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  • [長い間を抜け道にして]の変更点

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長い間を抜け道にして」(2007/04/21 (土) 00:27:04) の最新版変更点

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苦しい夢、俺の闇に灰の雫が落ちた。 欲しい物を手に入れると、悪夢に誓う。 苦い関係を結んだ黒い糸、千切れて何処かへ飛んだ。 誰も聞いてはくれない、俺の闇はドロドロになり、完全に 崩れ去った。 新しい言葉に慣れない頭、置いていかれた子供時代を忘れる。 Naoさんの悪い癖を知ったら、もっとカラダが沈むだろう。 そんな事を考えていたら、将が暗い顔でやってきた。 「分からねー・・・虎さんの言っている事が分からない・・・」 頭痛を抱えた人に見え、俺は変な考えをする。 「何・・変な事を言ってんだよ」 「沙我さん! どうしたって・・あー言えない」 隠し事は無しにしてくれ。 俺の前では絶対隠す、バレたくないのは分かってる、 それでも知りたかった秘密。 「隠し事とは珍しいんじゃないのか、俺の前ではそうだしな」 「へー・・・沙我さん鋭いね」 秘密の目を交わし、将は沙我の頬を触った。 返す言葉も無い。 「くそっ・・・」 黙ってみた、静かな会話で終わらせる。 何が何でも終わりたい、この部屋は可笑しい。 否定出来ぬこの手、払えば別の手が来ると知っても、 俺は黙って居た。 「こうしても、Naoさんの事を思う? 思っちゃ駄目だから・・・」 携帯の着信音が来ればどーにかなる。 「・・・勘弁してくれよっ・・・」 この手、別の物を触るんじゃないかって思う。 それでも俺は・・・。 ---- 2話に続く。

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