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「騒ぐんじゃあ、ないよ?」
店員の口を押さえて、あたしは凄みをきかせる。普段コンプレックスな、低い声もこういうときは役に立つ。
「騒いだら、あんたのお腹がスリムになるからね」
ポケットからナイフを取り出す。一時期はやったバタフライナイフだ。それで店員のお腹をちょっとつっついてやったら、小さく悲鳴を上げた。
「さ、奥に行こうか? 黙って……下手な真似したら、お腹と背中がくっついちゃうよ?」
今度は背中を、指でなぞる。
「ひいぃぃっ……わ、わかりましたよぅ……」

場所は移動して、通路に店員を座らせる。
「抵抗するんじゃないよ」
「は、はいっ!」
「声を出すな!」
「はいっ!」
……駄目だ、あたしたち。
とりあえず、荷造りロープで後ろ手に縛り上げる。もうこれだけで店員は泣きそうだ。……あたしはちょっと調子に乗ってしまった。
首筋に、指を這わせる。
「あ、あの……」
「黙ってな」
もう片手で、店員の胸を……む?
「あっ、やめ、ちょっ」
もふもふ。ぷにぷに。……まさか!
「あんた……サイズは?」
「はい?」
「サイズだよ! 胸のサイズ!!」
「え、Fですぅ」

あたしは、この胸を親の敵のように縛り上げた。
搾り出すように! 痛くてもかまうもんか! 胸の大きい女は敵! Bでなにが悪い! Aよりは大きいじゃないか!
……完全に私怨で動いてしまった。それも、別に店員は悪くないってのに。

「!!」

失敗した。
あの縛り方だと、胸が強調されて、より素敵なコトに!!

「あんた……あたしをおちょくってるのかい!?」
「ふ、ふえええぇぇぇぇっっ!?」

その時。

「イラッシャイマセー♪」

店内から、機械音声が聞こえてきた。