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「特別法廷2010」(2012/06/18 (月) 20:14:52) の最新版変更点
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#contents
**特別法廷2010
Pictures
ttp://forums.court-records.net/trial-minutes/gyakuten-kenji-t19815-440.html#p1114138
&color(blue){ひょうたん湖公園ステージ。}
&color(blue){ステージ上中央に裁判長、その左に糸鋸刑事と美雲。ステージ前に大勢の観客。}
-サイバンチョ
東京ゲームショウにご来場の
みなさん、こんにちは。
みなさんもご存じの通り、なんと
逆転検事2の発売が決定しました。
&color(blue){(紙吹雪)}
-サイバンチョ
どうやら、ゲームの中身も前作から
“進化”しているようですぞ。
今日は“進化”した逆転検事2の
発売決定を記念して‥‥
“シリーズ史上最強”のライバルを決める
オーディションを行いたいと思います。
#ref(01.jpg)
&color(blue){(観客ざわざわ)}
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
静粛に! 静粛に!
-ミクモ
シリーズ史上最強だって!
ワクワクするね! ノコちゃん!
-イトノコ
自分は、新ライバルが出るたびに
いつも胃がキリキリするッス。
-サイバンチョ
えー。おふたりには、
審査員として参加していただきます。
オーディションでは、
“ルール”が大事ですからな。
ルールのしおりを読んで、
“公平な審査”をお願いします。
-イトノコ
えーと‥‥“公平な審査”、“時間
通りに進行”、“裁判長に逆らわない”
-ミクモ
“ルールは厳守”、“ルールさえ守れば
あとは何をしてもOK”
“実際のゲームとは異なるので、
深く考えてはいけない”‥‥
-イトノコ
‥‥うぅ。細かすぎて、
見るのがいやになったッス。
-サイバンチョ
そういえば、御剣検事は
どうされたのですかな?
-イトノコ
今朝は執務室に1人で
こもっていたみたいッスけど。
-サイバンチョ
遅刻とは‥‥困っちゃいますな。
まあ、主人公がいないからといって、
予定は変更できません。
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
さっそく、新ライバル候補のみなさんに
登場していただきましょう。
まずは‥‥
エリート国際捜査官・狼士龍!
-ロウ
狼子、曰く! “史上最強とは
狼一族のことなり”‥‥
逆転検事のライバルといえば、
オレに決まってるだろ?
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
次のライバル候補は‥‥
カンペキを求める検事、狩魔冥!
&color(blue){(カメラが移動するが、誰もいない)}
-イトノコ
あ‥‥あれ?
狩魔検事がいないッスよ?
-サイバンチョ
あ。うっかりしておりました。
狩魔検事は私にムチをふるったので、
失格とさせていただきました。
-イトノコ
えええええええええええええええ!
か、狩魔検事が、失格ッスか!
-サイバンチョ
“裁判長に逆らわない”
彼女はルールを破ったのです。
ほっほっほ。今日の私は
ひと味ちがいますぞ。
“進化”したのは、
私も同じですからな。
-イトノコ
た、たしかに‥‥いつもの
裁判長より、強そうッス!
&color(blue){(観客ざわざわ)}
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
気を取り直して。
次のライバル候補の登場です!
&color(blue){(木槌)}
&color(blue){(デビュー時の派手な服を着た御剣が登場)}
-イトノコ
な‥‥
-ロウ
あ‥‥あんた!
-イトノコ
み、御剣検事が! 主人公が!
新ライバル候補ッスか?
-サイバンチョ
ふむ‥‥新ライバル候補が、
まさか御剣検事とは‥‥
いきなり“逆転”して
しまいましたな。
-ミツルギ
被告人を、すべて有罪にする‥‥
それが私のルールだ。
ム‥‥? 被告人はどこにいるのだ、
イトノコギリ刑事。
#ref(02.jpg)
-イトノコ
そ、そのなつかしいセリフは‥‥
まさか!
御剣検事‥‥“記憶喪失”
なんじゃないッスか?
#ref(03.jpg)
-ミクモ
えええええええええええ!
&color(blue){(狼、御剣の後ろに立つ)}
-ロウ
! あ、あんた‥‥すごくデカい
“タンコブ”ができてるぜ。
&color(blue){(美雲、御剣の後ろに立つ)}
-ミクモ
このタンコブが原因で、記憶喪失に
なっちゃったんでしょうか?
-ミツルギ
ダレだキミたちは! 勝手に
タンコブを見ないでいただこう!
-イトノコ
なんだか‥‥初めて出会った頃の
フンイキに似てるッス。
‥‥見た目は老けてるッスけど。
-サイバンチョ
どうやら、ここ数年の記憶が
なくなっているみたいですな。
-イトノコ
ゲームが“進化”してるのに、
主人公がムカシに戻っちまったッス!
-ミクモ
それじゃあ、
“退化”してるじゃないですか!
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
どうやら、御剣検事の記憶は
混乱しているようですが‥‥
そろそろ時間ですので、
オーディションを再開しましょう。
-ミクモ
でも! ミツルギさんは、
主人公なんですよ?
-サイバンチョ
新ライバル候補として現れた以上、
責任は取ってもらいます。
-ミクモ
そ、そんなあ‥‥
-ロウ
まあ、こうなっちまったら
腹くくろうぜ‥‥検事さん。
オレとアンタ、どっちが
ライバルとしてふさわしいかをな!
#ref(04.jpg)
-ミツルギ
ダレだか知らないが‥‥いいだろう。
(‥‥挑まれたら、
“たたきつぶせ”!)
&color(blue){(狩魔豪を回想する御剣)}
-ミツルギ
(私は‥‥
そう師匠に教えられた)
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
御剣検事とロウ捜査官。
どちらがライバルにふさわしいか、
勝負していただきましょう!
