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Stone Logic

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
犬神リンク=GM

霧岬さん=エレン

六音さん=リア

愛理さん=リセヴィア

真紅朗さん=タイル

あーさんさん=ミュー


 若草亭3時間SWセッションという試みを前に… PCを作っている人がいた。


タイル:んー、普通で良いな。うっし、じゃあシャーマンシーフにしよう。女性キャラ多いようなので男で。リンクさんのセッションだし。

GM:どーいう意味だコラ(笑)。


 このPLの人は、このGMとやたら縁がある。キャンペーンで常に男のハーフエルフとして組んできたのだ。

 尚、そのキャンペーンが全て消滅してしまった事もほろ苦い思い出の一つである。嗚呼、懐かしいなぁ…(遠い目)。


エレン:う、ええと… どうしよう。GM~… 部屋に残したモールやハードレザーを装備したエレンって出してもいいですかね…?

GM:エレンですか? OK。

エレン:ども、ありがとうございます。

GM:えーと… セッション開始前にGMから一言。みんな、楽しんでください。みんなのやる気が面白さを決めます(笑)。

ノーマ:おう。

GM:一緒に面白いセッションにしましょう。どうぞ、よろしく♪

リア:にゃあ。

タイル:誰に物を言っているのか。楽しませて下さい、と言いなさい。(にやにや)

リア:よっろしっくー。

エレン:よろしくおねがいしますっ!

リセヴィア:がんばろーね♪

タイル:よし、データは一応完成。名前は… と。

ミュー:大丈夫。私、グラランだから!

GM:はいはいはーい。(パンパン)それではみなさん。ん? なんか増えてる? ま、いいや。名前表示順に自己紹介などお願いします。


 ちょっとGMが目を離した隙にミューが飛び入り参加を決めていた。侮れない… 流石はグララン!

 そうして、各々自己紹介が進む。参加メンバーは…


エレン・サンドリヨン:

 ファイター2、プリースト(マイリー)2。人間/女/15歳。

 まだまだ若いながら、一流の戦士にも劣らぬ技量を持った神官戦士。

 多分に苦労症であり、特に金銭面で苦労している姿が良く見られる。


ミュー・シーズ:

 シーフ3、レンジャー1、バード2。グラスランナー/女/48歳。

 優秀な盗賊にして吟遊詩人。その有り余る精神力で全てを翻弄する。

 とにかく悪食で始終腹を空かせており、ウォームを食べた伝説の人。


ノーマ・リットン:

 ファイター2、レンジャー1、コック3。人間/男/15歳。

 シャーマン修行中。割と常識人でリーダーを任せられることも多い。

 巷では、冒険者としてではなく、コックとして評判なのが悩みの種。


リア・リー:

 ソーサラー3、セージ3、レンジャー1。人間/女/15歳。

 若草亭最強の名を欲しい侭にしているソーサラー。通称ぎゃぴー。

 ちんまい容姿とたどたどしい言動に、ハートを打ち抜かれた方多数。


リセ・ヴィア:

 シャーマン2。エルフ/女?/???歳。

 黙っていれば美人の女性エルフ。だがその生態は謎に包まれている。

 美少女追いかけ回すし… バルキリーの魔法扱うし… 声、太いし…。


タイル・アロゥ:

 シャーマン1、シーフ1、レンジャー1。ハーフエルフ/男/30歳。

 盗賊ギルドのキャッチセールスにかかって構成員になっちゃった人。

 本人は都会的だと主張するものの、その独特の言動は総じて田舎臭い。


GM:『貧乏』『悪食』『普通』『萌へ』『漢女』『不幸』… コードネームは万全だな。


 個性的な面々を前に一人呟くGM。


GM:さーて、みなさん。自己紹介は終わりましたね? では、セッションを開始します!




GM:唐突ですが、みなさんはオランより北東に約2日半ほど進んだ先にある『セオン村』にいます。

ノーマ:ふむふむ。

GM:何故みなさんが、こんなところにいるのか? これには深いわけがあるのです。話すと長くなりますが…

ミュー:ふみゅふみゅ。

GM:ガーディ「温泉優待券が当たった。おまえら行って来い」 以上。

タイル:短いわっ!?(笑)

ミュー:「温泉っておいしいんだよね♪」

エレン:「お、温泉はおいしくないと思いますっ(汗)」

リセヴィア:「ええ、色々と美味しいわよね♪ …色々と」

リア:「リセ、なんか目が怖いぞ?」

リセヴィア:「あらやだ、ねぇリア、着いたら一緒に入りましょうよ♪」

ミュー:「私も私も~! でね、温泉の飲みっこするの~♪」

リア:「ミュー、温泉卵で我慢しておけ」 リセの性別ってわかるのだろうか?(汗)

リセヴィア:分かってていいわよ? 悪癖がきっと有名(笑)。

ノーマ:「料亭とかあるのかな? どんな味の料理が出るか楽しみだ」 わくわく。

タイル:「まぁ、飲んでも体にいいらしいダスが… って、誰も聞いてないダス」




GM:キミたちは優待券のおかげで、乗合馬車を使い、比較的快適に来られたわけだ。

タイル:素晴らしい! ギルドじゃこんな扱いはなかったダス!(笑)

ノーマ:乗合馬車を使っても二日半か。ちょいと遠いなぁ…。

GM:乗合馬車って人の歩く速度と同じくらいだよ。人を大勢乗せているし、必ずしも良い道ではないからね(笑)。

ノーマ:あら? そうだったのか(笑)。

GM:で、セオン村は20戸程度で、人口が60~70人の小さな村。けれど、その温泉村としての評判は上々なのだ。

タイル:ふむふむ…寒い時期になるとオランからの観光客がけっこう来たりするのだなぁ。

GM:そう、そのはずだ。……ところがだね、タイル。

タイル:う、な、なんダスか?

GM:村は寂れている。

リセヴィア:おや?

