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逆転サーカス

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
マヨイ 「‥‥‥‥‥‥」
ナルホド「どうしたんだよ、さっきから?」
マヨイ 「マックスが‥‥ニッポン人だったなんて‥‥」
ナルホド「いいだろ? べつに、ナニ人でも。」
マヨイ 「いいケドさ。‥‥いいケド。本名が山田でも。」
ナルホド(ちっとも、よくなさそうだな)
マヨイ 「よし!こうなったら、なるほどくんも外人ぽく行こうよ!」
ナルホド「“こうなったら”‥‥?」
マヨイ 「そうだねえ。ロバート・B・ナルホドー‥‥なんて、どう?」
ナルホド「なんだよ、“B”って。」
マヨイ 「“べんごし”のB。」
ナルホド「‥‥考えておくよ。」

トミー 「パンパカパーン!
      おめでとうございまっす!あなたが!
      このトミーの部屋に入ってきた1000人目のお客様でぇす!
      記念にこのぶどう、一つぶどう?・・・・なーんて。
      あひゃ!あひゃ!あひゃひゃ!あひゃひゃひゃひゃ!あひゃらひゃら!」
ナルホド「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
トミー 「このカレンダー、ダレのだぁ?・・・・彼んだぁ。・・・・なーんて。
      あひゃ!あひゃ!あひゃひゃ!あひゃひゃひゃひゃ!あひゃらひゃら!」
ナルホド「・・・・・・真宵ちゃん?」
マヨイ 「あひゃ!あひゃ!あひゃひゃ!あひゃひゃひゃひゃ!」
ナルホド(・・・・・・ア、アクムだ・・・・。)
マヨイ 「いやー、笑った笑った。やっぱりピエロさんはおかしいねー。なるほどくん。」
ナルホド「たしかにおかしいね。・・・・どこか。」

ナルホド「へ、下手なシャレは、やめ、やめなシャレ」
トミー 「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
マヨイ 「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥なんでそこでそうなるかなぁ」
トミー 「ニイちゃん、それじゃカネはとれねーな」
ナルホド「‥‥‥‥‥(今すぐここで死にたい)」

カルマ 「もういい! こんな茶番はたくさんよ!」
ナルホド「茶番どころか、これはレキシ的瞬間です!
     なにしろ、人形が人間にケッコンを申し込むという‥‥いてッ!」
カルマ 「‥‥ギロンをスリかえないで。」

カルマ 「エンゲージ!」
サイバンチョ 「リング!」

トミー 「3.14159265358979323846!」

トミー 「な‥‥なんでぇ! なんでぇッ!みんなでオレっちをイジメてさあ!
     そりゃまあ、オレっちのギャグはチョイつまらねえかもしれねえよ?
     でもなあ! オレっちの記憶力と目は、タカよりもすげぇっつうの!
     なんだよ!高いところに座って!人をボケあつかいすんなよな!
     少なくともオレっち、アンタよりずううっと若いんだあああああっ!」
傍聴人 「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
サイバンチョ「‥‥‥‥‥‥
      コラアァッ! 証人!なな、なんてコトを‥‥!」
トミー 「だって! オレっち、見たモン!あれはマックスだったモン!
     ムネにバラなんかつけてなかったしシルクハットもかぶってたモン!
     ホントだモン!」
マヨイ 「‥‥だだっ子みたいになっちゃった。」
ナルホド「つくづくブキミな光景だなあ。」

マヨイ 「うーん。やっぱりこれからはポスターだね。」
ナルホド「‥‥なにが?」
マヨイ 「ウチの事務所も作ろうよ!ポスター。
      “手に汗握るスリルとサスペンス!そして恐怖!
       絶体絶命!イノチをかけた法廷ショー!”‥‥とか。どう?」
ナルホド「依頼人、来なくなるぞ」

イトノコ「せっかくサーカスに来たんだから、猛獣とか綱渡りとか見たいッス。
     でも、自分がどこへ行っても、だしもののメニューは同じ。
     ‥‥死体ッス。」

カルマ 「弁護人も、カクニンをおねがいできるかしら。
      そんな証拠で、いったい何をねらっているのか‥‥?」
ナルホド「‥‥何をねらってる、って‥‥」
カルマ 「今年のNG大賞、かしら?」
マヨイ 「‥‥えぬじー、だって。」
サイバンチョ 「NG大賞の賞品を与えます!」


[もう一度、証拠を提示]

ナルホド「わかりました。‥‥今度こそ、当てて見せます!」
サイバンチョ 「言っておきますが、私は射的屋のオヤジじゃありませんぞ!」

ミリカ 「ねぇ、ベンゴシさん。ルーサーに会ったら、とりもどしてくれるよね?
     ミリカのだいじなもの。・・・ね?」

[よろこんで!]
[もちろん!]
[まかせて!]