&color(blue){(いつもの「尋問開始」で二者の目線が合わさるカット、だが表示された文字は「投票開始」)}
&color(blue){(御剣とロウにそれぞれ縦のメーターが表示される。下図参照。表示されたとたんにロウの得票数がぐんぐん伸び始めた)}
&color(blue){メーターはこんな感じだった。}
&color(blue){これはメーターの図であって背景はキャラとかが表示されている。}
#ref(gameshow.gif)
&color(blue){黒いところが下から順に明るく光って得票数を示していた。}
&color(blue){名前の下の丸い部分はそれぞれのキャラのマークになっているのだが}
&color(blue){御剣は襟の三枚ヒラヒラのマークで、ロウは服の竜のマークだった。}
&color(blue){図がへたくそですんません。}
&color(blue){実際はもっとかっこいいフルカラーのメーターだった。}
&color(blue){色はキャラに合わせてあり御剣は赤でロウは金色。}
-ミツルギ
異議あり!
なんなのだ!
このミョウなメーターは!
-サイバンチョ
それは観客のみなさんからの
人気をはかるメーターです。
法廷では証拠がすべてですが、
オーディションでは得点がすべて。
さあ! 観客のみなさん、
投票を始めてください。
&color(blue){(ロウのメーターがぐんぐん上がっていく)}
-ミクモ
あらら。ロウさんの方が
人気みたいですねー。
-ロウ
ハッ! 観客のほうが
よく分かってるじゃねえか。
-ミツルギ
(くっ‥‥シロウトどもが!
この私が負けるだと‥‥?)
待った!
-ミツルギ
さ‥‥裁判長!
どうしてあなたが!
-サイバンチョ
疑問が残るあいだは、
判決をくだすことはできません。
どうやら‥‥このオーディションで
不正が行われたようですな。
-ミツルギ
不正だと‥‥?
-サイバンチョ
ロウ捜査官。観客のみなさんに
見覚えはないですかな?
-ロウ
観客‥‥?
! ま、まさか‥‥アイツら!
-ミクモ
か、観客のほとんどが
ロウさんの部下じゃないですか!
-イトノコ
組織票で人気を得るなんて、
ヒキョウッスよ!
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
残念ですが‥‥一度でも
不正を行えば失格となります。
-ロウ
ちょっと待ってく
&color(blue){(セリフ途中で木槌)}
&color(blue){(裁判長、裁判の最後に出る「無罪」の演出に合わせて「退場」と表示)}
-ロウ
ア‥‥アオオオオオオオオンッ!
&color(blue){(狼、フェードアウト)}
&color(blue){(黒服のひとりが壇上に上がる。次のクロフクセリフは声優の声なし、ポポポ音)}
-クロフク
師父は何も知りません!
我らが勝手にやったことです!
-サイバンチョ
モチロン、部下のみなさんにも
退場していただきます。
オーディションでは、
“公平な審査”が大事ですからな。
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
みなさん。よろしいですかな?
ロウ捜査官が失格となったので、
オーディションも終了となります。
-ミクモ
候補が1人になっちゃったら、
そりゃ延期ですよね‥‥。
-サイバンチョ
いいえ。延期ではありません。
新ライバルは“御剣検事”に
決定ということです!
-ミクモ
ええええええええッ!
だって、主人公なのに!
-ミツルギ
フッ‥‥“最強のライバル”か。
‥‥‥‥悪くない。
-イトノコ
ほ、本人が1番乗り気ッス!
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
逆転検事2のライバルは、
“御剣 怜侍”に決
&color(blue){(セリフ途中で割り込み)}
異議あり!
-サイバンチョ
だ、だれですかな‥‥?
-???
クックックッ。
まだまだアマいな‥‥御剣。
-ミツルギ
せ‥‥先生!
-イトノコ
か、狩魔 豪‥‥検事!
なんで、ここにいるッスか!
-カルマ
フン。このしおりに
書いてあるであろう!
“ルールは厳守”、“ルールさえ守れば
あとは何をしてもOK”
“実際のゲームとは異なるので、
深く考えてはいけない”‥‥とな。
-イトノコ
な、なんッスとおおおおおッ!
-ミクモ
うう‥‥この検事さん、
顔も、言ってることも怖いよ!
-カルマ
御剣。今までのライバルたちを
思い返してみるがいい。
ワガハイこそが、カンペキで
最強のライバルだと言えるだろう!
#ref(05.jpg)
-ミツルギ
(くッ! たしかに先生はカンペキだ。
私など、足下にもおよばない!)
&color(blue){(豪にもメーター出現。ちなみに豪のマークもヒラヒラである)}
-カルマ
人気をはかるメーターなど、
ワガハイにかかればこの通りよ。
&color(blue){(指シャキーン! の音と共にぐんぐん伸びるメーター)}
-ミツルギ
!
-カルマ
証言や証拠がなければ、作ればよい。
情報の操作などたやすいものよ!
被告人の有罪も、新ライバルも
すべてワガハイが決めるのだ。
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
狩魔検事。
私の前で不正は許しませんぞ。
ルール違反です。
退場していただきましょう。
-カルマ
な‥‥裁判長!
ワガハイが
&color(blue){(セリフ途中で木槌)}
&color(blue){(裁判長、裁判の最後に出る「無罪」の演出に合わせて「退場」と表示)}
-カルマ
キサマ! まだハナシは終
&color(blue){(セリフ途中で木槌)}
&color(blue){(豪、フェードアウト)}
-ミツルギ
せ、先生が‥‥カンペキで無敗の
狩魔検事が、裁判長に負けるとは!
(いや‥‥カンペキだった私にも
クツジョクを受けた記憶がある)
(それも何度も、同じ相手に!
あれは誰だ‥‥?)