GM:もう西部劇の決闘直前くらいに、こう藁みたいなのが転がっていたり? そんな様子の中で、何名かの村人が細々と農業をしている。

ノーマ:「あれ? なんか寂れてるな…」

エレン:「……ええと、ここ…ですよね?」 指を指して振り返り。

ミュー:「……えとね。温泉?」 首をかしげてリアを見る。

リア:「そのはず、だが?」

タイル:「……どうしたダスか、まさか名物の温泉が枯れて収入が無くなったとかそんなはずはないダス… よね?」

リセヴィア:「きっとあれよ。枯れた情緒とかそういうのじゃない?」

タイル:「そう言われてみれば、ある種の風情がないではないダス…」

ノーマ:「おーい、そこの人、ちょっといいですかー?」 近くの人に話しかける。

GM:村人「はい、なんダスか?」 とてとて… ノーマに呼ばれて、他人とは思えない訛り方をした青年が近付いてきた。

リア:「えーと、すまないが? ここの温泉はどうなったんだろうか?」 と、村人に尋ねる。

ノーマ:「俺たち、温泉の優待券を頼りにここに来たんだけど… なんか寂れてるね。なんかあったのか?」

GM:村人「あぁ、温泉ダスか? 今は無理ダス… いや、いつ復旧するかも分からんダスよ」

タイル:「寂れてろうと寂れてなかろうと温泉があるなら関係ないダス… って、え?」

ミュー:「温泉って復旧する物なの?」

リセヴィア:「温泉、壊れているの?」

ノーマ:「温泉が枯れたとか?」

リア:「一体どうなってるんだ? 詳しく教えてくれないか?」

GM:村人「まぁ、厳密に言えば枯れたってわけじゃないダスが… ん? ん~~~?」 と、突然村人は何に気付いたのか君たちをジロジロ見詰める。

タイル:「…な、何ダスか? 都会モンダスよ!」

GM:村人「嘘つくなダス。シティボーイにあるまじき訛りをしているダス… って、そんなことよりも! アンタたち… ひょっとして冒険者ダスか?」

タイル:「流行の周期によってこれが今都会の最新流行ダス。理解してるのはオラだけダスが」 違いの分からぬヤツを鼻で笑うダス。

エレン:「一応、冒険者ですけど……ええと、それが何か」 タイルの耳をつまんで静止しながら。

タイル:痛いダス(笑)。

リア:「……ああ、そうだが」

ミュー:「うん。さすらいの料理人なの!」

ノーマ:「おいおい… 料理人は俺だけだよ」 苦笑しながらミューの頭を撫で 「まぁ、聞いての通り俺達は冒険者だけど?」

GM:村人「だったら村長の話を聞いて欲しいダス! ワケもそこで説明するダス!!」 ノーマの手を引っ張って大きな屋敷に連れて行こうとするけど?

タイル:「う……わ、分かったダス」 と、迫力に圧されたダス(笑)。

ノーマ:「ひょっとして依頼か? 冒険か? くぅっ、わくわくするぜ!」 嬉しそうについていく。

ミュー:「うん。私は料理しないけど、ノーマが料理人なの。だからついてくの」 何事もなかったかのように、ノーマについていきます。

エレン:「(ていうか、ダスが流行? ダスが、流行……?)」 ぎゅぅ~…。

タイル:だから痛いダス!?(笑)

リセヴィア:「……じゃ、行きましょうか?」

リア:「そうだな」

エレン:「あ、はいっ」

タイル:さ、場面変えて下さい(笑)。




GM:では、みなさんは村長さんの屋敷(兼温泉旅館)の広間に通される。

リセヴィア:「ま、タダ(優待券)より高いものはなし……ってことね」 お茶を飲みながら(笑)。

GM:着席をすすめられ、お茶を出される。……どういう理屈か勧められる前に飲んでいる人もいますが(笑)。

タイル:そしてオラは席が足りずに立ちっぱなしダスよ。

ミュー:「ほへ~~」 じゃあ、あちこち物色しだします(笑)。

エレン:「ちょ、ミューさん……あぅ…」 渋々黙って座る。

GM:特に華美にしてはいない。実用重視のしっかりとした建物のようだ。

ノーマ:「で… えっと、何があったんですか?」

タイル:ノーマは偉いなぁ。ちゃんと話を進めていて(笑)。

エレン:ただ一人普通ですから(笑)。

ミュー:うんうん。

ノーマ:普通だからな(笑)。

GM:村長「はじめまして。私がこのセオン村の村長でございます。あんたらを冒険者と見込んで頼みがある」

タイル:「……な、なんダスか? 温泉の事ダスか?」

リセヴィア:「(あれ? 『ございます』の後から、いきなり態度が大きくなったような…)」

GM:村長はそれはそれは流暢な都会言葉で話しかける(笑)。

タイル:がーんっ!(笑)

エレン:「頼み……ですか」

ノーマ:「どんな依頼ですか?」 一応丁寧語で。

エレン:「……ええと、内容次第ではお力になれると思います」

GM:村長「実はこの村の温泉は美容に利くと評判で、娘も毎日浸かっておった。じゃから娘は村一番の器量よしで!」

ミュー:「おいしい?」

GM:村長「うむ! それはもう、口に入れても不味くないほど可愛い娘で… おっと、話がそれましたな」

ノーマ:「目に入れても痛くない… だよな? 確か」 ひそひそ。

リア:「あぁ、そうだ…(苦笑)」 小声で。

タイル:「ふむふむ、それでどうしたダス?」

GM:村長「その娘が奇病にかかったのです」

リセヴィア:「器量よしの娘さんが病気に! ああ、なんてことでしょう!」

エレン:「奇病…?」

ノーマ:「どんな症状なんですか?」

ミュー:「んっと… 温泉のお湯を飲み干しちゃう病気とか?」

GM:村長「は? いえ、それが段々と石になる奇病でして…」

リア:「なんだって!?」

ミュー:「うひゃぁ… 石」

タイル:「……石に? なんダスか、それは…?」 と、周りを見回すダス。

エレン:「………あ、あう」 周囲の人たちの反応それぞれに反応しようとしておろおろ。

ノーマ:セージチェックしろってことだな?(笑) でも、あれ、確か目標値高かったはずだぞ。

リセヴィア:「お父様、おまかせください! 私がきっと助けてあげます!」 ギュッと手を掴む(笑)。

GM:村長「おぉ、ありがとうありがとう… 嫁にはやらんがなぁっ!」 くわっ!

タイル:「……ちっ、ダス」

ノーマ:「石に? そりゃ奇妙な… リア、分かるか?」

リア:チェックいいですかー?

GM:目標値は14。チェックどうぞ。ガンバ!(笑)


 しかしやはり目標値が高過ぎるのか、誰も知っている分かる者がいなかった。

 一応ネタばらしをしておくと、完全版P179にある『石皮病』。

 身体が徐々に石化していく病気で、特効薬であるヘンルーダ以外での治療は困難極まる難病である。


リセヴィア:「大丈夫! 一晩貸していただくだけで!」 まだ交渉を続けているわ(笑)。

GM:村長「絶対ヤじゃ!」 くわっ!

エレン:「そ、そこは何を言っているんですか…っ」 おろおろしながらリセヴィアを止める。

ミュー:「リセ~、食べちゃダメだよ? 人間は」

リセヴィア:「なんでぇ? 女の子同士でお話したいだけなのにぃ♪」(笑)

リア:「リセ、ばれてるぞ?(汗)」

リセヴィア:「あらん♪」

ミュー:「どんなにおなかすいても人間は食べちゃダメなの(しみじみ)」

リア:「ミュー、それちがうから(苦笑)」

GM:村長「ぜぇはぁ、ぜぇはぁ。え~… というわけでしてな。ここからが依頼の話です」

タイル:「…はぁ、何ダスか?」

ノーマ:「どうにかして治して欲しい… ってことかな?」

GM:村長「ここから半日ほどの裏山には、こういった病気に良く効く薬草が生えていると聞きます」

リア:「ふむ」

タイル:「半日…それくらい構わんダスが、なぜ村人で取りに行かないのダスか?」

GM:村長「村の屈強な若者が喜び勇んでいったのですが、帰ってこず…」

タイル:「……む、迷ったダスかな?」

エレン:「つまり、危険がある可能性があるんですね」 冷や汗流しながら、苦笑しつつ。

GM:村長「どうしようかと途方に暮れておったのですよ… そこで、です!」 くわっ!

