過去問について
典型的な「過去問は直前期に問題演習として使うもの」と思い込んでる人だな。
その考え方ではダメよ。
現代文の勉強は過去問に始まり過去問に終わると言ってもいいくらい。
過去問を単なる問題集程度にしか思ってないのでは、
過去問を有効活用してなくて、あまりにももったいない。
極端な話、、現代文の勉強の一番の王道ってのは、
年間通して過去問を地道につぶすことしかないのよ。
過去問を通して、志望校の傾向をつかみ、
さまざまな文章に触れて教養を蓄え、問題演習をつんで経験を蓄える。
こういったことが一挙にできるのが過去問での勉強なわけ。
入試現代文対策としてこれ以上の勉強法はないし、これ以外の勉強もありえないと思う。
(教養読本としてここで評価の高い『教養としての大学受験国語』だって、
結局のところ、過去問の文章を集めて解説した本なわけだしね)
過去問を単に、慌しい入試直前の時期に問題演習としてしか使わないのでは
過去問をすみからすみまで活用しきれたとは言えず、もったいない。
自分の志望大の過去問は、できるだけたくさんの年度(or同大学の他学部)分集めて、
本番までじっくりつぶしていこう。
もちろん、単に1回解いてそれで終わらせるんじゃなく、
要約の材料として使ったり、毎回自分の思考の筋道をきっちり検証したりして
過去問を徹底的に絞りつくすくらい有効利用するつもりで。
<<偏差値33から63に上げた人の勉強の仕方>>
◎ 現代文が苦手な人は、勉強法の一例として、何かの参考にしてみてください。
283 :大学への名無しさん :03/08/07 07:44 ID:uW4FUY3I
田村とかアクセスとか本当に最高だと思う。
まさか1月で偏差値30伸びるとは・・・
285 :大学への名無しさん :03/08/07 09:42 ID:/nJMN7/O
具体的に書いて!ネタじゃないよね?
ネタじゃないよ。偏差値は代ゼミのセンターの時に33 そして、記述模試では63になってた。
具体的にしたことは、田村のやさしく語る現代文の、文章問題までに入る
説明(それぞれの接続詞の違いとか・・・etc)の部分を5回以上復習し、それを使って
例題を解いていった。(その時、どうしてその答えになったか根拠を
書いていくこと)そうすると、間違えた問題の解説見た時に『なるへそ』って
思える。正解している問題も同様に正解へのプロセスを解説で確認。
そしたら、後日また同じ問題を解く。田村をほぼ理解したら、アクセスに入って
問題をこなしていった(アクセスは同時に語法も少しつく)この時も田村と
同様にプロセスを書いてから解説や答えを見ること!って、ありきたりの事しか
書けなくてスマソ(⊃Д`)1月で30上がったのは本当なんで・・・
丁寧に反復してこの参考書をこなしていけば、きっと力は付くと思うYO
アクセスは問題練習+語法UP用で
田村のやさしく語るは、本当に必要な基礎の理解って感じだから
田村を最初にやったほうが絶対いいとおもふ。
キミに元低偏差値からのとっておきのアドバイスを・・・。
偏差値40で方法論色の濃い本をやっても無駄です。
身につかない、というか身に付けるだけの能力がまだない状態。
ことばは力だ、教養のための大学受験国語(分からなくなりそうなら問題なら
飛ばしても良い)の2冊でも読みなさい。
これが基本、
言葉の意味とある程度の頻出テーマ知らなきゃ方法論を身につけるにも
課題文の意味を理解するので手いっぱい。
成功例その2
3ヵ月くらい前にここでアドバイスもらって、
その通りにしたら、全党偏差値52だったんですけど、この前の早大プレで80点とれました。
本当にありがとうございました<(_ _)>
・田村のやさしく語る現代文と入試現代文へのアクセス。 まずこれを一通りやる。
んでその後すべての問題文を要約する(かなり時間がかかる)
・現代文と格闘するとセンター過去問(評論のみ)14年分。こっちも同じように解いてから
要約する。
ここが一番時間かかるし大変だった。問題数も多いし根性が必要。
・早稲田政経の過去問あるだけ。 俺は学校に古いのがあったから20年分くらいやった。
この段階で7割くらいはとれるようになってるはず。問題を解いたらその後要約。
あと、要約は先生に添削してもらうのが大事だと思う。
ちなみに副読本として、「ことばはちからダ」と「教養としての大学受験国語」を
3回ずつ読みました。
参考になれば幸いです。
Q&A
Q.現代文と格闘するが評判みたいなので買ってみたんですが
あれは、みなさんはちゃんと段落の要点を書いたりしてすすめてるのでしょうか?