(くっ! アタマがイタい‥‥
何かを思い出しそうだ‥‥)
&color(blue){(成歩堂のシルエットが浮かぶ)}
-ミツルギ
(そうだ‥‥青い‥‥
青い服を着ていた‥‥!)
#ref(06.jpg)
&color(blue){(シルエットが青い服を着る)}
-ミツルギ
(青い服の‥‥‥‥警備員!)
&color(blue){(かつて、特別法廷に登場したオバチャンのシーンがセピアカラーで再生)}
-ミツルギ
うおおおおおおおおおおッ!
-ミクモ
ミツルギさん!
しっかりしてください!
-ミツルギ
‥‥ム。ミクモくんか。
おどろかせてすまない。
-ミクモ
! ミツルギさん!
記憶が戻ったんですか?
-ミツルギ
うム。先生‥‥いや、
狩魔検事の姿を見て思い出したのだ。
-イトノコ
まあ。なんにせよ
記憶が戻ってよかったッス。
さ。さ。そのハデな服を
着替えるッス!
-ミツルギ
! な‥‥ずっとこの服を
着ていたというのか!
(年甲斐もなく‥‥
なんという不覚!)
&color(blue){(ブラックアウト。御剣がいつもの服に戻る)}
-ミクモ
いやー。やっといつもの
ミツルギさんが戻ってきましたね。
なんで記憶を
失ったりしたんですか?
-ミツルギ
むう‥‥よくは覚えていないが。
今朝は執務室のソファで
くつろいでいたのだが‥‥
その時、ダレかが執務室を
訪ねてきたのだ。
その人物と話している最中に
‥‥アタマに衝撃が走った。
-ミクモ
ダレかに殴られたんでしょうか?
-ミツルギ
執務室の額縁が落ちていたから、
アタマにぶつけたのだろうな。
(なぜかあの時、木槌の音を
聞いた気がするのだが‥‥)
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
御剣検事。雑談の時間は
終わりにしましょう。
そろそろ、オーディションの
終了時間になりますからな。
-ミツルギ
待った!
1人で主人公とライバルの
二役をやるなど、不可能だ!
-イトノコ
そうッス! ボケとツッコミを
両方自分でやるようなもんッスよ!
-ミツルギ
(主人公とライバルは、
そんなイメージなのか‥‥?)
-サイバンチョ
異議は認められません。
御剣検事。一人二役でも
良いではないですか。
1人で両方やれば、有罪無罪も
自由自在ですぞ。
-ミツルギ
(自由自在に判決を操る‥‥
まるで、彼の考えと同じだな)
&color(blue){(回想)}
-カルマ
被告人の有罪も、新ライバルも
すべてワガハイが決めるのだ。
&color(blue){(回想終わり)}
-サイバンチョ
これこそ、最強のライバルでは
ないですか?
-ミツルギ
異議あり!
-サイバンチョ
往生際が悪いですぞ。
まだ何かあるのですかな?
-ミツルギ
フッ‥‥公平性を重んじるなら、
説明が足りないのではないだろうか。
-サイバンチョ
はて。
何のことでしょうか。
-ミツルギ
あなたは、このオーディションで
やけにルールにこだわっていた。
ルール違反をすれば即退場など
いつもの温厚なあなたらしくない。
それに、有罪無罪を操るのが
最強のライバルだと言うのならば、
裁判官であるあなたが
一番ふさわしいではないかッ!
-ミクモ
ええっ! ま、まさか、それって‥‥
-ミツルギ
裁判長!
あなたが本当の新ライバルなのだろう!
-イトノコ
ええええええええッ!
-ミクモ
さ、裁判長さんが、新ライバル!
-ミツルギ
さあ! 答えてもらおうかッ!
-サイバンチョ
フッフッフッ‥‥
すばらしい推理ですな、御剣検事。
さすが、このゲームの主人公です。
-ミツルギ
では、やはりあなたが‥‥
-サイバンチョ
私の口から説明する前に、
まずは、開発者のみなさんに
お聞きしましょう。
[TGS2010][09.18]逆転検事2 TGS特別法廷2010 ダイジェスト映像
http://www.youtube.com/watch?v=RTfIETdQhVg
&color(blue){(スクリーンに水鏡秤が映し出される)}
-サイバンチョ
水鏡 秤さん‥‥公平公正を
モットーとしている裁判官。
彼女こそが、逆転検事2の
新ライバルです。
#ref(07.jpg)
-ミクモ
なぜ新ライバルが決まっているのに
オーディションを行ったんですか?
-サイバンチョ
「他にふさわしい人がいないか、
平等に確かめたい。」
そう願った彼女は、あえて
オーディションを開催したのです。
-ミツルギ
このオーディションは、
彼女自身が主催していたのか‥‥。
-サイバンチョ
そういえば‥‥
彼女は今朝、御剣検事のもとに
アイサツに向かわれたはずですが。
-ミツルギ
私のもとに? まさか‥‥
(今朝、執務室を訪れた人物‥‥!)
#ref(08.jpg)
&color(blue){(回想。御剣の執務室。御剣の前に立つ水鏡秤)}
-ミツルギ
新ライバルに立候補だと‥‥?
そのようなアレは、困る。
私は主人公なのだ。今さら、
ライバルに戻ることなどできない。
&color(blue){(水鏡秤、木槌を振り上げ、床を叩く。ブラックアウト。)}
#ref(10.jpg)
-ミツルギ
‥‥
キミは、ダレだ‥‥?
#ref(09.jpg)
&color(blue){(回想終わり)}
-ミツルギ
(額縁が落ちたのは、
彼女のせいだったのか!)
&color(blue){(水鏡の木槌。彼女現れる)}
-ミクモ
うわあ。きれいな人ですねー。
-イトノコ
な、なんだか、ココロが洗われるッス!
-サイバンチョ
私も、この笑顔を見ると、なんでも
手伝ってしまいたくなりますぞ。
-ミツルギ
異議あり!