エレン:「っ!?」 くわっ! に、びくつく。 「そっ、そこで、なんでしょう……?」

リア:「……ちょ、ちょっと怖いぞ(汗)」

ミュー:「びっくりしたの~」 どきどき…。

GM:村長「どうか、薬草を持って帰って頂きたい。報酬は… お一人400Gほどで如何でしょうか?」

リセヴィア:「分かりました! お嬢さんは私がきっと助けてあげますから一晩お嬢さんと一緒にいさせてくださいね!」

ノーマ:「でもさ、その薬草を使ったからと言って、魔法みたいにすぐに治る訳じゃないんですよね? 治るまで何回も取りに行くってことですか?」

GM:村長「魔法みたいに治ると聞いております」 GMが面倒だから 「勿論、温泉と豪華な料理もつけます… 娘はやらんがなぁっ!」 くわっ!

エレン:魔法みたいに治るって… わ、分かりやすい…(笑)。

タイル:「……待った、確認するダス。その病気、伝染するようなものではないダスか?」

GM:村長「分かりません! ですが毎日朝晩おはよう・こんばんわ・ジュテームを欠かさない私はかかっておりません!」

リア:スキンシップのしすぎだー!?(笑)

タイル:「……そ、そうダスか」

ミュー:「えーとね… その薬草って、おいしい?」

タイル:「食べてみればいいダスよ、行けば分かるダス」

リア:「ご主人、薬草についての詳細を教えてもらえるか?」 ミューの口は押さえて(笑)。

エレン:口を押さえると手を食べられるのですね。

リア:いやー!?(笑)

ミュー:「(おいしいかどうか聞いて欲しいの)むぎゅむぎゅ」

エレン:「……ともかく、わたしたちはその薬草を取ってくれば良いんですよね?」 なんとか、リアの手からミューを引き剥がしながら。

タイル:「病気は進行するものなんダスよね? 急いだ方がいいダスな…」

リア:「何処に生えてるとか、姿かたちとかわかると嬉しい」 歯型の付いた手を振りながら。

リセヴィア:「わかりましたお父様! 明日のジュテームはお任せくださいね!」

GM:村長「よろしい… いいでしょう」 リアの言葉に頷き、羊皮紙にさらさらと一つの草の株を描きます。

リセヴィア:「ありがとうございます!」 よし! 許可もらった!(笑)

エレン:「り、リセヴィアさん……(こ、この人は止められない)」 しくしく

GM:村長「って、ちょっとまてーーーー!?」(笑)

リセヴィア:「あらん、なんですかぁ♪ お父様♪」 シナをつくってくねくね~(笑)。

エレン:「ところで、その薬草ってどんな形… (羊皮紙を見て)かは分かりましたが、具体的にどこに生えているんでしょう?」 ず、頭痛が…(笑)。

GM:村長「う、うむ…」 咳払いをして重々しく頷き 「裏山のどこかに生えておるそうです」

タイル:「…ど、どこか、ダスか?」

GM:村長「どこか… ダス」 くわっ!

リア:ビクッ!?

ノーマ:「きっとそう言うのに詳しい人がいるよ。村長さん、そう言う人居ませんか?」

GM:村長「いました」

エレン:「いま…した?」

リア:「いました……過去形か」

GM:村長「帰ってきませんでしたが」

ノーマ:そりゃまぁ、行ってるわなぁ…(苦笑)。

タイル:「……なるほど、よく分かったダス」

ミュー:「今いないのかぁ。途中に落ちてるかも?」

エレン:「うぅ、困りましたね……」

ミュー:「裏山って広い?(じっ)」

GM:村長「裏山の広さは… さよう。『結構広い』ですな。『とても』というほど広くもなく、かといって『わりと』というほど手狭ではなく…」

タイル:「なーに、自然のことならオラに任せるダスよ、見つけるくらいわけないダス!」

ノーマ:レンジャー持ってたっけ? タイル。

タイル:シャーマン・シーフ・レンジャー。それぞれ1レベルダス。

エレン:「た、タイルさん……(きらきら)」

ミュー:「タイルがいるなら安心だね(きらきら)」

タイル:ふ、訛りはアレダスが顔は美形ダス(笑)。

GM:生意気だ。落書きしちゃえ。

タイル:ぎゃー! 何するダスかー!?(笑)

ノーマ:「そっかそっか… じゃあ、その人の家族は居ませんでした?」

GM:村長「いませんよ。だって、『シーラちゃんにプロポーズするぞ~♪』って飛んでいったんですもの。そのアホ」 真顔で。

ノーマ:「そ、そうですか」

リセヴィア:「シーラちゃん! いいお名前ね!」 くわっ! 「みんな! 死ぬ気でいくわよ!!」

リア:「おい、リセ…(汗)」

タイル:「つまり、薬草が見つかればシーラちゃんにプロポーズする権利が得られるダスね!」

リア:「タイル、おまえもかー!(ぎゃぴー)」

GM:村長「いや… 甘いですぞ」

ミュー:「見つかっただけじゃダメなの?」

GM:村長「左様。シーラにプロポーズしたければ… 私の屍を超えてゆけぇええええええいっ!!」

リセヴィア:「分かりました! お父様!」

リア:「村長、それNGワードだぞ?(苦笑)」

エレン:「すみませんちょっと黙ってください」 村長の頭をがしっとつかんで事務的な口調で。

GM:村長「はわぁっ!?」 グキッと首が変な方向に。




ノーマ:「…っと、依頼を引き受けるってことで良いよな? みんな」

ミュー:「うん。私もプロポーズっていうのする~~」

タイル:「もちろんダスよ、優待の優待、超優待のためダス!」

リセヴィア:「ふっふっふ、シーラちゃん(推定美人)とのジュッテェ~ム♪」

ミュー:「じゅて~む~」

リア:「引き受けるに異存はない、ここまできて温泉に入らないのはつまらんからな」

ノーマ:「うし、それじゃ決まりだな。エレン」

エレン:「えぇ。それじゃあ、依頼の件お引き受けしま… あれ? 村長さん?」 ぷらーん。

リア:「って、おいおい。依頼人に何やってるんだ、エレン(汗)」

ノーマ:「で、村長。シーラさんの容態、確認しても良いですか?」 どうしたもんかね、女シャーマン居ないけど。

リセヴィア:「そうね! どれだけ可愛いかは見ておかないと!」 心は女よ!(笑)