この本に要点を書いていくようにとかかれていたもんで・・・
要点とか書いてたら時間かかってやばいですよねえ?
↓
A.その作業をすることによってこそ、力がつくのではないでしょうか。
その作業をキチンとやってる人は、実はそんなにいないと思います。
でもだからこそ、「偏差」値が上がるのだと思いますよ。
要するにやると良いと解ってて、人がやらないことをキチンとやる人は
(平均からの)「偏差」の値(あたい)が高くなる。とまぁ、そうゆうカラクリなんですわ。
要するに現代文って、真面目に地道にやるしかない教科なんだよね。
でもそれがとてもつらいからみんな横道に逸れたがるんだろうな。
現代文は地道に真面目にやるしかない。でもそれがとてもつらい
→めんどくさいのはイヤ
→なんか楽な方法無いっすか?
→「現代文には公式がある!」
→神様キタ━━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━━━ッ!!
…と、これが釣られるカラクリなわけだ。
「ことばはちからダ!」と適当な問題集だけで偏差値49→72
このスレには非常にお世話になったから俺の勉強法(ちからダの利用法)書いておく。
まあ、かなり一般的かもしれないけど。
①1週間で1周*3回で全ての用語のイメージを頭に叩き込む(特に1つ1つの単語の対義語を重視)。
②適当な問題集(学校で配られた奴)を解く。
この時最初にざっと読んで、本文中に「ちからダ!」の見出し語になっていた語句が
出てきたら全て○をつけておく。
もう一度読んで○のついている語句と対応する事柄と、その対義語
(本文中にはなくてもいい)に対応する事柄を見つける。
これで大体筆者の主張は理解できる。
これらの作業をした後問題に取り組むと、記述問題ならほぼ解ける。
例)本文に「Aは合理的である」って書いてあったら、まず「合理」に○つける。
次に、「合理」とAを線で結んでおく。Aと類似表現があったらそれも結ぶ。
「Aが合理的」ならば、別の何かが「非合理」であるはずなので、それを探して結びつける。
このとき文中に「非合理」という言葉があればそれを使えばいいが、なくても問題はない。
この作業をいくつか行なっていけば、必ず内容を理解できる。
フィーリングについて
740 名前:大学への名無し[sage] 投稿日:04/11/25 00:14:26 ID:tB9ks2XL
日本人なんだから
現代文はフィーリングで解けるだろ
お前らは今まで何語を使ってきたのか。。ププ
741 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:04/11/25 00:31:45 ID:zFW3fZW3
> 日本人なんだから
> 現代文はフィーリングで解けるだろ
こういう思い込みをしているうちは現代文はできるようにならない。
たいてい現代文ができないと言って悩んでいる人ってのは、
「現代文なんていつも使っている日本語で書かれているんだから、
特別な勉強なんて必要ないさ」
と勝手に思い込んで、全然、ないしはほとんど、現代文のための勉強をしてない人が多い。
それは大間違い。
むしろ、「外国語の文章を読むんだ」と思うくらい、
徹底して意識的に文章を精読しようとする姿勢が必要。
このスレを読んできた人ならそんな誤った思い込みをしているような人はいないだろうが、
>>740のような思い込みをしているような人がもしいたら、その思い込みをすぐ捨てるべし
520 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:04/11/16 00:15:02 ID:mmtSnt8S
このスレってのはあくまで現代文の成績を上げるための対策を考えるのが目的なんだから、
「やっても無駄。終わり」じゃ全く参考にならないわけで。
現代文が成績上げるのが大変な科目なのは否定できないけど、成績を上げる方法はあるわけ。
ただその方法ってのが時間も労力もかかるある意味大変な道なので
それをまともにやってる受験生があまりいないっていうのが一番大きいんだと思う。
それに現代文で必要な力っていうのは、単にその科目の中だけで完結しているわけではなく、
全教科の基礎力をなす力でもあるわけ。
そういう意味でも、現代文が成績上昇に苦労する科目だからといって、