ミカガミ裁判官! そんな笑顔で
ダマされる私ではない!
&color(blue){(水鏡の木槌。笑顔で背景に「無罪」の文字を出現させる)}
-ミツルギ
ぐうッ!
有罪無罪を操るとは‥‥!
-イトノコ
確かに、検事にとっては、最強の
ライバルかもしれないッスねー。
#ref(http://www.capcom.co.jp/gyakutenkenji/2/blog/img_article/009.jpg)
-サイバンチョ
しかし、今回のことは
木槌によるアクシデント‥‥。
御剣検事と戦いたかっただけの
彼女にツミはないと言っていいでしょう。
-イトノコ
正々堂々戦うために、直接頼みに
行くなんて見上げたもんッス!
#ref(11.jpg)
-ミクモ
しかも、記憶喪失のミツルギさんを
ここまで連れてきてくれたんですよね!
-ミツルギ
(いつの間にか、みんな彼女の
味方になってしまっている!)
&color(blue){(水鏡のメーター出現、限界まで上がって爆発!)}
-サイバンチョ
おやおや。
2人の人気の差はあきらかですな。
-ミツルギ
(バカな‥‥! 主人公として、
ここで負けるわけにはいかない!)
ミカガミ裁判官! いまこそ、
正々堂々と戦おうではないか!
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
残念ながら、そろそろ
オーディションの終了時間のようです。
-ミツルギ
待った!
まだ戦いは終わっていない!
そうだろう、ミカガミ裁判官!
&color(blue){(水鏡の木槌)}
-サイバンチョ
彼女は時間にも厳しい方なのです。
勝負はゲーム本編に持ち越しですな。
-ミツルギ
くッ! いたしかたあるまい。
決着は、本編でつけるとしよう。
しかし‥‥逆転検事は、
《法廷》ではなく《現場》が舞台。
そう簡単に判決が下せるとは
思わないことだ。
#ref(12.jpg)
-サイバンチョ
それでは本日のオーディションは
これにて終了といたします。
ミカガミ裁判官。
最後のシメをお願いしますぞ。
&color(blue){(水鏡の木槌でシメ)}
**ブース前映像
-イトノコ
その時、自分は叫んだッス!
“御剣検事! 自分が来たからには、
もう安心ッス!”
“自分が必ず解決するッス!”
-ミクモ
へえ! ノコちゃん、カッコイイ!
-ミツルギ
待った!
人の執務室で何をしているのだ?
-ミクモ
えへへ、“逆転検事”のハナシを
していたんですよ。
この大ドロボウのヒミツ兵器、
“ぬすみちゃん”で再現しながら!
-イトノコ
当時の状況も自分が伝えて、
再現してもらったッス!
-ミツルギ
ほう‥‥道理で。
キミの行動がキオクと違うわけだ。
ミクモくん。本当の情報を伝えよう。
真実のみを再現してくれたまえ。
-ミクモ
了解です! それじゃ、
“逆転検事”を再現しますよ!
&color(blue){(第1話ダイジェスト映像)}
-イトノコ
この執務室で死体を発見するなんて、
思わなかったッスね。
-ミツルギ
うム。思わずココロの中で、
“異議あり!”と叫んでいた。
まあ、声に出す前に、
不覚にも背後をとられてしまったが。
-ミクモ
内心は焦っていたんですね。
-ミツルギ
うっ‥‥
‥‥そろそろ、
次の再現を見ようではないか。
-ミクモ
いいですよ。
次は、飛行機で起こった事件を
再現します!
&color(blue){(第2話ダイジェスト映像)}
-ミツルギ
散々な目にあった事件だったな。
-イトノコ
自分はムチウチになりかけたッス。
‥‥狩魔検事のムチウチのせいで。
-ミクモ
私も、一緒に捜査したかったです!
-ミツルギ
フッ‥‥キミは次の事件で、
じゅうぶん活躍したではないか。
-ミクモ
あ、そうでした!
いよいよ私の活躍が見られますよ!
&color(blue){(第3話ダイジェスト映像)}
-ミクモ
大ドロボウ一条 美雲、
ミツルギさんを華麗に救出!
この事件をヒトコトで説明すると、
こんな感じでしょうか?
-ミツルギ
異議あり!
事件はそんなに単純ではない。
-イトノコ
警察のマスコット“タイホくん”が、
御剣検事をジゴクへ送迎!
‥‥こっちのほうが正しいッスかね?
-ミツルギ
‥‥まあ、おおむね間違ってはいないが。
バンドーランドでは、
あのロウ捜査官にも出会ったな。
&color(blue){(第4話ダイジェスト映像)}
-ミツルギ
彼と私の考えはちがうが、
真実を追い求める姿勢にちがいはない。
あの事件を終えて、
そうハッキリと感じた。
&color(blue){(第5話ダイジェスト映像)}
-ミツルギ
うム‥‥たまには昔の事件を
振り返るのも、悪くはないな。
-ミクモ
ミツルギさん、トシの割には
忘れっぽいですものね。
-ミツルギ
人を年寄り扱いしないでくれたまえ!
-ミクモ
そういえば、ノコちゃんに
聞いていた内容と全然違ったよ?
-イトノコ
え? えーと‥‥
自分の活躍は、逆転検事2で
見られるッスよ!
-ミツルギ
異議あり!
刑事。私の前で証拠もなく
そのような発言をするとは‥‥
-イトノコ
異議ありッス!
異議をとなえるのは、逆転検事2を
遊んでからにして欲しいッス。
-ミクモ
お! ノコちゃんも言うねえ。
私も楽しみだな、逆転検事2!
-ミツルギ
フッ‥‥
ならば、この目で確かめるとしよう。
私たちの、更なる活躍をな!