タイル:「……さ、交渉は成立したダスし、シーンを変えるダス」 心だけ女でもまったく意味ないダス(笑)。

ミュー:次のシーンはシーラちゃんの枕元♪

GM:村長「ふむ… しかし娘も年頃のレディ。男性の方に病身を晒すのは苦痛でしょう。女性の方のみならば、許可しましょう」 首を曲げつつ。

タイル:「……分かったダス、オラは外で待っているダスよ」

リセヴィア:「そうね、それじゃ私とリアとミューだけで会いましょう」(笑)

リア:「ああ、そうだな… って、リセ、お前もダメだ」(笑)

ノーマ:「それもそうか。それじゃ、リア、ミュー、エレン。任せたぜ」

ミュー:「よく分かんないけどまかされたの!」

エレン:くっ、女扱いされてないエレン(しくしく)。

GM:では、シーラちゃんのお部屋で…

リセヴィア:あ、ごめんねエレン、今度デートしましょうね(笑)。

エレン:その発想はいったい!?(笑)

リセヴィア:お詫び(笑)。

ノーマ:しかし、精霊使いが追い出されてるのは何ともはや(笑)。




GM:ええい、聞けっ! シーラちゃんのお部屋で!!(笑)

リセヴィア:はーい♪

リア:で、美人?(笑)

GM:えーとですね。特に装飾にはこだわっていないけれど、品の良い整え方をした部屋です。その部屋のベッドに一人の女の子が臥せっています。

リセヴィア:(ドキドキ)

ミュー:「こんにちはおじゃましますなの」 テケテケと歩いて、下から覗きこみます。

GM:年の頃は16歳くらい? 亜麻色の髪と、澄んだ青の瞳が印象的な美少女です。

リア:「……これが、シーラさんか?」 そっかー、これで親の贔屓目ってオチはなくなったんですね(笑)。

GM:シーラ「……あ、はじめまして」 少し起き難そうにして上半身を立て… ぺこり。

ノーマ:まだ第一~第二段階だな。

エレン:「リ・セ・ヴィ・ア・さん?」 部屋の外に追い出す。

リセヴィア:「な、あ、に?」 全力で抵抗!(笑)

エレン:「なあにじゃありませんっ!」 部屋から追い出して、ノーマさんにしっかりと捕まえさせて部屋に戻ります(笑)。

リセヴィア:「あーん。会わせて~っ」(涙)

ノーマ:「まぁ、リセ。あいつらを信用して、待ってようぜ」

GM:では、シーラは追い出されるリセヴィアに軽く会釈をする。

リセヴィア:会釈しているシーラにウィンクをします。追い出されながら(笑)。

タイル:オラは名物でも聞き出してみるダスよ。退場中(笑)。

エレン:「はじめまして……ええと、わたしはエレンです。シーラさん」 にこり

GM:「シーラで結構ですよ。エレンさん」

リア:「よろしく、シーラ……私はリアだ」

ミュー:「私はミューだよ~」

GM:シーラ「どうも。それで… どういったご用件でしょうか?」

ミュー:「ジュテ~ムって何?(きょとん)」

リア:「ミュー、それはもういいから」(笑)

GM:シーラ「くすっ。お父様は古代語にかぶれてらっしゃいますから… きっとソレ関係の言葉なのでしょう」

ミュー:「おー! 古代語なの~」

GM:シーラ「意味は私も分かりませんけれど、母の分まで愛してくれているのはわかります…」

ミュー:「ラヴラブなんだね~(納得)」

エレン:「そう、ですか」

リア:「そうか。ところで、シーラ……聞きにくいことだがこうなった原因に心当たりは有るか?」 あと、見た目進行状況ってどんなもんでしょう?

GM:シーラ「そう、ですね… といっても温泉くらいしか本当に心当たりが…」 リアがシーツを捲ると、膝まで石化した様子が見て取れる。

リア:「(……だから、温泉が寂れているんだな。む、これは!?)」

ノーマ:GM、もいっかいセージチェック良い? 俺はできないけど。

GM:そうだね。実際に見たのだから、もう一回やってもいいか。


 今度はリアが素晴らしい出目で分かる。


GM:リアには分かる。石皮病だ。

リア:実際に見ればちがうなぁ… でも、キャラはわかってもPLがわかんないや。どんなの?(汗)

ミュー:ふ。私はキャラもPLも分かりません!(いばり)

タイル:体の中のノームの力が強くなって、体が石になってしまう病気ダス。

ノーマ:完全版P179。魔法で治そうと思ったら、達成値22も居る。

エレン:進行速度は遅いんだけど、ほとんどの確率で治らないんですよね…。

リセヴィア:でも、シナリオ的にはなぜか解決方法がある病気なのよね?(笑)

エレン:「他に、本当にありませんか? どんなに小さなことでも良いんです、思い出せませんか?」

ミュー:「温泉に変な物がいたとか」

GM:シーラ「そういえば… 裏山には人を石に変える怪物がいると聞いたことがあります。だから、夜は早目に帰るようにと躾けられたことがあります」

リア:「なに!? ……詳しく言えるか?」

ミュー:「人を石に変える怪物? シーラそれに会ったの?」

GM:シーラ「といっても言い伝えですし、私も会ったことはありません… ただ…」

エレン:「ただ?」

リア:「ただ?」

GM:シーラ「ただ、その言い伝えの怪物が温泉に何か悪さをしたんじゃないかって… お父様は。源泉は裏山のほうにあるそうですから…」

エレン:「そうですか……」

リア:「ふむ… となると、源泉についても調査できるなら調査したいものだが」

ミュー:「むぅぅ。よく分かんないけど、その怪物がなんかしちゃってるのを止めればいいのかなぁ」

GM:シーラ「すみません… 他には何も…」

エレン:「いいえ、そのお話だけでも十分参考になりました」 にこり、と笑う

リア:「エレンの言うとおりだ。シーラ、すまないがもう暫く辛抱してくれ」

ミュー:「えとね、みんながんばるの。だから、シーラはのんびり待ってるの」

エレン:「大丈夫です。きっと、治りますから… ちょっとだけ待っていてくださいね?」

GM:シーラ「ごめんなさい… あ、そうです…」 枕をゴソゴソやって一つの指輪を取り出す。

エレン:「…?」

リア:「なんだ、これは?」

ミュー:「指輪だと思うの」

GM:シーラ「報酬、少なかったでしょう? もし、これでよければ…」

リア:「いや、それはお前が持っておけ」

GM:シーラ「母の、形見です… けれど、生きている人の手に渡ってこそ意味がありますから」 にこり

ミュー:「んと……ちょっと借りるの。それでいい?」

リア:「いや、帰ってきてから、貰うかどうかは考える」

GM:シーラ「わかりました… では、必ず持って帰ってきて下さいね? 約束ですよ」 微笑んでミューに指輪を握らせる。

ミュー:「うん。ちょっと預かるの。で、帰ってきて返すの」にこにこと受け取ります。

ノーマ:リアって、口調、ちょっと男っぽいんだね。

リア:背伸びして、大人ぶってるから(笑)。

ノーマ:大人ぶってるならもっと大人の女性っぽくすればいいのに

エレン:「さて、それじゃあ……行きましょうか?」 大人ぶっていても大人になりきれないのです(うんうん)。

リア:「って……まあ、いいか……ああ、いこう」

ミュー:年齢的に無理なの。リア子供なの(ほろり)。

GM:さて、それではシーンカットして合流…

リセヴィア:そうして皆が出て行った後…

GM:ほい?