絶対に手を抜いてはいけない科目であるということは言っておきたい。
521 名前:大学への名無しさん[sage] 投稿日:04/11/16 00:33:23 ID:1mGb0T8S
最後のあたり特に同意だなー。
例えば英語のことだけど、単語・文法とかちゃんと頑張って覚えてて文法問題とかは
かなり出来るけど、
一番大切な長文問題が全然出来ない人はたいてい現代文も出来ないよなぁ。。
逆もまたそうで現代文できる人は英語の長文問題も比較的できる気がする。
こう考えると古文とかにもこういう傾向ありそ。
524 名前:大学への名無しさん[sage] 投稿日:04/11/16 02:50:17 ID:iVZ4VHAm
既出事項だが、受験云々に留まる話ではないよな。
よりマクロに見れば、思考習慣や常識、コミュニケーションレベルが
学歴を基盤とする「社会階層」を現実に作ってるんだもん。
幼児期からの家庭の影響も大きいとすれば、「再生産」に近いかもしれない。
とはいえ、いくつになっても鍛練の効用はあるよな。
教育板だの医者板だのは受験板の書き込みレベルと比較にならない
現代文はセンスの問題ではない
430 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:04/08/10 22:02 ID:vSrl7Q/G
現代文をセンスと言ったらあかん
このセンスを信じる奴には2種類いる
1 勉強しなくても常に満点近く取れる人間
2 勉強してないくせに点が取れないと嘆き、なおかつ勉強する気がない
その理由をセンスの問題としている人間
前者は、自分がなぜできるのかそのメカニズムが自分でも分かってないタイプ。
こういう人は他人にどうやればできるようになるかを教えることができず、
「現代文なんかセンスなんだからやっても無駄だよ」と繰り返すだけ。
だからこういう人の言うことに耳を傾ける必要はない。
後者は、単に勉強したくないから、
「こんな教科やっても無駄なんだから勉強しなくていいんだ」
と教科の方に罪をなすりつけて、自分が勉強しないでいることを正当化しているだけ。
こういうのは論外。顔洗って出直してこいって感じ。
175 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:04/10/27 12:25:24 ID:Qn+FE1Oi
現代文という科目は他の科目と違って学校外において各人がそれぞれの日本語
体験を経てきている。したがってそのときの偏差値は英語数学歴史に比べて
学習の進度を正確に示しているとは言えない。また、受験現代文は日常の日本語
体験や読書あるいは高校の授業としての現代文と言ったものとは違った側面を持っている。
だから受験勉強としての現代文をやるにあたっては、
受験現代文がどのようなものであるかを知る必要がある。
もともと日本語体験が豊富で教養や読解力優れたものなら
参考書を数冊みっちりやっただけでたちまちトップレベルの偏差値ということもまれではない。
当然それほどの実力が現時点でないものは、着実にステップアップ していく必要がある
出口論
→受験勉強というものに対する考え方がいい。現代文は×。数学は今の著者の
考え方と異なるので、現行の「数学は暗記だ」と併用したほうがいい。
野生の荒々しさが売り。塗り絵理論・情報カード活用・模試利用法はいい。
- 『偏差値50から早慶突破』(和田秀樹・知恵の森文庫)
→私文3教科専願で行こうとする人に特にお勧め。赤本の活用法が良い。
→現時点での和田式数学受験術の到達点。 相対的に理解重視。
→英語の勉強法に絞った勉強本。読込重視でかなりまとも。
→高2から受験を意識して合理的に勉強しようとするもの。勉強計画の指針
として良い。
→和田本を普遍化したような感じ。特に数学に関する見解が良い。数学とは
ルールの体系であり体得することが重要という部分が個人的にはすばらしい。
英語教科書丸暗記法は確実という意味で効率的。
- 『「超」勉強法・実践編』(野口悠紀夫・講談社文庫)
→社会人向けの英語学習法が中心であるがヒントとして使える。また、前著の
続編として最初の方にある勉強原理のまとめの部分がいい。
高1~高2の人
基本は教科書。教科書ガイドを用意しながら読む。
語彙を増やしつつ、読書量を積むことを心がけること。