&color(blue){(逆転検事2TGSプロモ)}
&color(blue){(以下ループ)}
#contents
**特別法廷2010
Pictures
ttp://forums.court-records.net/trial-minutes/gyakuten-kenji-t19815-440.html#p1114138
&color(blue){ひょうたん湖公園ステージ。}
&color(blue){ステージ上中央に裁判長、その左に糸鋸刑事と美雲。ステージ前に大勢の観客。}
-サイバンチョ
東京ゲームショウにご来場の
みなさん、こんにちは。
みなさんもご存じの通り、なんと
逆転検事2の発売が決定しました。
&color(blue){(紙吹雪)}
-サイバンチョ
どうやら、ゲームの中身も前作から
“進化”しているようですぞ。
今日は“進化”した逆転検事2の
発売決定を記念して‥‥
“シリーズ史上最強”のライバルを決める
オーディションを行いたいと思います。
#ref(01.jpg)
&color(blue){(観客ざわざわ)}
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
静粛に! 静粛に!
-ミクモ
シリーズ史上最強だって!
ワクワクするね! ノコちゃん!
-イトノコ
自分は、新ライバルが出るたびに
いつも胃がキリキリするッス。
-サイバンチョ
えー。おふたりには、
審査員として参加していただきます。
オーディションでは、
“ルール”が大事ですからな。
ルールのしおりを読んで、
“公平な審査”をお願いします。
-イトノコ
えーと‥‥“公平な審査”、“時間
通りに進行”、“裁判長に逆らわない”
-ミクモ
“ルールは厳守”、“ルールさえ守れば
あとは何をしてもOK”
“実際のゲームとは異なるので、
深く考えてはいけない”‥‥
-イトノコ
‥‥うぅ。細かすぎて、
見るのがいやになったッス。
-サイバンチョ
そういえば、御剣検事は
どうされたのですかな?
-イトノコ
今朝は執務室に1人で
こもっていたみたいッスけど。
-サイバンチョ
遅刻とは‥‥困っちゃいますな。
まあ、主人公がいないからといって、
予定は変更できません。
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
さっそく、新ライバル候補のみなさんに
登場していただきましょう。
まずは‥‥
エリート国際捜査官・狼士龍!
-ロウ
狼子、曰く! “史上最強とは
狼一族のことなり”‥‥
逆転検事のライバルといえば、
オレに決まってるだろ?
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
次のライバル候補は‥‥
カンペキを求める検事、狩魔冥!
&color(blue){(カメラが移動するが、誰もいない)}
-イトノコ
あ‥‥あれ?
狩魔検事がいないッスよ?
-サイバンチョ
あ。うっかりしておりました。
狩魔検事は私にムチをふるったので、
失格とさせていただきました。
-イトノコ
えええええええええええええええ!
か、狩魔検事が、失格ッスか!
-サイバンチョ
“裁判長に逆らわない”
彼女はルールを破ったのです。
ほっほっほ。今日の私は
ひと味ちがいますぞ。
“進化”したのは、
私も同じですからな。
-イトノコ
た、たしかに‥‥いつもの
裁判長より、強そうッス!
&color(blue){(観客ざわざわ)}
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
気を取り直して。
次のライバル候補の登場です!
&color(blue){(木槌)}
&color(blue){(デビュー時の派手な服を着た御剣が登場)}
-イトノコ
な‥‥
-ロウ
あ‥‥あんた!
-イトノコ
み、御剣検事が! 主人公が!
新ライバル候補ッスか?
-サイバンチョ
ふむ‥‥新ライバル候補が、
まさか御剣検事とは‥‥
いきなり“逆転”して
しまいましたな。
-ミツルギ
被告人を、すべて有罪にする‥‥
それが私のルールだ。
ム‥‥? 被告人はどこにいるのだ、
イトノコギリ刑事。
#ref(02.jpg)
-イトノコ
そ、そのなつかしいセリフは‥‥
まさか!
御剣検事‥‥“記憶喪失”
なんじゃないッスか?
#ref(03.jpg)
-ミクモ
えええええええええええ!
&color(blue){(狼、御剣の後ろに立つ)}
-ロウ
! あ、あんた‥‥すごくデカい
“タンコブ”ができてるぜ。
&color(blue){(美雲、御剣の後ろに立つ)}
-ミクモ
このタンコブが原因で、記憶喪失に
なっちゃったんでしょうか?
-ミツルギ
ダレだキミたちは! 勝手に
タンコブを見ないでいただこう!
-イトノコ
なんだか‥‥初めて出会った頃の
フンイキに似てるッス。
‥‥見た目は老けてるッスけど。
-サイバンチョ
どうやら、ここ数年の記憶が
なくなっているみたいですな。
-イトノコ
ゲームが“進化”してるのに、
主人公がムカシに戻っちまったッス!
-ミクモ
それじゃあ、
“退化”してるじゃないですか!
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
どうやら、御剣検事の記憶は
混乱しているようですが‥‥
そろそろ時間ですので、
オーディションを再開しましょう。
-ミクモ
でも! ミツルギさんは、
主人公なんですよ?
-サイバンチョ
新ライバル候補として現れた以上、
責任は取ってもらいます。
-ミクモ
そ、そんなあ‥‥
-ロウ
まあ、こうなっちまったら
腹くくろうぜ‥‥検事さん。
オレとアンタ、どっちが
ライバルとしてふさわしいかをな!
#ref(04.jpg)
-ミツルギ
ダレだか知らないが‥‥いいだろう。
(‥‥挑まれたら、
“たたきつぶせ”!)
&color(blue){(狩魔豪を回想する御剣)}
-ミツルギ
(私は‥‥
そう師匠に教えられた)
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
御剣検事とロウ捜査官。
どちらがライバルにふさわしいか、
勝負していただきましょう!