リセヴィア:シーラの臥せっているベッドに小さな花が落ちてきます(笑)

GM:シーラ「あら、綺麗な花…」 くすりと微笑む。

リセヴィア:「ふ、私をあんまり甘く見ちゃダメよ♪」

ノーマ:で、リア。一応、指輪を鑑定しておいてくれ。コモンルーンだったら、この上なく役に立つ。

ミュー:わくわく。


 あっさり分かった。

 白金で作られた値打ち物とはいえ、それ以外はなんの特徴もないただの指輪だったからだ。


リア:「(白金で作られた指輪か、まあ値打ちものだな)」




タイル:さて、どんな情報をつかめたダスかな?(笑)

GM:村の名物は温泉と人情に溢れる気さくな村人達らしい。そして大トカゲ饅頭。

タイル:は、そんな情報まで!(笑)

ミュー:「タイルがきっと名物を持ってきてくれるの(きらきら)」

エレン:「め、名物…」

GM:村人持ってくるんかい(笑)。

タイル:温泉の湯を取ってきて「さぁ、飲むダス」って(笑)。

リア:「ミュー(頭を抱える)」




GM:では合流しました。

タイル:「……なるほど、厄介な病気なんダスなぁ。でも、その薬草があれば治るダスよね?」 びんびん弓を鳴らしながら言いましょう。点検終了。

ミュー:「うん。治るらしいの」

タイル:「だったら、話は早いダス……しかし、問題はその怪物の方ダスね」

ノーマ:「そうだな。まずは源泉の方を辿ってみよう」 メデューサだと困るが、コカトリスならまだ何とかなるはず。

タイル:「しかも、寄りによってその特効薬のすぐそばにいるなんて……厄介ダスな」 ぶつぶつ。

GM:なんて作為的な発言でしょう、タイル(笑)。

タイル:何の話だか分からないダス(笑)。

リセヴィア:「倒してしまえばいいのよ。そしてジュテーム♪」

ミュー:「でも人を石に変えるなんて… そんな怪物、いるのでしょうか?」 というわけで、まずはリアさんに知識判定をお願いしたいのですが(笑)。

リア:「う~ん、そうだな…」 GM、判定いいかな?

GM:いいですよー(笑)。


 しかし石化能力を持ったモンスターは、一部の例外を除きいずれも目標となる達成値が高い。

 結局のところ、リア自身の出目も決して低いわけではなかったのだが、敢え無く失敗の憂き目に。


リア:「……イロイロ想像できるが考えがまとまらないな」

ミュー:「えとね。石にする怪物がいるから特効薬があると思うの」

ノーマ:「毒使いは解毒剤を持っている… か。でも、ちょっと違わないか?」

ミュー:「きっと、怪物の糞がね… 原料なの!」 信じ込んでます(きっぱり)。

タイル:「……気分が悪くなることを言うな、ダス」

GM:あんたら糞を食わせる気か(笑)。

リア:「ミュー、薬草を取りにいくんだぞ?」

ミュー:「……は。薬草は糞じゃないの(汗)」

リセヴィア:「ミューちゃん女の子が糞なんて言っちゃダメよ」

タイル:「……とにかく、温泉にゆっくりつかるためにはその怪物をなんとかすべきダスな……源泉に何かしてるかも知れないんダスよね?」

エレン:「ええ、一応薬草を見つけてから、源泉の調査もして見ましょう」

ミュー:「じゃ、しゅっぱ~つ♪」 忘れ物ないよね?

GM:クロフ「にゃ~」 のび~…。

リア:「ああ、なにがいるのか興味が有る」

タイル:「OK、分かったダス。さぁ、行くダスよ……」

ノーマ:「よし、行くぞ、みんな!」 

エレン:「はいっ」

リア:「いくぞ、クロフ」クロフ「みゃー」

リセヴィア:「ちゃっちゃと取ってきましょう♪」

ノーマ:さて、源泉を辿って山の中に行くんだが… 俺とミューが前、リセとリアが真ん中。タイルとエレンが後方で良いよな?

ミュー:うん。いいと思うの。

ノーマ:じゃあ、クレインクィンを巻いておきます。きりきり。

GM:半日間ずっと巻くの?

リセヴィア:痛むわよ?(笑)

ノーマ:む… そうか、1,2時間かと思ってた。じゃあ、バッソと盾の方向で。




GM:では、しっかりと源泉に辿り着けたか代表者がレンジャー技能+知力を振ってください。

タイル:む、レンジャーが先頭に立つのは当然だと主張するダス、探索なんだから。

リア:一番基準値高いの誰?

ノーマ:俺は3から。みんなは?

ミュー:私も3~。

タイル:3ダス! 何かあったら後ろに下がるダス! 大きく出た手前、今だけでも先頭に行きたいダス!(笑)

ミュー:じゃ、タイルと場所変わるの(てけてけ)。

タイル:わーい(笑)。

GM:まぁ、達成値次第では「源泉に着くまでの時間」がわかるようにします。

リア:えーと私が4……だけど。

ノーマ:あ、リア、レンジャー持ってるんだ。なら、リア、頼もう。


 そのままリアが振ってしまい、なかなか良い出目を出す。


ミュー:ノーマ、タイルがかわいそうなの(ほろり)。

GM:せっかくだからタイルにやらせて上げなよ、可哀想に(笑)。

ノーマ:あ(笑)。

タイル:しくしく、ダス(笑)。

リア:ごめん(汗)。

ミュー:むしろ、不幸なのでおいしいと思うの!

ノーマ:はっ、そうか! 良かったな、タイル!(笑)

タイル:よくねぇ! いいから結果を言うダス!(笑)

GM:リアは正確に源泉を辿れたね。後20分くらいで辿り着くってことも推測できる。勿論、それをノーマに知らせることも可能だ。

リア:「こっちのほうだな」 地図を見ながら、パイルニャーオン(使い魔クロフを頭に乗っけてる)の状態で山道をえっちらおっちら(笑)。

リセヴィア:「さすがリアねぇ♪」

エレン:「リアさん……凄いです」

ノーマ:「リア、やるなぁ」 クロスボウ、巻いてて良いかな?

リア:「い、いや、それほどでもないぞ?(てれてれ)」

タイル:「……ふむ、空気が変わってきたダスね……」

ミュー:「空気?」 ふんふんと嗅ぎます。温泉のにおいがするはず!