その際、読む本が文学・小説に偏りすぎないよう気をつけること。
新書や学術文庫などにも意欲的に手を伸ばしたい。
あせって大学入試用の参考書に手を出す必要はなし。
(もし大学入試現代文がどういうものか早いうちに知っておきたい人は
『田村のやさしく語る現代文』(代々木ライブラリー)あたりをかじってみてもいい)
偏差値30~40台の受験生
おそらく、語彙力も読書量もそれまでの蓄積が足りず
文章を読んでも何がなんだかわからないような状態だと思われます。
こういう人はまず活字慣れをするところから始めた方がいいでしょう。
現代文用語集を読んでいったりや漢字問題集を1冊仕上げたりして語彙力をつけましょう。
またそれと並行して、国語の教科書を教科書ガイドつきでもう一度読み直したり、
『高校生のための批評入門』(筑摩書房)などの解説の詳しいアンソロジー集を読んだりして
活字を読むことに慣れるとともに、そこに出てくる論点について自分の頭で考えてみることが大事です。
偏差値50後半~60台の人
このへんの人は基礎力はある程度持ってるはずなので、
方法論をしっかり固める参考書をやって、過去問演習に繋ぐ土台を作っておくといいでしょう。
…入試現代文の構造について説明しつつ、現代日本語の文法構造に従って問題を読み解いていく。
時間がある人は 1巻(基本問題編)→3巻(国立系記述問題編)→2巻(私大系発展問題編)とやるといい。
記述問題の少ない私大を受ける人は1巻→2巻、国立を受ける人は1巻→3巻 とやっても構わない。
…変な受験テクニックは微塵もなし。正攻法一本で現代文の内容理解に迫ろうとする参考書。
問題数は多くはないが、解説が非常に濃く、量が充実している。
要約を多く取り入れているのも特徴。
…Z会・代ゼミで長年教鞭を執られた堀木先生のエッセンスが詰まった参考書で、
現代文の本当の意味での基礎力をつけたい受験生がおもな対象。例題18問+実戦問題1問。
段落分け、指示語、空欄補入、傍線部説明、内容判定問題、要約などなど現代文の基礎を
オリジナル問題を使いつつ懇切丁寧に解説。その充実した解説量には圧倒されるだろう。
Z会の参考書らしく「入門」といってもかなり骨があるので甘く見ないこと。
この辺をしっかりやり通すことができれば、ほぼどの大学の問題にも太刀打ちできる土台はできるはずです。
あとは過去問や問題集で演習を繰り返せばOK。
Q.○○大学志望なんですが、何をすればいいですか?
A.まず受験勉強を始めたら、一番最初に過去問を買ってきて
1年分くらい時間を計って自分で試しにやってみてください。
そうすれば、その大学はどういう傾向の問題が出るか、難易度はどの程度か、
自分の力はどの程度か、どの部分の力が自分には足りないかなどがわかって、
対策が立てられるようになります。
Q.現代文対策はいつ頃からすればいいでしょうか?直前でも大丈夫でしょうか?
A.現代文はそう簡単に一朝一夕で身につく科目ではありません。
直前にまとめてやろうと思ってもそう簡単にできるようにはなりません。
少しずつでもコンスタントに勉強を積み重ねていくことが
現代文の力をつけるためには重要です。
Q.小説などの文学の本を読むと現代文ができるようになりますか?
A.文学と入試現代文は別物です。活字慣れするという点を除いては、
現代文の成績上昇には直接影響しないでしょう。むしろ読むとしたら、
新書系(岩波新書、中公新書、講談社現代新書、ちくま新書etc.)や
学術文庫系(講談社学術文庫、ちくま学芸文庫etc.)のほうが受験向きな気がします。
もっとも、これらの本も内容的には結構ハードなので、
受験期にこういう本を何冊も読むのは時間的にキツイかもしれません。
手っ取り早くたくさんの文章を読みたいというのなら、適当な入試問題集を用意して
それらの文章を読んでみるという手もあります。
23 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2008/07/15(火) 16:41:58 ID:oisEIMtI0
28 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2007/11/19(月) 20:58:48 ID:jczEr0rp0
Q.新聞の社説やコラムを読むと現代文ができるようになりますか?