&color(blue){(いつもの「尋問開始」で二者の目線が合わさるカット、だが表示された文字は「投票開始」)}
&color(blue){(御剣とロウにそれぞれ縦のメーターが表示される。下図参照。表示されたとたんにロウの得票数がぐんぐん伸び始めた)}
&color(blue){メーターはこんな感じだった。}
&color(blue){これはメーターの図であって背景はキャラとかが表示されている。}
#ref(gameshow.gif)
&color(blue){黒いところが下から順に明るく光って得票数を示していた。}
&color(blue){名前の下の丸い部分はそれぞれのキャラのマークになっているのだが}
&color(blue){御剣は襟の三枚ヒラヒラのマークで、ロウは服の竜のマークだった。}
&color(blue){図がへたくそですんません。}
&color(blue){実際はもっとかっこいいフルカラーのメーターだった。}
&color(blue){色はキャラに合わせてあり御剣は赤でロウは金色。}
-ミツルギ
異議あり!
なんなのだ!
このミョウなメーターは!
-サイバンチョ
それは観客のみなさんからの
人気をはかるメーターです。
法廷では証拠がすべてですが、
オーディションでは得点がすべて。
さあ! 観客のみなさん、
投票を始めてください。
&color(blue){(ロウのメーターがぐんぐん上がっていく)}
-ミクモ
あらら。ロウさんの方が
人気みたいですねー。
-ロウ
ハッ! 観客のほうが
よく分かってるじゃねえか。
-ミツルギ
(くっ‥‥シロウトどもが!
この私が負けるだと‥‥?)
待った!
-ミツルギ
さ‥‥裁判長!
どうしてあなたが!
-サイバンチョ
疑問が残るあいだは、
判決をくだすことはできません。
どうやら‥‥このオーディションで
不正が行われたようですな。
-ミツルギ
不正だと‥‥?
-サイバンチョ
ロウ捜査官。観客のみなさんに
見覚えはないですかな?
-ロウ
観客‥‥?
! ま、まさか‥‥アイツら!
-ミクモ
か、観客のほとんどが
ロウさんの部下じゃないですか!
-イトノコ
組織票で人気を得るなんて、
ヒキョウッスよ!
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
残念ですが‥‥一度でも
不正を行えば失格となります。
-ロウ
ちょっと待ってく
&color(blue){(セリフ途中で木槌)}
&color(blue){(裁判長、裁判の最後に出る「無罪」の演出に合わせて「退場」と表示)}
-ロウ
ア‥‥アオオオオオオオオンッ!
&color(blue){(狼、フェードアウト)}
&color(blue){(黒服のひとりが壇上に上がる。次のクロフクセリフは声優の声なし、ポポポ音)}
-クロフク
師父は何も知りません!
我らが勝手にやったことです!
-サイバンチョ
モチロン、部下のみなさんにも
退場していただきます。
オーディションでは、
“公平な審査”が大事ですからな。
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
みなさん。よろしいですかな?
ロウ捜査官が失格となったので、
オーディションも終了となります。
-ミクモ
候補が1人になっちゃったら、
そりゃ延期ですよね‥‥。
-サイバンチョ
いいえ。延期ではありません。
新ライバルは“御剣検事”に
決定ということです!
-ミクモ
ええええええええッ!
だって、主人公なのに!
-ミツルギ
フッ‥‥“最強のライバル”か。
‥‥‥‥悪くない。
-イトノコ
ほ、本人が1番乗り気ッス!
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
逆転検事2のライバルは、
“御剣 怜侍”に決
&color(blue){(セリフ途中で割り込み)}
異議あり!
-サイバンチョ
だ、だれですかな‥‥?
-???
クックックッ。
まだまだアマいな‥‥御剣。
-ミツルギ
せ‥‥先生!
-イトノコ
か、狩魔 豪‥‥検事!
なんで、ここにいるッスか!
-カルマ
フン。このしおりに
書いてあるであろう!
“ルールは厳守”、“ルールさえ守れば
あとは何をしてもOK”
“実際のゲームとは異なるので、
深く考えてはいけない”‥‥とな。
-イトノコ
な、なんッスとおおおおおッ!
-ミクモ
うう‥‥この検事さん、
顔も、言ってることも怖いよ!
-カルマ
御剣。今までのライバルたちを
思い返してみるがいい。
ワガハイこそが、カンペキで
最強のライバルだと言えるだろう!
#ref(05.jpg)
-ミツルギ
(くッ! たしかに先生はカンペキだ。
私など、足下にもおよばない!)
&color(blue){(豪にもメーター出現。ちなみに豪のマークもヒラヒラである)}
-カルマ
人気をはかるメーターなど、
ワガハイにかかればこの通りよ。
&color(blue){(指シャキーン! の音と共にぐんぐん伸びるメーター)}
-ミツルギ
!
-カルマ
証言や証拠がなければ、作ればよい。
情報の操作などたやすいものよ!
被告人の有罪も、新ライバルも
すべてワガハイが決めるのだ。
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
狩魔検事。
私の前で不正は許しませんぞ。
ルール違反です。
退場していただきましょう。
-カルマ
な‥‥裁判長!
ワガハイが
&color(blue){(セリフ途中で木槌)}
&color(blue){(裁判長、裁判の最後に出る「無罪」の演出に合わせて「退場」と表示)}
-カルマ
キサマ! まだハナシは終
&color(blue){(セリフ途中で木槌)}
&color(blue){(豪、フェードアウト)}
-ミツルギ
せ、先生が‥‥カンペキで無敗の
狩魔検事が、裁判長に負けるとは!
(いや‥‥カンペキだった私にも
クツジョクを受けた記憶がある)
(それも何度も、同じ相手に!
あれは誰だ‥‥?)
(くっ! アタマがイタい‥‥
何かを思い出しそうだ‥‥)
&color(blue){(成歩堂のシルエットが浮かぶ)}
-ミツルギ
(そうだ‥‥青い‥‥
青い服を着ていた‥‥!)
