まんたんウェブ 巧舟氏インタビュー2

まんたんウェブ 巧舟氏インタビュー2


インタビュー:大ヒット法廷ゲーム開発 カプコン・巧舟さん
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/game/gamenews/news/20070625org00m300065000c.html

Web archive/2007年06月25日
消えつつあるネット上の貴重な資料を公開。

ttp://ameblo.jp/gsfun/entry-10037905083.html

2007/06/25

インタビュー:大ヒット法廷ゲーム開発 カプコン・巧舟さん

 弁護士となって、絶体絶命の被告人を逆転無罪へと導く法廷ゲーム「逆転裁判4」(ニンテンドーDS)が50万本を出荷する大ヒットを記録している。開発を担当したカプコンの巧舟さんに人気の秘密を聞いた。【河村成浩】

◇ファンの後押しで続編
――他のゲームにない独特のゲームです。
 弁護士が、証人のうそを見抜くミステリーゲームですね。ただ、弁護士が証拠集めをしたり、法廷も3日で決着するなど本物の裁判とは違います。
 ゲームでは、リアリティーより、面白さを追求することが大事です。

――開発の経緯は。
 別のゲームを作っていて、上司から「1年間時間をあげるから何でも作っていい」と言われたので、じゃあ、好きなミステリーを作ろうと。
 ポイントは「絶体絶命からの逆転劇」です。ただ、見た目が地味だったこともあり、「法廷ゲームなんて受けない」と言われましたし、続編の予定はなかったんです。

――見事にシリーズ化されました。
 最初は無名で、全然売れなかったのですが、購入者からの声が熱狂的で口コミで広がって、続編の開発が決まりました。ファンの声が続編を後押ししたんです。本当にうれしかった。

――ミステリー小説はよく読むのですか。
 中学生から大好きで、一通りは読み尽くしていますし、作家になりたかったほどです。だから(作家のような)今の仕事は幸せです。

――小説とゲームの違いとは。
 小説とゲームの違いは、ゲームには音と絵が入っていること、そして種明かしを消費者自身に気付いてもらう必要があり、そこがゲームの難しいところです。小説は読むもの、ゲームはするものですから。

――最新作のポイントは。
 前作「3」までの主人公が交代し、新しい物語になるので、未経験者でも楽しめます。
 また、したたかな証人のくせなどを見抜き、心の動揺を突いて、不利な流れを有利にできます。
 「4」を遊んだら、きっと前のシリーズを遊びたくなります。

――完成後の感想は。
 いつもなのですが、ゲームに総力をつぎ込んでいるので、完成後は頭の中が真っ白になります。今後は未定なのですが、「逆転裁判」シリーズ以外にもいろいろなことをやってみたいと思います。

■人物略歴
◇たくみ・しゅう
 94年カプコン入社、企画室所属。代表作は「逆転裁判」「ディノクライシス」シリーズなど