A.新聞の社説は問題が時事的過ぎるうえに文章間の接続関係が曖昧なので、
活字慣れするという点を除いては、現代文の成績上昇には直接影響しないでしょう。
現代文のために新聞を読むのなら、学者や評論家がまとまった文章を書くことの多い
夕刊の文化欄の記事が大学入試現代文の傾向に近いです。
Q.現代文は復習をどれだけすればいいですか?何度も復習した方がいいのでしょうか?
A.古文・漢文は復習の占める意味が大きいですが、現代文の場合は予習がきわめて重要です。
復習よりも、新しい問題にコンスタントに取り組んでいくことが大事です。
現代文で復習するとするなら、問題集をやり終わったあとなどに
自分の解いた問題の解答のプロセスをざっとたどる程度で十分です。
Q.じゃあ、じゃんじゃん新しい問題をたくさんやればいいんですね?
A.ひたすら盲目的に量だけこなせばいいというわけでもありません
(もちろん、ある程度の量の問題をこなすことは最低限必要ですが)。
自分の解答のプロセスを意識化しながら一つの問題ごとにじっくり考え納得いく答えを出し、
それから解答・解説を見て、自分の解答のプロセスと正答に至るための解法のプロセスを検証し
自分のプロセスを修正していく …(繰り返し)
…こうした過程の積み重ねが現代文の成績をあげるためには重要です。
24 名前:大学への名無しさん[sage] 投稿日:2008/07/15(火) 16:42:25 ID:PnyjG1VHO
1乙
25 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2008/07/15(火) 16:42:26 ID:oisEIMtI0
29 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:01:13 ID:jczEr0rp0
Q.現代文の予習では、最初から時間制限を設けて解いた方がいいのでしょうか?
A.最初のうちはとにかくどれだけ時間をかけてもいいので、
自分の頭で考えて考えて考え抜くことが重要です。
分からない語句があったら調べ、客観問題では必ず自分で各選択肢を理由付け、
記述問題では自分の言葉をたえず推敲する、というふうにとことんこだわってください。
仮に最初は1問に3時間、4時間かかったとしてもいいですので、
とにかく最初から最後まで納得いくまで自分の頭をはたらかせて解いてみることが大事です。
方法論習得系の参考書をやる際は、みんなそういう感じでやるようにしてください。
それらが終わって方法論を習得したあとは
各自過去問や演習問題集に取りかかっていくことになりますが、
その際も最初のうちは納得いくまで時間をかけて解いてください。
だいぶ読むのにも設問を解くのにも慣れてきたら、
そこから徐々に設問を解く時間を短くしていきます。
個人差がありますが、時期でいうと2学期中盤あたり以降が目安でしょうか。
最初は問題を解く精度をとにかく重視し、スピードアップはそれができてから、という
順番を守ることが鉄則です。
Q.漢字問題のために漢字練習を必死でやろうと思うのですが、どうでしょうか?
A.漢字問題というのは、配点が低いのにそのカバーする範囲が広いため、
かけた勉強時間に対する得点効率がきわめて悪い分野です。
限られた時間しかない受験期に必死に漢字練習をするのはお勧めできません。
ただし、対義語関係にある熟語や四字熟語、慣用句などは
穴埋めなどの読解問題に直接響いてくるので、
その部分は用語集などで意識してカバーしていくようにすべきです。
また、基本的な語彙力がなく文章を読むことすら辛い状況の人(高1の人や、現代文が苦手な人)は、
漢字練習帳を1冊仕上げるなりして語彙力を高める努力をした方がいいです。
26 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2008/07/15(火) 16:43:11 ID:oisEIMtI0
30 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:01:57 ID:jczEr0rp0
Q.文学史の勉強ってやったほうがいいですか?
A.文学史の単発問題それ自体の配点は微々たるものですが、
古今の文学作品について論じた文章である
古典文芸論や日本近代文芸論の文章が出題された時は、
ある程度文学史的な知識を持っていたほうが有利かもしれません。
そういう意味で、ある程度は日本人の教養として文学史の知識を持っておくべきでしょう。
文芸論が頻繁に出題される大学を受験する人は
薄めの参考書を1冊やっておくといいかもしれません。
また、早稲田や関西学院では現古融合問題(古典文芸論)が出題されます。
これらの大学ではかなり深い部分まで問題で突っ込んで訊かれるので、
背景知識として文学史の知識を意識して押さえておいた方が有利と思われます。
Q.現代文用語集を用意した方がいいらしいですが、そんなに語彙力って大事なのですか?