#ref(06.jpg)
&color(blue){(シルエットが青い服を着る)}
-ミツルギ
(青い服の‥‥‥‥警備員!)
&color(blue){(かつて、特別法廷に登場したオバチャンのシーンがセピアカラーで再生)}
-ミツルギ
うおおおおおおおおおおッ!
-ミクモ
ミツルギさん!
しっかりしてください!
-ミツルギ
‥‥ム。ミクモくんか。
おどろかせてすまない。
-ミクモ
! ミツルギさん!
記憶が戻ったんですか?
-ミツルギ
うム。先生‥‥いや、
狩魔検事の姿を見て思い出したのだ。
-イトノコ
まあ。なんにせよ
記憶が戻ってよかったッス。
さ。さ。そのハデな服を
着替えるッス!
-ミツルギ
! な‥‥ずっとこの服を
着ていたというのか!
(年甲斐もなく‥‥
なんという不覚!)
&color(blue){(ブラックアウト。御剣がいつもの服に戻る)}
-ミクモ
いやー。やっといつもの
ミツルギさんが戻ってきましたね。
なんで記憶を
失ったりしたんですか?
-ミツルギ
むう‥‥よくは覚えていないが。
今朝は執務室のソファで
くつろいでいたのだが‥‥
その時、ダレかが執務室を
訪ねてきたのだ。
その人物と話している最中に
‥‥アタマに衝撃が走った。
-ミクモ
ダレかに殴られたんでしょうか?
-ミツルギ
執務室の額縁が落ちていたから、
アタマにぶつけたのだろうな。
(なぜかあの時、木槌の音を
聞いた気がするのだが‥‥)
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
御剣検事。雑談の時間は
終わりにしましょう。
そろそろ、オーディションの
終了時間になりますからな。
-ミツルギ
待った!
1人で主人公とライバルの
二役をやるなど、不可能だ!
-イトノコ
そうッス! ボケとツッコミを
両方自分でやるようなもんッスよ!
-ミツルギ
(主人公とライバルは、
そんなイメージなのか‥‥?)
-サイバンチョ
異議は認められません。
御剣検事。一人二役でも
良いではないですか。
1人で両方やれば、有罪無罪も
自由自在ですぞ。
-ミツルギ
(自由自在に判決を操る‥‥
まるで、彼の考えと同じだな)
&color(blue){(回想)}
-カルマ
被告人の有罪も、新ライバルも
すべてワガハイが決めるのだ。
&color(blue){(回想終わり)}
-サイバンチョ
これこそ、最強のライバルでは
ないですか?
-ミツルギ
異議あり!
-サイバンチョ
往生際が悪いですぞ。
まだ何かあるのですかな?
-ミツルギ
フッ‥‥公平性を重んじるなら、
説明が足りないのではないだろうか。
-サイバンチョ
はて。
何のことでしょうか。
-ミツルギ
あなたは、このオーディションで
やけにルールにこだわっていた。
ルール違反をすれば即退場など
いつもの温厚なあなたらしくない。
それに、有罪無罪を操るのが
最強のライバルだと言うのならば、
裁判官であるあなたが
一番ふさわしいではないかッ!
-ミクモ
ええっ! ま、まさか、それって‥‥
-ミツルギ
裁判長!
あなたが本当の新ライバルなのだろう!
-イトノコ
ええええええええッ!
-ミクモ
さ、裁判長さんが、新ライバル!
-ミツルギ
さあ! 答えてもらおうかッ!
-サイバンチョ
フッフッフッ‥‥
すばらしい推理ですな、御剣検事。
さすが、このゲームの主人公です。
-ミツルギ
では、やはりあなたが‥‥
-サイバンチョ
私の口から説明する前に、
まずは、開発者のみなさんに
お聞きしましょう。
[TGS2010][09.18]逆転検事2 TGS特別法廷2010 ダイジェスト映像
http://www.youtube.com/watch?v=RTfIETdQhVg
&color(blue){(スクリーンに水鏡秤が映し出される)}
-サイバンチョ
水鏡 秤さん‥‥公平公正を
モットーとしている裁判官。
彼女こそが、逆転検事2の
新ライバルです。
#ref(07.jpg)
-ミクモ
なぜ新ライバルが決まっているのに
オーディションを行ったんですか?
-サイバンチョ
「他にふさわしい人がいないか、
平等に確かめたい。」
そう願った彼女は、あえて
オーディションを開催したのです。
-ミツルギ
このオーディションは、
彼女自身が主催していたのか‥‥。
-サイバンチョ
そういえば‥‥
彼女は今朝、御剣検事のもとに
アイサツに向かわれたはずですが。
-ミツルギ
私のもとに? まさか‥‥
(今朝、執務室を訪れた人物‥‥!)
#ref(08.jpg)
&color(blue){(回想。御剣の執務室。御剣の前に立つ水鏡秤)}
-ミツルギ
新ライバルに立候補だと‥‥?
そのようなアレは、困る。
私は主人公なのだ。今さら、
ライバルに戻ることなどできない。
&color(blue){(水鏡秤、木槌を振り上げ、床を叩く。ブラックアウト。)}
#ref(10.jpg)
-ミツルギ
‥‥
キミは、ダレだ‥‥?
#ref(09.jpg)
&color(blue){(回想終わり)}
-ミツルギ
(額縁が落ちたのは、
彼女のせいだったのか!)
&color(blue){(水鏡の木槌。彼女現れる)}
-ミクモ
うわあ。きれいな人ですねー。
-イトノコ
な、なんだか、ココロが洗われるッス!
-サイバンチョ
私も、この笑顔を見ると、なんでも
手伝ってしまいたくなりますぞ。
-ミツルギ
異議あり!
ミカガミ裁判官! そんな笑顔で
ダマされる私ではない!