トミー 「人は、死んだって星にはならない。
     時代おくれのピエロだって、そんなの信じてない、ってコトさ。」

マヨイ 「あたしたちも渡るんだよ! この細いロープを!」

サイバンチョ 「弁護人!ムネの白いバラがそんなに重要なのですか?」
カルマ 「とんでもない!ただのワルあがきよ!」
ナルホド「・・・・・・・・・・・・」
ナルホド(たしかに、ササイなことだ・・・・
     でも、いつも、真実はササイなほころびからカオを出してきた)
    「・・・・いつだって、そうだった!
     裁判長!リロ君の証言を思い出してください。」
リロ  「キザなシンボル3点セットを、オレはまちがいなく見たしな!
     イヤミな3点セットをぶら下げて、鼻先を通りすぎやがったんだ!
     あのキザったらしい3点セット、見まちがえようがねえよ!」

ナルホド「リロくんは目撃している!マックスの、3つめのシンボルを!
     しかしこの証人は、バラはなかったと言う!これはあきらかに、ムジュンしています!」

ナルホド(・・・・よし! 弁護士としてサルと勝負だ・・・・!)

アクロ 「自分が何をしでかしたのか?・・・彼女には、永久にわからない!
     弟が星になった・・・・そんなバカげたことを信じて、ムジャキに・・・・
     あまりにもムジャキに笑っている!どうしても・・・・ガマンできなかったんです」

アクロ「ただの殺人犯人ですよ。・・・・オレは。」

マックス「・・・・ボク、飛ぼうか?」
ナルホド「ハイ?」
マックス「いや。こういうのは、最初がカンジンなんだよ。
     登場したときに、客の心をまず、ガッチリつかまないと!」
ナルホド「い、いやいやいや。被告が法廷を飛び回ってどうするんですか!
      フザけてると思われちゃいますよ!」
マヨイ 「だいじょうぶですよ。なるほどくんにまかせて・・・・」
マックス「なあ! ハニイ!」
ナルホド「こ、今度はなんですか?」
マックス「アンタ、飛んでみないか!」
ナルホド「・・・・・・・・・・・・」
マックス「弁護士が空から入場!これだけで、客はハニイにクギづけになるよ!」
マヨイ 「だ、だからマックスさん。だいじょうぶですから・・・・。」
     ・・・・?なるほどくん?」
ナルホド(・・・・ちょっと、飛んでみたい)

ナルホド(看守が物言いたげにこっちを見ている。
     後ろに隠しているのは・・・色紙とサインペンのようだ。)


 裁判長席
→検事席
 証人席

ナルホド「それは・・・・!」
サイバンチョ「それは・・・・?」
ナルホド「(うう・・・いいにくいなぁ・・)」
    バシィッ
ナルホド「検事席です!!」
サイバンチョ「なっ・・・なんですってぇぇぇぇ!!!!」
      「カッカルマ検事!!まさかあなた・・」
ヒュッバシィ!バシィ!ヒュッヒュッバシィ!バシィ!
      「があああああああああああぁぁぁ」
ヒュッバシィ!バシィ!ヒュッヒュッバシィ!バシィ!
      「ぎいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ」
ヒュッバシィ!バシィ!ヒュッヒュッバシィ!バシィ!
      「ぐうううううううぅぅぅぅぅぅぅ」
ヒュッバシィ!バシィ!ヒュッヒュッバシィ!バシィ!
      「ぐええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
ヒュッバシィ!バシィ!ヒュッヒュッバシィ!バシィ!
      「ぐおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

裁判長席の時 サイバンチョ「それ、もういっちょ!!」

ナルホド「こんな話を聞いたことはありませんか・・・?
『桜の木の下には死体が埋まっている』
それと同じ理屈です!」
メイ「・・・・・・」
サイバンチョ「・・・・・・」
アクロ「・・・・・・」
「・・・・・・」
ナルホド「やっぱり考えなおします」
サイバンチョ「そうしなさい」

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