A.現代文というのは、専門書を読んで内容を的確に理解したり、発表するための文章を書いたりという、
大学に入ったうえで必要となるリテラシー能力(読み書き能力)の基礎を判断するための科目です。
文章中に出てくる言葉の意味がわからないのでは内容を理解できるわけがありませんし、
穴埋め問題や記述問題などでもこうした語彙力は直接に得点を左右することになります。
また、評論用語の意味を覚える(理解する)ということは、現代文の問題文の背景となっている
この現代社会の状況を理解することにも繋がります。例えばいまの現代文入試問題では
思想・哲学系の文章や近代批判の文章が頻繁に出題されますが、
それらの文章を理解するためには、そこで用いられてる独特の用語の意味や背景知識を
理解しておくことが重要になります。
27 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2008/07/15(火) 16:43:40 ID:oisEIMtI0
31 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:02:51 ID:jczEr0rp0
Q.ここに出ている方法論習得用の参考書に手を出そうとしてみましたが、
文章や解説に書いてあることが全然理解できませんでした。どうすればいいでしょうか?
A.現代文の問題を解くうえで、やはりある程度の語彙力と読書量は、
基礎的体力として必要と言わざるをえません。
「問題集系の参考書に手を出してはみたが、文章に何が書いてあるか、解説に何が書いてあるか、
全然理解できなかった」という人は、そこからさらに1歩下がって、
基礎的な語彙力・読書量を養うところから始めた方がいいかもしれません。
現代文用語集や漢字問題集で語彙力を養うとともに、
国語の教科書を教科書ガイドつきで読んだり、解説の詳しい現代文アンソロジー
(例えば、『高校生のための批評入門』(筑摩書房)や『理解しやすい現代文』(文英堂)など)
を読んだりして、活字を読むことに慣れるところから始めた方がいいかもしれません。
28 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2008/07/15(火) 16:44:10 ID:oisEIMtI0
32 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:03:30 ID:jczEr0rp0
Q.理系でセンター試験しか現代文を使わないのですが、対策はどうすればいいですか?
過去問だけやってればいいですか?
A.センター現代文って、かなり厄介な教科です。
実はセンター現代文は、問題文自体の難易度では
そこらの大学の2次試験の現代文並み、あるいはそれ以上の難易度の高さなのです。
というのも、センター試験はその特性上全問マーク客観式問題であることを強いられるので、
出題者は問題の難易度を上げるために、硬くて読みづらい文章を問題文として採用するからです。
現代文が苦手な人がただ漫然とセンター過去問だけやってても、問題文の内容が理解できず、
結局いい加減に適当に選択肢を選ぶことを繰り返すだけに終わってしまい
全然現代文の力がつかない可能性があります。
もし必要性を感じたならば>>4-5にあるような参考書を使って方法論や知識を身につけ、
次に『きめる!センター国語Ⅰ・Ⅱ 現代文』(学研)や『田村のセンター試験現代文』(代々木ライブラリー)
といった参考書でセンター試験の特徴とその解法を学んだ上で、
センター過去問に取り組んでいったほうが、成績の上昇に結びつきやすいと思います。
もう一度繰り返しておきますが、センター試験現代文は皆さんが思ってるほど甘い教科ではありません。
29 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2008/07/15(火) 16:44:38 ID:oisEIMtI0
33 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:04:57 ID:jczEr0rp0
Q.現代文の学校の授業ってどう活用したらいいの?
