939 名前: ◆ExcednhXC2 [] 投稿日:2007/12/28(金) 12:50:29.98 ID:hLyPS3Wj0
※
川 ゚ -゚)「……」
飯も食べ終え、教室に戻る。
俺の視線の先には、本を読んでいるクーの姿が!
('A`)「はぁはぁはぁはぁはぁ」
ミセ*゚ー゚)リ「きめぇ……あ、何でもない」
('A`)「ハァハァハァハァ」
ξ゚⊿゚)ξ「ほら、勇気出していかんかい! 男は度胸、何でもやてみるもんさ!」
('A`)「よ、よし」
誘うんだ。
放課後、一緒に勉強しませんか? と。
いくんだ。
断られたらどうしよう。
いかんいかん、考えるな! 簡単な仕事だ。
ただ、誘えばいいんだ……!
945 名前: ◆ExcednhXC2 [] 投稿日:2007/12/28(金) 12:53:11.16 ID:hLyPS3Wj0
('A`)「ご、ごほん。k、く、クー(ry」
( ・∀・)「失礼」
俺の隣を、軽やかにモララーが通過した。
( ・∀・)「クーさん、この問題はこれでいいのかな?」
川 ゚ -゚)「む? ああ、論述か。どれ」
「これはだな……」
「ああ、そういう考えも……」
('A`)「……」
('A`)「おじゃましましたー」
俺はそそくさと、自分の陣地に戻っていく。
(;A;)「のおおおおおお!!!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「あーあ、へタレが」
ミセ*゚ー゚)リ「モララー君、積極的だねー。これってもしかして……キャー」
949 名前: ◆ExcednhXC2 [] 投稿日:2007/12/28(金) 12:56:36.91 ID:hLyPS3Wj0
('∀`)「俺、今日は諦めるよ。明日、また頑張るんだ!」
ξ゚⊿゚)ξ「明日っていうのは、今日を頑張った奴にしかこねーんだよ!
今のテメーに明日を迎える資格はねえ! 今日、や る ん だ よ ! !」
ドクン……ッ!
俺の心臓に、再び熱い血が流れ始める。
('A`)「お、俺……ごめん、間違ってた。また、先延ばしする所だったよ」
ξ゚⊿゚)ξ「私に謝ってる暇があるなら、さっさと誘いなさい。それが、あんたが今、すべき事でしょう……ッ!」
('A`)「……はい!」
もう一度。
もう一度、俺はやるんだ。
俺は、モララーなんかに負けない。
絶対に、負けない!!
956 名前: ◆ExcednhXC2 [] 投稿日:2007/12/28(金) 12:59:06.36 ID:hLyPS3Wj0
――一方、ブーンの席近辺――
(´・ω・`)「何やってんだろうね、彼らは」
(;^ω^)「なんだか、すごい楽しそうだおね」
( ^Д^) 「案外、お似合いなんじゃねーの? ドクオみてーなタイプにはよ」
ミセ*゚ー゚)リ「ちわーっす」
( ><)「あ、ミセリさんなんです!!」
ミセ*゚ー゚)リ「あっちについていけないから、垂れ込みにきましたー」
(´・ω・`)「やあ、このジュースは奢りだから気にしなくていい。
さてm、今の状況をkwsk聞こうか」
959 名前: ◆ExcednhXC2 [] 投稿日:2007/12/28(金) 13:01:37.09 ID:hLyPS3Wj0
――ドクオ陣地――
('A`)「ごほん……」
川 ゚ -゚)「わかったか?」
( ・∀・)「ああ、ありがとう。そういえばクーさんってさー」
('A`)「ごほんごほんふぇっくしょ――ん!! あぁノートがおっこっちゃったZE!!」
ξ゚⊿゚)ξb(さり気なくノートを落とす……素晴らしい作戦だわ、ブサイク!)
966 名前: ◆ExcednhXC2 [] 投稿日:2007/12/28(金) 13:03:56.37 ID:hLyPS3Wj0
(;・∀・)「き、君、いきなり何(ry」
('A`)「あ、ノートといえばですね~。クー、この間はサンクスでした。ファミリーマート。
君のお陰で勉強進みまくってるよー」
川 ゚ -゚)「ん、ああ。気にするな」
('A`)「……」
川 ゚ -゚)「……」
( ・∀・)「……」
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| 次でボケて!!! |
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ξ゚⊿゚)ξ||
/ づΦ
974 名前: ◆ExcednhXC2 [] 投稿日:2007/12/28(金) 13:06:04.49 ID:hLyPS3Wj0
('A`)「そういえば、隣の兵がアルファベット持ってたってさ」
( ・∀・)「……は?」
('A`)「え-(A)カッコいい……なんてね。ふふ」
川;゚ -゚)
(;・∀・)
ξ゚⊿゚)ξ(あれ? 受けないわね……)
985 名前: ◆ExcednhXC2 [] 投稿日:2007/12/28(金) 13:09:31.25 ID:hLyPS3Wj0
(;'A`)
やばい、やばい、どうすんねん。
ワイのワイバーンが滑りまくりや……。
この状況やばいんとちゃう? なぁ、ツンさんヘルプや。
ξ゚⊿゚)ξbA シュシュバッ
あのサインは……ストレート、直球ということか!
勝負に出るのか、監督……! でも、もしこれが外れたら……!
ξ゚⊿゚)ξ(甲子園なんて、お飾りや。真剣勝負。それが恋愛の醍醐味。
いつからだろうな……甲子園だけを目指して、勝負の熱さってのを忘れちまったのは……。
あんたの好きにせい。あんたの渾身のストレート、見せてみいや)
994 名前: ◆ExcednhXC2 [] 投稿日:2007/12/28(金) 13:12:16.63 ID:hLyPS3Wj0
( A )(敬遠したくとも……もう次の球を投げる余力はない)
( A )(家に帰って、風呂に入りてえなぁ……昔は、こんな事いつでも言えたのに、
最近はうそつきだぜ俺は)
( A )(ツン、ごめんな……甲子園、連れて行けそうにないぜ……)
俺は、口を開こうとする。
その時
ξ゚⊿゚)ξ シンクロ! ('A`)「!?」
ズバーン!!!
('A`)「クー、よかったら放課後、勉強教えてくれない?
分からない所があるんだ。是非、クーに教えて欲しいんだ」
最終更新:2007年12月28日 16:51