GM:クロスボウは巻いててもいいよ。空気は… 腐った卵のような匂いが(笑)。

ミュー:「悲しい匂いがするの…」

ノーマ:「そろそろ魔物がいるかも知れないから、気を付けろよ」 キリキリ…(←クロスボウ巻いている音)

GM:では、茂みをかきわけ進んでいると… 『バシャ、バシャ…』という音が遠くからかすかに聞こえる。

ノーマ:「待った」 みんなを止める。

エレン:「は、はい」 両手でモールを持っておこう。

タイル:「…ん、ウンディーネの気配がするダス……それと、サラマンダーも」

ミュー:「……水浴び?」 足音を消して音がどちらの方向かを聞き耳。

リア:「精霊使いの能力か……さすがだな」

リセヴィア:「サラマンダーがいるなら多少楽ね」

GM:『ガシャンガシャンガシャン』 そんな音が… おやぁ? パーティから聞こえるなぁ(笑)。

タイル:……あっ(笑)。

リセヴィア:あれ? 誰、金属鎧!(笑)

ノーマ:エレンだよな… でも今は足を止めてるから、派手な音はしないと思うが。

タイル:何言ってるダス。オラたち、水が聞こえる場所まで歩いてきたダスよ?(笑)。

GM:フッフッフ… 水音よりも派手なその音のおかげで、水を打ったように静まる茂みの先。

リア:もともと水打ってただろ(笑)。

エレン:え? あの、旧装備なのでハードレザーですよっ!?(汗)

ノーマ:…あれ? じゃあ、居ないか。

GM:なんと!? おのれ、いつの間に旧装備に…。

エレン:GMが許可したんですっ!(笑)

GM:ちっ、ならば… 『バシャ、バシャ…』と再開する水音。

ノーマ:忍び足でちょいとミューとタイル、先攻してくれないか?

ミュー:じゃあ、タイルの後ろからこそこそついてきてます。

タイル:がーん! なんか盾にされてるダス(笑)。

ノーマ:いいから行って来い(笑)。

リア:リーダー、さすがです(笑)。

リセヴィア:姿を見たら戻ってきていいよ~(笑)。

タイル:うぅ… じゃあ、忍び足ってみるダス。

リア:「(極小さな声で)たのんだぞ、タイル」

GM:それでは、忍び足の判定をどうぞ。

リセヴィア:「無理はしないでね。ミューちゃん」

ノーマ:「任せたぜ」


 二人とも危なげなく成功する。

 タイルが中々の達成値を出すも、グラスランナーのミューには及ばず。


GM:タイルに華持たせてやれよ、みんな!?(笑)

エレン:でも、不幸こそが彼の華ですから。

GM:まぁ、それもそうか。では抜き足、差し足、千鳥足… そうして近付いていくと。

タイル:酔ってないダス!(笑)

ミュー:「(わくわく)」

GM:大きくて可愛くないニワトリが一羽、温泉でバシャバシャやってます。無茶苦茶目付き悪い。

タイル:「……トリ、ダスね」 ぼそぼそ。

ミュー:「タイル、タイル。でっかい鳥だよ? 食べるところいっぱいだよ?(きらきら)」 ぼそぼそ。

タイル:「そうダスねぇ……でも、あんまり美味しそうじゃないダスよ?」

GM:可愛くないニワトリ『バシャバシャバシャ』 あと尻尾が蛇だったりする。

ミュー:「蛇もあるから、二つの味(ごくり)」 ちょっと感動してタイルの服を引っ張ってます。すごいや(きらきら)。

タイル:な、なぜ?(笑)

GM:こちらスネーク! 大佐、どうやらとんでもないハンターに目を付けられちまったみたいだ!(笑)

リセヴィア:スネークにげて、にげてスネーク(笑)。

タイル:「……い、一旦戻るダスよ」

ミュー:「うきゅ(うっとり)」

GM:では、帰る際にも同様の判定を。


 これまた危なげなく成功を収める二人。


タイル:よっし、完璧ダス。


 出目11も出したのに、ミューには及ばなかったことは触れないでおいてあげよう。


タイル:えーい、ここは目立ったらだめな場所なんだ!(笑)

GM:では… 君たちは音も立てずに帰り、みんなと合流する。

ノーマ:「どうだった?」

タイル:「……という、トリがいたダスよ」

リア:「……トリ……か」 

ミュー:「おいしそうだったの(きらきら)」

リセヴィア:「なるほどねぇ…」

ノーマ:「そいつが原因の魔物ってことかな?」 セージチェック再び良い?

GM:いいよ。


 しかし、やはり目標値15の壁は厚く、みなさん揃って撃沈である。


ノーマ:全滅か… まぁ、リア以外は6ゾロ狙うしかないんだけどな(笑)。

GM:ただのちょっぴり変わったデカい鶏だと思った。水浴びしてただけではないだろーか?(笑)

ミュー:「食べるところいっぱい……(じゅる)」

エレン:「鶏が原因……ですかぁ?」

タイル:「でも、トリダスよ? 糞ならともかく、石とは関係ないダスよ」

リア:「……わからん……ここまで出掛かってるんだけどなぁ(ため息)」

タイル:「まぁまぁ。たぶん、単なるきれい好きのトリダスよ」

エレン:「そ、そうですか」 いや、だからそれにしても大き過ぎるようなっ!?(笑)

GM:『バシャ… バシャ…』

タイル:「だから、近づいてもきっと害は無いダスよ」

ノーマ:「そうだな。とりあえず、鳥は無視して源泉を調べてみないか?」

ミュー:「むぅぅ。メインディッシュは後回しなの(涙)」

リセヴィア:「え? でも大きかったんでしょ? もしかしたら何かのモンスターかも…」

リア:「ああ、その可能性は有るんだが…」

ノーマ:「悪い魔物かどうかもわからないから… 何とも言えないな。フェンネルが居てくれればなぁ…」


 フェンネルと言うのは普段GMが扱っているPCで、リアの先輩に当たる魔法戦士である。

 はっきり言ってそんなに強くないのだが、知識判定全般のダイス目が良いという定評が在る。


リア:「(……私はまだ先輩には及ばないんだなぁ)」

ノーマ:彼女、メデューサの知識判定に成功したからさ。石経由でそう思っただけ(笑)。

タイル:「オラが森にいた頃は…」 手をいっぱいに広げて… 「こ~んなキノコがあったダス。トリが大きくてもおかしくないダスよ」

リセヴィア:「いいからもう倒しちゃいましょうよ。怪しいじゃない」

タイル:「何だったら、確かめてみるダスか?」

GM:『サパッ! ドスッ…ドスッ…ドスッ』

ノーマ:「げっ、近づいてくる?!」

エレン:「……ど、どうしますっ?」

リセヴィア:「ま、まずっ…」

GM:音は段々と近付いているようだ。そんな気がしないでもない五月晴れのある昼。

ノーマ:「やばっ、とりあえず迎撃するぞ! こんなところで死ぬわけにはいかないからな!」

リア:「ああ、迎撃しよう」

ミュー:「そして、今晩の食材ゲットなの♪」

タイル:「……ま、保存食代わりにはなるダスかな?」

リセヴィア:「ああ、もう~先制できたのにぃ」

GM:『ガサッ…』

ノーマ:GM、どのくらい近い?

タイル:近づいてくる音に向けて弓を打つダス!