&color(blue){(水鏡の木槌。笑顔で背景に「無罪」の文字を出現させる)}
-ミツルギ
ぐうッ!
有罪無罪を操るとは‥‥!
-イトノコ
確かに、検事にとっては、最強の
ライバルかもしれないッスねー。
#ref(http://www.capcom.co.jp/gyakutenkenji/2/blog/img_article/009.jpg)
-サイバンチョ
しかし、今回のことは
木槌によるアクシデント‥‥。
御剣検事と戦いたかっただけの
彼女にツミはないと言っていいでしょう。
-イトノコ
正々堂々戦うために、直接頼みに
行くなんて見上げたもんッス!
#ref(11.jpg)
-ミクモ
しかも、記憶喪失のミツルギさんを
ここまで連れてきてくれたんですよね!
-ミツルギ
(いつの間にか、みんな彼女の
味方になってしまっている!)
&color(blue){(水鏡のメーター出現、限界まで上がって爆発!)}
-サイバンチョ
おやおや。
2人の人気の差はあきらかですな。
-ミツルギ
(バカな‥‥! 主人公として、
ここで負けるわけにはいかない!)
ミカガミ裁判官! いまこそ、
正々堂々と戦おうではないか!
&color(blue){(木槌)}
-サイバンチョ
残念ながら、そろそろ
オーディションの終了時間のようです。
-ミツルギ
待った!
まだ戦いは終わっていない!
そうだろう、ミカガミ裁判官!
&color(blue){(水鏡の木槌)}
-サイバンチョ
彼女は時間にも厳しい方なのです。
勝負はゲーム本編に持ち越しですな。
-ミツルギ
くッ! いたしかたあるまい。
決着は、本編でつけるとしよう。
しかし‥‥逆転検事は、
《法廷》ではなく《現場》が舞台。
そう簡単に判決が下せるとは
思わないことだ。
#ref(12.jpg)
-サイバンチョ
それでは本日のオーディションは
これにて終了といたします。
ミカガミ裁判官。
最後のシメをお願いしますぞ。
&color(blue){(水鏡の木槌でシメ)}
**ブース前映像
-イトノコ
その時、自分は叫んだッス!
“御剣検事! 自分が来たからには、
もう安心ッス!”
“自分が必ず解決するッス!”
-ミクモ
へえ! ノコちゃん、カッコイイ!
-ミツルギ
待った!
人の執務室で何をしているのだ?
-ミクモ
えへへ、“逆転検事”のハナシを
していたんですよ。
この大ドロボウのヒミツ兵器、
“ぬすみちゃん”で再現しながら!
-イトノコ
当時の状況も自分が伝えて、
再現してもらったッス!
-ミツルギ
ほう‥‥道理で。
キミの行動がキオクと違うわけだ。
ミクモくん。本当の情報を伝えよう。
真実のみを再現してくれたまえ。
-ミクモ
了解です! それじゃ、
“逆転検事”を再現しますよ!
&color(blue){(第1話ダイジェスト映像)}
-イトノコ
この執務室で死体を発見するなんて、
思わなかったッスね。
-ミツルギ
うム。思わずココロの中で、
“異議あり!”と叫んでいた。
まあ、声に出す前に、
不覚にも背後をとられてしまったが。
-ミクモ
内心は焦っていたんですね。
-ミツルギ
うっ‥‥
‥‥そろそろ、
次の再現を見ようではないか。
-ミクモ
いいですよ。
次は、飛行機で起こった事件を
再現します!
&color(blue){(第2話ダイジェスト映像)}
-ミツルギ
散々な目にあった事件だったな。
-イトノコ
自分はムチウチになりかけたッス。
‥‥狩魔検事のムチウチのせいで。
-ミクモ
私も、一緒に捜査したかったです!
-ミツルギ
フッ‥‥キミは次の事件で、
じゅうぶん活躍したではないか。
-ミクモ
あ、そうでした!
いよいよ私の活躍が見られますよ!
&color(blue){(第3話ダイジェスト映像)}
-ミクモ
大ドロボウ一条 美雲、
ミツルギさんを華麗に救出!
この事件をヒトコトで説明すると、
こんな感じでしょうか?
-ミツルギ
異議あり!
事件はそんなに単純ではない。
-イトノコ
警察のマスコット“タイホくん”が、
御剣検事をジゴクへ送迎!
‥‥こっちのほうが正しいッスかね?
-ミツルギ
‥‥まあ、おおむね間違ってはいないが。
バンドーランドでは、
あのロウ捜査官にも出会ったな。
&color(blue){(第4話ダイジェスト映像)}
-ミツルギ
彼と私の考えはちがうが、
真実を追い求める姿勢にちがいはない。
あの事件を終えて、
そうハッキリと感じた。
&color(blue){(第5話ダイジェスト映像)}
-ミツルギ
うム‥‥たまには昔の事件を
振り返るのも、悪くはないな。
-ミクモ
ミツルギさん、トシの割には
忘れっぽいですものね。
-ミツルギ
人を年寄り扱いしないでくれたまえ!
-ミクモ
そういえば、ノコちゃんに
聞いていた内容と全然違ったよ?
-イトノコ
え? えーと‥‥
自分の活躍は、逆転検事2で
見られるッスよ!
-ミツルギ
異議あり!
刑事。私の前で証拠もなく
そのような発言をするとは‥‥
-イトノコ
異議ありッス!
異議をとなえるのは、逆転検事2を
遊んでからにして欲しいッス。
-ミクモ
お! ノコちゃんも言うねえ。
私も楽しみだな、逆転検事2!
-ミツルギ
フッ‥‥
ならば、この目で確かめるとしよう。
私たちの、更なる活躍をな!
&color(blue){(逆転検事2TGSプロモ)}
&color(blue){(以下ループ)}
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