモノだったんですよ。」
サイバンチョ 「今度こそ、私たちの成歩堂くんが帰ってきたのですね。」
ナルホド (“私たちの”・・・・・・ )

ゴドー 「社交辞令として聞くぜ。・・・・名前と職業を。」
イトノコ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
サイバンチョ 「証人! お名前!」
イトノコ「あッ! す、すまねッス!」
     名前は所轄の刑事ッス。糸鋸 圭介やってるッス。」
ゴドー 「・・・・逆だ、刑事。」
イトノコ「あれッ! そッスか!」

サイバンチョ 「これだけのおカネ・・・・私ですらちょっぴり、ココロがゆらぎます!」
ゴドー 「カネの魔力にヨワいジイさん・・・・キライじゃねえぜ。」

イトノコ「“遅いワ!”とドヤしつけられて、コゴトとマメを食らったッス。」
サイバンチョ 「ふむう・・・・マメを。」
ゴドー 「クッ・・・・!オレは、歯で受けとめたがな。」
ナルホド(ゴドー検事も食らったのか・・・・)

マコ  「あ、今ちょっとだけアサッテの方を見たッス!」
ナルホド「ち、ち、違うよ。明るい明日を見すえただけだ。」

ナルホド「トクチョウ、って‥‥制服じゃないですか!そんなもの、ぼくにだって着られる!」
サイバンチョ 「‥‥成歩堂くん。それはちょっとムリがあるでしょう。」
マヨイ「落ちついて行こう、なるほどくん!」
ナルホド(なだめられてしまった‥‥)

ナルホド「“あいているほうの手”・・・・?」
イガラシ「そうだ。」
ナルホド「・・・・どっちの手ですか?」
イガラシ「やれやれ。ニイちゃん、ヒトの話は聞いとくもんだ。
     さっき言ったろうが。右手で新聞をめくってた、と!
     右じゃなかったら、どっちだコラッ!」
ナルホド「いてててて!」
ゴドー 「クッ・・・・!おそらく、アンタには3本目のウデがあるんだろうぜ・・・・」
ナルホド(カルいキモチで聞いたのに、カイブツあつかいされた・・・・)

イガラシ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・アンタ、アレか?
     左のポケットに入ってるマメを、わざわざ右手で取り出すのか?
     シャツの左のソデに、わざわざ右ウデを通すのか?
     バスガイドさんに『右手をごらんください』と言われて・・・・
     アンタだけ、わざわざ左を見るのかッ!」

イガラシ「まったく! もったいないコトをするワカゾウだ!980円のコーシーだぞ!
     ゼンブ飲んで、コーシーのサラまで食ってから死ね!」

マヨイ 「マメのおじさんか。名前なんだっけ。」
ナルホド「イガラシ マメゾウだったかな。ハッキリしないけど。」

マヨイ 「でも!…マコちゃんは“2人いた”って…!」
ホンドボー 「残念だけど…弁護士さん、それを立証できなかったでしょ?」
ナルホド「その“弁護士さん”って…やっぱり、ぼくですか?」
ホンドボー 「…メ・ビアン・シュール!」
ナルホド「……………(どうやら、ちがうみたいだな。)」
マヨイ 「ダメだよ!自分をゴマかしちゃ!」

ナルホド「これなんですけど…」
ホンドボー 「フェリシタシオン!メ…ケスク・セ?」
ナルホド「え…!み…、みー・とぅー。」
マヨイ 「なるほどくん。テキトーに返事しない!」

ホンドボー 「言いがかりもイイカゲンに
     シルヴ・プレるかしら!」

ホンドボー 「きゃあああああああッ!」
ナルホド(キヌを裂くようなオトコのヒメイ・・・・)

ホンドボー 「いやあああああああッ!」
ナルホド(なやましげなオトコのヒメイ・・・・)

ホンドボー 「オーエス! オーエス!」
ナルホド「なぎゃらわあああぁッ! 目が!目がぁッ!」

コイケ 「んー。その情報を聞くためにはパスワードが必要だねー。」
マヨイ 「パスワード?」
ナルホド「簡単に言うなら“合いコトバ”みたいなものだね。」
マヨイ 「合いコトバかぁ。・・・・・・・・やま!」
コイケ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
マヨイ 「・・・・・・・・・・・・・・ちぇ。“やま”ときたら“かわ”って決まってるのに。」
ナルホド「まぁ、それじゃパスワードのイミがないからね。」

