1-0118

「1-0118」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

1-0118」(2008/01/18 (金) 09:56:29) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

118 名前:11 33 21 75 14 投稿日:2008/01/16(水) 21:32:35 ??? ---- 「ねぇアスカ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど…。いい…?」 ヒカリが話しかけてきた。生気の感じられない死んだような目。 こんな表情のヒカリを見たのは初めてだった。 「うん、いいよ。屋上に行きましょ。」ヒカリが何を聞きたいのか察しはつく。 私はヒカリを連れだって屋上に出た…。 やはり屋上には誰もいなかった。 空を見上げると晴れわたる空に、ぽつんと一筋の雲が虚しく取り残されている。 ヒカリが力なく口を開いた。「トウジはどうして死んだのかな…?」 「私にも詳しくはわからないの…。」やっぱり…胸がしめつけられる。 「ただトウジのエヴァが使徒に乗っ取られたってことくらいで…。」 「それで…?その後は…知ってる?」 「…うん。シンジの初号機がエヴァごと使徒を殲滅……。」 「碇君の…エヴァ……?」 「そう…。でもきっとシンジのせいじゃないと思うの。 あいつはバカだから…自分の命よりも他人の命を優先するようなやつじゃないかな。 辛いのはすごくよくわかるよ?でもお願い。シンジを責めないであげて…。」 ヒカリの目が赤い。「わかってる…。私も碇君のせいだなんて思えない。でも……でも…。」 「ヒカリ。」私は彼女を抱き締めた。 「いっぱい泣いてもいいよ…?」 「…グス…グス………………。うわぁぁぁぁぁぁっ!!」 ヒカリの泣き声が空いっぱいにコダマした。彼女の悲しみが癒される日はいつになったら訪れるのだろうか。 ---- #comment_num2(disableurl)

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: