※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

3th お友達


学校に着いた私たちはまず体育館に行きました。
あと、10分程度で式が始まる予定です。

「みーつーきー!!」

と言って私に後ろから抱きついて来たのは、これまた同級生の姫雪椿(ひめゆきつばき)ちゃんです。

「椿ちゃん!もう、ビックリしたあ。危ないよ?」
「あはは、カンニンしてや」

椿ちゃんはいつも元気な女の子。中学の時に大阪の辺りから引っ越してきたのです。

「あ、忘れてた。椿ちゃんおはよう」

私が挨拶したら椿ちゃんは私を抱き締めて頬擦りをした。

「ああ、もう!観月めっちゃカワイイわぁ。ウチの妹にならへん?」
「えー、あのぅ椿?俺もいるんですけど…」

所在なさげに輝君が言うと椿ちゃんは痛い一言を投げ掛けた。

「なんやアンタおったんかいな」
「俺は空気並みなのかよ!」
「アホか、お前は塵並に決まっとるやろ」

と朝から漫才をしてくれました。
(いや、違うから)

「こら、椿さんそんなに輝を苛めないでやってくれ」
「あ、透君、おはよう」
「ああ、おはよう観月さん」

この人は水季透(みずきとおる)頭がとてもよくていつも優しい人。

「クラスは何処か見てきましたか?」
「え?もう書いてあるの?」

普通は式の後に見に行ったりするものではないのかな?

「教室の前に書いてありましたよ。
とことん縁があるのか僕たちは皆同じクラスでしたよ。
勿論、奏多も同じクラスです」
「あは、じゃあ今年も皆一緒だね」

と話をしていたらマイクを持った先生が話始めました。

『新入生は座り始めて下さい』

「あや、始まるみたいやな、そろそろ座ろか」
「おい!椿、話はまだ「ウルサイ、早よ座り」…分かったよ」

輝君は椿ちゃんに滅法弱いみたいです。

戻る> <次へ> <章選択