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「3」(2007/02/17 (土) 22:06:58) の最新版変更点
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<p>ゆっくりと重い瞼を開ける<br>
気がつけば見知らぬ部屋のベッドで寝ていた<br>
部屋は殺風景で、ベッドと鏡と、タンスぐらいしか無い</p>
<p>『ガチャッ』</p>
<p>ドアが突然開いて驚いたが<br>
それよりも、現れた人物に目を疑う<br>
「おー!レリック久しぶり!」<br>
・・・友人のティルである</p>
<p>「・・・ ・・・」</p>
<p>短い沈黙のあと、ゆっくり口を開く<br>
「俺 死んだ?」<br>
「あぁ、死んだ」<br>
「・・・ ・・・そっか」</p>
<p>「・・・ ・・・。」</p>
<p>また沈黙</p>
<p>「嘘だよ!まだ生きてるって!」<br>
笑いの混じった声で喋る<br>
(やっぱりティルだ)<br>
冷静になって自らに起きた事を考えてみる<br>
「俺、階段から落ちたんだ・・・」<br>
ティルも喋りだす<br>
「で、そのあと俺が来て、病院に運んで、そのあと俺ン家ってとこ」<br>
ティルは続ける<br>
「お前からの手紙、裏見たら現在地が近かったからすぐ見つけたよ」<br>
「いやぁ、ビックリした。階段下りたらレリックが倒れててさぁ、血流してるしさぁ」</p>
<p>スッと起き上がり、部屋にあった鏡を見る<br>
手当てされた形跡はない<br>
「軽い怪我だったんだ」<br>
「いんや、重傷だった。・・・今度から気をつけろよ」<br>
「うーん・・・傷が無いし、どうなってるんだ?」<br>
「この国では、どんな怪我でも傷でもすぐに治せんのさ」</p>
<p>
田舎育ちの彼には、にわかには信じられない言葉だった<br>
ほっとため息をつき<br>
今はただ、友人との再会を素直によろこびたいと思った</p>
<p>ゆっくりと重い瞼を開ける<br>
気がつけば見知らぬ部屋のベッドで寝ていた<br>
部屋は殺風景で、ベッドと鏡と、タンスぐらいしか無い</p>
<p>『ガチャッ』</p>
<p>ドアが突然開いて驚いたが<br>
それよりも、現れた人物に目を疑う<br>
「おー!レリック久しぶり!」<br>
・・・友人のティルである</p>
<p>「・・・ ・・・」</p>
<p>短い沈黙のあと、ゆっくり口を開く<br>
「俺 死んだ?」<br>
「あぁ、死んだ」<br>
「・・・ ・・・そっか」</p>
<p>「・・・ ・・・。」</p>
<p>また沈黙</p>
<p>「嘘だよ!まだ生きてるって!」<br>
笑いの混じった声で喋る<br>
(やっぱりティルだ)<br>
冷静になって自らに起きた事を考えてみる<br>
「俺、階段から落ちたんだ・・・」<br>
ティルも喋りだす<br>
「で、そのあと俺が来て、病院に運んで、そのあと俺ン家ってとこ」<br>
ティルは続ける<br>
「お前からの手紙、裏見たら現在地が近かったからすぐ見つけたよ」<br>
「いやぁ、ビックリした。階段下りたらレリックが倒れててさぁ、血流してるしさぁ」</p>
<p>スッと起き上がり、部屋にあった鏡を見る<br>
手当てされた形跡はない<br>
「軽い怪我だったんだ」<br>
「いんや、重傷だった。・・・今度から気をつけろよ」<br>
「うーん・・・傷が無いし、どうなってるんだ?」<br>
「この国では、どんな傷でも怪我でもすぐに治せんのさ」</p>
<p>
田舎育ちの彼には、にわかには信じられない言葉だった<br>
ほっとため息をつき<br>
今はただ、友人との再会を素直によろこびたいと思った</p>