GM:10m… としようかな。森の中だけど、弓は普通に狙えるってコトでいいよ。

ノーマ:うし、迎撃するぞ。各自判断に任せる。

ミュー:じゃ、狩猟の開始?

リセヴィア:そうね、レッツ・ハンティングといきましょうか!(笑)

タイル:お、ペナルティナシとは助かるダス。

GM:鶏『コケーッ!』

タイル:さぁ、撃つダス!

エレン:「ほ、ほんとにでっかい鶏ですっ」 驚愕しつつ。


 一同、モンスター知識による判定を試みるが…


GM:わからない。気性の荒い尻尾が蛇の大きなニワトリじゃないかね?(笑)

タイル:くっ、やっぱりニワトリはニワトリダス…。

リア:「わかんねぇったらわかんねぇー(ぎゃぴー)」

エレン:「り、リアさん落ち着いてください!(汗)」


 知識判定にこそ失敗したものの、戦闘はPCの有利に進んだ。

 ノーマが自慢のクロスボウによる射撃を惜しくも外したが、敵の攻撃をことごとく捌く。

 リアの召喚したストーンサーバントがタイルの援護もあり、次々と強力な一撃を命中。

 最後は魔法によって攻撃力をUPしたエレンの強力な一撃により、

 哀れコカトリスは最後までただの綺麗好きな鶏という認識のまま、ここに斃れるのであった。




エレン:「たぁぁっ!」 燃え盛るモールを大きく振り回す… ズドムッ!

GM:ニワトリ『コ、コケ~!?』 ドガンッ! 『……コッコッコ』 ぴくぴく… 気絶したようだ。

タイル:「…よし、どうやらオラが転ばせたときに意識を失ったようダスな」 くっ、モールは強過ぎてつまらないダス(笑)。

ノーマ:「うっしゃあぁっ! 勝ったぜ!!」

ミュー:「わ~い! 晩ご飯ゲットなの~♪」

GM:さて、ここは源泉だ。脇には気絶した大ニワトリ。さぁ、どうする?

エレン:「結局、この鶏ってなんだったんでしょう…」

リア:「さぁな。ひょっとして、こいつが石皮病の原因なんだろうか?」

タイル:「そんなわけないダス、きれい好きで凶暴なニワトリダスよ」

リア:「ってことは、どこかにまだ石皮病の原因がいるかも知れんのだな(ふー)」

ノーマ:とりあえずざっくりトドメを刺して、肉の具合を見てみよう。材料になるか?

GM:止めを刺すんだね?

ノーマ:おう、ざっくりと。それとも、もっと詳しく調べてからにするか?

ミュー:ノーマに料理してもらいます(じゃきっと調理道具と食器を準備)。

GM:そうだね… 肉の具合を見るのならば、コック技能+知力でお願いしようか。

ノーマ:(コロコロ…)10か、いまいちだな。

ミュー:「おいしい?(ごくり)」

GM:コカトリスは、肉よりも砂摺りが高級食材として重宝されているね。

ノーマ:つまり、『身』は不味いと?

GM:串焼きにしたら美味しいらしいと聞いたことがある。……砂摺りは(目を逸らしながら)。

タイル:「ま、日が暮れる前に薬草を見つけるダスよ」

ノーマ:「やめといた方が良いな。残念だったな、ミュー」

ミュー:「そだね。薬草つめて食べるとおいしいもんね… って、食べられないの!?」 がーん!

エレン:「は、ははは… と、とにかく薬草を探しましょう?(汗)」

GM:食えないことはないぜベイベ。

ミュー:ならば、食う。あとで。

ノーマ:不味い食材で料理を作るのは嫌だ。

GM:で、だ。

ノーマ:うむ、探索をしようか。

GM:みなさん、これからどうする? 薬草でも探すのかな?

タイル:他に方法が無いダス! ニワトリと薬草が関係あるわけ無いダス!(びしっ)

ミュー:村長さんから貰った絵を参考に、鶏のいたあたりを探すの。

ノーマ:知識判定成功したらともかく、他に動きようがないからな。適当に探し回ろう。

リア:そだね。まあしょうがないよ、モンスターの知識失敗しちゃったんだから。

ノーマ:それに、すぐに目印が見つかるはずさ。どうせ石像になってるだろ? 第一被害者(笑)。

GM:ここは住処じゃなく、ただの水浴び場のようだ。少なくとも源泉近辺では例の草は見ない。それと再度確認… 源泉については調べないんだね?

ノーマ:いや、調べる。そっちに原因が無いとも限らない。

ミュー:「お湯持って帰ってプレゼントなの」 水袋に汲みます。

GM:では、どなたか宣言をしっかりとお願いします(笑)。

タイル:だって熱いダス、近寄りたく無いダスよぅ…(笑)。

ノーマ:ごめんごめん… じゃあ、源泉を調べよう。レンジャー+知力かな?

GM:そうなるね、判定をどうぞ。


 その結果、見事ノーマが源泉付近の草むらに何らかの『痕跡』を確認した。

 それは悠久の年月を風化と共にその身に刻み込んだ、一柱の石碑であった。


GM:振っていないタイルはきっと肩を揉まれているのだろう。功労者だから。

タイル:ふふり(笑)。

GM:では、ノーマは源泉そのものよりも、源泉の付近の草むらが気になる。

ミュー:はいはい! 調べてもいい?

ノーマ:源泉に墜ちそうなぐらいだね。ともかく、その草むらをゆっくりとどけてみようか。

GM:それをどけてみると一つの古びた石碑があった。

ノーマ:「水には問題なさそうだな… ん? なんだこれは。おーい、みんな~!」

GM:下位古代語でなにか書いてある。

リア:「どうした? ノーマ?」

ミュー:「にゅ?」 お湯は水袋に確保しました。

ノーマ:「リア、これ、読めるか?」

タイル:「…何ダスか?」 石碑…?

リア:「あ? ……ふむ」

GM:所々風化して読み辛いけれど、辛うじて 『地下・・・取り扱い注意』などと書かれているのが分かる。

リア:「『地下・・・取り扱い注意』?」

タイル:「…地下? 何ダスか、おもしろそうダス」 探索したい、石皮病と何か関係があるかも知れない…うー。

GM:この辺りを見て地下といっても… ねぇ?

ミュー:「温泉の底?」

ノーマ:「地下室でもあるのか?」 ちょっと探ってみよう。

リア:「とはいえ、今はシーラが心配だ… 薬草を先に探さないと」

GM:探る? う~ん、どこをどういう風に?

ノーマ:そうだな… 雑草とかで階段とか隠れてないか。

タイル:簡単に石碑の周りを見て回るだけです。

ミュー:鶏の足跡を辿ってみたいの(笑)。

GM:残念ながら雑草をどけてみても、それはなさそう。

リア:「終ってから、温泉宿をベースに探索をすればいいだろう?」

タイル:ちっ、じゃあ行くか。

GM:そして鶏の足跡は別の場所に続いているようだ。辿るならば要判定ね… あ、タイル!

