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「6」(2007/02/21 (水) 13:39:26) の最新版変更点
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<p><br>
「間に合った･･･」</p>
<p>――１１：５０分</p>
<p>「こんにちは 受験者の方ですか？」<br>
受付の係り員らしき人が話しかけてきた<br>
「はい･･･」<br>
「こちらにどうぞ」<br>
ニコッと営業スマイルを見せる<br>
何か忘れてることないかな･･･<br>
あ 家に鍵かけるの忘れた･･･<br>
薄暗い建物の中で、どうでもいい不安は募っていく</p>
<p>
「ここでお待ちください。お待ちになってる間に、この紙に必要事項の<br>
記入をお願いします」<br>
紙とペンを渡される</p>
<p>受付の係り員は黒い扉の向こうに消えてしまった<br>
他に人は自分しかいない<br>
側にあった椅子に腰掛けて、小さいテーブルの上で書き始めた</p>
<p>（えぇと、何々･･･）</p>
<p>氏名、生年月日･･･<br>
戦闘経験は･･･ナシ<br>
魔法は使えるか･･･いいえ<br>
武器の支給希望か否か<br>
当然武器なんて無いから支給希望･･･</p>
<p>書きおわるとすぐに扉の向こうから声が聞こえた<br>
「次の方、どうぞ」</p>
<p>持ち前のポーカーフェイスで入っていく<br>
監督官は性格のきつそうな女性だった<br>
先ほど貰った紙を提出して、受験者用の椅子に座る</p>
<p>「パレリック＝シアロストさん？」<br>
「ハイ」</p>
<p>不思議と緊張はしないが、<br>
心なしか空気が重い･･･</p>
<p>「目を閉じてリラックスしてください」</p>
<p>言われるまま、目をつぶる<br>
監督官の目が遠くを見るような目に変わった</p>
<p>そしていつもと違う何かを感じた<br>
（･･･おかしいわねぇ。確かに魔法は使えないみたい。だけど、どうも引っかかる）<br>
（何か感じるけど、霧がかかってよく見えない･･･要注意だわ）</p>
<p>
「･･･はい。結構です。係員が次の場所に案内します」<br>
「こちらです」</p>
<p>
試験はあれで終わりかと思ったが、もう少し続きそうだ</p>
<p><br>
「間に合った･･･」</p>
<p>――１１：５０分</p>
<p>「こんにちは 受験者の方ですか？」<br>
受付の係り員らしき人が話しかけてきた<br>
「はい･･･」<br>
「こちらにどうぞ」<br>
ニコッと営業スマイルを見せる<br>
何か忘れてることないかな･･･<br>
あ 家に鍵かけるの忘れた･･･<br>
薄暗い建物の中で、どうでもいい不安は募っていく</p>
<p>
「ここでお待ちください。お待ちになってる間に、この紙に必要事項の<br>
記入をお願いします」<br>
紙とペンを渡される</p>
<p>受付の係り員は黒い扉の向こうに消えてしまった<br>
他に人は自分しかいない<br>
側にあった椅子に腰掛けて、小さいテーブルの上で書き始めた</p>
<p>（えぇと、何々･･･）</p>
<p>戦闘経験は･･･ナシ<br>
魔法は使えるか･･･いいえ<br>
武器の支給希望か否か<br>
当然武器なんて無いから支給希望･･･</p>
<p>書きおわるとすぐに扉の向こうから声が聞こえた<br>
「次の方、どうぞ」</p>
<p>持ち前のポーカーフェイスで入っていく<br>
監督官は性格のきつそうな女性だった<br>
先ほど貰った紙と、受験票を提出して、受験者用の椅子に座る</p>
<p>「パレリック＝シアロストさん？」<br>
「ハイ」</p>
<p>不思議と緊張はしないが、<br>
心なしか空気が重い･･･</p>
<p>「目を閉じてリラックスしてください」</p>
<p>言われるまま、目をつぶる<br>
監督官の目が遠くを見るような目に変わった</p>
<p>そしていつもと違う何かを感じた<br>
（･･･おかしいわねぇ。確かに魔法は使えないみたい。だけど、どうも引っかかる）<br>
（何か感じるけど、霧がかかってよく見えない･･･要注意だわ）</p>
<p>
「･･･はい。結構です。係員が次の場所に案内します」<br>
「こちらです」</p>
<p>
試験はあれで終わりかと思ったが、もう少し続きそうだ</p>
