2

ふと彼は 今自分のいる場所に気付く

見渡せば誰もいない

そう思うと、彼は不安になっていった
こういう状況だと彼の場合、あらぬ想像をしてしまうのである

人が突然消えてしまった とか
みんな消されてしまった とか

普段はクールな彼とは想像できないくらい
現実にはありえないことを考えてしまう

強い想像力の代償は『恐怖』なのだ

彼は走り出した
何かから逃げるように

(落ち着け・・・落ち着け・・・)

そう考えている矢先に、思わぬアクシデントが彼を襲う
階段を降り始めたときに彼は一段踏み外してしまったのだ
そして勢いよく転がっていった
叫ぶ暇も無く、彼は頭を強く打ってしまい、そのまま意識を失ってしまった

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年02月11日 18:40
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。