タイル:…何ダスか?

GM:石碑を調べるのかな?

タイル:む、探ってみるダス。

ミュー:がんばれ! タイル。

GM:じゃあ、シーフ技能の探索で判定をどうぞ。


 しかし出目に恵まれず失敗。着眼点は良いのに(笑)。


タイル:……くっ……(笑)

ミュー:……がんばるの(ほろり)

GM:なんかありそうだけど、あと一歩がつかめない。

リア:「って、なんかあるのか?」

ミュー:「なんか面白いものあるの? タイル~」

タイル:「いーや、良くわかんないダス。何かありそうなんダスが…」

ノーマ:「タイル~、何か見つかったか~?」 ミューに調べなおしてもらった方がいいな(笑)。

ミュー:私も調べるの~。探索はシーフLV+知力だから~… えいっ!


 ……ミューはあっさりと仕掛けを見つけた。


GM:うん、仕掛けを見つけたね。どうやら石碑は回せるらしい。

ミュー:「なんか、仕掛けあるの。回せるの。えい!」 止める間もなく回します(笑)。

タイル:「……あ」 ポカーンと口を開けて見送るダス(笑)。

GM:『ゴゴゴゴゴ…』 ゆっくりと、だが確実に、源泉が枯れていきます…。

ミュー:「おおぅ。水が減ってるねぇ」 傍観。

エレン:「……こんな仕掛けが…」

ノーマ:「って、良いのかコレ!?」

リア:「よ、よく分からんが慎重に当たるべきだろう?」

GM:その下からは… なんと! 秘密の隠し階段が!!

ミュー:「じゃ、戻すの」 戻します。ゴロゴロ…

ノーマ:なにぃ?!

タイル:「……おおっ、何ダスかアレは!?」

GM:あ、また水が出てきて… 隠れ… あぷうぷっ! 『ざっぱーん…』

リア:『ざっぱーん…』じゃねぇ!?(笑)

ミュー:「ほへ?」

GM:戻っちゃいました。

ノーマ:「ミュー、もう一回回してくれ」

ミュー:「うん。も一回回すね」 ゴロゴロ…




GM:はい、改めて秘密の隠し階段が出ました。

リア:「……まあ、戻せるのならいいな」

ミュー:「おおぅ。階段。降りる?」

ノーマ:「怪しいな… なんか原因がありそうだな」

タイル:「……何ダスか、これは……良い匂いがするダスよ、不思議の匂いダス」

ノーマ:「あぁ、降りてみよう。みんな、良いか?」

リア:「う~ん… 関係ないとは言い切れんし、階段を降りてみるか」

GM:ではみなさん降りていきます… その前に!

ミュー:どきっ!

GM:先は… 暗いですよ?(笑)

タイル:温度を感知しようにも周り全部暑いダス(笑)。

エレン:はっはっは… ええと、松明にします?(笑)

ノーマ:それともライトの方がいいかな?

ミュー:両方で(笑)。

ノーマ:「しっかし、ダンジョンか… くーっ、燃えるぜ!」

エレン:「あ、あの、まだダンジョンって決まったわけでは…」

リア:ライトを石にかけて持っておきます… あ゛。


 結果は1ゾロ。見事に発動失敗です。


GM:はい、経験点10点どうぞ(笑)。

エレン:……りあ(しくしく)。

リア:泣ける(涙)。

ノーマ:「燃える展開だぜ!」 めらめらめら

GM:あ、ノーマの炎で明るくなった(笑)。

ミュー:「ノーマ熱いの(びっくり)」

リア:やっぱちゃんと詠唱しないとダメなのか?(涙)

ミュー:おそらく(笑)。

タイル:かけ直しても良いですから(笑)。


 今度は危なげなく成功。


GM:では、明るくなりましたね。

ノーマ:うし、ガンガン進むぜ!

ノーマ:隊列はどうしようか?

タイル:後ろから行くダス。

GM:では、人一人が通れる程度の階段をずっと降りていきます。

ミュー:「光る石~♪ 燃える松明~♪」 何故かリュートを掻き鳴らしながら先頭を歩きます(笑)。

ノーマ:一人ずつか… なら、ミュー、俺、リア、リセ、エレン、タイル だな。

エレン:了解です。

リア:ほいよ。

タイル:一番後ろダスか、しくしく(笑)。

ノーマ:2番手のシーフ+レンジャーだしな。後方からの不意打ちが来た場合、任せた。

GM:下に行けばいくほど段々と熱くなっていきます。ノーマなんか汗びっしょりかもね。

エレン:それは自分の熱気です(笑)。

ミュー:「なんか、熱いね~(ぽろろ~ん)」

ノーマ:「そうだな…ふぅ…でも、大丈夫だ」 ハードレザーだけど、確かに暑いな。

リア:「なんだ? この暑さは?」

GM:やがて… 恐らく30分くらい降りて階段は途切れる。

タイル:「そりゃあ源泉の底にあったんだからサラマンダーが居て当然ダス」 30分て長過ぎませんか?(笑)

GM:いいんですよ、GMが神ですし。そしてみなさんは凄いものを目にする。

エレン:なんか凄い事言い切りましたよ!?(笑)

ミュー:「あ、階段無くなったの」 唐突に止まって……ほへ?

ノーマ:「何か見えたか?」 ミューの上から覗き見る。

タイル:「何かあったダスか~?」

GM:素人でも充分知っているかもしれないその巨体の怪物… というわけで、モンスター知識の判定どうぞ♪


 バジリスクの知名度目標値は9。本当ならばかなり有名なはずだが、結果は…


GM:知っているのはリアとミューだけだね。石化の視線や毒の体液を持つ8LVモンスター、バジリスク。しかし、知識判定に弱い面々だなぁ…(笑)。

リセヴィア:バジリスク!

ノーマ:って、あれか。ぎゃー!?

タイル:「……何ダスか、これは?」 作りたてのキャラに無茶言わんで欲しいダス!(笑)

リア:「……バジ……リスク」 うわー…。

エレン:「?」

ミュー:「バジリスクって言ってね。おいしくないの」

GM:といっても… なんか石のように、堅くなって眠っているようだ。『封印』されているのかな? と、リアは思った。

タイル:「……地下にこう言うのが居るから気をつけろ、って事だったんダスかね?」

ノーマ:「どうなってるんだ、これは…? でも、よく酸素不足で死ななかったな」 色々と調べてみたいが… どう調べたもんか。

リア:「……なんだか『封印』されてるようだな」

エレン:「……封印、ですか?」

ノーマ:バジの居る周りをちょっと調べて良い?

GM:いいよ。手間が省ける。

ミュー:バジリスクのいる場所には行けそうですか?

GM:いけそういけそう。

リセヴィア:「どうするかしらねぇ」

ミュー:「動かないみたいだし、行ってみるの」

GM:えっとね…

タイル:「どうなってるんだスカね……?」 じろじろ。

ミュー:ま、バジリスクのいる場所に来たのです。私以外

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