自主制作アニメの話とか… episode06

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自ら矛盾を書いた円道氏の「ガンダム『一年戦争』」

  • 円道氏の「ガンダム『一年戦争』」の宝島社文庫版だと、32頁の「ジオン公国における民族主義とは?」において、見落としているのかあえて現在進行形の問題にからむため触れる勇気がないのか知らないのか分からないが、第一次中東戦争とシオニズムとジオニズムについての比較をしていないことである。ユダヤ人もパレスティナ人も特定の人種あるいは民族ではないのである。映画「マルコムX」において、主人公は、聖地を巡礼して人種の壁を越えたところに感嘆する。パレスティナ人がアジア・アフリカ・ヨーロッパ系からなることを知る人は多いだろう。一方、ユダヤ人もまた、特定の人種・民族ではないのである。モーゼにつ入れられてエジプトを脱出した元祖は、世界に散らばり、住み着いた地域で混血を繰り返し現代に至るわけだし、ユダヤ教という宗教の下(もと)に集まった人たちである。
  • ZIONと本放送当時は、アニメ雑誌に記述されていたような気がする、当時大学生だった私は友人とこれでは、シオニズムを英語読みしただけじゃないか、製作関係者がモサドのテロに沈むのでは、と冗談を言ったことがある。いつのまにかZEONの綴りに変わっていた。今、英語版では後者になっている。アメリカ合衆国の中東支配の政策と圧倒的な軍事支援の下、パレスチナ人というか、イスラム系住民を追い払い武力で国家を建設した姿はジオン公国のコロニー落としとにている。
  • 34頁にいたって円道氏は「ジオン国民には民族的同質性が存在していたのである」と描かれていない部分を勝手に付け加えながら言い切っている。ところが、その次の段落では、民族的同質性よりも主義・教義への共鳴をジオン公国の柱であるかのような説明をしている。「民族的同質性が存在していたのである」と言い切っている割には、あれもこれも書いて自信のなさが出ている部分である。
  • つまり、ジオン公国の選民思想とは、ガンダムを素直に見ていれば、スペースノイドという新民族の主義・教義と考えた。円道氏の34頁の2つ目の段落が正しい。
  • ところで、アメリカのSixty minutes(TBSでやってた日本語版で見た)のユダヤ人のお話の回を見たことがある。エチオピアの黒人でモーゼとともにエジプトを脱出して以来、代々男が家系を継いで来たという人と、同様のイギリス人のユダヤ人のかたのY染色体のDNAを比較したらほぼ同じという結果で、同じ祖先だと言う。Y染色体は、突然変異以外には混ざらずに子に伝えられるからである。
  • ダヴィンチ・コードなんかも、血を受けた聖杯が発見されて、代々男が継いで来た子孫が、少年が発見されたりしたら、DNA鑑定になりそうな結末だから、でも代々女が家系を継いでいたら今度は、ミトコンドリアの…
  • ま、どーでもいいんだけど…著者は大学で社会科学を専攻していたんでしょ。それぐらい調べろよ....文庫版にあたってこの矛盾点を書き直すべきであった。