A.学校の授業の現代文と入試現代文とは、別の教科と考えた方がいいほどその性格が異なります。
学校の現代文は先生の言うことをノートにとってそれを復習しておけば定期考査でいい点が取れますが、
入試の現代文は試験会場で出会う未知の文章を自分の力だけで読み解かなければなりません。
そういうと、
「学校の現代文の授業は入試現代文に直接役に立たないのだから、真面目にやらなくてもいいや」
と言う人が出るかもしれませんが、それは行き過ぎです。
というのも、学校での現代文の授業も、無意識のうちに読書量の蓄積や語彙量の蓄積となって
入試現代文をやるうえでの基礎的体力になってる部分が確実にあるからです。
高1・高2で現代文の授業の手を抜いていると、高3になってからいざ入試現代文の勉強を始めようとしても
それまでの勉強不足の埋め合わせをするのに一苦労することになります。
ムキになってやる必要はありませんが、高1・高2では
学校の授業の方も教科書ガイドを用意しつつ適度にしっかりやっておくことが必要でしょう。
あと、東大・早稲田などの難関大学をねらうつもりの人は
高3以前の若干早いうちから入試現代文に慣れておいたほうがよいと思われます。(>>3-5参照)
でも、高1・高2のうちに読書を積んでおくことも怠りなく。
高3になってからは読書に時間をとることが難しくなるでしょうから。
30 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2008/07/15(火) 16:45:02 ID:oisEIMtI0
34 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:06:46 ID:jczEr0rp0
Q.現代文は復習をどのようにやればいいですか?何度も復習した方がいいのでしょうか?
A.現代文の復習のやり方は、問題集をやり終わったあとなどに
自分の解いた問題の「解答のプロセス」をたどるようにしましょう。
「答え」より「答えに至るプロセス」が大事なのです。
皆さんは、入試会場で出会う未知の文章を
その場で独力で読み解けるようにならないといけないのですから
一度解いた文章の答え「だけ」を覚えても仕方ないからです。
プロセスを自分がモノにできるまで、しっかり復習しましょう。
もっとも、古文・漢文で復習の占める意味が大きいのに比べると、現代文の場合は予習の比重が大きいとは言えます。
復習は復習で大事なのですが、新しい問題にコンスタントに取り組んでいくことが現代文という教科では大事です。
Q.過去問はいつやるものなのでしょうか?直前にまとめてやれば大丈夫でしょうか?
A.勘違いしないよう言っておきたいのですが、
現代文における最高の参考書は何かといえば、それは自分の志望校の過去問なのです。
現代文というのは各大学によって問題形式・出題傾向が大きく異なるので
結局最終的にはみんな過去問に取り組んでいかねばならないのです。
>>3-7にあるような参考書というのはみんな、
現代文を解く上での基礎的な方法論を習得でき過去問へと橋渡ししてくれる
その繋ぎに過ぎないということを忘れないようにしてください。
>>3-7の参考書でだいたい基礎的な方法論を身につけることができたら
ためらわず過去問に取り組んでいきましょう。
「過去問は直前になってからまとめてやるもの」というのは誤った思い込みです。
できるだけ多くの年度(あるいは同大学の他学部)の過去問を集め、
できるだけ長いスパンでじっくりそれらの問題に取り組んでいきましょう。
31 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2008/07/15(火) 16:45:51 ID:oisEIMtI0
35 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:07:40 ID:jczEr0rp0
Q.現代文を速く読むにはどうすれいいの?
A.最初から焦って「早く読もう」とばかり思っても、内容が理解できなくて結局何度も読み直すはめになるでしょう。
現代文を解くスピードというのは、問題演習で訓練を繰り返すうちに読解力がついてきて
「その結果として」スピードも上がっていくものなのです。
ですから、勉強しはじめた最初の時期からただ「早く読もう」と思っても、
それは本末転倒で無謀なことです。
Q.慶應大学志望です。現代文が入試科目にないので、そんなに力入れてやらなくてもいいですか?
A.慶應受験者で勘違いしてる人が結構いるようなのですが、
論文テストは、現代文の力がまず前提として求められます。
論文試験というのは、
<第一条件>問題文をまず正確に読み取ること
<第二条件>問題文を理解したうえで、そこから課題を読み取ること
<第三条件>課題を読み取った上で、その課題に的確に答える文章をしっかりした日本語で書くこと
と、このとおり論文はまず前提として現代文の力が要求されます。
現代文が苦手だとか文章読むのが苦手だとかなのに論文試験を受けようとするのは、無謀そのものです。
32 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2008/07/15(火) 16:46:16 ID:oisEIMtI0
36 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:08:51 ID:jczEr0rp0
Q.問題解く時に、解答プロセスとか考えるのめんどくさくて結局勘で解いてしまいます。
参考書とかも読んでるだけって感じで、全然方法論を身につける姿勢が起きません。
やっぱ予備校にいかないと現代文は力つかないのかなぁ?
