厄男@Wiki

楽しいこと

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calm3902

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楽しいことがあった後は
その出来事に心が奪われてしまい
必ず反動で落ち込んでしまう。
楽しかったら楽しかった分だけ
どこまでも、どこまでも落ち込んでゆく。

だから、楽しいことなんて嫌いだ。

ゴムボールみたいに落ちたら跳ね返ってくればいいのに…
まるで鉄球のように、ドスッという音を立て
その場に止まったままでいる。

重い…

重くて持ち上げられない…

心は私の身体の中から離れ
地面よりも、もっともっと低いところに落ちてゆく。


『心をおいて 身体だけおきると
 死ぬよりももっと つらいことになる』

      ―風の谷のナウシカ 6巻 67ページ

楽しいことがあった。
楽しすぎて、実際に起こっている出来事とは
その場では思うことができないくらい楽しかった。

でも、楽しい思い出は諸刃の剣だ。

「そのことを糧に頑張っていこう!!」
と思うことができる人もいれば、思い出から離れることができず
前に進むことができなくなってしまう人もいる。
そして時には、心を容赦無く切り裂く…。

後者に当たるのが、きっと
『心をおいて 身体だけがおきている』
という状態なのだろう。
私はいつもこっち側にいる人間であるから
『楽しい』ことはなるべく避けて生きてきた。

今まで上手く避けてきたのに
何で今回は『楽しみ』を選択してしまったのだろう?

本当だ、死ぬよりもつらい気がするよ…
そもそも、死ぬってつらいことなのだろうか?

『死』は『生』の『苦しみ』から逃れる
たった一つの方法であると同時に
それと同時に『生』の『喜び』を放棄してしまうことでもある。
『喜び』を感じることが嫌なのだったら
いっその事もう死んでしまった方が良いのかもしれない。

そんなことを想う、夏の日の夜。
暑さで脳神経がおかしくなっているのかもしれない…



カテゴリ: [心の深淵] - &trackback() - 2007年08月26日 19:28:32
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