コイケ  「優秀なプログラマーだったねー。テンサイ、っていうのかなー。
      でも、ちょーっとだけ性格にモンダイがあったんだねー。」
ナルホド「モンダイ‥‥?」
コイケ  「高夫くん、ちょーっとだけルーズな性格だったんだなー。
      そのおかげでちょーっとしたトラブルに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
マヨイ  「ど、どうしたんですか?」
コイケ  「優秀なプログラマーだったねー。テンサイ、っていうのかなー。
      だから、なーんのモンダイもなかったんだねー。」
ナルホド「いやいや!今、確かに“ちょーっとしたトラブル”って‥‥‥‥。」

コイケ  「お姉さん、ゼニトラさんってどんなヒトか知らないからねー。
       ニンゲンじゃなくて、トラさんかもしれないねー。」
ナルホド(メチャクチャ言ってるな‥‥。)

ナルホド「弁護側、準備完了しております。」
ゴドー 「こっちは・・・・閉廷の準備ができてるぜ。」
サイバンチョ 「毎度、たのもしいかぎりです。」

ゴドー 「クッ・・・・! いいコトを教えてやるぜ、裁判長・・・・。
     ・・・・地球は回り、オレたちも回ってるんだぜ・・・・。」
サイバンチョ 「・・・・・・・・・・・・
     今日もいきなり、よくわからないのですが・・・・」
ゴドー 「“きのうのナゾは、今日もナゾ”・・・・
     そんな考えかたは、もうお呼びじゃねえ、ってコトさ。
     時代は、変わるッ!・・・・そいつが、オレのルールだぜ。」

サイバンチョ 「・・・・あの、シツレイですが、証人はその・・・・女性、なのですか?」
ホンドボー 「オー・ラ・ラ・・・・
      ワタシ、花も恥じらうオ・ト・コ。
サイバンチョ 「ぐ・・・・ふううう・・・・。」

ホンドボー 「・・・・あなたとなら・・・・」
ゴドー  「・・・・?」
ホンドボー 「マチガイを起こしちゃうかも・・・・」
ゴドー  「クッ・・・・!」
ナルホド (すげェ!まったく動じないぞ・・・・)

ゴドー 「《ふつう》 ‥‥か。そんなコトバに、なんの重みがある?
     コトなかれ主義者の泣きゴトよりタチが悪いぜ。」
ナルホド「‥‥どういうことですか? 」
ゴドー 「“ふつう、あり得ない”
     ‥‥そんなコトを言い出したら、そんなギザギザな弁護士や、チョンマゲのおじょうちゃん‥‥
     それに、こんな仮面をつけた検事に‥‥居場所なんかねえぜッ!
ナルホド「ぐ‥‥ッ!」
マヨイ 「いくらなんでもチョンマゲはないでしょッ!」

ゴドー 「『ワシはイヤホンといっしょに、イカれたメガネも見たんだ!』
     『そうだよ! いっしょくたにブチこんでんだ! 左耳にッ!』」
ゴドー 「クッ・・・・!
     ・・・・どうだ? まるほどう。」
ナルホド「ぐ・・・・。」
    (ジイさんのモノマネか? 今の)
マヨイ 「モノマネ、じょうずだね。ゴドー検事。」

ホンドボー 「ワタシ、ツミ作りなオンナね。
     オトコたちを、まどわせちゃって。」
ゴドー 「シンパイいらねえさ。
     まどわされたのは、そこで冷や汗を流してるダレかさんだけ、だぜ。」
ナルホド(くそお・・・・)

ゴドー 「‥‥アンタに “ジャマ” を語る資格はねえぜ。」
ナルホド「はい‥‥?」
ゴドー 「目ざわりなところに立ちやがって‥‥」
ナルホド「いやいや! ここ、ぼくの席ですから・・・・!」

ホンドボー 「あらあら。そんなに身を乗り出しちゃって。
     おネエさん、年下キラーだから・・・・もっと、ジラしちゃおうかしら。」
サイバンチョ 「証人! 知っているコトはさっさと証言するように!」
ホンドボー 「おネエさん、オジサマキラーだし。さらにジラしちゃおうかしら。」
サイバンチョ 「むぐぐぐ。」
ゴドー 「オレにはアツいコイビトがいる。
     ・・・・いくらでも、待つぜ。」
マヨイ 「アツいコーヒー飲んでるよ・・・・。」

ゴドー 「クッ・・・・! 弁護士さんはムネヤケ・・・・みたいだぜ。」
ホンドボー 「そんなときはコレ。ローズマリーとミルラとレモンのエッセンスを・・・・」
ゴドー 「コーヒーにいれて、飲んでみるがいいぜ。」

