誰かに話しかけて組もうとは思ったものの一人でいる人間は少ない
しかも、明らかにちょっとヤバそうな人だったりと、とにかく話しかけづらい奴ばかりだあわよくば、まともな人と組みたい
駄目で元々、話しかけてみることにした
「あの、すいません」腕組をしながら壁に寄りかかってる男性に声をかけてみる「ん?あぁ、チーム?「アレ!?この人と組むんですか!?」話をさえぎるように、突然少女が話しかけてきた「は?いや、俺は「良かった!これで人数ばっちりですね!」「オィ、話「じゃぁ、お互い試験がんばりましょう!それじゃまたー!」
少女は嵐のように走り去っていった今の会話、状況を把握できない・・・
「・・・仕方ないな、いっしょに試験受けよう」「ハイ・・・」やばい、気まずい「名前は?」「パレリック=シアロストです」「イゴール=フリテマーだ よろしく」「よろしくお願いします」「・・・ ・・・」
会話が続かないチラりと顔をうかがう、明らかに不機嫌そうだ「・・・行こうか」「ハイ・・・」スタスタと係り員に歩み寄る「チームで参加します」リードするように先に口を開いた「はい。受験票はお持ちですか?」受験票を差し出す「では、あちらのボックスにお入りになってください」指示に従って小部屋に入るだいたい二畳くらいだ
そんなことより、密閉された空間でますます気まずくなってしまった
「・・・まぁ、気楽に行こう」「ハイ・・・」
俺は、ハイとしか答えられなくなっていた人一倍人見知りなおかげで、こういう空気を作るのは得意中の得意だできれば明るい雰囲気を作りたかったと、自己嫌悪なんとか、この試験を乗り越えられますように・・・
アナウンスが流れる『それでは、試験を開始します』
運命のカウントダウンが始まった
『3!』『2!』『1!』『0!』
目の前は白い光に包まれた眩しくて目を開けることはできない俺は不安でたまらなかった
一話目end
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