A.予備校に行っても、講師に何もかも依存してしまうような気持ちだと全然伸びません。
予備校で勉強する際に陥りやすい落とし穴は、
授業受けただけで勉強した気になってしまい、自分で何とかしようって努力する気が削がれがちな点です。
現代文は、自分で徹底的に考えよう(精読)としないで勘で解いてる限り、成績は伸びません。
もちろん予備校もしっかり活用しようという気が当人にあればいい効果があがりますし、
時折添削を利用して自分の表現を検討するのはとても参考になることです。
しかし、「記述問題は手に負えないから先生にまかせちゃえ」と
依存しきっている体質ではいい成果はあがらないでしょう。
「現代文は添削じゃないと力つかん!」とか
「現代文は予備校じゃないと力つかん!」というふうに、
現代文を自習できない科目と思い込んで
自分で何とかしようとする努力を放棄してしまう人が結構いるようなのですが、
「現代文をそういう教科と思っているようなら、それは勘違いですよ」と言っておきます。
最終的に会場で問題を解くのは、先生ではなく「あなた自身」なのですから。
早稲田レベルを目指す人への勉強方の一案
86の言う最強というレベルがどの辺りなのかは想像するしかないですが、
「早稲田の過去問や模試、そして記述系の過去問にセンターで軒並み9割以上取れる」
と言うラインを指すとしたら、まぁ他の科目の勉強やったら?と言いたくもなりますがw、一案を提出。
1.本スレで挙げられている参考書や問題集を一通り(ある一つのシリーズだけで充分に可)
こなしていて、復習も何周かやっていて、9割程度の手法が自由に使えるレベルになっている。
2.その他の問題集や過去問などを解いて、自分がミスしやすい傾向や苦手な傾向を探る。
ここはあくまで個人個人違ってくるので一概には言えないです、
まぁそれでも結構間違うパターンは似通ってくるとは思うけど。
3.志望校の過去問とセンターの過去問を研究し尽くす。各々3回以上は解き直すw。
このレベルまで来ると、後は「知識量」がモノを言うわけです。
4.ついでに話題の新書や古典とされる(5~10年程度前のモノでもそうです)などを読んでみる。
知識を入れ出すと「思考」しなくなるので、常に記述系の問題などを解くことも忘れずにやる。
あとは最後の砦である「表現力」を、とにかく書いて磨くことを考えれば良いでしょう。
まぁココまでやって偏差値70行かないとしたら、努力不足か国語のある大学受けるのやめるかですね。
マヂで。w
34 名前:大学への名無しさん[] 投稿日:2008/07/15(火) 16:47:50 ID:oisEIMtI0
【現代文(特に評論)が苦手な人へ】
まずこの中でひとつでも意味を説明できない単語があるとしたら、
確実に知識不足です。はっきり言ってやばいです。
まず文中の抽象表現、難表現の意味は完璧に捉えられるようにして下さい。
本文を理解せずに問題を解くのは無謀です。
次に、問題となっている傍線部に着目してください。
ア~オとかの選択肢を見るのはもっと後の話です。
傍線は無闇に引かれているわけではありません。
絶対に問題となり得る要素が含まれているはずです。
(傍線部内容説明の場合はどこかに類似表現、
傍線部理由説明の場合はどこかに重要表現or理由)
なぜそこが問題になっているかを考えてください。
さらに、解答予想。前述の傍線部着目の段階で、
先に解答を自分で考えます。類似表現、重要表現等を探しているうちに、
おおよその解答は自然と出来上がってくるはずです。
最後に、選択肢と照らし合わせて確認してください。
予想と一致したならばほぼ確実にそれが正解のはずです。
フェイクの選択肢は作成過程の都合で、どうしても
的外れな本文引用、過剰表現、意味のすり替えを行わざるを得ません。
本文から解答を予想しようと試みる時点で、これらは出てくるはずが
ないのです。
ほんとに困った時は消去法でやってってください。
やはりポイントは上記の、「フェイクの時の三要素」を探すことです。
最終更新:2008年07月17日 01:31