サイバンチョ 「あなたのコマクが破れていないかシンパイになってきました。」
マヨイ 「こんなところで発想を逆転して、どうするの!」
ナルホド「す、スミマセン。カンちがいは、ぼくでした・・・・」

サイバンチョ 「静粛に、静粛に!従えない者は退廷を命じますぞ!」
ゴドー 「カンカンうるせえぜジイさん、アンタが退廷しな!」
サイバンチョ 「ええええええッ!」

ゴドー 「アンタのもがくサマを見てると・・・・思い出しちまうぜ。
     ・・・・あまずっぱい、あのコーヒーの味を。」
ナルホド(どんなコーヒーだよ!)
マヨイ 「コーヒーじゃなくて、コイだよね。あまずっぱいのは。」
ナルホド(真宵ちゃんも、そんなコトを言うトシゴロになったか・・・・)

ホンドボー 「オジさんおおかげで思い出せたワ。
     ・・・・ア・リ・ガ・ト。」
サイバンチョ 「ほっほっほっ。たまには役に立たないと、アレですからな。」
サイバンチョ 「記念に、その時間を証言に加えていただきましょうかな。」
ホンドボー 「ウイ、ムッシュ・サイバンチョ。
     ・・・・いいわよぉ。」
サイバンチョ 「メルシ・ビエン。・・・・なーんて。
     ほっほっほっ。」
ナルホド(裁判長、ゴキゲンだな・・・・)
マヨイ 「・・・・ハナ歌でシャンソンうたってるよ・・・・。」

サイバンチョ 「もし、またウソをついた場合。ゴドー検事のコーヒーカップと・・・・
     ・・・・私の、この木槌を飲みこんでいただきます。」

サイバンチョ 「・・・・弁護人。今日はもう、帰ったほうがいいですな。」
ナルホド「え・・・・」
ホンドボー 「きっと、つかれてるのねえ。
     この、マートルとラベンダーのオイルを軽くブレンドして・・・・」
ゴドー 「シンパイいらねえさ。
     あとは、オレたちでうまくやっておくぜ。」
ナルホド(うまくやられてタマるか!)

シバクゾー 「・・・・ヒリつくような、タマの取りあい、しようやないかィ!」
ゴドー 「クッ・・・・! おもしれえぜ。
     ・・・・見ているぶんには。」
サイバンチョ 「ちょちょちょちょっと!さすがにそれは・・・・」
ゴドー 「・・・・この証人はなぁ。
     いわば、都会のジャングルに放たれた、ハラペコのトラ。
     逆らうと・・・・そのジマンのアタマ、噛まれちゃうぜ!」

シバクゾー 「《法廷で発言力を持つのは証拠だけ・・・・》
     『入門シリーズ・弁護士になろう』に、そう書いてあったでェ!」
サイバンチョ 「お! 証人、なかなかベンキョウ家ですなあ。」
ゴドー 「クッ・・・・! 弁護をたのんだらどうだ? まるほどう・・・・」

シバクゾー 「ダマらんかいっ! 店のマッチ、店のマッチって‥‥テメェはワイの新妻かいッ!」

シバクゾー 「アカン! そろそろ特急に乗らなアカン時間や!
     ・・・・これ以上、ムダな質問はユルされへんでェ・・・・」
ゴドー 「クッ・・・・! 問題、ねえぜ。
     必要のない《ゆさぶり》にはオレからペナルティを与えてやる。」
サイバンチョ 「ちょ、ちょっと! それは私のシゴトですから・・・・」
ゴドー 「アンタのシゴトは、木槌を叩いて《有罪!》と叫ぶコトだけ、だぜ!
     キチンとシゴトしなッ!」
サイバンチョ 「は、はいッ!」
シバクゾー 「・・・・それから。特急代はアンタ持ちやで、ニイちゃん・・・・」
ナルホド(やれやれ・・・・無法地帯かよ、ここは・・・・)

サイバンチョ 「な・・・・、なんですか?この証拠品は。」
ゴドー 「弁護人が、裁判所に行ったことがないことを示す証拠品だろうぜ。」
ナルホド「な、何を言ってるんですか!ぼくは、ここにこうして・・・・」
ゴドー 「それだけ、マトはずれな証拠だと言ってるんだ!」
ナルホド(なんでコイツにペナルティを食らうんだよ・・・・)

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